MAZDA MODEL AXELA HYBRID 2016 アクセラハイブリッド|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ウォッシャーの操作
レバーを手前に引いている間、 ウォッシャー液が噴射
し、 ワイパーが数回作動します。
リヤウインドーデフォッガー ( 曇り取り ) スイッチ
¯Ô nリヤウインドーを熱線であたため、 曇りを取ります。
電源ポジションが ON のとき使用できます。
スイッチを押すと約 15 分間作動します。
作動中はスイッチ内の表示灯が点灯します。
作動を停止したいときは、 もう一度スイッチを押しま
す。
«™
Э
リヤウインドーの内側には熱線が取り付けてあります。清掃するときは熱線
を傷つけないようにしてください。
→ 463ページ「ガラス、 ミラーの手入れ」
ŒÝ
ハイブリッドシステム作動中に使用してください。また、 連続して長時間使用しない
でください。12V バッテリーがあがるおそれがあります。
ホーン
ハンドルのマーク周辺部を押すとホーンが鳴ります。
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2. 運転するときに
スイッチの使いかた
車両接近通報装置
車両接近通報装置は、 ガソリンエンジンが停止した状態での走行中に、 通報音で車両が接
近していることを歩行者に知らせる装置です。
車両接近通報装置は、 次の条件のときに作動します。
●車両を発進し、 車速が約 25km/h 以内のとき。
●減速して、 車速が約 22km/h 以下になったとき。
車両接近通報装置は、 一時的に停止することができます。通常は ON の状態で使用して
ください。
車両接近通報装置 OFF スイッチ
早朝、 深夜の住宅街での走行など、 騒音をおさえて走行したい場合、 車両接近通報装置の
通報音を一時的に停止するときに使用します。
1. 電源ポジションを ON にします。
2. 車両接近通報装置 OFF スイッチを押すと、 車両
接近通報音が一時的に停止し、 メーター内の車両
接近通報装置 OFF 表示灯が点灯します。
3. もう一度押すと車両接近通報装置が作動可能な状
態になり、 車両接近通報装置 OFF 表示灯が消灯
します。
ŒÝ
●電源ポジションを OFF にすると通報音の一時停止は解除され、 再び電源ポジショ
ンを ON にすると車両接近通報装置が作動可能な状態になります。
●車両接近通報装置が ON にもかかわらず、 通報音が聞こえない場合は、 安全で静
かな場所に停車してください。その後、 窓ガラスを開けシフトポジションを N に
し、 ブレーキペダルを放して通報音が聞こえるか点検してください。
●車両から通報音が聞こえないときは、 ただちにご購入のマツダ販売店で点検を受
けてください。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
ABS について
ABS とは
ABS(アンチロックブレーキシステム )は 、 すべりやすい路面での制動時に起こる車輪
のロックを防いで車の方向安定性を保ち、 操縦性を確保する装置です。
/
žc ”
ABS を過信せず安全運転に心がける。
ABS が作動した状態でも車の方向安定性や操縦性には限界があります。ま
た、 次のようなときには、 速度をひかえめにし、 車間距離を十分にとって運
転してください。ABS が装備されていない車に比べて制動距離が長くなる
ことがあるため、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
 ●ジャリ道、 新雪道を走行しているとき。
 ●タイヤチェーンを装着しているとき。
 ●道路の継ぎ目などの段差を乗り越えるとき。
 ●凸凹道や石だたみなどの悪路を走行しているとき。
«™
žc ”
前後輪とも必ず指定されたサイズや種類のタイヤを装着してください。指定
されたサイズや種類以外のタイヤを装着すると、 ABS が正常に作動しない
ことがあります。
ABS 装備車の取り扱い
急ブレーキを踏まなくてはいけないような状況に陥らないよう、 安全運転を心がけてくだ
さい。万一の危険な状況では、 次のようにしてください。
1. 危険を感じ急制動が必要なときは、 ためらわずブレーキペダルをしっかりと踏み込ん
でください。
2. ブレーキペダルを踏んだとき、 ペダルから小刻みな振動を感じることがあります。こ
れは ABS が正常に作動しているときの現象です。
3. 障害物を回避するときは、 ブレーキペダルを踏みながらハンドルを操作してください。
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2. 運転するときに
ABS について
ŒÝ
●ABS は低速(約 10km/h 以下 )では作動しませんが通常のブレーキ性能は確保
されています。
●次のようなとき、 エンジンルームから作動音が聞こえることがありますが異常で
はありません。


ハイブリッドシステムを始動
 (READY インジケーターが点灯 )  したとき


発進した直後



ハイブリッドシステムを停止して
1 ~ 2 分間経過したとき
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
ヒルローンチアシスト(HLA)について
ヒルローンチアシスト (HLA) とは
ヒルローンチアシスト(HLA)とは、 坂道発進を補助する機能です。坂道停車後の発進時、
ブレーキペダルからアクセルペダルに踏みかえる際の車両の後退を防ぎます。

な坂道でブレーキペダルを放したときに自動でブレーキ力を保持します。シフトポジ
ションが前進の位置のときは上り坂で作動し、 R のときは下り坂で作動します。
/
Э
ヒルローンチアシスト (HLA) を過信しない。
ヒルローンチアシスト ( HLA) はあくまでも発進するときの補助機能です 。
システムが作動する時間は限られています  
(
約 2 秒間 )  
ので、
システムを過
信して発進すると車両が動き出して思わぬ事故につながるおそれがあるため
危険です。発進時は周囲の安全を確認してください。積載の状態によって、
車両が意図せず動き出す可能性がありますのでご注意ください。
ŒÝ
●緩勾配の坂道ではヒルローンチアシスト( HLA)が作動しません 。また、 積載状
態によって作動する勾配が若干変化します。
●パーキングブレーキを引いているときや、 車両が完全に停車していないときはヒ
ルローンチアシスト  (HLA)  は作動しません。
●ヒルローンチアシスト(HLA)作動中にブレーキペダルが硬くなったりペダルが
振動することがありますが、 異常ではありません。
●TCS/DSC 作動表示灯が点灯しているときは、 ヒルローンチアシスト( HLA)は
作動しません。
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2. 運転するときに
エマージェンシーシグナルシステム(ESS)について
エマージェンシーシグナルシステム (ESS) とは
エマージェンシーシグナルシステム(ESS)は緊急制動時などに車両に急減速が生じたか
を判断し、 方向指示灯の点滅により、 後続車に注意をうながすシステムです。
エマージェンシーシグナルシステム
(

ESS)
作動中はすべての方向指示灯を自動的に高速
で点滅させます。


レーキペダルを放すか、 車両の減速度から急ブレーキではないと判断されたときにシス
テムは解除されます。
ŒÝ
 ●点滅について
すべての方向指示灯が高速点滅中に停車した場合、 すべての方向指示灯はブレー
キを踏んでいる間、 通常の周期で点滅し続けます。
 ●作動について
エマージェンシーシグナルシステム(ESS) は約 60km/h 以下のときは作動しま
せん。
●すべりやすい路面でブレーキを踏むと、 エマージェンシーシグナルシステム
(ESS)
 が作動しすべての方向指示灯が点滅することがあります。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
トラクションコントロールシステム(TCS)について
TCS とは
TCS(トラクションコントロールシステム )は 、 水にぬれた路面や雪道などのすべりや
すい路面での発進や旋回加速時に起こる駆動輪の空転を防ぎ、 適切な駆動力と操縦性を確
保する装置です。
/
žc ”
TCS を過信せず安全運転に心がける。
TCS が作動した状態でも駆動力の確保や車の操縦性には限界があり、 無理
な運転は思わぬ事故につながるおそれがあります。
ŒÝ
TCS が作動すると、 車体の振動を感じることがありますが、 異常ではありません。
TCS/DSC 作動表示灯
点灯するとき
●電源ポジションを ON にすると点灯し、 ハイブ
リッドシステムを始動すると消灯します。
●次のようなときはシステムの異常が考えられま
す。マツダ販売店で点検を受けてください。


電源ポジションを
ON にしても点灯しないと
き、 または点灯したままのとき。


走行中に点灯したとき。
点滅するとき
走行中に TCS または DSC が作動すると点滅します。
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2. 運転するときに
ダイナミック ・ スタビリティ ・ コントロール(DSC)について
DSC とは
DSC( ダイナミック・スタビリティ・コントロール )は、 すべりやすい路面での走行時や、
緊急回避など急激なハンドル操作による車両の横すべりをおさえるため 、 ABS や TCS
などにより、 ブレーキや駆動力を自動的に制御して、 車両の安定性を確保する装置です。
DSC は約 20km/h 以上で作動可能な状態になります。
「ABS について」、 「TCS について」 もあわせてお読みください。
→ 181ページ「ABS とは」
→ 185ページ「TCS とは」
/
žc ”
DSC を過信せず安全運転に心がける。
DSC が作動した状態でも車両の安定性や操縦性には限界があるため、 無理
な運転は思わぬ事故につながるおそれがあります。
特に DSC 作動表示灯が点滅しているときは、 車両が横すべりしやすい状態
になっています。慎重に運転してください。
«™
žc ”
DSC を正常に作動させるために次の点をお守りください。
 ●前後輪とも必ず指定されたサイズで、メーカー、銘柄、パターン ( 溝の模様 ) 
が同一のタイヤを装着してください。
 ●摩耗差の著しいタイヤを混ぜて使用しないでください。
 ●指定以外のサイズや、 異なる種類、 摩耗差の著しいタイヤを使用しない
でください。
ŒÝ
●タイヤチェーンや応急用スペアタイヤ装着時のように径の異なるタイヤを使用し
たときは、 DSC が正常に作動しないことがあります。
●次のようなとき、 エンジンルームから作動音が聞こえることがありますが異常で
はありません。


ハイブリッドシステムを始動
 (READY インジケーターが点灯 )  したとき


発進した直後



ハイブリッドシステムを停止して
1 ~ 2 分間経過したとき
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
TCS/DSC 作動表示灯
点灯するとき
●電源ポジションを ON にすると点灯し、 ハイブ
リッドシステムを始動すると消灯します。
●次のようなときはシステムの異常が考えられま
す。マツダ販売店で点検を受けてください。


電源ポジションを
ON にしても点灯しないと
き、 または点灯したままのとき。


走行中に点灯したとき。
点滅するとき
走行中に TCS または DSC が作動すると点滅します。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
i-ACTIVSENSE とは
i-ACTIVSENSE(アイ ・ アクティブセンス )とは 、 フォワードセンシングカメラ( FSC)


レーダーセンサーなどの検知システムを利用したマツダの先進安全 ・ 運転支援システム
の総称です。これらのシステムは、アクティブセーフティ技術とプリクラッシュセーフティ
技術で構成されています。
これらのシステムはあくまで、 ドライバーの安全運転を前提としたシステムであり、 運転
負荷や事故被害の軽減を目的としています。したがって、 各機能には限界がありますので
過信せず、 安全運転を心がけてください。
アクティブセーフティ技術とは
アクティブセーフティ技術とは、 安全 ・ 安心な運転を支援し、 事故を未然に防止する技術
です。
認知支援システム
夜間視界
アダプティブ ・LED・ ヘッドライト(ALH)........................................................... 190ページ
左右側面 ・ 後側方認知
車線逸脱警報システム(LDWS)............................................................... ............. 211ページ
ブラインド ・ スポット ・ モニタリング  (BSM) 
.................................................... 193ページ
標識認知
交通標識認識システム(TSR)............................................................... ................. 198ページ
運転者疲労検知
ドライバー ・ アテンション ・ アラート(DAA)..................................................... 205ページ
駐車場発進時後方認知
リア ・ クロス ・ トラフィック ・ アラート(RCTA).............................................. 207ページ
運転支援システム
車線逸脱
レーンキープ ・ アシスト ・ システム(LAS)......................................................... 211ページ
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