MAZDA MODEL ATENZA 2015 アテンザ|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
エンスト時、 エンジンが完全停止したあと 3 秒以内にクラッチペダルを再度踏み込
むとエンジンを再始動することができます。
次のようなときは、 クラッチペダルを踏み込んでも再始動させることができません。
●運転席のドアが開いているとき
●運転席のシートベルトが装着されていないとき
●エンスト後にクラッチペダルを完全に放していないとき
●エンジンが完全に止まっていない状態でクラッチペダルを踏んだとき
ギヤシフトインジケーター
ギヤシフトインジケーターは、 燃費のよい快適な走行をサポートします。メーター内で選
択したギヤ位置を表示し、 実際の走行状態に適したギヤ位置に変更するよう運転者に知ら
せます。
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表示 内容
ギヤ位置表示 現在のギヤ位置を表示
推奨ギヤ位置表示 走行状態に適したギヤ位置を
表示
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ギヤシフトインジケーターを過信しないでください。実際の走行状況では、
表示と異なるシフト操作が必要な場合があります。変速する前に道路や周囲
の状況を正確に判断してください。
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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
ŒÝ
次のようなとき、 ギヤシフトインジケーターは表示しません。
●停車時
●チェンジレバーがニュートラル位置または R のとき
●後退時
●走行中に 2 秒以上クラッチペダルを踏み続けたとき
オートマチックトランスミッション
オートマチック車の特性
オートマチック車は、 クラッチ操作とギヤの切り替えを自動化した車で、 その分操作の負
担が軽くなります。運転は楽になりますが、安易に運転することは禁物です。オートマチッ
ク車の特性を理解し、 正しい操作をする習慣をつけてください。
クリープ現象
●エンジンがかかっているとき、 セレクトレバーが P、 N 以外にはいっていると、 アク
セルペダルを踏まなくても車が動き出します。この現象をクリープ現象といいます。
●停車中は車が動かないようにブレーキペダルをしっかり踏み、 必要に応じてパーキン
グブレーキをかけてください。
●エンジン始動直後やエアコン作動時は、 エンジンの回転数が高くなりクリープ現象が
強くなります。ブレーキペダルをしっかり踏んでおいてください。
●渋滞や狭い場所での移動は、 クリープ現象を利用すると、 アクセルペダルを踏まずに
ブレーキ操作のみで速度を調節できます。
キックダウン
走行中にアクセルペダルをいっぱいに踏み込むと、 キックダウンすることができます。
●追い越しや高速道路での合流など、 加速が必要なときに行ないます。
●すべりやすい路面やカーブを走行するときは、 急激なアクセル操作はしないでくださ
い。
ŒÝ
アクセルペダルを踏み込んでいくと途中で重くなり、さらに踏み込むと軽くなります。
この踏力の変化はキックダウンさせるためのアクセルペダルの踏み込み量を容易に認
識し、 キックダウンさせる · させないをコントロールするための機能です。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
各位置の働き
·è«Äè̔ػïP ( パーキング )
駐車およびエンジンを始動する位置。
R ( リバース )
車を後退させる位置。
チャイムが鳴り、 セレクトレバーが R にはいってい
ることを運転者に知らせます。
N ( ニュートラル )
動力が伝わらない位置。
エンジンを始動することはできますが、 安全のため P の位置で行なってください。
D ( ドライブ )
通常走行する位置。
車速に応じて 1 速から 6 速までを自動変速します。
M ( マニュアル )
マニュアル走行する位置。
ギヤ位置を手動で切り替えることができます。
→ 183ページ「マニュアルモード」
シフトロック装置
シフトロック装置は、 発進時の誤操作を防ぐためのものです。
ŒÝ
電源ポジションが ACC または OFF のときは、 セレクトレバーを P から動かすこと
はできません。
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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
シフトロック装置の解除
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万一、 セレクトレバーを P から操作できないときは、
カバーをはずし、 ブレーキペダルを踏み、 マイナスド
ライバーなどで解除ボタンを押したままセレクトレ
バーを操作します。
ŒÝ
マイナスドライバーなどを使用するときは、 先端に布などを巻いてください。マイナ
スドライバーなどが直接カバーにあたると、 傷がつくおそれがあります。
セレクトレバーの操作
レバー操作
ブレーキペダルを踏んだまま、 セレ
クトレバーボタンを押して操作しま
す。
セレクトレバーボタンを押さずその
まま操作します。
セレクトレバーボタンを押して操作
します。
ŒÝ
 ●誤作動防止について
の操作は、 誤作動防止のため、 各ギヤ位置ごとに節度をつけ確実に行なって
ください。
 ●先にブレーキペダルを踏んでから操作する
セレクトレバーを P から操作するとき、 セレクトレバーボタンを押したままブ
レーキペダルを踏むと操作できないことがあります。先にブレーキペダルを踏ん
でから操作してください。
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運転する

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快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
AAS モードについて
AAS(アクティブアダプティブシフト )モードとは 、 運転者が快適に運転するため、 道
路の状況や運転者の操作に最適なシフトポイントを自動的にコントロールするモードで
す。
セレクトレバーが D の状態で、 登り坂や下り坂、 コーナーや高地を走行したり、 アクセ
ルペダルをすばやく操作することで AAS モードになる場合があります。
走行状態、 路面状態、 シーンや操作に応じて、 最適なギヤ位置を維持するためシフトチェ
ンジが遅れたり、 行なわれない場合がありますが、 異常ではありません。
マニュアルモード
セレクトレバーを D から M にいれるとマニュアル
モードになります。
マニュアルモードでは、 ギヤ位置を手動で切り替える
ことができます。
セレクトレバーを M から D にいれるとマニュアル
モードが解除されます。
ŒÝ
●停車時にマニュアルモードにした場合、 ギヤは 1 速になります。
●D レンジ 5 速走行時にアクセルペダルを踏み込まずにマニュアルモードにした場
合、 ギヤは 4 速になります。また、 D レンジ 6 速走行時にアクセルペダルを踏
み込まずにマニュアルモードにした場合、 ギヤは 5 速になります。
表示灯
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マニュアルモード表示
マニュアルモードにすると、 メーター内にあるセレク
トレバー位置表示灯の M が点灯します。
ギヤ位置表示
ギヤ位置が表示されます。
高速走行中、速度によりシフトダウンできないときは、
ギヤ位置表示が 2 回点滅します。
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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
ŒÝ
自動変速になる場合があります
オートマチックトランスミッションフルード(ATF)の温度が高温になると 、 ギヤ位
置表示が消灯しマニュアルモードが解除されるため自動変速になる場合があります。
これは AT を保護するための正常な機能です。しばらくして ATF 温度が下がるとギ
ヤ位置表示が再び点灯しマニュアルモードでの走行が可能になります。
シフトチェンジ ( 変速 ) のしかた
セレクトレバー、 または、 ステアリングシフトスイッチによりシフトチェンジすることが
できます。
シフトアップ (M1 → M2 → M3 → M4 → M5 → M6)
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( セレクトレバーでの操作 )
セレクトレバーを側に動かすとシフトアップ( 高速
ギヤに変速 )します。
( ステアリングシフトスイッチでの操作 )
ステアリング右裏側の UP スイッチ(/OFF)を手
前に引くとシフトアップ( 高速ギヤに変速 )します。
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運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●低速時は速度によりシフトアップできないことがあります。
●マニュアルモードではタコメーターの指針がレッドゾーンにはいらないように運
転してください。なお、 エンジン回転数が高いとき、 エンジン保護のため自動的
にシフトアップする場合があります。
●ステアリングシフトスイッチは、 走行中セレクトレバーが D レンジでも、 一時的
に使用することができます。また、 UP スイッチ(/OFF)を一定時間以上手前
に引いたときは自動変速に戻ります。
シフトダウン (M6 → M5 → M4 → M3 → M2 → M1)
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( セレクトレバーでの操作 )
セレクトレバーを側に動かすとシフトダウン( 低速
ギヤに変速 )します。
( ステアリングシフトスイッチでの操作 )
ステアリング左裏側の DOWN スイッチ()を手前
に引くとシフトダウン( 低速ギヤに変速 )します。
/
高速走行中、 またはぬれた路面や積雪路、 凍結路を走行している
ときは、 急激なエンジンブレーキの使用 ( シフトダウン ) は避け
る。
タイヤがスリップし、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
ŒÝ
●高速走行中は、 速度によりシフトダウンできないことがあります。
●減速中は、 速度により自動的にシフトダウンします。
●マニュアルモードでも、 アクセルペダルをいっぱいに踏み込むとキックダウンし
ます。
→180ページ「オートマチック車の特性」
2 速固定モード
車速が約 10k m/h 以下のときにセレクトレバーを側に動かして 2 速にすると 2 速固
定モードになり、 ギヤ位置は 2 速に固定されます。雪道などすべりやすい路面での発進
や走行がしやすくなります。
2 速固定モードのときに、 セレクトレバーを
側または側に動かして 2 速以外にすると
2 速固定モードは解除されます。
シフトチェンジ ( 変速 ) 制限速度
マニュアルモードでは、 各ギヤ位置において次の表のような制限速度を設けています。制
限速度範囲内のときにセレクトレバーを操作すると変速します。
シフトアップ
制限速度より低いときはシフトアップしません。
シフトダウン
制限速度を超えているときはシフトダウンしません。
制限速度を超えていてシフトダウンしなかった場合には、 ギヤ位置表示が 2 回点滅し、
変速できないことを運転者に知らせます。
キックダウン
走行中にアクセルペダルをいっぱいに踏み込むと、 シフトダウンします。
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運転する

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快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
2 速固定モード時も、 キックダウンでシフトダウンします。
オートシフトダウン
減速中は、 速度により自動的にシフトダウンします。
ŒÝ
2 速固定モード時は、 2 速のまま停車します。
ダイレクトモード¬è”Å“7
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セレクトレバーを D の位置で走行中、 ステアリング
シフトスイッチを操作すると一時的にギヤ位置を切り
替えることができます。
ダイレクトモードのときは、 表示灯に D と M が点灯
し、 使用しているギヤ位置が表示されます。
ダイレクトモードは、次の状態になると解除されます。
●UP スイッチ(/OFF)を一定時間以上手前に引
いたとき
●一定時間以上走行したとき( 操作時の走行状態に
より時間は異なります )
●停車したとき、 または、 低速走行になったとき
オートマチック車を運転するときに
発進または後退するとき
/
アクセルペダルを踏んだままセレクトレバーを操作しない。
車が急発進し思わぬ事故につながるおそれがあります。
マニュアル車では発進時の速度をクラッチ操作とアクセル操作を併用して調節しますが、
オートマチック車ではアクセル操作のみで行いますので、 アクセル操作は慎重に行ってく
ださい。
1. ブレーキペダルを踏んだまま、 セレクトレバーを操作します。
前進 ···D、 M
後退 ···R
2. セレクトレバーの位置を確認します。
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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
3. パーキングブレーキを解除します。
4. ブレーキペダルを徐々にゆるめ、 アクセルペダルをゆっくり踏み発進します。
«™
後退時は身体を後ろにひねった姿勢になります。ブレーキペダルを確実に踏
めるよう注意してください。
ŒÝ
●セレクトレバーを R にいれるとチャイムが鳴り、 セレクトレバーが R にはいっ
ていることを運転者に知らせます。
●少し後退したときなどはセレクトレバーを R にいれたことを忘れてしまうことが
あります。後退したあとは、 すぐにセレクトレバーを N にもどし、 発進時にはセ
レクトレバーの位置を確認してください。
急な坂道での発進
パーキングブレーキをかけたまま、 アクセルペダルをゆっくり踏み、 車が動く感触を確認
しながらパーキングブレーキを解除します。
走行するとき
通常走行
セレクトレバーを D にいれて走行します。アクセルとブレーキの操作で加速 / 減速します。
ギヤは 1 速から 6 速の間で、 自動的に変速されます。
マニュアルモード走行
停車中または走行中にセレクトレバーを D から M にいれると、 マニュアルモードにセッ
トされ、 マニュアルトランスミッションのような操作ができます。
→183ページ「マニュアルモード」
急加速
セレクトレバーが D または M のとき、 アクセルペダルをいっぱいに踏み込むと、 キック
ダウンして急加速できます。
急な上り坂での走行
坂の勾配に応じ、 マニュアルモードで変速してください。エンジン回転の変化が少ないな
めらかな走行ができます。
下り坂での走行
エンジンブレーキが必要なときは、 マニュアルモードにして、 低速ギヤにシフトダウンし
てください。
マニュアルモードのときは、走行速度にあわせて 1 段ずつシフトダウンし、エンジンブレー
キを併用してください。
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