MAZDA MODEL ATENZA 2015 アテンザ|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
車線逸脱警報
車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断すると、 警報( ビープ音が鳴る、 ランブ
ル音*1が鳴る、 またはハンドルの振動 )とともに、 逸脱する可能性があるとシステムが
判断した方向をアクティブドライビングディスプレイ、 またはマルチインフォメーション
ディスプレイに表示します。
ŒÝ
●車線逸脱警報の種類をビープ音 / ランブル音*1に設定しているときは、 外部の騒
音など状況によっては、 警報音が聞こえない場合があります。
●車線逸脱警報の種類をハンドル振動に設定しているときは、 路面状況によっては、
振動を感じない場合があります。
●ハンドル操作のアシストを作動にしているときは、 警報の作動 / 非作動を設定変
更できます。( ハンドル操作のアシストを非作動に設定変更しているときは、 警
報を非作動に設定することはできません。)
→538
ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
●レーンキープアシストシステム(LAS) & 車線逸脱警報システム (LDWS) は、 ハ
ンドル操作のアシスト作動 / 非作動設定に関係なく、 次の設定を変更できます。
運転するときには必ず設定状況を確認し、 必要に応じて設定を変更してください。
→538
ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
•警報( ハンドルの振動 )の強弱
•警報音量
•警報の種類( ハンドル振動 / ビープ音 / ランブル音*1)
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
*1道路舗装表面の一部に一定間隔で溝を配置し、 車がその上を通過するときにゴト
ゴトという振動と音を発生させることで、 車線の逸脱を運転者に知らせる注意喚
起舗装路をランブルストリップスといいます。ランブル音とは、ランブルストリッ
プスを通過するときに発生する音を疑似的に作り出した音です。
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ATENZA_Qツ_3版.indb 2602015/05/07 15:30:02

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
スマートシティブレーキサポート [ 前進時 ] (SCBS F) と

スマートシティブレーキサポート[ 前進時 ]( SCBSF )は車速が約 4k m/h ~約
30km/h で走行中に前方車をレーザーセンサー(フロント )が検知し 、 前方車との衝突
を回避できないと判断したときに、 ブレーキ制御(SCBSブレーキ ) を行なう装置で、 衝
突時の被害を軽減します。また自車と前方車との相対速度が約 20km/h より低いときは、
衝突を回避できる場合があります。なお、 約 4km/h ~約 30k m/h でシステム作動範
囲に入っているときに、 運転者がブレーキペタルを踏んだときは、 ブレーキが素早く確実
にかかるよう補助します。( ブレーキアシスト(SCBSブレーキアシスト ))
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
/
システムを過信しない
 ●スマートシティブレーキサポート [前進時 ]  (SCBS  F)  は、 あくまでも
衝突時の被害を軽減するシステムです。システムを過信してアクセルや
ブレーキなどの操作を怠ると思わぬ事故につながるおそれがあります。
 ●スマートシティブレーキサポート [前進時 ] ( SCBS F ) は 、 前方車 ( 4
輪車両 ) に対して作動するシステムです。2 輪車や歩行者に対しては作
動保障しません。
 ●スマートシティブレーキサポート [前進時 ]  (SCBS  F)  のレーザーセン
サー ( フロント ) はルームミラー付近に設置され、AT 誤発進抑制制御 [ 前
進時 ] と共用しています。スマートシティブレーキサポート  (SCBS)  の
正しい作動のため、 次のことをお守りください。
• レーザーセンサー (フロント ) 付近のフロントガラス表面にステッ
カー (透明なものを含む ) などを貼り付けないでください 。レーザー
センサー (フロント ) が前方車や障害物を正しく検知できず思わぬ事
故につながるおそれがあります。
• フロントガラスにガラスコーティング剤などを使用しないでください。
レーザーセンサー ( フロント ) が前方車や障害物を正しく検知できず
思わぬ事故につながるおそれがあります。
• レーザーセンサー ( フロント ) の分解などを行なわないでください。
• 飛び石などでフロントガラスのレーザーセンサー ( フロント ) 周辺に
傷などが認められるときは、 ただちにスマートシティブレーキサポー
ト [前進時 ] (SCBS  F)  の使用を停止し、 必ずマツダ販売店で点検を
受けてください。レーザーセンサー (フロント ) の周辺にひび割れや
引っかき傷などがあるまま運転を続けると意に反して作動し、 思わぬ
事故につながるおそれがあります。
作動を停止させるときは次のページを参照してください。
→538
ページ「設定変更 ( カスタマイズ機能 )」
• フロントガラスやフロントワイパーを交換する際は、 マツダ販売店に
相談してください。
サスペンションを改造しない
車高や車の傾きが変わると前方車や障害物を正しく検知できないため、 スマー
トシティブレーキサポート [ 前進時 ]  (SCBS  F)  が正常に作動しなくなった
り、 誤って作動し、 重大な事故につながるおそれがあります。
ATENZA_Qツ_3版.indb 2622015/05/07 15:30:03

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
«™
草の生い茂った場所や、 オフロードなど悪路を走行する際はスマートシティ
ブレーキサポート [ 前進時 ] (SCBS F) を停止してください。
4 輪ともすべて指定されたサイズで、 同一メーカー ・ 同一銘柄 ・ 同一トレッ
ドパターンのタイヤを使用してください。また、 磨耗差の著しいタイヤを混
ぜて使用しないでください。タイヤを混ぜて使用すると、 スマートシティブ
レーキサポート [ 前進時 ]  (SCBS  F)  が正常に作動しなくなるおそれがあり
ます。
レーザーセンサー (フロント ) は 、 ガラスの汚れを検知してお知らせする機
能を備えていますが、ビニール袋や氷、雪などが付着した場合など、状況によっ
ては検知できない場合があります。このようなときは前方車を正しく判断で
きず、 正しい制御ができないおそれがあります。常に前方を注意して運転し
てください。
シャシーローラーを使用するときは、 シャシーローラー上を走行中に誤って
作動しないようにシステムを停止してください。
→538
ページ「設定変更 ( カスタマイズ機能 )」
ŒÝ
●スマートシティブレーキサポート[ 前進時 ] (SCBS F) は、 運転者が意図的に運
転操作( アクセル操作、 ハンドル操作 )を行なったときは作動しません。
●スマートシティブレーキサポート[前進時 ] (SCBS F) は次の条件のとき作動し
ます。
•エンジンがかかっているとき
•マルチインフォメーションディスプレイに「前進時 SCBS 作動しません」と
表示されていないとき
•車速が約 4km/h ~約 30km/h のとき
•スマートシティブレーキサポート[ 前進時 ](SCBSF)を停止していないとき
•DSC が故障状態でないとき
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●スマートシティブレーキサポート[前進時 ] (SCBS F) は近赤外線レーザー光を
照射し、 前方車のリフレクター(反射板 )か らの反射を測定して前方車を検知し
ています。そのため、 次のようなときは、 スマートシティブレーキサポート[ 前
進時 ](SCBSF)が作動しない場合があります。
•車両形状等により反射作用が低い車両
•前方車が著しく汚れているとき
•雨 ・ 霧 ・ 雪など天候が悪いとき
•ウインドーウォッシャー使用中や降雨時にワイパーを使用していないとき
•フロントガラスが汚れているとき
•ハンドルを大きく切った状態や、 アクセルを踏み込んだ状態で、 前方車に接近
しているとき
•荷台の低いトラック、 極端に車高の低い車両や車高の高い車両
•キャリアカーなど、 特殊な形状をした車両
●次のような状態のときはスマートシティブレーキサポート[前進時 ]( SCBSF )
が正常に作動しない場合があります。
•荷室やリヤシートへ重い荷物をのせたとき
•前方車と部分的な接触の可能性があるとき
•カーブが連続する道路やカーブの出入口を走行しているとき
•ルーフレールなどを装着してレーザーセンサー(フロント ) をおおうような長
尺物をのせたとき
•前方車の排気ガス、 砂や雪、 マンホールやグレーチングなどからの水蒸気など
による煙、 水しぶきが巻きあがっているとき
•偏摩耗の著しいタイヤを装着して走行しているとき
●次のようなときはレーザーセンサー(フロント )が 前方車と判断し、 スマートシ
ティブレーキサポート[ 前進時 ](SCBSF)が作動する場合があります。
•カーブ入口に路側物があるとき
•カーブで対向車両とすれ違うとき
•路面上に金属物、 段差または突起物があるとき
•ETC ゲートを通過するとき
•ビニールカーテン、 旗などを潜って通行するとき
•パイロンなどのプラスチック類
•2 輪、 歩行者、 動物や立ち木
 ●( マニュアル車 )
SCBS ブレーキの作動により車両が停止した場合、 クラッチペダルを踏み込まな
いとエンジンが停止します。
ATENZA_Qツ_3版.indb 2642015/05/07 15:30:03

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
自動ブレーキ作動表示
SCBS ブレーキ作動中やブレーキアシスト( SCBS
ブレーキアシスト )作動中に、アクティブドライビン
グディスプレイ、 またはマルチインフォメーション
ディスプレイに「SCBS 自動ブレーキ作動」と表示
されます。
ŒÝ
●SCBS ブレーキ作動中やブレーキアシスト( SCBSブレーキアシスト )作動中
は、 衝突警報音が断続的に鳴ります。
→510ページ「チャイムがなったときは」
●SCBS ブレーキの作動により車両が停止した場合、ブレーキペダルを踏まないと、
約 2 秒後にチャイムが鳴り、 SCBS ブレーキが自動的に解除されます。
スマートシティブレーキサポート [ 前進時 ] (SCBS F) を停止させるに

スマートシティブレーキサポート[ 前進時 ](SCBSF)を作動しないようにできます。
→538ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
スマートシティブレーキサポート[ 前進時 ]( SCBS
F)を作動しないようにすると、 スマートシティブレー
キサポート(SCBS)OFF 表示灯が点灯します。
ŒÝ
●スマートシティブレーキサポート[前進時 ] (SCBS F) を作動しないようにする
と、 スマートブレーキサポート(SBS)も作動しなくなります。
●スマートシティブレーキサポート[前進時 ] (SCBS F) を停止した状態でエンジ
ンを停止した場合、 次にエンジンを始動するとスマートシティブレーキサポート
[ 前進時 ](SCBSF)は作動可能な状態にもどります。
ATENZA_Qツ_3版.indb 2652015/05/07 15:30:03

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
AT 誤発進抑制制御 [ 前進時 ] とは ( オートマチック車 )
AT 誤発進抑制制御[前進時 ] は車両が徐行中 ( 約 10 km/h 以下 ) や停車時、 前方に車
や壁などの障害物があるにも関わらず、 必要以上にアクセルペダルが踏み込まれた( アク
セルペダルを踏み間違えたと判断した )ときに、エンジン出力を抑制することで、 衝突時
の被害を軽減します。システム作動中は、 AT 誤発進抑制制御[ 前進時 ]表示で作動中を
お知らせすると同時に、 警報音で運転者に警告します。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●AT 誤発進抑制制御[ 前進時 ]は次の条件のときに作動します。
•エンジンがかかっているとき
•スマートシティブレーキサポート(SCBS)を停止していないとき
•DSCOFF スイッチを押して DSC を作動停止状態にしていないとき
•マルチインフォメーションディスプレイに「前進時 SCBS 作動しません」と
表示されていないとき
•セレクトレバーが D/M レンジのとき
●レーザーセンサー( フロント )の 検知能力には限界があります。次のようなとき
は、 AT 誤発進抑制制御[ 前進時 ]が作動しない場合があります。
•前方車が著しく汚れているとき
•フロントガラスに氷、 曇り、 雪、 霜、 汚れ、 ビニール袋等の異物が付着してい
るとき
•ウインドーウォッシャー使用中や降雨時にワイパーを使用していないとき
●次のような障害物は AT 誤発進抑制制御[ 前進時 ]が作動しない場合があります。
•障害物の高さが低いとき( 低い壁、 低いガードレール、 トレーラーなどの後部 )
•障害物が小さいとき
•障害物が細いとき( 標識の支柱など )
•障害物が自車の中心から外れた位置にあるとき
•黒い障害物、 汚れた障害物( レーザーが反射しにくい障害物 )
•フェンス、 ガラスなどレーザーが透過( 通過 )する障害物
•荷台の低いトラック、 極端に車高の低い車両や車高の高い車両
•キャリアカーなど、 特殊な形状をした車両
●次のような状態のときは AT 誤発進抑制制御[ 前進時 ]が作動しない場合があり
ます。
•急カーブ、 急な坂道のとき
•ハンドルを大きく切っているとき
•ボンネットの上に雪などの障害物があるとき
ATENZA_Qツ_3版.indb 2672015/05/07 15:30:04

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●次のような状態のときは、 AT 誤発進抑制制御[前進時 ]が正常に作動しない場
合があります。
•雨 ・ 霧 ・ 雪など天候が悪いとき
•前方車の排気ガス、 砂や雪、 マンホールやグレーチングなどからの水蒸気など
による煙、 水しぶきが巻きあがっているとき
•荷室やリヤシートへ重い荷物をのせたとき
•障害物などと部分的な接触の可能性があるとき
•カーブが連続する道路やカーブの出入口を走行をしているとき
•ルーフレールなどを装着してレーザーセンサー(フロント ) をおおうような長
尺物を装着したとき
•車、 二輪車、 自転車などが横から割り込んだり、 飛び出してきたとき
•自車が進路変更を行い、 障害物のすぐ後ろに接近したとき
●次のようなときは、 レーザーセンサー(フロント )が 障害物と判断し、 AT 誤発
進抑制制御[ 前進時 ]が作動する場合があります。
•道路沿いの草木、 垣根、 車両、 壁、 フェンスを感知しているとき
•草の生い茂った場所や、 オフロードなど悪路を走行するとき
•低いゲート、 狭いゲート、 洗車機、 トンネルなどを通行するとき
•路面上に金属物、 段差または突起物があるとき
•ビニールカーテン、 旗などを潜って通行するとき
•パイロンなどのプラスチック類
•完全に開いていない駐車場ゲートや遮断器
•シャシーダイナモなど使用するとき
•キャリアカーに積載するとき
AT 誤発進抑制制御表示
AT 誤発進抑制制御[前進時 ]が作動中に 、 アクティ
ブドライビングディスプレイ、 またはマルチインフォ
メーションディスプレイに表示します。
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