MAZDA MODEL AXELA 2016 アクセラ|取扱説明書 (in Japanese)

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199
運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
TCS/DSC 作動表示灯
点灯するとき
●電源ポジションを ON にすると点灯し、 しばらく
すると消灯します。
●次のようなときはシステムの異常が考えられま
す。マツダ販売店で点検を受けてください。
•電源ポジションを ON にしても点灯しないと
き、 または点灯したままのとき。
•走行中に点灯したとき。
点滅するとき
走行中に TCS または DSC が作動すると点滅します。
DSC OFF スイッチ
スイッチを押すと TCS/DSC が停止され、 メーター
内の DSCOFF 表示灯が点灯します。
もう一度押すと TCS/DSC が作動可能な状態にな
り、 DSCOFF 表示灯が消灯します。
ŒÝ
●ぬかるみや新雪などからの脱出時に TCS が作動し、 アクセルペダルを踏み込ん
でもエンジンの出力が上がらず、 脱出困難なときに TCS/DSC を停止します。
●TCS/DSC を停止した状態でエンジンを停止した場合、 次にエンジンを始動する
と TCS/DSC は作動可能な状態にもどります。
●TCS/DSC を停止したときは、 TCS/DSC が装備されていない車と同じ走行性
能になります。
●DSCOFF スイッチを 10 秒以上押し続けると、 その後 DSCOFF スイッチを押
しても TCS/DSC を停止することができなくなります。
その場合、 一度電源ポジションを OFF にして、 再度電源ポジションを ON にす
ると、 通常の DSCOFF スイッチの操作が可能になります。
AXELA_Bセ_初版.indb 1992015/07/06 15:18:18

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2. 運転するときに
ダイナミック ・ スタビリティ ・ コントロール(DSC)について
DSC OFF 表示灯
点灯するとき
●電源ポジションを ON にすると点灯し、 しばらく
すると消灯します。
●DSCOFF スイッチを押して、TCS/DSC を停止
すると点灯します。
●次のようなときはシステムの異常が考えられま
す。マツダ販売店で点検を受けてください。
•電源ポジションを ON にしても点灯しないと
き、 または点灯したままのとき。
•TCS/DSC を停止していないのに点灯したと
き。
AXELA_Bセ_初版.indb 2002015/07/06 15:18:18

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
i-ACTIVSENSE とは¬è”Å“7
÷
‹
i-ACTIVSENSE( アイ ・ アクティブセンス )とは、 フォワードセンシングカメラ(F SC)
やレーダーセンサーなどの検知システムを利用したマツダの先進安全 ・ 運転支援システム
の総称です。これらのシステムは、アクティブセーフティ技術とプリクラッシュセーフティ
技術で構成されています。
これらのシステムはあくまで、 ドライバーの安全運転を前提としたシステムであり、 運転
負荷や事故被害の軽減を目的としています。したがって、 各機能には限界がありますので
過信せず、 安全運転を心がけてください。
アクティブセーフティ技術とは
アクティブセーフティ技術とは、 安全 ・ 安心な運転を支援し、 事故を未然に防止する技術
です。
認知支援システム
夜間視界
アダプティブフロントライティングシステム(AFS)..........................................203ページ
ハイビームコントロールシステム(HBC)............................................................204ページ
左右側面 ・ 後側方認知
車線逸脱警報システム(LDWS)............................................................................206ページ
ブラインドスポットモニタリング(BSM)............................................................213ページ
車間認知
車間認知支援システム(DRSS).............................................................................219ページ
駐車場発進時後方認知
リアクロストラフィックアラート(RCTA)..........................................................222ページ
運転支援システム
車間距離
マツダレーダークルーズコントロール(MRCC).................................................225ページ
プリクラッシュセーフティ技術とは
プリクラッシュセーフティ技術とは、 事故が避けづらい状況での衝突回避、 避けられず衝
突した際の被害低減を図る技術です。
低速度域衝突被害軽減
前進時
スマートシティブレーキサポート(SCBS)..........................................................235ページ
AT 誤発進抑制制御
..................................................................................................240ページ
中 ・ 高速度域衝突被害軽減
スマートブレーキサポート(SBS)........................................................................244ページ
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
カメラ、 センサーについて
フォワードセンシングカメラ (FSC)
フォワードセンシングカメラ(FSC)は、 車線表示を検知したり、 夜間走行時にはヘッド
ランプ、テールランプ、街灯を認識したりしています。フォワードセンシングカメラ(FSC)
は、 次のシステムが共用しています。
●ハイビームコントロールシステム(HBC)
●車線逸脱警報システム(LDWS)
フォワードセンシングカメラ(FSC)は、 フロントガラスの上のルームミラー付近に設置
されています。
→247
ページ「フォワードセンシングカメラ(FSC)について¬è”Å“7
÷
‹」
レーダーセンサー ( フロント )
レーダーセンサー( フロント )は、 レーダーセンサーから送信される電波が前方車や障害
物に反射し、もどってきた電波により対象物を検知します。レーダーセンサー( フロント )
は次のシステムが共用しています。
●マツダレーダークルーズコントロール(MRCC)
●車間認知支援システム(DRSS)
●スマートブレーキサポート(SBS)
レーダーセンサー( フロント )は、 ラジエーターグリルの裏側に設置されています。
→250ページ「レーダーセンサー( フロント )について¬è”Å“7
÷
‹」
レーザーセンサー ( フロント )
レーザーセンサー( フロント )は、 近赤外線レーザー光を照射し、 前方車のリフレクター
( 反射板 )や前方の障害物からの反射を測定して検知しています。レーザーセンサー( フ
ロント )は次のシステムが共用しています。
●スマートシティブレーキサポート(SCBS)
●AT 誤発進抑制制御
→ 253
ページ「レーザーセンサー( フロント )について¬è”Å“7
÷
‹」
レーダーセンサー ( リア )
レーダーセンサー( リア )は、 レーダーセンサーから送信される電波が後方からの接近車
両や障害物に反射し、 もどってきた電波を検知することで制御しています。レーダーセン
サー( リア )は次のシステムが共用しています。
●ブラインドスポットモニタリング(BSM)
●リアクロストラフィックアラート(RCTA)
レーダーセンサー( リア )はリヤバンパーの内側に左右 1 つずつ設置されています。
→255ページ「レーダーセンサー( リア )について¬è”Å“7
÷
‹」
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
AFS ( アダプティブフロントライティングシステム ) につい
て¬è”Å“7
÷
‹
AFS( アダプティブフロントライティングシステム )は、 エンジン回転中、 ヘッドランプ
が点灯しているとき、 ハンドルの操作にあわせてヘッドランプの照らす方向を左右に自動
で調節するシステムです。
ŒÝ
通行区分( 左側通行、 右側通行 )の反対側を走行しても、 対向車がまぶしくないヘッ
ドランプを装備しています。そのため、 一時的に自動車の通行区分( 左側通行、 右側
通行 )の反対側を走行するときに、ヘッドランプの光軸を調整する必要はありません。
AFS OFF 表示灯
点灯するとき
電源ポジションを ON にすると点灯し、 しばらくす
ると消灯します。
AFSOFF スイッチを押してシステムを解除すると、
メーター内の AFSOFF 表示灯が点灯します。
点滅するとき
AFSOFF 表示灯が点滅し続けるときはシステムの異
常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてくだ
さい。
AFS OFF スイッチ
AFSOFF スイッチを押すことにより AFS を解除す
ることができます。
もう一度スイッチを押すと、 AFSOFF 表示灯が消灯
し、 AFS が作動可能な状態になります。
AXELA_Bセ_初版.indb 2032015/07/06 15:18:20

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ハイビームコントロールシステム (HBC) とは¬è”Å“7
÷
‹
ハイビームコントロールシステム(HBC)は、 フォワードセンシングカメラ(F SC)を使
用することにより夜間走行時に前方の状況を判断し、ヘッドランプの上向き( ハイビーム )
と下向き( ロービーム )を自動的に切り替えるシステムです。
→247ページ「フォワードセンシングカメラ(FSC)について¬è”Å“7
÷
‹」
車速約 30km/h 以上で走行中に、 前方に前方車や対向車がいないときは、 ヘッドランプ
は上向き( ハイビーム )に切り替わります。
次のときは、 ヘッドランプは下向き( ロービーム )に切り替わります。
●前方に前方車や対向車のランプ類を検知したとき
●街灯が並んでいるエリアや、 路面の明るい街中を走行しているとき
●車速が約 20km/h 未満のとき
ハイビームコントロールシステム(H BC)が対象物を認識できる距離は、 周囲の状況によ
り異なります。
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Э
サスペンションの改造、 ヘッドランプユニットの改造、 カメラの取りはずし
を行わないでください。ハイビームコントロールシステム (H BC) が正 常に
作動しなくなるおそれがあります。
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システムを過信せず、 常に周囲の状況に注意を払い、 必要に応じて上向き ( ハ
イビーム ) と下 向き ( ロ ービーム ) を手 動で切り替えるなど、 安全運転に心
がけてください。
AXELA_Bセ_初版.indb 2042015/07/06 15:18:21

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
次のような状況では、 ヘッドランプの切り替わるタイミングが変化することがありま
す。適切に切り替わらない場合は、 視界や道路状況、 交通状況に応じて、 上向き( ハ
イビーム )と下向き( ロービーム )を手動で切り替えてください。
●周囲に街灯、 電光掲示、 信号機などの光源があるとき
●周囲に反射板や標識などの反射物があるとき
●雨、 雪、 霧などで視界が悪いとき
●カーブの多い道、 起伏の激しい道を走行しているとき
●前方車や対向車のランプが暗いときや電球切れしているとき
●薄暗い早朝や夕暮れなどの暗さが不十分なとき
●荷室やリヤシートに重い荷物をのせたとき
●前方車が水をまき上げて走行するなど前方の視界状況が悪いとき
作動させるとき
電源ポジションが ON の状態でランプスイッチがの位置のときにヘッドランプを上
向き( ハイビーム )にします。
周囲の明るさからハイビームコントロールシステム
(HBC)が夜と判断すると作動します。同時にメーター
内のハイビームコントロールシステム(H BC)表示灯
( 緑 )が点灯します。
ランプスイッチをの位置以外にするか、 下向き( ロービーム )またはパッシングに
すると解除します。
ŒÝ
●車速約 30km/h 以上で走行中に、 前方に前方車や対向車がいないときは、ヘッ
ドランプは上向き( ハイビーム )に切り替わります。車速が 20km /h 未満のと
きは、 ヘッドランプは下向き( ロービーム )に切り替わります。
●カーブを走行しているときは、 下向き( ロービーム)から上向き( ハイビーム )
に切り替わらないことがあります。
●ハイビームコントロールシステム(HBC)を作動しないように変更できます。
→526ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
AXELA_Bセ_初版.indb 2052015/07/06 15:18:22

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
車線逸脱警報システム (LDWS) とは¬è”Å“7
÷
‹
車線逸脱警報システム(LDWS)は自車が 車線から逸脱する可能性があることを知らせる
装置です。走行中にフォワードセンシングカメラ(F SC)で車線の白線( 黄線 )を検知し
て、 自車が車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断した場合に、 車線逸脱警報シ
ステム(LDWS)警告灯の点滅と車線逸脱警報システム(LDWS)警報チャイム、 アクティ
ブドライビングディスプレイの表示により運転者に知らせます。白線( 黄線)の整備さ
れた道路でご使用ください。
→247
ページ「フォワードセンシングカメラ(FSC)について¬è”Å“7
÷
‹」
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207
運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
«™
Э
サスペンションの改造を行わないでください。車線逸脱警報システム 
(LDWS) が正常に作動しなくなるおそれがあります。
ŒÝ
●自車が車線を逸脱したときは、 車線逸脱警報( 警報音と警告表示 )が作動します。
適切にハンドルを操作し、 車線に沿って車線の中央を走行するようにしてくださ
い。
●車線変更などで方向指示器を操作すると、 車線逸脱警報システム(L DWS)の警
報を自動解除します。方向指示器をもどし、 車線の中央付近を走行して、 システ
ムが白線( 黄線 )を検知すると、 車線逸脱警報システム(LDWS)が復帰します。
●急なハンドル操作、 アクセル操作、 ブレーキ操作をしながら車線の白線( 黄線 )
へ接近したときは、 運転者が車線を変更すると判断し、 車線逸脱警報システム
(LDWS)の警報を自動解除します。
●短時間のうちに連続して車線をはみ出したときは、 車線逸脱警報システム
(LDWS)が作動しない場合があります。
●車線の白線( 黄線)を検知していないときは、 車線逸脱警報システム(L DWS)
は作動しません。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●次のようなときは、 車線の白線( 黄線)を正しく検知することができず、 車線逸
脱警報システム(LDWS)が正常に作動しない場合があります。
•インストルメントパネルの上に置いた物が、 フロントガラスに反射してカメラ
に写ったとき
•荷室やリヤシートなどに重い荷物を積んで、 車が傾いているとき
•タイヤの空気圧が指定空気圧に調整されていないとき
•高速道路などで、 料金所、 インターチェンジ、 サービスエリア、 パーキングエ
リアなどの分岐路を走行するとき
•白線( 黄線 )がかすれや汚れなどにより見えにくいとき
•前方車が白線( 黄線 )の近くを走行して、 白線( 黄線 )が見えにくいとき
•天候( 雨、 霧、 雪のときなど )により、 白線( 黄線 )が見えにくいとき
•工事による車線規制や仮設の車線がある区間を走行するとき
•道路補修の消し残り線、 影、 残雪、 雨のたまった轍など、 白線( 黄線)と紛ら
わしい線が見えるとき
•トンネルの出入り口など、 周辺の明るさが急に変わるとき
•ヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれているとき
•フロントガラスが汚れているときや曇っているとき
•逆光を浴びて路面が光っているとき
•雨あがりなどで、 路面がぬれて光っているときや水たまりがあるとき
•ガードレールなどの影が、 道路上に白線( 黄線 )と平行して写っているとき
•車線の幅が狭いときや広いとき
•道路がうねっているとき
•段差などにより車が大きく揺れたとき
•2 本以上の白線( 黄線 )が隣接して描かれているとき
•交差点付近に様々な路面表示や様々な形状のレーンマーカーがあるとき
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