MAZDA MODEL AXELA 2016 アクセラ|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
速度を設定するとき
1. アクセルペダルの操作で設定したい速度に調節し
ます。
2. SETまたは SETスイッチを押すと定速走
行をはじめます。ディスプレイに設定速度が表示
され、 車間表示の白線表示が白色の塗りつぶし表
示に変わります。同時にマツダレーダークルーズ
コ ン ト ロ ー ル(MRCC)表 示 灯( 緑 )が 点 灯 し、
チャイムが 1 回鳴ります。
走行状態ディスプレイ表示
定速走行時
追従走行時
ŒÝ
●定速走行中に前方車を検知すると、 ディスプレイに前方車表示が表示され、 追従
走行を行います。また、 前方車を検知しなくなったときは、 ディスプレイの前方
車表示が消灯し、 定速走行に切り替わります。
●設定速度より速い速度で走行している車両を前方車としての追従走行はできませ
ん。アクセルペダルの操作で希望の速度に調節します。
●ディスプレイの車間距離表示が白線表示のとき、 SETまたは SETスイッ
チを押すとチャイムが 3 回鳴る場合があります。そのときは速度が設定できない
ことをお知らせしています。
AXELA_Bセ_初版.indb 2292015/07/06 15:18:38

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
追従走行時の車間距離を設定するとき
スイッチを押すことにより車間距離を短く設定します。スイッチを押すことにより
車間距離を長く設定します。車間距離は長、 中、 短、 極短の 4 段階で設定できます。
車間距離の目安
( 約 80km/h 走行時 )ディスプレイ表示
長( 約 50m)
中( 約 40m)
短( 約 30m)
極短( 約 25m)
ŒÝ
●車間距離は速度により異なり、 速度が遅いほど車間距離は短くなります。
●電源ポジションを ACC または OFF にしたときは、 次回エンジン始動時に、 前回
設定した車間距離が自動的に設定されます。
設定速度を変更するとき
スイッチで加速するとき
SETスイッチを押したまま、 設定車速を変更すると 10km /h ずつ調整することがで
きます。
また SET
スイッチを押してすぐに手を離すと、 設定速度を 5km /h ずつ調節するこ
とができます。
たとえば、 SET
スイッチを 4 回押すと、 設定速度が約 20km/h 上がります。
AXELA_Bセ_初版.indb 2302015/07/06 15:18:39

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運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
スイッチで減速するとき
SETスイッチを押したまま、 設定車速を変更すると 10km /h ずつ調整することがで
きます。
また SET
スイッチを押してすぐに手を離すと、 設定速度を 5km /h ずつ調節するこ
とができます。
たとえば、 SET
スイッチを 4 回押すと、 設定速度が約 20km/h 下がります。
アクセルペダルで加速するとき
アクセルペダルを踏んで、 希望の速度になったところで、 SETスイッチまたは
SET
スイッチを押し、 手を放します。スイッチを操作しなければ、 アクセルペダルか
ら足を放すと、 もとの設定速度にもどります。
«™
アクセルペダルを踏んでいるときは、 警報やブレーキ制御が作動しません。
ŒÝ
●追従走行中に SETスイッチで加速したとき、 設定速度の調節はできますが加
速しません。前方車がいなくなったとき、 設定速度になるまで加速し続けます。
設定速度はディスプレイの設定速度表示で確認してください。
●アクセルペダルを踏んでいるときは、 ディスプレイの車間距離表示は白線表示に
なります。
●設定速度の下限は 30km /h です。スイッチ操作で設定速度が 30km /h になっ
たときは、 SETスイッチを押しても約 30km/h の定速走行を行います。こ
のときマツダレーダークルーズコントロール(MRCC)は解除されません。
解除するとき
OFF スイッチを押すと、 マツダレーダークルーズコントロール(MRCC)が解除されます。
AXELA_Bセ_初版.indb 2312015/07/06 15:18:39

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
一時的に解除されるとき
次のようなときは、 マツダレーダークルーズコントロール(MRCC)が一時的に解除され、
アクティブドライビングディスプレイにマツダレーダークルーズコントロール(MRCC)
キャンセル表示が表示され、 同時に MRCC 表示灯( 緑 )が消灯します。
●CANCEL スイッチを押したとき
●ブレーキペダルを踏んだとき
●パーキングブレーキがかかったとき
 ●( オートマチック車 )
セレクトレバーが P、 N または R レンジになったとき
 ●( マニュアル車 )
チェンジレバーが R になったとき
次のようなときは、 マツダレーダークルーズコントロール(MRCC)キャンセル表示と
チャイムが 1 回鳴ります。
●車速が 25km/h 以下になったとき
●DSC が作動したとき
●TCS が一定時間作動したとき
●スマートブレーキサポート(SBS)が作動したとき
●スマートシティブレーキサポート(SCBS)が作動したとき
●下り坂を長時間走行したとき
●システムに異常が発見されたとき
 ●( マニュアル車 )
•チェンジレバーが一定時間ニュートラル位置だったとき
•クラッチペダルを一定時間踏んだとき
●エンストしたとき
ŒÝ
●雨 · 霧 · 雪など天候が悪いときやラジエーターグリルの前面が汚れたときもマツ
ダレーダークルーズコントロール(MRCC)が解除される場合があります。
●マツダレーダークルーズコントロール(MRCC)が一時的に解除されたときは、
次の条件をすべて満たしているとき、 RESUME スイッチを押すと、 もとの設定
速度にもどります。
•マツダレーダークルーズコントロール(MRCC)の作動条件をすべて満たして
いる
•下り坂を長時間走行して自動キャンセルされた場合、 一定時間経過したとき
●OFF スイッチを押してマツダレーダークルーズコントロール(M RCC)を解除し
たときは、 RESUME スイッチを押しても、 もとの設定速度にもどりません。
AXELA_Bセ_初版.indb 2322015/07/06 15:18:40

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シフトアップ / シフトダウン要求表示について ( マニュアル車 )
マツダレーダークルーズコントロール(M RCC)作動中に、 シフトアップ要求表示、 また
はシフトダウン要表示が表示されることがあります。このときは、 ギアの位置が不適切で
あるためシフトチェンジをしてください。
要求ディスプレイ表示
シフトアップ
シフトダウン
ŒÝ
●シフトアップ要求表示が表示されてもシフトアップしないときはエンジンに負荷
がかかり、 マツダレーダークルーズコントロール(M RCC)が自動的に解除され
る、 または、 エンジンを損傷するおそれがあります。
●シフトダウン要求表示が表示されてもシフトダウンしないときはマツダレーダー
クルーズコントロール(MRCC)が自動的に解除される、 または、 エンストする
ことがあります。
AXELA_Bセ_初版.indb 2332015/07/06 15:18:40

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
マツダレーダークルーズコントロール (MRCC) 警報
システムの故障や、 使用上の注意が必要なときはマツダレーダークルーズコントロール
(MRCC)警報でお知らせします。チャイムによって確認してください。
警報確認すること
マツダレーダークルーズコントロール
(MRCC)を設定するときに、チャイムが
3 回鳴るとき 車速が低すぎるなど、 マツダレーダーク
ルーズコントロール(MRCC)が作動可能
な条件を満たしていません。
マツダレーダークルーズコントロール
(MRCC)作動時に、 チャイムが
1 回鳴る
とき
車速が 25km/h 以下になるなどで、
マツダレーダークルーズコントロール
(MRCC)が解除されています。
走行中にチャイムが断続的に鳴るとき 前方車との車間距離が近すぎます。周囲
の安全を確認し、 減速してください。
マツダレーダークルーズコントロール
(MRCC)作動時に、
チャイムとメーター
内のマツダレーダークルーズコントロー
ル(MRCC)警告灯( 橙 )が点滅するとき
システムの異常が考えられます。マツダ
販売店で点検を受けてください。
AXELA_Bセ_初版.indb 2342015/07/06 15:18:40

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スマートシティブレーキサポート (SCBS) とは
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スマートシティブレーキサポート(SCBS)は車速が約 4km/h ~約 30km/h で走行中
に前方車をレーザーセンサー( フロント)が検知し、 前方車との衝突を回避できないと判
断したときに、 ブレーキ制御(SCBS ブレーキ )を行なう装置で、 衝突時の被害を軽減し
ます。また自車と前方車との相対速度が約 15km/h より低いときは、 衝突を回避できる
場合があります。なお、 約 4km/h ~約 30km /h でシステム作動範囲に入っていると
きに、 運転者がブレーキペダルを踏んだときは、 ブレーキが素早く確実にかかるよう補助
します。( ブレーキアシスト(SCBSブレーキアシスト ))
蔲”·ï±” 
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AXELA_Bセ_初版.indb 2352015/07/06 15:18:41

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
/
žc ”
システムを過信しない
 ●スマートシティブレーキサポート (SCBS) は、 あくまでも衝突時の被害
を軽減するシステムです。システムを過信してアクセルやブレーキなど
の操作を怠ると思わぬ事故につながるおそれがあります。
 ●スマートシティブレーキサポート (SCBS) は、 前方車 (4 輪車両 ) に対
して作動するシステムです。2 輪車や歩行者に対しては作動保障しませ
ん。
 ●スマートシティブレーキサポート (SCBS) のレーザーセンサー ( フロン
ト ) はルームミラー付近に設置され、 AT 誤発進抑制制御と共用していま
す。スマートシティブレーキサポート (SCBS) の正しい作動のため、 次
のことをお守りください。
• レーザーセンサー ( フロント) 付近のフロントガラス表面にステッ
カー ( 透明なものを含む ) などを貼り付けないでください。レーザー
センサー ( フロント) が前方車や障害物を正しく検知できず思わぬ事
故につながるおそれがあります。
• フロントガラスにガラスコーティング剤などを使用しないでください。
レーザーセンサー ( フロント ) が前方車や障害物を正しく検知できず
思わぬ事故につながるおそれがあります。
• レーザーセンサー ( フロント ) の分解などを行なわないでください。
• 飛び石などでフロントガラスのレーザーセンサー ( フロント ) 周辺に
傷などが認められるときは、 ただちにスマートシティブレーキサポー
ト (SCBS) の使用を停止し、必ずマツダ販売店で点検を受けてくだ
さい。レーザーセンサー ( フロント ) の周辺にひび割れや引っかき傷
などがあるまま運転を続けると意に反して作動し、 思わぬ事故につな
がるおそれがあります。
作動を停止させるときは次のページを参照してください。
→526
ページ「設定変更 ( カスタマイズ機能 )」
• フロントガラスやフロントワイパーを交換する際は、 マツダ販売店に
相談してください。
Э
サスペンションを改造しない
 ●車高や車の傾きが変わると前方車や障害物を正しく検知できないため、
スマートシティブレーキサポート (S CBS) が正常に作動しなくなった
り、 誤って作動し、 重大な事故につながるおそれがあります。
AXELA_Bセ_初版.indb 2362015/07/06 15:18:41

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ときに
快適装備の
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しかた
トラブルが
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車両
スペック
さく
いん
«™
žc ”
草の生い茂ったオフロードなど悪路を走行する際はスマートシティブレーキ
サポート (SCBS) を停止してください。
žc ”
4 輪ともすべて指定されたサイズで、 同一メーカー ・ 同一銘柄 ・ 同一トレッ
ドパターンのタイヤを使用してください。また、 磨耗差の著しいタイヤを混
ぜて使用しないでください。タイヤを混ぜて使用すると、 スマートシティブ
レーキサポート (SCBS) が正常に作動しなくなるおそれがあります。
žc ”
レーザーセンサー ( フロント ) は、 ガラスの汚れを検知してお知らせする機
能を備えていますが、ビニール袋や氷、雪などが付着した場合など、状況によっ
ては検知できない場合があります。このようなときは前方車を正しく判断で
きず、 正しい制御ができないおそれがあります。常に前方を注意して運転し
てください。
žc ”
シャシーローラーを使用するときは、 シャシーローラー上を走行中に誤って
作動しないようにシステムを OFF にしてください。
→526
ページ「設定変更 ( カスタマイズ機能 )」
ŒÝ
●スマートシティブレーキサポート(S CBS)は、 運転者が意図的に運転操作( ア
クセル操作、 ハンドル操作 )を行なったときは作動しません。
●スマートシティブレーキサポート(SCBS)は次の条件のとき作動します。
•エンジンがかかっているとき
•スマートシティブレーキサポート(SCBS)警告灯( 橙 )が点灯していないと

•車速が約 4km/h ~約 30km/h のとき
•スマートシティブレーキサポート(SCBS)を OFF にしていないとき
•DSCOFF スイッチを押して DSC を作動停止状態にしていないとき
•DSC が故障状態でないとき
AXELA_Bセ_初版.indb 2372015/07/06 15:18:42

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●スマートシティブレーキサポート(SCBS)は近赤外線レーザー光を照射し、 前
方車のリフレクター( 反射板)からの反射を測定して前方車を検知しています。
そのため、 次のようなときは、 スマートシティブレーキサポート(S CBS)が作
動しない場合があります。
•車両形状等により反射作用が低い車両
•前方車が著しく汚れているとき
•雨 ・ 霧 ・ 雪など天候が悪いとき
•ウインドーウォッシャー使用中や降雨時にワイパーを使用していないとき
•フロントガラスが汚れているとき
•ハンドルをいっぱいまでまわした状態や、 アクセルを踏み込んだ状態で、 前方
車に接近しているとき
•荷台の低いトラック、 極端に車高の低い車両や車高の高い車両
•キャリアカーなど、 特殊な形状をした車両
●次のような状態のときはスマートシティブレーキサポート(SCBS)が正常に作
動しない場合があります。
•荷室やリヤシートへ重い荷物をのせたとき
•前方車と部分的な接触の可能性があるとき
•カーブが連続する道路やカーブの出入口を走行しているとき
•ルーフレールなどを装着してレーザーセンサー( フロント)をおおうような長
尺物をのせたとき
•前方車の排気ガス、 砂や雪、 マンホールやグレーチングなどからの水蒸気など
による煙、 水しぶきが巻きあがっているとき
•偏摩耗の著しいタイヤを装着して走行しているとき
●次のようなときはレーザーセンサーが前方車と判断し、 スマートシティブレーキ
サポート(SCBS)が作動する場合があります。
•カーブ入口に路側物があるとき
•カーブで対向車両とすれ違うとき
•路面上に金属物、 段差または突起物があるとき
•ETC ゲートを通過するとき
•ビニールカーテン、 旗などを潜って通行するとき
•パイロンなどのプラスチック類
•2 輪車、 歩行者、 動物や立ち木
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