MAZDA MODEL AXELA 2017 アクセラ|取扱説明書 (in Japanese)

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2 11
運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●ぬかるみや新雪などからの脱出時に TCS が作動し、 アクセルペダルを踏み込ん
でもエンジンの出力が上がらず、 脱出困難なときに TCS/DSC を停止します。
●TCS/DSC を停止した状態でエンジンを停止した場合、 次にエンジンを始動する
と TCS/DSC は作動可能な状態にもどります。
●TCS/DSC を停止したときは、 TCS/DSC が装備されていない車と同じ走行性
能になります。
●DSCOFF スイッチを 10 秒以上押し続けると、 その後 DSC OFF スイッチを押
しても TCS/DSC を停止することができなくなります。
その場合、 一度電源ポジションを OFF にして、 再度電源ポジションを ON にす
ると、 通常の DSC
 OFF スイッチの操作が可能になります。
●TCS/DSC を停止した状態でアドバンスト ・ スマート ・ シティ ・ ブレーキ ・ サポー
ト
(
アドバンスト SCBS) 
が作動すると、
TCS/DSC は自動的に作動可能な状態
に復帰します。
DSC OFF 表示灯
点灯するとき
●電源ポジションを ON にすると点灯し、 しばらく
すると消灯します。
●DSCOFF スイッチを押して、 TCS/DSC を停止
すると点灯します。
●次のようなときはシステムの異常が考えられま
す。マツダ販売店で点検を受けてください。


電源ポジションを
ON にしても点灯しないと
き、 または点灯したままのとき。


T
CS/DSC を停止していないのに点灯したと
き。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
i-ACTIVSENSE とは¬è”Å“7
÷
‹
i-ACTIVSENSE(アイ ・ アクティブセンス )とは 、 フォワードセンシングカメラ( FSC)


レーダーセンサーなどの検知システムを利用したマツダの先進安全 ・ 運転支援システム
の総称です。これらのシステムは、アクティブセーフティ技術とプリクラッシュセーフティ
技術で構成されています。
これらのシステムはあくまで、 ドライバーの安全運転を前提としたシステムであり、 運転
負荷や事故被害の軽減を目的としています。したがって、 各機能には限界がありますので
過信せず、 安全運転を心がけてください。
アクティブセーフティ技術とは
アクティブセーフティ技術とは、 安全 ・ 安心な運転を支援し、 事故を未然に防止する技術
です。
認知支援システム
夜間視界
アダプティブ ・LED・ ヘッドライト(ALH)........................................................... 215ページ
左右側面 ・ 後側方認知
車線逸脱警報システム(LDWS)............................................................... ............. 251ページ
ブラインド ・ スポット ・ モニタリング  (BSM) 
.................................................... 218ページ
標識認知
交通標識認識システム(TSR)............................................................... ................. 224ページ
車間認知
車間認知支援システム(DRSS)............................................................... .............. 231ページ
運転者疲労検知
ドライバー ・ アテンション ・ アラート(DAA)..................................................... 234ページ
駐車場発進時後方認知
リア ・ クロス ・ トラフィック ・ アラート(RCTA).............................................. 236ページ
運転支援システム
車間距離
マツダ ・ レーダー ・ クルーズ ・ コントロール(MRCC)...................................... 239ページ
車線逸脱
レーンキープ ・ アシスト ・ システム(LAS)......................................................... 251ページ
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
プリクラッシュセーフティ技術とは
プリクラッシュセーフティ技術とは、 事故が避けづらい状況での衝突回避、 避けられず衝
突した際の被害低減を図る技術です。
低速度域衝突被害軽減
前進時
アドバンスト ・ スマート ・ シティ ・ ブレーキ ・ サポート
( アドバンスト SCBS) 
...............................................................
............................. 262ページ
AT 誤発進抑制制御
 [ 前進時 ] 
...............................................................
................. 267ページ
後退時
スマート ・ シティ ・ ブレーキ ・ サポート[ 後退時 ](SCBSR)........................ 271ページ
AT 誤発進抑制制御  [ 後退時 ] 
...............................................................
................. 276ページ
中 ・ 高速度域衝突被害軽減
スマート ・ ブレーキ ・ サポート(SBS)............................................................... .. 279ページ
カメラ、 センサーについて
フォワードセンシングカメラ   (FSC)
フォワードセンシングカメラ( FSC)は 、 車線表示を検知したり、 夜間走行時にはヘッド
ランプ、 テールランプ、 街灯を認識したりしています。また、 前方の車両や歩行者、 障害
物も認識します。フォワードセンシングカメラ
 (FSC)  は、次のシステムが共用しています。
●アダプティブ ・LED・ ヘッドライト(ALH)
●レーンキープ ・ アシスト ・ システム(LAS)& 車線逸脱警報システム(LDWS)
●交通標識認識システム(TSR)
●ドライバー ・ アテンション ・ アラート(DAA)
●アドバンスト ・ スマート ・ シティ ・ ブレーキ ・ サポート( アドバンスト SCBS)
●AT 誤発進抑制制御[ 前進時 ]
●スマート ・ ブレーキ ・ サポート(SBS)
フォワードセンシングカメラ
(
FSC)
は
、 フロントガラスの上のルームミラー付近に設置
されています。
→ 282ページ「フォワードセンシングカメラ
 (FSC)  について
¬è”Å“7
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‹」
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
レーダーセンサー ( フロント )
レーダーセンサー(フロント ) は、 レーダーセンサーから送信される電波が前方車や障害
物に反射し、もどってきた電波により対象物を検知します。レーダーセンサー  ( フロント ) 
は次のシステムが共用しています。
●マツダ ・ レーダー ・ クルーズ ・ コントロール(MRCC)
●車間認知支援システム(DRSS)
●スマート ・ ブレーキ ・ サポート(SBS)
レーダーセンサー  ( フロント )  は、 ラジエーターグリルの裏側に設置されています。
→ 287ページ「レーダーセンサー
 ( フロント )  について
¬è”Å“7
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‹」
レーダーセンサー ( リア )
レーダーセンサー(リア ) は、 レーダーセンサーから送信される電波が後方からの接近車
両や障害物に反射し、 もどってきた電波を検知することで制御しています。レーダーセン
サー
 ( リア )  は次のシステムが共用しています。
●ブラインド ・ スポット ・ モニタリング(BSM)
●リア ・ クロス ・ トラフィック ・ アラート(RCTA)
レーダーセンサー  ( リア )  はリヤバンパーの内側に左右 1 つずつ設置されています。
→ 290ページ「レーダーセンサー
 ( リア )  について
¬è”Å“7
÷
‹」
超音波センサー ( フロント )
超音波センサー(フロント ) は、 超音波センサーから送信される超音波が前方の障害物に
反射し、もどってきた超音波を受信することによって対象物を検知します。超音波センサー 
(

フロント )  は AT 誤発進抑制制御  [ 前進時 ]  で使用しています。
超音波センサー
 ( フロント )  はフロントバンパーに設置されています。
→ 291ページ「超音波センサー
 ( フロント )  について
¬è”Å“7
÷
‹」
超音波センサー ( リア )
超音波センサー(リア ) は、 超音波センサーから送信される超音波が後方の障害物に反射
し、もどってきた超音波を受信することによって対象物を検知します。超音波センサー  ( リ
ア )
 は次のシステムが共用しています。
●スマート ・ シティ ・ ブレーキ ・ サポート[ 後退時 ](SCBSR)
●AT 誤発進抑制制御[ 後退時 ]
超音波センサー  ( リア )  はリヤバンパーに設置されています。
→ 292ページ「超音波センサー
 ( リヤ )  について
¬è”Å“7
÷
‹」
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
アダプティブ・LED・ヘッドライト (ALH) とは
¬è”Å“7
÷
‹
アダプティブ ・LED・ ヘッドライト(ALH) は、 フォワードセンシングカメラ (FSC) を使
用することにより夜間走行時に前方車や対向車の状況を判断し、 ヘッドランプの照射範囲、
照射部分や明るさを自動的に変化させるシステムです。
→ 282ページ「フォワードセンシングカメラ
 (FSC)  について
¬è”Å“7
÷
‹」
アダプティブ ・LED・ ヘッドライト
(

ALH)
は

、 ヘッドランプの上向き
(

ハイビーム )
と
下向き


(

ロービーム )

を次のように制御し、

前方車や対向車を眩惑することなく運転者の
視界確保を支援します。
グレアフリー ( 防眩 ) ハイビーム
ヘッドランプ上向き( ハイビーム ) の配光を前方車の
部分だけ減光して照射します。
車速約
40 
km/h
以上で走行中に、 ヘッドランプ上向


(
ハイビーム ) 
と下向き

(
ロービーム ) 
を切り替え
ます。また、

車速が約 30 
km/h
未満になると、 ヘッ
ドランプは下向き
 ( ロービーム )  に切り替わります。
ŒÝ
ヘッドランプが上向き(ハイビーム ) のときは、 メーター内のヘッドランプ上向き表
示灯が点灯します。
ワイド配光ロービーム
車速約 40km/h 未満で走行中に、 ヘッドランプ下向
き  ( ロービーム )  の照射範囲を拡大して照射します。
AXELA_Bナ_初版.indb 2152016/07/07 9:49:06

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ハイウェイモード
高速走行時にヘッドランプの照射角度を上方向へ移動
して照射します。
アダプティブ ・LED・ ヘッドライト
(

ALH)
が対象物を認識できる距離は
、 周囲の状況に
より異なります。
«™
Э
サスペンションの改造、 ヘッドランプユニットの改造、 カメラの取り外しを
行わないでください。アダプティブ ・LED・ ヘッドライト
 (

ALH)
 が正常に
作動しなくなるおそれがあります。
žc ”
システムを過信せず、常に周囲の状況に注意を払い、必要に応じて、上向き ( ハ
イ ビーム )
 と
下向き
 (
ロービーム )
 を
手動で切り替えるなど、 安全運転に心
がけてください。
ŒÝ
次のような状況では、 アダプティブ ・LED・ ヘッドライト( ALH)が正常に作動しな
い場合があります。視界や道路状況、 交通状況に応じて、 上向き 
(
ハイビーム ) 
と下
向き

 ( ロービーム )  を手動で切り替えてください。
●周囲に街灯、 電光掲示、 信号機などの光源があるとき
●周囲に反射板や標識などの反射物があるとき
●雨、 雪、 霧などで視界が悪いとき
●カーブの多い道、 起伏の激しい道を走行しているとき
●前方車や対向車のランプが暗いときや電球切れしているとき
●薄暗い早朝や夕暮れなどの暗さが不十分なとき
●ラゲッジルームや後席へ重い荷物をのせたとき
●前方車が水をまき上げて走行するなど前方の視界状況が悪いとき
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
作動させるとき
電源ポジションが ON の状態でランプスイッチが
の位置のときにヘッドランプを上向き( ハイ
ビーム ) 
にすると作動します。同時にメーター内のア
ダプティブ

・LED・ ヘッドライト 
(ALH)

表示灯

(
緑 ) 
が点灯します。
周囲の明るさからアダプティブ

・LED・ ヘッドライト
(
ALH)
が夜と判断すると作動しま
す。
ランプスイッチを
の位置以外にするか、 下向き( ロービーム )またはパッシングに
すると解除します。
ŒÝ
アダプティブ ・LED・ ヘッドライト(ALH)を作動しないように変更できます。
→ 632ページ「設定変更  ( カスタマイズ機能 )」
AXELA_Bナ_初版.indb 2172016/07/07 9:49:06

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ブラインド・スポット・モニタリング (BSM) とは
¬è”Å“7
÷
‹
ブラインド ・ スポット ・ モニタリング(BSM)は、 自車の後方から接近する車両の存在を
知らせることにより、 車線変更時の後方確認を支援するシステムです。
ブラインド ・ スポット ・ モニタリング

(BSM)

は、
車速が約 15 
km/h
以上で前進してい
るときに後方からの接近車両を検知して、 その接近状態に応じてドアミラーに設置したブ
ラインド ・ スポット ・ モニタリング

(BSM)

接近表示灯を点灯させます。ブラインド
・ ス
ポット ・ モニタリング

(BSM)

接近表示灯が点灯した状態で、
その点灯した側に方向指示
器のレバーを操作すると、 ブラインド ・ スポット ・ モニタリング

(BSM)

接近表示灯が点


、 アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイの警告表示、 および警報チャイムにより運
転者に危険を知らせます。
当システムの検知エリアは、 自車の左右に隣接する車線で、 自車のフロントドア後端付近
から自車の後方約 50
 m までです。
U Œ¤æž
/
žc ”
実際の車線変更時には、 必ず目視にて周辺状況を確認する。
本システムは車線変更時の後方確認を支援するシステムです。本システムの
作動には各種の制約があるため、 隣接車線に車両が存在する場合でもブライ
ンド ・ スポット ・ モニタリング
 (

BSM)
 接近
表示灯が点滅しなかったり、 点
滅が遅れる場合があります。必ず、 運転者の責任において後方を確認してく
ださい。
AXELA_Bナ_初版.indb 2182016/07/07 9:49:07

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●ブラインド ・ スポット ・ モニタリング( BSM)は次の条件をすべて満たしている
ときに作動します。


電源ポジションが
ON  のとき


メーター内のブラインド
・ スポット ・ モニタリング
(
BSM)
O
FF 表示灯が消
灯しているとき


車速が約
15  km/h 以上のとき
●ブラインド ・ スポット ・ モニタリング(BSM)は次のときには作動しません。
• 
ブラインド
・ スポット ・ モニタリング
(
BSM)
O
FF 表示灯が消灯している場
合でも、 車速が約 10
 km/h を下回ったとき



ェンジレバー
(
マニュアル車 )
ま
たはセレクトレバー
(
オートマチック車 )



R に入れて後退中のとき
●次の場合、 システムはブラインド ・ スポット ・ モニタリング(BSM) OFF 表示灯
を点灯させ、 システムの作動を停止します。ブラインド ・ スポット ・ モニタリン

(

BSM)
O
FF 表示灯
が
点灯し続ける場合は速やかにマツダ販売店で点検を受
けてください。


ブラインド
・ スポット ・ モニタリング 
(BSM)

接近表示灯を含むシステムに何
らかの異常が認められるとき



レーダーセンサー
 ( リア )  の車両への搭載位置に大きなズレが生じたとき


レーダーセンサー

(
リア ) 
付近のリヤバンパー上に雪や氷などが多量についた
とき

 ( 氷、 雪や泥が付着しているときは、 これらを取り除いてください。)


雪道を長時間走行したとき



夏場に上り坂を長時間走行するなどレーダーセンサー

(
リア ) 
付近の温度が非
常に高くなったとき



バッテリーの電圧が下がっているとき
●次のような対象物は、 レーダーセンサー( リア )が検知しない 、 もしくは検知し
にくいことがあります。


隣車線後方の検知エリアにいても
、 自車に接近してこない車両
(
接近車両は
レーダーの検出データをもとにシステムが判断しています。)


自車とほとんど速度差なく長い時間並走している車両



対向車



自車が追い越そうとしている隣接車線の車両



道路幅が極端に広い場合の隣接車線の車両

(
レーダーセンサー 
(
リア ) 
の検知
エリアは、

高速道路の道路幅に対して設定してあります。)
AXELA_Bナ_初版.indb 2192016/07/07 9:49:07

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●次のような場合は、 ブラインド ・ スポット ・ モニタリング(BSM)接近表示灯の
点滅 、 警告表示、 および警報チャイムの警告が遅れるか、 点滅 / 警告ができない
ことがあります。


車両が
2 つ離れた車線から隣接車線に車線変更してきたとき


急勾配を走行しているとき



峠を越えるとき



回転半径が小さいとき
 ( 急カーブや交差点を曲がるときなど )


自車線と隣接車線の高さに差があるとき



ブラインド
・ スポット ・ モニタリング  (BSM)  を作動可能な状態にした直後
●道路幅が極端に狭い場合は、 2 車線横の車両を検知する場合があります。( レー
ダーセンサー
(
リア )
の
検知エリアは、 高速道路の道路幅に対して設定してあり
ます。)
●道路上および道路端の停止物( ガードレール、 トンネル、 側壁、 駐車車両など )
に対してブラインド

・ スポット ・ モニタリング
(
BSM)
接近表示灯が点灯し
、 警
告表示を表示する場合があります。
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