MAZDA MODEL AXELA 2017 アクセラ|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
/
Э
300kPa (3.1kgf/cm2) 以上の空気圧のままでエアコンプ
レッサーを使用しない
300kPa (3.1kgf/cm2) 以上の空気圧でエアコンプレッサーを使用し続
けると
、 エアコンプレッサーがオーバーヒートします。エアコンプレッサー
がオーバーヒートすると、 高温の空気が噴き出し、 やけどをするおそれがあ
ります。
ŒÝ
空気圧の調整について
●タイヤの適正空気圧は運転席ドアを開けたボディー側に貼付されているラベルで
確認してください。
●エアコンプレッサーは長時間使用すると故障につながるおそれがありますの
で、 10 分以上連続して作動させないでください。
●タイヤ空気圧が昇圧できない場合は修理できません。もし、 10 分以内に適正空
気圧にならなければ、 タイヤがひどい損傷を受けている可能性があります。こ
の場合は、 本修理キットで応急修理することができません。マツダ販売店または
JAF などに連絡してください。
13. 運転者のよく見えるところに速度制限シールを貼
ります。
/
Э
ハンドルのパッド部に速度制限シールを貼らない。
万一の場合エアバッグが正常に作動しなくなり、 重大な傷害につながるおそ
れがあります。また、 警告灯やスピードメーターが見えなくなる位置には貼
らないでください。
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5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
14. 適正空気圧まで昇圧できたら、 エアコンプレッサーのスイッチを OFF にし注入ホー
スの口金を左にまわしてバルブから抜きます。
15. コンプレッサーホースをボトルの注入バルブから
取り外します。その後、 残った修理剤が漏れない
ようにするために、 注入ホースをボトルの注入バ
ルブに取り付けます。
«™
žc ”
ホースを取り外すとき、 ホース内に残った修理剤が飛び散ることがあります。
修理剤は衣服などに付着すると取れないおそれがありますのでホースの取り
外しは注意しておこなってください。
16. バルブキャップを取り付けます。
17. タイヤパンク応急修理キットをトランク / ラゲッジルームに収納します。
18. 修理剤をタイヤ内にゆきわたらせるため、 直ちに走行を始めます。
«™
žc ”
80km/h 以下の速度で慎重に運転してください。80km/h 以上の速度で走
行した場合、 車体が振動することがあります。
19. 10 分間もしくは 5km 程度走行後に手順 9 の方法でタイヤにエアコンプレッサーを
接続し、 エアコンプレッサーに付属している空気圧計でタイヤ空気圧をチェックしま
す。適正空気圧より低下していたら、 エアコンプレッサーを ON にし、 適正空気圧に
なるまで待ちます。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
/
žc ”
空気圧が 130kPa (1.3kgf/cm2) 以下に低下していたら、 運
転を中止してマツダ販売店または JAF などに連絡する。
本修理キットによる応急修理はできません。
žc ”
手順 9 ~ 19 の作業を繰り返しても、 空気圧の低下が認められ
る場合は、 運転を中止する。
マツダ販売店または JAF などに連絡してください。
«™
žc ”
タイヤ空気圧を空気圧計で確認するときは、 エアコンプレッサーのスイッチ
を OFF にしてから確認してください。
20. 空気圧が低下していなければ、 応急修理完了です。すみやかにマツダ販売店まで慎重
に運転し、 新しいタイヤに交換をすることをおすすめします。修理 · 再使用する場合
はマツダ販売店にご相談ください。
ŒÝ
応急修理をしたタイヤとホイールは
●タイヤパンク応急修理キットで応急修理をしたタイヤは、 できるだけ早く新しい
タイヤに交換をすることをおすすめします。修理 · 再使用する場合はマツダ販売
店にご相談ください。
●ホイールは付着した修理剤をふき取れば再使用できます。ただし、 バルブは新し
いものと取り替えてください。
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5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
タイヤパンク応急修理キットの点検
タイヤパンク応急修理キットの点検は定期的に行なってください。
●修理剤の有効期限の確認
●コンプレッサーの作動の確認
ŒÝ
修理剤の有効期限について
修理剤には有効期限があります。有効期限がきれたものは使用できませんので、 ボト
ルのラベルに記載されている有効期限を確認し、 有効期限がきれる前にマツダ販売店
で新しい修理剤をお求めください。
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運転する

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運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
バッテリーがあがったとき
バッテリーあがりについて
次のような状態はバッテリーあがりです。
●スターターがまわらない。またはまわっても回転が弱く、 なかなかエンジンがかから
ない。
●ホーンの音が小さい、 または鳴らない。
●ランプ類がいつもより極端に暗い。
/
正しく安全にバッテリーを取り扱うために、 バッテリー使用前または点
検前には必ず次の注意事項をお読みください。
žc ”
必ず保護メガネを着用する。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、 目に入ると失
明など重大な傷害につながるおそれがあります。また、 バッテリーから発生
する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあります。
žc ”
バッテリーの近くでお子さまを遊ばせない。また、 バッテリー液
をこぼさない。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、 目や皮膚に付
着すると重大な傷害につながるおそれがあります。万一、 目や皮膚に付着し
たときは、 すぐに多量の水で洗浄し、 応急処置が済んだら、 医師の診察を受
けてください。
žc ”
絶対に火気を近づけない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険で
す。火気の発生を防ぐため、ブースターケーブルの接続、取りはずしのときは、
端子同士やボディーに触れないように十分注意してください。
žc ”
換気の悪い場所では、 バッテリーの充電を行なわない。また、 充
電中はバッテリーに近づかない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険で
す。
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5. トラブルが起きたら
バッテリーがあがったとき
/
žc ”
ブースターケーブルを使用してエンジンを始動する前に必ずバッ
テリー液の量を点検する。
バッテリー液の量が下限 ( LOWER L EVEL) より不足して いる状態でエン
ジンを始動すると、 破裂
 (
爆発 )
 につながるおそれがあり危険です
。バッテ
リー液が不足しているときは、 エンジン始動前に必ず補充液または蒸留水を
補充してください。
処置方法
押しがけによる始動はできません。
別売のブースターケーブルを使用して、 救援車
(
他の車 )
のバッテリーと自車のバッテ
リーを接続してエンジンをかけます。
自車と同じ

12V バッテリーを搭載した救援車を依頼してください。
«™
žc ”
ブースターケーブルを接続するときは慎重に行なってください。ブースター
ケーブルがベルトなどの回転部に巻き込まれるおそれがあります。
1. 自車のバッテリーと救援車のバッテリーが一番近
い位置になるように、 車を移動させます。
2. ヘッドランプやエアコンなどの電源が切ってある
ことを確認します。
3. バッテリーカバーを取りはずします。
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トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
4. 救援車のエンジンを止めて、 ブースターケーブルを次の順で接続します。
ブースターケーブルを接続する前に各バッテリーの端子
(、)の位置を確認して
ください。


1

本目
自車のバッテリーの端子
救援車のバッテリーの端子


2

本目
救援車のバッテリーの端子
図で表示の箇所( アースを取る )
Ò” µ»”­ ”Òç
y w Ì¿Âæ ”
×  wÌ¿Âæ”
/
Э
バッテリーを取り扱うときは、 絶対に火気を近づけない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険で
す。また、 火花の発生を防ぐため次の点を必ず守ってください。
 ●の接続は自車バッテリーの端子に接続しないでください。
 ●ブースターケーブルの接続、 取りはずしのときは、端子がボディーや
端子に触れないように十分注意してください。
5. 救援車のエンジンをかけ、 エンジン回転数を高めにします。
6. 自車のエンジンをかけます。約 3 分間エンジンを回転させて、 応急的に自車のバッテ
リーを充電します。
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5. トラブルが起きたら
バッテリーがあがったとき
/
Э
充電中はバッテリーに近づかない。
バッテリー液は希硫酸です。目や皮膚に付着すると重大な傷害につながるお
それがあります。万一目や皮膚に付着したときは、 すぐに多量の水で洗浄し、
応急処置が済んだら、 医師の診察を受けてください。
7. (i-ELOOP 装備車 )
自車のエンジンがかかったあと、 メーター内の i-ELOOP 表示灯が点滅するときがあ
ります。エンジンを回転させ、 充電が完了すると消灯します。消灯するのを確認して
ください。
ŒÝ
i-ELOOP 表示灯が点滅中に走行するとチャイムが鳴ります。メッセージ表示中にハ
ンドルを操作すると通常のハンドル操作より重くなるときがありますが、 異常ではあ
りません。しばらくすると表示が消えて、 通常のハンドル操作に戻ります。
i-ELOOP 表示灯が点滅中はブースターケーブルを切り離さないでください。
8. ブースターケーブルを接続したときと逆の順で取りはずします。
9. バッテリーカバーを取り付けます。
10. 早めにマツダ販売店で点検を受けてください。
ŒÝ
バッテリーがあがりやすいときは、 マツダ販売店で点検を受けてください。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
エンジンが始動しないとき
燃料切れしたときは (SKYACTIV-D 1.5、 SKYACTIV-D 
2.2)
«™
連続して 30 秒以上エンジン始動の操作をしないでください。 スターターを損傷す
るおそれがあります。
エンジンが始動しない場合、
10 秒待ってから再度エンジン始動を試みてください。
燃料切れを起こした場合、 少なくとも 10L の燃料を補給してからエンジンを始動してく
ださい。燃料切れが起きると燃料系統に空気が入り、 エンジン始動に時間がかかることが
あります。燃料を補給したあとでエンジンが始動しない場合、 エンジン始動を数回試みて
ください。それでも始動しないときはマツダ販売店へ連絡してください。
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5. トラブルが起きたら
オーバーヒートしたとき
オーバーヒートについて
次のようなときは、 オーバーヒートです。
●高水温警告灯( 赤 )が点灯し、 エンジンの出力が急に低下したとき。
●エンジンルームから蒸気が出ているとき。
/
Э
エンジンルームから蒸気が出ているときは、 ボンネットを開けな
い。
エンジンルーム内が熱いとき、 ボンネットを開けると、 蒸気や熱湯が噴き出
してやけどなど、 重大な傷害につながるおそれがあります。また、 蒸気が出
てない場合でも高温になっている部分があります。ボンネットを開けるとき
は十分に注意してください。
Э
エンジンが十分に冷えるまではラジエーターとリザー
バータンクのキャップを開けない。
エンジンが熱いときにキャップをはずすと、 蒸気や熱湯が噴き出してやけど
など、 重大な傷害につながるおそれがあります。
Э
エンジンルーム内を点検するときは、 ファンやベルトなどの
回転部に触れない。
特に、 エンジンルームが高温のときは、 エンジンが止まっていてもファンが
回転することがあるため、 手や衣服などが巻き込まれるなど、 重大な傷害に
つながるおそれがあります。
処置方法
1. 安全な場所に車を止めます。
2. エンジンルームから蒸気が出ていないかどうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ているときは
エンジンを止めてください。蒸気が出なくなるまで待ち、 風通しをよくするためにボ
ンネットを開け、 エンジンを始動してください。
エンジンルームから蒸気が出ていないときは
エンジンをかけたままボンネットを開け、 エンジンを冷やします。
クーリングファンが作動していることを確認し、 高水温警告灯
(
赤 )
が消灯したらエ
ンジンを止めます。
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