MAZDA MODEL AXELA HYBRID 2016 アクセラハイブリッド|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
ハイブリッドシステムが始動しないとき
ハイブリッドシステムが始動しないときは
ハイブリッドシステムが始動しない原因は、 状況によって異なります。適切な処置を行な
うために、 次のことを確認してください。
処置の方法がわからないとき、 あるいは処置をしてもハイブリッドシステムが始動しない
ときはマツダ販売店に連絡してください。
正しくハイブリッドシステムの始動操作を行なっても始動できないとき
次の原因が考えられます。
●キー一時停止機能が作動している。*1
→ 504ページ「キー一時停止機能」
●燃料切れの可能性がある。
給油してください。
→ 499ページ「燃料切れしたときは」
●イモビライザーシステムに異常がある。*1
→ 88ページ「イモビライザーシステム」
●P ポジション制御システムに異常がある。*1
*1これらが原因の場合 、 シフトポジションを P から切り替えることができない可能性が
あります。
ルームランプ / ヘッドランプが暗い、 ホーンの音が小さいまたは鳴らないと

次の原因が考えられます。
●12V バッテリーがあがっている。
→ 492ページ「12V バッテリーあがりについて」
●12V バッテリーの接続端子がゆるんでいる。
ルームランプ / ヘッドランプが点灯しない、 ホーンが鳴らないとき
次の原因が考えられます。
●12V バッテリーの接続端子がはずれている。
●12V バッテリーがあがっている。
→ 492ページ「12V バッテリーあがりについて」
燃料切れしたときは
燃料切れを起こし、 ハイブリッドシステムが始動できない場合は、 燃料残量警告灯が消灯
するまで燃料を補給してから、 再始動してください。少量の補給では始動できない場合が
あります。
ŒÝ
燃料切れを起こした場合は、 少なくとも 10L の燃料を補給してください。給油量は
車両の傾きによって変わることがあります。
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5. トラブルが起きたら
オーバーヒートしたとき
オーバーヒートについて
次のようなときは、 オーバーヒートです。
●高水温警告灯が点滅または点灯し、 出力が急に低下したとき
●ハイブリッドシステム過熱警告灯が点灯したとき
●センターディスプレイにメッセージが表示されたとき
→ 520ページ「センターディスプレイにメッセージが表示されたときは」
●エンジンルームから蒸気が出ているとき
/
Э
エンジンルームから蒸気が出ているときは、 ボンネットを開けな
い。
エンジンルーム内が熱いとき、 ボンネットを開けると、 蒸気や熱湯が噴き出
してやけどなど、 重大な傷害につながるおそれがあります。また、 蒸気が出
てない場合でも高温になっている部分があります。ボンネットを開けるとき
は十分に注意してください。
Э
ハイブリッドシステムおよびガソリンエンジンが十分に
冷えるまではラジエーターとリザーバータンクのキャッ
プを開けない。
ハイブリッドシステムやガソリンエンジンが熱いときにキャップをはずすと、
蒸気や熱湯が噴き出してやけどなど、 重大な傷害につながるおそれがありま
す。
Э
エンジンルーム内を点検するときは、 ファンやベルトなどの
回転部に触れない。
パワースイッチ上の表示灯および READY インジケーターが消灯している
ことを確認してください。特にハイブリッド車は、 ガソリンエンジンが自動
的に動き出したり、 ガソリンエンジンが止まっていてもファンが回転するこ
とがあるため、 手や指などが巻き込まれるなど、 重大な傷害につながるおそ
れがあります。
Э
エンジンルーム内の作業をするときは「内部高電圧」などの警告
ラベルが貼り付けてある高電圧ユニット、 オレンジ色の高電圧配
線には絶対にさわらない。
高電圧での感電により、 命にかかわる重大な傷害につながるおそれがありま
す。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
«™
žc ”
冷却水はハイブリッドシステムが十分に冷えてから、 ゆっくり入れてくださ
い。ハイブリッドシステムが熱いときに急に冷たい冷却水を入れると、 ハイ
ブリッドシステムが損傷するおそれがあります。
žc ”
冷却系統の故障を防ぐため、 次のことを守ってください。
 ●異物 ( 砂やほこりなど ) が冷却水に混ざらないようにする。
 ●マツダ純正品、 または同等品以外の冷却水用添加剤を使用しない。
処置方法
高水温警告灯が点滅または点灯したとき
1. 安全な場所に車を止めます。
2. エアコンを OFF にしてから、 ハイブリッドシステムを停止させます。
3. エンジンルームから蒸気が出ていないかどうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ているときは
蒸気が出なくなるまで待ち、 風通しをよくするためにボンネットを開けます。
エンジンルームから蒸気が出ていないときは
風通しをよくするため、 注意してボンネットを開けます。
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4. エンジンルーム内が十分に冷えてから、 ガソリン
エンジンの冷却水の量を点検します。量が不足し
ているときは
ラジエーターリザーバータンク
の順に冷却水を補充してください。
補充後はキャップを確実に取り付けてください。
ŒÝ
冷却水がない場合は
一時的に水を補充してください。
水を補充したあとは、 冷却水の濃度をもとにもどしてください。
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5. トラブルが起きたら
オーバーヒートしたとき
5. ハイブリッドシステムを始動し、 エアコンを作動させてクーリングファンが作動して
いるか、 およびラジエーターやホースなどから冷却水の漏れがないか確認します。
クーリングファンが作動しているとき
高水温警告灯
(
赤 )
が消灯したら
、 ハイブリッドシステムを停止させます。早めに最
寄りのマツダ販売店で点検を受けてください。
クーリングファンが作動していないとき
ただちにハイブリッドシステムを停止し、 マツダ販売店に連絡してください。
ŒÝ
ハイブリッドシステムおよびガソリンエンジンが冷えているときは、 始動直後にエア
コンを ON にすることでクーリングファンが作動します。ファンの音や風で確認し
てください。わかりにくいときは、 エアコンの ON/OFF をくり返してください。
ただし、 氷点下となる寒冷時はファンが作動しないことがあります。
ハイブリッドシステム過熱警告灯が点灯したとき
1. 安全な場所に車を止めます。
2. ハイブリッドシステムを停止させます。
3. 風通しをよくするため、 注意してボンネットを開けます。
4. エンジンルーム内が十分に冷えてから、 パワーコ
ントロールユニットのリザーバータンクで冷却水
の量を点検します。量が不足しているときはリ
ザーバータンクに冷却水を補充してください。
補充後はキャップを確実に取り付けてください。
ŒÝ
冷却水がない場合は
一時的に水を補充してください。
水を補充したあとは、 冷却水の濃度をもとにもどしてください。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5.
ハイブリッドシステムを始動し、 ハイブリッドシステム過熱警告灯を確認します。
ハイブリッドシステム過熱警告灯が消灯したとき
最寄りのマツダ販売店で点検を受けてください。
ハイブリッドシステム過熱警告灯が点灯し続けるとき
ただちにハイブリッドシステムを停止し、 マツダ販売店に連絡してください。
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5. トラブルが起きたら
キーが作動しないとき
キー一時停止機能
キーが車内にあるとき、 車内に置いてあるキーの機能(パワースイッチでのハイブリッド
システム始動、 リクエストスイッチの操作  )  が盗難防止のため、 一時停止する場合があり
ます。
車内から一時停止したキーのアンロックスイッチを押すと復帰します。
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前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
けん引について
けん引してもらうとき
けん引はできるだけマツダ販売店または JAF などに依頼してください。特に、ハイブリッ
ドシステムが始動しているのに車が動かないときや異常な音がするときは、 駆動装置の故
障が考えられます。必ずマツダ販売店または JAF などに連絡してください。
12V バッテリーがあがったとき、 マイナス端子を切りはなしているとき、 P ポジション
制御システム / パワースイッチ / イモビライザーシステムが故障している場合、 前輪が固
定されている可能性があります。この場合、前輪が接地した状態でのけん引はできません。
前輪を持ち上げるか前後輪すべてを持ち上げた状態で搬送してください。
/
žc ”
長い下り坂を降りるときは、 レッカー車でけん引する。
ロープでけん引をすると、 車間距離を保つためにフットブレーキを多用し、
ブレーキが過熱して効かなくなります。このような状態でけん引を続けると、
前の車に衝突するおそれがあります。
žc ”
車両を搬送するときは、 必ず前輪を持ち上げるか、 前後輪すべて
を持ち上げる。
前輪が接地した状態でけん引すると、 駆動装置が破損したり、 駆動用モーター
が発電しハイブリッドシステムが破損するおそれがあります。破損の状態に
よっては駆動用モーターから発電された電気が異常に流れ、 火災のおそれが
あります。
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5. トラブルが起きたら
けん引について
«™
žc ”
けん引するときは次の点に注意してください。
けん引フックや車体および駆動装置やハイブリッドシステムなどに重大な損
傷を与えるおそれがあります。
 ●この車両で、他車やボート ( トレーラー ) などをけん引しないでください。
 ●急発進など、 けん引フックやロープに大きな衝撃が加わる運転をしない
でください。
 ●けん引フック以外にロープをかけないでください。
žc ”
ロープでけん引してもらうときは、 速度 30km/h 以下、 走行距離は車両積
載車までの移動など、 できるだけ短距離にしてください。
žc ”けん引は車の前進方向で行なってください。
žc ”
金属製のチェーンやワイヤーロープなどを使用するときは、 ロープやロープ
先端についているフック部に布などを巻いてください。直接バンパーにあた
ると、 傷がつくおそれがあります。
žc ”
吊り下げタイプのレッカー車は、 車体を傷つけるおそれがありますので、 で
きるだけ使用を避けてください。
車両を移動するためにけん引してもらうとき
やむをえず車両を移動するためにロープでけん引してもらうときは、 車両の前側にあるけ
ん引フックを使用し、 次の手順で行なってください。
1. けん引フック、 ホイールレンチをトランクルームから取り出します。
→ 477ページ「工具、 ジャッキの格納場所」
2. マイナスドライバーなどの先端に布を巻いてカ
バーを取りはずします。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
«™
žc ”
カバーはバンパーから完全に取りはずし、 紛失しないように保管してくださ
い。
Zœ¾Ñ¿«
× 
”ç èï½
3. ホイールレンチを使ってけん引フックを確実に取
り付けます。
4. けん引ロープをフックにかけます。
NŽ º NŽ º
Z

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5. トラブルが起きたら
けん引について
スタックからの脱出のためにけん引してもらうとき
雪の吹きだまりなどでスタックして走行できなくなったときは、 車両後側にあるけん引
フックを使用し、 他車に引っ張り出してもらって脱出してください。
1. けん引フック、 ホイールレンチをトランクルームから取り出します。
→ 477ページ「工具、 ジャッキの格納場所」
2. マイナスドライバーなどの先端に布を巻いてカ
バーを取りはずします。
«™
žc ”
カバーはバンパーから完全に取りはずし、 紛失しないように保管してくださ
い。
Zœ¾Ñ¿«
× 
”ç èï½
3. ホイールレンチを使ってけん引フックを確実に取
り付けます。
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