MAZDA MODEL AZ-WAGON 2012 ワゴン|取扱説明書 (in Japanese)
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7. 万一のとき/ヒューズ切れ
7-16
œËЄ
電気装置が作動しないときや、電球が切
れていないのにランプが点灯しないとき
は、ヒューズ切れが考えられます。
ヒューズは、エンジンルーム内と運転
席足元にあります。
エンジンルーム内のヒューズ
70K165
■ リレーボックス内のヒューズ
ヒューズの表は、ボックスのふたの裏側
にあります。
82K147
装備仕様の違いにより、所定の位置に
ヒューズがない場合があります。ま
た、装備がなくてもヒューズだけがあ
る場合があります。
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
(1) メインヒューズボックス
(2) リレーボックス
ヒューズ切れ
ヒューズが切れたときは
(2)
(1)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
位置 表示 容量 接続先名称
1 H/L 25A ヘッドライト
2DCDC 2 ー ー
3H/L R15A ヘッドライト
(右)
4H/L L15A ヘッドライト
(左)
5THR MOT15A スロットル
モーター
6 FI 15A 燃料噴射装置
7 CVT 15A CVT
8 FOG 15A フォグランプ
9A-STOP ー ー
10 CPRSR 10A
コンプレッサー
11 RDTR 30Aラジエーター ファン
12 DCDC ー ー
13 ST2 ー ー
14 H/L
HI/SOL R 15A
ディスチャージ
ヘッドライト (右)
15 H/L
HI/SOL L 15Aディスチャージ
ヘッドライト
(左)
000-AZ 取扱説明書 .book 16 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/ヒューズ切れ
7-17
œËЄ
運転席足元のヒューズ
70K174
82K149
装備仕様の違いにより、所定の位置に
ヒューズがない場合があります。ま
た、装備がなくてもヒューズだけがあ
る場合があります。
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
(1) 運転席足元のヒューズ
(1)
12 3
4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
位置 表示 容量 接続先名称
1 ST 30A スターター
2B/U25A 室内灯
オーディオ
3P/W30A パワー
ウインドー
4 注)
P/W T 20A
パワーウインドー
タイマー機能
5BLW25A ブロワー
ファン
6 D/L 20A ドアロック
7 BCM 10A BCM
8 RADIO 15A ラジオ
9HTR10A
ヒーター
10 WIP 15A ワイパー
11 BACK 10A 後退灯
12 A/B 10A エアバッグ
13 ACC 15A アクセサリー
ソケット
14 RR DEF 20A リヤ
デフォッガー
15 STL 15A 電動ハンドル
ロック
16 STOP 10A 制動灯
17 HORN
HAZ 15A
ホーン
非常点滅灯
18 TAIL 10A尾灯
000-AZ 取扱説明書 .book 17 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/電球切れ
7-18
Ö9
注)P/W T のヒューズを外したり交換し
たりしたときは、はさみ込み防止機
構の初期設定を行なってください。
→ 3-20 ページ(はさみ込み防止 機構の初期設定のしかた)
ヒューズの点検・交換には、ヒューズ抜
き(低背ヒューズ用、市販品)および交
換用ヒューズ(別売り)が必要となりま
す。点検・交換の際は、マツダ販売店に
ご相談ください。
点検・交換のしかた
エンジンスイッチを (OFF)
にします。
エンジンルーム内のリレーボックス
では、ボックスのカバーを外しま
す。
故障の状況から、点検すべきヒュー
ズをヒューズの表で確認します。
ヒューズ抜き(市販品)をヒューズ
に差し込んで引き抜き、ヒューズが
切れていないか点検します。 切れているときは、同じ容量の
ヒューズと交換します。
交換したヒューズがすぐに切れる
ときは、電気系統の故障が考えら
れます。マツダ販売店で点検を受
けてください。
82K208
ライトやランプ、方向指示器/非常点滅
灯などを点灯または点滅させて、電球切 れがないか点検してください。
位置 表示 容量 接続先名称
19 DOME 10A 室内灯
20 IG1 SIG 10A
パワー
ステアリング
21 MTR 10A メーター
22 IG COIL 15A
イグニッション
コイル
23 ABS 10A ABS
ヒューズの点検と交換
1LOCK
2
3
(1) 正常なヒューズの例
(2) 切れたヒューズの例
ヒューズは、同じサイズで同じ容量の
ものと交換してください。サイズの違
うヒューズ、容量の大きいヒューズ、
針金、銀紙などを使用すると、配線が
焼損したり火災が発生したりする原因
となります。
制動灯は他の人に見てもらうか、壁
などを利用して点検してください。
メーター内の方向指示器表示灯の点
滅が異常に速くなったときは、方向
指示器/非常点滅灯の電球切れが考
えられます。
4
(1) (2)
電球切れ
電球の点検
000-AZ 取扱説明書 .book 18 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/電球切れ
7-19
Ö9
ヘッドライトなどのレンズ内
面のくもり
レンズ内面に大粒の水滴がついていると
きやランプ内に水がたまっているとき
は、マツダ販売店で点検を受けてくださ
い。
電球が切れているときは、ワット数およ
び型式が同一の電球と交換してください。
電球のワット数および型式は、サービス
データ(8-4ページ)をご覧ください。
電球を交換しても点灯しない、または
すぐ切れるときは電気系統の故障が考
えられます。マツダ販売店で点検を受
けてください。
なお、制動灯が点灯しないときには、
タイヤ空気圧警報システム(タイプ別
装備)が正常に作動しない場合があり
ます。
→ 4-25ページ
(タイヤ空気圧警報システム)
51K0180
ヘッドライトやリヤコンビネーション
ランプなどは、ランプ内外の温度差に
より一時的にレンズ内面がくもること
がありますが、機能上の問題はありま
せん。(窓ガラスがくもるのと同じ現
象)
感電のおそれがあるため、次の電球交
換は絶対に行なわないでください。交
換の際は、マツダ販売店にご相談くだ
さい。
ディスチャージヘッドライト。高電
圧を使用しています。
電球を交換するときは
ディスチャージ仕様車 ( カスタムスタ
イル以外 ) の上向きヘッドライト ( ハ
ロゲン電球 )。交換時に高電圧部分に
ふれるおそれがあります。
電球を交換するときは、次のことをお
守りください。
安全で平らな場所に駐車し、パーキ
ングブレーキをしっかりとかけてく
ださい。
電球が十分に冷えてから行なってく
ださい。消灯直後は熱くなるため、
やけどのおそれがあります。とくに
ハロゲン電球(ヘッドライトやフォ
グランプ)が高温になります。ま
た、エンジンルーム内の電球は、エ
ンジンが十分に冷えてから交換して
ください。
ハロゲン電球は高圧ガスを封入して
いるため、とくに慎重に扱ってくだ
さい。割れるとガラスが飛散して、
けがのおそれがあります。
車両の部品などで手や腕などをけが
しないよう、長袖の上着と手袋を着
用してください。
ハロゲン電球を扱うときは、油脂類が
付着していない、きれいな手袋をはめ
てください。使用時電球が高温になる
ため、素手で扱ってガラス部分に油な
どが付着すると、発熱による早期電球
切れのおそれがあります。
000-AZ 取扱説明書 .book 19 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/電球切れ
7-20
Ö9
ハロゲンヘッドライト
ボンネットを開けます。
→ 3-21ページ(ボンネット)
カプラー(1)は、カプラー本体を
しっかり持って車両後方へまっすぐ
引いて外します。
ゴ ム カ バ ー(2 )は、ツ マ ミ(3 )
を引いて外します。
70K7007A
止め金(4)を図の矢印のように、
押しながら上方にずらして固定フッ
ク(5)から外します。
70K134
電球を外します。交換後は、外した
ときと逆の手順でもとにもどしま
す。
フォグランプ
フェンダー内のカバーを一部外しま
す。
バンパー底部のクリップ大(1)2
個とフェンダー内のクリップ小
(2)1個は、マイナスドライバー
(市販品)でこじて外します。
70K70130
70K138
タイプ別装備
1
2
(3)(1)
(2)
3
(4)
(5)
4
タイプ別装備
1
(1)
(2)
000-AZ 取扱説明書 .book 20 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/電球切れ
7-21
Ö9
フェンダー内のカバーをめくって内
側から交換します。
70K70090
カ プ ラー(5)は、ツメを押しな
がら外します。
電球(ソケット一体式) (6)は、
反時計方向にまわして外します。
70K70100
交換後は、外したときと逆の手順で
もとにもどします。
フェンダー内のカバーは、バン
パーの内側に入れます。
非分解式ランプ
次のランプは非分解式のため、電球のみ の交換はできません。ランプ本体の交換
となります。点検・交換の際は、マツダ
販売店にご相談ください。
方向指示器/非常点滅灯(フェンダー
またはドアミラー)
ハイマウントストップランプ
その他の一般的な電球
電球ソケットおよび電球の取外し / 取付
けは、次の方法で行ないます。
■ 電球ソケットの取外し/取付け
ソケットをランプ本体から取り外すと
き(1)は、ソケットを反時計方向に
まわして引き抜きます。
取り付けるとき(2)は、ソケットを
ランプ本体の切り欠きに合わせて差し
込み、時計方向にまわします。
65J283
(3) フェンダー内のカバー
(4) バンパー
2
(4) (3)
(6)
(5)
3
(1)
(2)
例
000-AZ 取扱説明書 .book 21 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/電球切れ
7-22
Ö9
■ 電球の取外し/取付け
2つのタイプがあります。
Aのタイプは、図のように抜き差しする
だけです。
B のタイプは、次のようになります。
・取り外すときは、電球を押しながら 反時計方向にまわします。
・取り付けるときは、電球を押しなが ら時計方向にまわします。
82K210
■ 車幅灯、カスタムスタイルの方 向指示器/非常点滅灯(前面)
ボンネットを開け、エンジンルーム内か
ら交換します。
70K204 70K205
カスタムスタイル以外の車の場合、助手
席側の車幅灯を交換するとき、冷却水リ
ザーバータンク(3)を外す必要があり
ます。冷却水をこぼさないよう気をつけ
てください。
①キャップを外し、ホースとともにタン クから抜きます。
②タンクを真上に引き上げて外します。
70K184
(1) 取外し
(2) 取付け
A
B
(1)
(2)
例
カスタムスタイル以外
(1)
(1) 車幅灯(A
タイプ)
(2) 方向指示器/非常点滅灯 (前面、A タイプ)
カスタムスタイル
(1) (2)
(3)
000-AZ 取扱説明書 .book 22 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/電球切れ
7-23
Ö9
■ カスタムスタイル以外の方向指示器/非常点滅灯(前面)
フォグランプの交換( 7-20 ページ参照)
と同様に、フェンダー内のカバーをめ
くって内側から交換します。
70K207
■ リヤコンビネーションランプ
バックドアを開け、ランプ全体を外して
から交換します。
ボルト 2 個は、プラスドライバー(市
販品)などで外します。
ランプ本体は、車両の後方へ引いて外
します。
70K70110 70K70120
■ 番号灯(Aタイプ)
レンズ(1)を反時計方向にまわして外
してから交換します。
70K146
(1) 方向指示器/非常点滅灯
(前面、 Aタイプ)
(1)
カスタムスタイル以外
(1)
(2)
(3)
(1) 制動灯/尾灯(B タイプ)
(2) 方向指示器/非常点滅灯 (後面、B タイプ)
(3) 後退灯(A タイプ)
カスタムスタイル
(2)
(3)
(1)
(1)
000-AZ 取扱説明書 .book 23 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/オーバーヒート
7-24
tКМВ
次のようなときは、オーバーヒートです。
メーター内の水温警告灯が点灯
エンジンルームから蒸気が立ちのぼっ
ている
水温警告灯
82K082
メーターパネル内にあります。
エンジン回転中に、エンジン冷却水温
が高くなると点滅します。また、エン
ジン冷却水温が異常に高くなったとき
は点灯します。
→ 3-42ページ
(警告灯・表示灯の見かた)
車を安全な場所に止めます。
エンジンをかけたままでボンネット
を開けて、エンジンルーム内の風通
しをよくします。
エンジンルームから蒸気が立ちの
ぼっているときは、ボンネットを
開けずに次の手順を行なってくだ
さい。
→ 3-21ページ(ボンネット)
冷却ファンの作動を確認し、水温警
告灯が消灯するのを待ってエンジン
を止めます。
冷却ファンが作動していないとき
や、水温警告灯が消灯しないとき
は、ただちにエンジンを止め、マ
ツダ販売店にご連絡ください。
エンジンが十分に冷えてから、冷却
水の量やホースなどからの水漏れを
点検します。
冷却水の量が不足しているときは補
給します。
水漏れなどの異常があるときは、
マツダ販売店にご連絡ください。
冷却水がなく、やむをえず水だけ
を補給したときは、できるだけ早
くマツダ販売店で冷却水の点検ま
たは交換をしてください。
エンジンルームから蒸気が立ちのぼっ
ているときは、ボンネットを開けない
でください。蒸気や熱湯が吹き出して
やけどのおそれがあります。
オーバーヒート
オーバーヒートとは
オーバーヒートしたときは
1
2
ラジエーターキャップは、エンジンが
十分に冷えてから外してください。エ
ンジンが熱いときは冷却水に圧力がか
かっているため、蒸気や熱湯が吹き出
してやけどのおそれがあります。
82K126
3
4
5
000-AZ 取扱説明書 .book 24 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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7. 万一のとき/その他
7-25
0AE
発炎筒は、助手席足元の左側面のホル
ダーに取り付けています。
点火すると約 5 分間発炎します。踏切
や高速道路などの危険な場所で故障し
たときに、非常用信号として使用しま
す。
使用方法は発炎筒に記載されていま
す。あらかじめよく読んでおいてくだ
さい。
発炎筒に表示されている有効期限が切
れる前に、新品と交換してください。
発炎筒はマツダ販売店でご購入くださ
い。
70K166
故障したときの連絡は
お買い求めのマツダ販売店や JAF などの
ロードサービス事業者にご連絡くださ
い。
停止表示板を常備する
万一のために、停止表示板(別売り)を
車に備えてください。高速道路や自動車
専用道路では、車の後方に停止表示板を
置くことが法令で義務づけられていま
す。
路上で故障したときは
車を路肩などに止め、非常点滅灯を点滅させます。必要に応じて停止表示板(別
売り)や発炎筒で他車に注意をうながし ます。
63J70501
全員車から降り、ガードレールの外など
安全な場所に、すみやかに避難してください。
(1) ホルダー (2) 発炎筒
お子さまにはさわらせないでくださ
い。やけどや火災などの思いがけな
い事故を起こすおそれがあります。
必ずホルダーに保管してください。
点火するときは、筒先を顔や身体に
向けないでください。やけどをする
おそれがあります。
ガソリンなどの可燃物の近くでは使
用しないでください。火災の原因と
なります。
トンネル内など、換気が悪い場所で
発炎筒を使用すると、煙で視界が悪
くなります。トンネル内での合図は
非常点滅灯をご使用ください。
その他
発炎筒
(2)
(1)
故障したときは
000-AZ 取扱説明書 .book 25 ページ
2012年5月17日 木曜日 午後1時31分