MAZDA MODEL BIANTE 2008 取扱説明書 (in Japanese)
Page 301 of 360
279
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ジャッキの取り扱い
ジャッキアップする前に
1. 交通のさまたげにならず、 安全に作業できる地面の平らで固い場所に車を移動します。
2. セレクトレバーを P にいれます。
3. ブレーキペダルを踏んだまま、 パーキングブレーキをしっかりとかけ、 エンジンを止
めます。
4. 必要に応じて、 非常点滅灯を点滅させ、 停止表示板( 停止表示灯 )を使 用します。
→274ページ「路上で動けなくなったとき」
5. 人や荷物を降ろし、 工具、 ジャッキを取り出します。
→278ページ「工具、 ジャッキの格納場所」
6. 輪止めを用意します。
ŒÝ
輪止めについて
輪止めはお客様のお車に標準で搭載されておりません。必要に応じてマツダ販売店で
お求めください。なお、 輪止めには、 タイヤを固定できる大きさの石や木材が代用で
きます。
ジャッキを取り出すとき
1. 運転席シートを前に動かし、 カバーを取りはずし
ます。
BIANTE_Mコ_初版.indb 2792014/07/23 14:58:06
Page 302 of 360
280
5. トラブルが起きたら
緊急用具の取り扱い
¹¿Ä
ÏÉ ´
2. 蝶ネジを左にまわしてはずし、 ソケットをゆるめ
てジャッキを取り出します。
ジャッキアップするとき
/
ジャッキアップするときはセレクトレバーを P にいれ、 パーキン
グブレーキをかけ、 ジャッキをかける位置と対角の位置に輪止め
をする。
セレクトレバーが P にはいっていても、 車が動きジャッキがはずれて思わぬ
事故につながるおそれがあります。
Š1. ジャッキをかける位置と対角の位置にあるタイヤ
に輪止めをします。
•前輪をジャッキアップするときは、 後輪の前後
•後輪をジャッキアップするときは、 前輪の前後
2. ジャッキを地面に置きます。
3. ジャッキの図の部分を手でまわしてジャッキを
ジャッキアップ指定位置の近くにくるよう調節し
ます。
BIANTE_Mコ_初版.indb 2802014/07/23 14:58:07
Page 303 of 360
281
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
´ß ¿© ž¿Ó
¦
4. ジャッキをジャッキアップ指定位置( 目印となる
ふくらみの間 )の中央に直角にセットします。
Š
´ß¿© ž¿Ó
¦
5. ジャッキを徐々に上げて、 ジャッキアップ指定位
置(目印となるふくらみの間 )の中央にジャッキ
がはまっていることを確認します。
/
ジャッキアップ指定位置以外にジャッキをかけたり、 ジャッキの
上下に台やブロックなどを入れない。
車体が変形したり、 ジャッキがはずれたりして思わぬ事故につながるおそれ
があります。
× ”ç
èï½
6. ジャッキにジャッキレバーをかけ、 ジャッキレ
バーにホイールレンチを組み付けます。
7. タイヤが地面から少し離れるまで車をジャッキアップします。
BIANTE_Mコ_初版.indb 2812014/07/23 14:58:07
Page 304 of 360
282
5. トラブルが起きたら
緊急用具の取り扱い
/
必要以上にジャッキアップしない。
車体が不安定になるため、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
ジャッキアップした状態で車のエンジンをかけない。
ジャッキがはずれた場合、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
ジャッキアップした車の下には絶対にはいらない。
万一ジャッキがはずれた場合、 重大な傷害につながるおそれがあります。
«™
人を乗せたままジャッキアップしないでください。
ジャッキを格納するとき
1. ソケットが左側になるような方向で蝶ネジをジャッキに差し込み、 右にまわしていっ
たん固定します。
2. ソケットを図の方向にまわします。
3. 蝶ネジをしっかりまわしてジャッキを固定します。
ÏÉ´
¹¿Ä
ŒÝ
ジャッキが完全に固定されていないときは、 走行中に音がする場合があります。
再度ソケットをまわしてジャッキを固定してください。
BIANTE_Mコ_初版.indb 2822014/07/23 14:58:08
Page 305 of 360
283
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
タイヤパンク応急修理キット
» àÍ ï« x .g ©¿Ä本キットはタイヤの接地面に刺さった釘やネジなどに
よる軽度のパンクを一時的に修理するものです。
タイヤに刺さった釘やネジなどを抜かず、 応急修理し
てください。
タイヤパンク応急修理キットは図の位置に格納されて
います。
タイヤパンク応急修理キットについて
タイヤパンク応急修理キット内には、 次のものが格納されています。
.gN«Ö×” µ¤ ž¯ïÓ迱”
'
‹ ÌçÒ¯ž¯ žs` S
Mv³”ç
{
†Ì {
/
万一飲用したときは、 すぐに多量の水を飲み、 応急処置が済んだ
ら、 医師の診察を受ける。
修理剤を飲用すると健康に害があります。
修理剤が目に入ったり、 皮膚に付着したときは、 すぐに多量の水
で洗浄する。
それでも異常を感じたときは、 医師の診察を受けてください。
お子さまには修理剤をさわらせない。
誤って使用すると、 やけどや思わぬ事故につながるおそれがあります。
BIANTE_Mコ_初版.indb 2832014/07/23 14:58:08
Page 306 of 360
284
5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
ŒÝ
修理剤の使用について
●一度使用した修理剤は再使用できません。新しい修理剤をマツダ販売店でお求め
ください。
●次のようなときには、 修理剤を使用することができません。マツダ販売店または
JAF などに連絡してください。
•修理剤の有効期限がきれているとき(有効期限はボトルのラベルに記載されて
います )
•約 4mm 以上の切り傷や刺し傷があるとき
•接地部以外が損傷を受けたとき
•ほとんど空気の抜けた状態で走行したとき
•タイヤがホイールからはずれているとき
•ホイールが破損しているとき
•タイヤが 2 本以上パンクしているとき
タイヤパンク応急修理キットの使いかた
1. 交通のさまたげにならず、 安全に作業できる地面の平らで固い場所に車を移動します。
2. セレクトレバーを P にいれます。
3. ブレーキペダルを踏んだまま、 パーキングブレーキをかけ、 エンジンを止めます。
4. 必要に応じて、 非常点滅灯を点滅させ、 停止表示板( 停止表示灯 )を使用します。
5. 人や荷物を降ろし、 タイヤパンク応急修理キット
を取り出します。
6. 修理剤のボトルをよく振ります。
BIANTE_Mコ_初版.indb 2842014/07/23 14:58:09
Page 307 of 360
285
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
/
注入ホースをねじ込む前にボトルを振る。
注入ホースをねじ込んだ後にボトルを振ると、 修理剤が注入ホースから飛び
散り、 修理剤が衣服などに付着すると取れないおそれがあります。
ŒÝ
修理剤の性質について
0°C 以下の寒冷時では修理剤が固まりやすくなり、 注入作業がしにくくなります。
車内などで暖めると注入作業がしやすくなります。
Ø Äç
«Ö×”
µ
7. ボトルのキャップをはずします。内ぶたをつけた
ままの状態で注入ホースをボトルにねじ込むと、
ボトルの内ぶたが破れます。
ÌçÒ
©ß ¿Ó
¯žs`8. パンクしたタイヤのバルブからキャップを取りは
ずし、 コアまわしの後ろでバルブ内のバルブコア
を押してタイヤの空気を完全に抜きます。
Ìç ÒÌçÒ¯ž
9. コアまわしでバルブコアを左にまわし、 バルブコ
アを取りはずします。
BIANTE_Mコ_初版.indb 2852014/07/23 14:58:09
Page 308 of 360
286
5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
«™
バルブコアをはずすとき、 タイヤに空気が残っているとバルブコアが飛び出
すおそれがあります。バルブコアは慎重に取りはずしてください。
ŒÝ
バルブコアは汚れないように保管してください。
–«Ö×” µ10. 注入ホースの栓をはずし、 注入ホースをバルブに
差し込みます。
ÌçÒ
11. ボトルを逆さまにして持ち、 手でボトルを圧迫し、
修理剤を全てタイヤの中に注入します。
12. 注入ホースをバルブから引き抜き、 コアまわしで
バルブコアを右にまわし、 バルブにバルブコアを
取り付けます。
ŒÝ
修理剤の回収について
注入が完了した空ボトルは、 タイヤ交換または恒久修理の際に修理剤の回収に使用し
ますので、 ボトルは捨てずにマツダ販売店までお持ちください。
BIANTE_Mコ_初版.indb 2862014/07/23 14:58:10
Page 309 of 360
287
運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
S
Mv³” ç13. 運転者のよく見えるところに速度制限シールを貼
ります。
/
ハンドルのパッド部に速度制限シールを貼らない。
万一の場合エアバッグが正常に作動しなくなり、 重大な傷害につながるおそ
れがあります。また、 警告灯やスピードメーターが見えなくなる位置には貼
らないでください。
ÌçÒ×” µ
±Ú
14. エアコンプレッサーのホースの口金を右にまわし
てバルブに取り付けます。
Óå¬
¤ž ¯ïÓ迱 ”
µ ¿½15. エアコンプレッサーのプラグを車内の電源ソケッ
トに差し込み、 電源ポジションを ACC にします。
→216ページ「電源ソケット」
BIANTE_Mコ_初版.indb 2872014/07/23 14:58:11
Page 310 of 360
288
5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
«™
電源ソケットにエアコンプレッサーのプラグを抜き差しするときは、 エアコ
ンプレッサーのスイッチが OFF になっていることを確認してください。エ
アコンプレッサーの ON、 OFF はエアコンプレッサー本体のスイッチで行
なってください。
16. エアコンプレッサーのスイッチを ON にして、 タイヤを適正空気圧まで昇圧します。
ŒÝ
空気圧の調整について
●タイヤの適正空気圧は運転席ドアを開けたボディー側に貼付されているラベルで
確認してください。
●エアコンプレッサーは長時間使用すると故障につながるおそれがありますの
で、 10 分以上連続して作動させないでください。
●タイヤ空気圧が昇圧できない場合は修理できません。もし、 10 分以内に適正空
気圧にならなければ、 タイヤがひどい損傷を受けている可能性があります。こ
の場合は、 本修理キットで応急修理することができません。マツダ販売店または
JAF などに連絡してください。
●空気を入れすぎたときはエアコンプレッサーのホースの口金を緩めて空気を抜い
てください。
17. 適正空気圧まで昇圧できたら、 エアコンプレッサーのスイッチを OFF にしエアコン
プレッサーのホースの口金を左にまわしてバルブから抜きます。
18. バルブキャップを取り付けます。
19. 修理剤をタイヤ内にゆきわたらせるため、 直ちに走行を始めます。
«™
80km/h 以下の速度で慎重に運転してください。80km/h 以上の速度で走
行した場合、 車体が振動することがあります。
20. 10 分間もしくは 5km 程度走行後に手順 14 の方法でタイヤにエアコンプレッサー
を接続し、 エアコンプレッサーに付属している空気圧計でタイヤ空気圧をチェックし
ます。適正空気圧より低下していたら、 手順 15 の作業から再度行ないます。
BIANTE_Mコ_初版.indb 2882014/07/23 14:58:11