MAZDA MODEL ROADSTER 2017 ロードスター|取扱説明書 (in Japanese) 

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
/
サイドエアバッグについて
Э
シート背もたれの外側部分に手、 足、 顔を近づけた姿勢で座らな
い。
シートに座ったときは、 ドアにもたれかかったり、 窓から腕を出したりしな
いでください。サイドエアバッグが作動したときに強い衝撃を受け、 重大な
傷害につながるおそれがあります。
Э
シートにシートカバーを使用しない。
シートカバーを使用するとサイドエアバッグが正常に作動しなくなり、 重大
な傷害につながるおそれがあります。
Э
ドアやシート付近にカップホルダーなどのアクセサリー用品を取
り付けない。
サイドエアバッグが膨らむときにこれらの物が飛散し、 重大な傷害につなが
るおそれがあります。
Э
シートの下に荷物などを置かない。
シートの下部にあるサイドエアバッグの配線が損傷し、 万一の場合エアバッ
グが正常に作動しなくなり、 重大な傷害につながるおそれがあります。
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Э
エアバッグが作動した直後は、 しばらくの間エアバッグ取り付け部をさわら
ないでください。エアバッグが作動すると高温になるため、 やけどをするお
それがあります。
Э
ドアを閉じるときは窓ガラスが割れるほど強く閉めないでください。サイド
エアバッグが作動するおそれがあります。
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1. 運転する前に
SRS エアバッグシステム
ŒÝ
エアバッグの作動について
●エアバッグは瞬時に膨らむため、 エアバッグとの接触により打撲やすり傷など、
けがをするおそれがあります。
●エアバッグが膨らむと白煙が出ますが、 火災ではありません。また、 人体への影
響はありません。ただし、 皮膚などの弱い方はまれに刺激を受けることがありま
す。エアバッグ作動時の残留物(カス )が目や皮膚に付着したときは 、 できるだ
け早く洗い流してください。
●エアバッグは一度膨らむと再使用できません。マツダ販売店で交換してください。
●助手席エアバッグが膨らむときに窓ガラスが破損することがあります。
エアバッグの作動条件について
運転席 / 助手席エアバッグは正面衝突において、 サイドエアバッグは側面衝突において、
強い衝撃を受けたときに作動します。
車体の衝撃吸収ボディー構造により、 乗員への衝撃は大きくならない場合があります。
したがって、 車両の損傷が大きくてもエアバッグが必ずしも作動するとは限りません。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 882016/09/21 16:47:12

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
エアバッグが作動するとき
運転席 / 助手席エアバッグ
次のようなときには、 衝撃が大きいと作動します。
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1. 運転する前に
SRS エアバッグシステム
エアバッグが作動しにくいとき
次のようなときには、 衝撃の大きさによって作動しないことがあります。
運転席 / 助手席エアバッグ
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サイドエアバッグ
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
エアバッグが作動しないとき
次のようなときには作動しません。
運転席 / 助手席エアバッグ
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サイドエアバッグ
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EDR ( イベントデータレコーダー ) について
本車両は、 SRS エアバッグおよびアクティブボンネット制御のためのコンピューターを
搭載しています。
そのコンピューターは、 システムが正常に作動していることを診断するとともに、 衝突や
衝突に近い状態のとき、 次のデータを記録 · 蓄積する EDR を装備しています。
記録するデータ
EDR は下記のような情報を記録します。
●車速
●運転席乗員のシートベルト装着有無
●助手席乗員のシートベルト装着有無
●作動に関する情報( 加速度波形など )
●故障診断情報
ŒÝ
EDR は会話などの音声や映像は記録しません。
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1. 運転する前に
SRS エアバッグシステム
データの開示について
マツダおよびマツダの委託先は、 EDR に記録されたデータを、 車両衝突安全性能の向上
などを目的に取得 · 利用することがあります。
なお、 取得したデータは次の場合を除き、 第三者へ開示 · 提供することはありません。
●お車の使用者の同意がある場合
●裁判所命令などの法的強制力のある要請に基づく場合
●統計的な処理を行なうなどの使用者や車が特定できないように加工したデータを研究
機関などに提供する場合
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
1. 運転する前に
アクティブボンネット
アクティブボンネットについて
万一、 歩行者と衝突して、 一定以上の衝撃が車両前部に加わったとき、 ボンネットの後端
を瞬時に持ち上げ、 エンジンルーム内の部品との空間を広く保つことで、 歩行者の頭部が
ボンネットに衝突したときの衝撃をやわらげます。電源ポジションが ON のとき、 作動
速度範囲内で走行中に、 歩行者やその他の物体との衝突により、 フロントバンパー裏に取
り付けているセンサーが一定以上の衝撃を感知すると、 システムが作動し、 ボンネットを
持ち上げます。
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アクティブボンネットが作動したときは、 必ずマツダ販売店に相
談する。
アクティブボンネットが作動したとき、 ボンネットオープナーを引くと、 さ
らにボンネットが上がります。ボンネットが上がったまま走行すると視界が
妨げられ、 おもわぬ事故につながるおそれがあります。また、 ボンネットを
無理に押しもどさないでください。作動したボンネットは手動では下げるこ
とができないため、 ボンネットが変形したり、 思わぬケガをするおそれがあ
ります。アクティブボンネットが作動したあとマツダ販売店まで運転する場
合は、 持ち上がったボンネットが視界の妨げにならないことを確認したあと、
十分に速度を落とし注意して運転してください。
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1. 運転する前に
アクティブボンネット
«™
Э
アクティブボンネットが作動した直後は、 アクチュエーターに触れないでく
ださい。作動直後はアクチュエーターが熱くなっているため、 やけどをする
おそれがあります。
取り扱いについて
●ボンネットが完全に閉まっていないと、 正常に作動しないおそれがあります。走行前
に必ず確認してください。
●電源ポジションを ON にしたあと、 約 8 秒間はシステムが正常に作動しないことがあ
ります。
●四輪とも同一指定サイズのタイヤを使用してください。異なるサイズのタイヤを使用
すると、 システムが正常に作動しなくなるおそれがあります。
●フロントバンパー周辺に衝撃が加わったときは、 アクティブボンネットが作動しなく
てもセンサーが損傷している可能性があります。必ずマツダ販売店で点検を受けてく
ださい。
●アクティブボンネットの部品や配線を取りはずしたり修理しないでください。また、
電気テスターを使ってシステムの回路診断をしないでください。誤って作動したり、
正常に作動しないおそれがあります。修理や交換作業が必要なときはマツダ販売店に
ご相談ください。
●フロントバンパー、 ボンネット、 サスペンション、 エアロパーツ、 ホイールをマツダ
純正品以外に交換しないでください。システムが正常に作動しなくなるおそれがあり
ます。
●フロントバンパーにマツダ純正品以外を取り付けないでください。また、 ボンネット
に物を取り付けないでください。システムが正常に作動しなくなるおそれがあります。
●ボンネットを強く閉めたり、アクチュエーターに荷重を加えないでください。アクチュ
エーターが損傷し、 システムが正常に作動しなくなるおそれがあります。
●サスペンションを改造しないでください。車高やサスペンションの硬さが変わると、
システムが正常に作動しなくなるおそれがあります。
●部品を装着するときは、 マツダ販売店にご相談ください。不適切に取り付けると、 衝
撃を正しく検知できず、 正常に作動しなくなるおそれがあります。
●廃車にするときは、 必ずマツダ販売店にご相談ください。正しく取り扱わないと、 思
わぬ傷害を受けるおそれがあります。
●アクティブボンネットは、 一度作動すると再使用できません。マツダ販売店で交換し
てください。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 942016/09/21 16:47:16

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
作動するとき、 しないとき
作動するとき
次のような衝撃を受けたときに作動します。
●作動速度範囲での走行時、 フロントバンパーに歩行者と同等、 もしくはそれ以上の衝
撃を正面から受けたとき( 衝突したときにフロントバンパーに痕跡が残らないような
場合でも、 一定以上の衝撃が加われば作動します。また、 軽い物、 小さな動物や他の
小さな物体でも衝突の状況、 速度によっては作動することがあります。)
●その他に、 次のような車両下部やフロントバンパーに衝撃を受けたときも作動するこ
とがあります。
•縁石に衝突したとき
•深い溝や穴に落ち込んだとき
•ジャンプして地面にぶつけたとき
•駐車場のスロープ、 うねりのある道路、 突起物や落下物などにぶつけたとき
作動しにくいとき
次のような場合は、 衝撃を感知しにくいため、 作動しないことがあります。
●走行中、 フロントバンパーの左右の角や側面に歩行者がぶつかったとき
●かばんなど衝撃を吸収できるものを携帯した歩行者と衝突したとき
作動しないとき
次のようなときには作動しません。
●作動速度範囲外での走行時にフロントバンパーが衝撃を受けたとき
●横方向や後部から衝撃を受けたとき
●横転、 転覆したとき(事故の状況、 形態によっては、 アクティブボンネットシステム
が作動することがあります。)
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1. 運転する前に
安全に運転をしていただくために
積雪、 寒冷時の取り扱い
お車に乗る前に
ルーフ / 幌、 ボンネットに雪が積もっているときは
●走行中、 ガラスに雪が落ちると視界のさまたげとなり危険です。
またボンネットに雪が積もったまま走行すると、 万一のときにアクティブボンネット
が作動しにくくなるおそれがあります。
走行前に取り除いてください。
●気温が 5°C 以下のときは、 ソフトトップの開閉操作をしないでください。凍結によ
り幌生地が損傷するおそれがあります。
ガラスに雪や霜がついているときは
●視界を確保するため、 雪や霜を取り除いてください。
●プラスチックの板などを使用して取り除くことができます。
プラスチックの板などを使用する時はガラスに傷をつけないように注意して取り除い
てください。
足まわりなどに雪や氷が付着しているときは
部品に傷をつけないように注意して取り除いてください。
ドアなどが凍結しているときは
●ドアが凍結しているときは、 お湯をかけて氷を溶かしてから開けてください。
無理に開けようとすると、 ドアまわりのゴムがはがれたり、 周辺部を損傷するおそれ
があります。
●ドアのキー穴部にはお湯をかけないでください。凍結してキーが差しこめなくなるお
それがあります。
●お湯をかけたあとは、 すぐに水分をふき取ってください。
●ワイパー、 パワーウインドー、 ドアミラーなどが凍結して動かない場合もお湯をかけ
て氷を溶かしてから操作してください。
無理に動かそうとすると故障の原因になります。
お車に乗るときは
靴についた雪をよく落としてから乗車してください。
ペダル類を操作するときにすべったり、 室内の湿気が多くなるため窓ガラスが曇ったりす
ることがあります。
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