MAZDA MODEL ROADSTER 2017 ロードスター|取扱説明書 (in Japanese) 

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
TCS/DSC 作動表示灯
点灯するとき
●電源ポジションを ON にすると点灯し、 しばらく
すると消灯します。
●次のようなときはシステムの異常が考えられま
す。マツダ販売店で点検を受けてください。
•電源ポジションを ON にしても点灯しないと
き、 または点灯したままのとき。
•走行中に点灯したとき。
点滅するとき
走行中に TCS または DSC が作動すると点滅します。
DSC OFF スイッチ
スイッチを押すと TCS/DSC が停止され、 メーター
内の DSCOFF 表示灯が点灯します。
もう一度押すと TCS/DSC が作動可能な状態にな
り、 DSCOFF 表示灯が消灯します。
ŒÝ
●ぬかるみや新雪などからの脱出時に TCS が作動し、 アクセルペダルを踏み込ん
でもエンジンの出力が上がらず、 脱出困難なときに TCS/DSC を停止します。
●TCS/DSC を停止した状態でエンジンを停止した場合、 次にエンジンを始動する
と TCS/DSC は作動可能な状態にもどります。
●TCS/DSC を停止したときは、 TCS/DSC が装備されていない車と同じ走行性
能になります。
●DSCOFF スイッチを 10 秒以上押し続けると、 その後 DSC OFF スイッチを押
しても TCS/DSC を停止することができなくなります。
その場合、 一度電源ポジションを OFF にして、 再度電源ポジションを ON にす
ると、 通常の DSCOFF スイッチの操作が可能になります。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 1972016/09/21 16:48:36

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2. 運転するときに
ダイナミック ・ スタビリティ ・ コントロール(DSC)について
DSC OFF 表示灯
点灯するとき
●電源ポジションを ON にすると点灯し、 しばらく
すると消灯します。
●DSCOFFスイッチを押して、 TCS/DSC を停止
すると点灯します。
●次のようなときはシステムの異常が考えられま
す。マツダ販売店で点検を受けてください。
•電源ポジションを ON にしても点灯しないと
き、 または点灯したままのとき。
•TCS/DSC を停止していないのに点灯したと
き。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 1982016/09/21 16:48:37

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
i-ACTIVSENSE とは¬è”Å“7
÷
‹
i-ACTIVSENSE( アイ ・ アクティブセンス )とは 、 フォワードセンシングカメラ( FSC)
やレーダーセンサーなどを利用したマツダの先進安全 ・ 運転支援システムの総称です。
各機能には限界がありますので過信せず、 安全運転を心がけてください。
認知支援システム
夜間視界
アダプティブフロントライティングシステム(AFS)..........................................200ページ
ハイ ・ ビーム ・ コントロールシステム(HBC).....................................................201ページ
左右側面 ・ 後側方認知
車線逸脱警報システム.............................................................................................203ページ
ブラインド ・ スポット ・ モニタリング(BSM)....................................................210ページ
駐車場発進時後方認知
リア ・ クロス ・ トラフィック ・ アラート(RCTA)..............................................216ページ
カメラ、 センサーについて
フォワードセンシングカメラ (FSC)
フォワードセンシングカメラ(FSC)は 、 車線表示の検知、 および夜間走行時にはヘッド
ランプ、 テールランプ(尾灯 / 制動灯など )、 街灯を認識しています。フォワードセンシ
ングカメラ(FSC)は、 次のシステムが共用しています。
●ハイ ・ ビーム ・ コントロールシステム(HBC)
●車線逸脱警報システム
フォワードセンシングカメラ( FSC)は 、 フロントガラスの上のルームミラー付近に設置
されています。
→219
ページ「フォワードセンシングカメラ(FSC)について¬è”Å“7
÷
‹」
レーダーセンサー ( リア )
レーダーセンサー( リア ) は、 レーダーセンサーから送信される電波が後方からの接近車
両や障害物に反射し、 もどってきた電波を検知することで制御しています。レーダーセン
サー( リア )は次のシステムが共用しています。
●ブラインド ・ スポット ・ モニタリング(BSM)
●リア ・ クロス ・ トラフィック ・ アラート(RCTA)
レーダーセンサー( リア )はリアバンパーの内側に左右 1 つずつ設置されています。
→222ページ「レーダーセンサー( リア )について¬è”Å“7
÷
‹」
ROADSTER_Rニ_初版.indb 1992016/09/21 16:48:37

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
AFS ( アダプティブフロントライティングシステム ) につい
て¬è”Å“7
÷
‹
AFS( アダプティブフロントライティングシステム )は、 エンジン回転中、 ヘッドランプ
が点灯しているとき、 ハンドルの操作にあわせてヘッドランプの照らす方向を左右に自動
で調節するシステムです。
ŒÝ
●対向車がまぶしくないヘッドランプを採用しています。そのため、 海外のような
一時的に右側通行で使用するときでも、 ヘッドランプの光軸を調整する必要はあ
りません。
●AFS(アダプティブフロントライティングシステム )を作動しないようにできま
す。
→547
ページ 「設定変更( カスタマイズ機能 )」
ROADSTER_Rニ_初版.indb 2002016/09/21 16:48:37

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ハイ ・ ビーム ・ コントロールシステム (HBC) とは
¬è”Å“7
÷
‹
ハイ ・ ビーム ・ コントロールシステム( HBC)は 、 フォワードセンシングカメラ( FSC)
を使用することにより夜間走行時に前方の状況を判断し、 ヘッドランプの上向き( ハイ
ビーム )と下向き( ロービーム )を自動的に切り替えるシステムです。
→219ページ「フォワードセンシングカメラ(FSC)について¬è”Å“7
÷
‹」
車速約 30km/h 以上で走行中に、 前方に前方車や対向車がいないときは、 ヘッドランプ
は上向き( ハイビーム )に切り替わります。
次のときは、 ヘッドランプは下向き( ロービーム )に切り替わります。
●前方に前方車や対向車のランプ類を検知したとき
●街灯が並んでいるエリアや、 路面の明るい街中を走行しているとき
●車速が約 20km/h 未満のとき
ハイ ・ ビーム ・ コントロールシステム( HBC)が対象物を認識できる距離は 、 周囲の状況
により異なります。
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«™
Э
サスペンションの改造、 ヘッドランプユニットの改造、 カメラの取りはずし
を行わないでください。ハイ ・ ビーム ・ コントロールシステム ( HBC) が正
常に作動しなくなるおそれがあります。
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システムを過信せず、 常に周囲の状況に注意を払い、 必要に応じて上向き ( ハ
イビーム ) と 下向き ( ロービーム ) を 手動で切り替えるなど、 安全運転に心
がけてください。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 2012016/09/21 16:48:38

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
次のような状況では、 ヘッドランプの切り替わるタイミングが変化することがありま
す。適切に切り替わらない場合は、 視界や道路状況、 交通状況に応じて、 上向き(ハ
イビーム )と下向き( ロービーム )を手動で切り替えてください。
●周囲に街灯、 電光掲示、 信号機などの光源があるとき
●周囲に反射板や標識などの反射物があるとき
●雨、 雪、 霧などで視界が悪いとき
●カーブの多い道、 起伏の激しい道を走行しているとき
●前方車や対向車のランプが暗いときや電球切れしているとき
●薄暗い早朝や夕暮れなどの暗さが不十分なとき
●荷室に重い荷物をのせたとき
●前方車が水をまき上げて走行するなど前方の視界状況が悪いとき
作動させるとき
電源ポジションが ON の状態でランプスイッチがの位置のときにヘッドランプを上
向き( ハイビーム )にします。
周囲の明るさからハイ ・ ビーム ・ コントロールシステ
ム(HBC)が夜と判断すると作動します。同時にメー
ター内のハイ ・ ビーム ・ コントロールシステム(HBC)
表示灯( 緑 )が点灯します。
ランプスイッチをの位置以外にするか、 下向き(ロービーム )またはパッシングに
すると解除します。
ŒÝ
●車速約 30km/h 以上で走行中に、 前方に前方車や対向車がいないときは、ヘッ
ドランプは上向き( ハイビーム )に切り替わります 。車速が 20k m/h 未満のと
きは、 ヘッドランプは下向き( ロービーム )に切り替わります。
●カーブを走行しているときは、 下向き(ロービーム )から上向き( ハイビーム )
に切り替わらないことがあります。
●ハイ ・ ビーム ・ コントロールシステム(HBC)を作動しないように変更できます。
→547ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
ROADSTER_Rニ_初版.indb 2022016/09/21 16:48:39

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
車線逸脱警報システムとは¬è”Å“7
÷
‹
車線逸脱警報システムは自車が車線から逸脱する可能性があることを知らせる装置です。
走行中にフォワードセンシングカメラ( FSC)で車線の白線( 黄線 )を検知して 、 自車が
車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断した場合に、 車線逸脱警報により運転者
に知らせます。白線( 黄線 )の整備された道路でご使用ください。
→219ページ「フォワードセンシングカメラ(FSC)について¬è”Å“7
÷
‹」
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Э
次のような状況のときは、 車線逸脱警報システムを使わない。
実際の走行状況にあわせた適切な作動ができず、 思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
 ●急カーブのある道
 ●悪天候のとき ( 雨、 霧、 雪のときなど )
Э
車線逸脱警報システムを過信しない。
車線逸脱警報システムの機能には限界があります。常にハンドルの操作で進
路を修正し、 安全運転に心がけてください。車線逸脱警報システムは、 前方
不注意を補助するものではないため、 車線逸脱警報システムを過信しすぎる
と、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 2032016/09/21 16:48:39

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
«™
Э
サスペンションの改造を行わないでください。車線逸脱警報システムが正常
に作動しなくなるおそれがあります。
ŒÝ
●自車が車線を逸脱したときは、 車線逸脱警報( 警報音と警告表示 )が作動します。
適切にハンドルを操作し、 車線に沿って車線の中央を走行するようにしてくださ
い。
●車線変更などで方向指示器を操作すると、 車線逸脱警報システムの警報を自動解
除します。方向指示器をもどし、 車線の中央付近を走行して、 システムが白線( 黄
線 )を検知すると、 車線逸脱警報システムが復帰します。
●急なハンドル操作、 アクセル操作、 ブレーキ操作をしながら車線の白線(黄線 )
へ接近したときは、 運転者が車線を変更すると判断し、 車線逸脱警報システムの
警報を自動解除します。
●短時間のうちに連続して車線をはみ出したときは、 車線逸脱警報システムが作動
しない場合があります。
●車線の白線(黄線 )を 検知していないときは、 車線逸脱警報システムは作動しま
せん。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 2042016/09/21 16:48:40

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●次のようなときは、 車線の白線( 黄線 )を正しく検知することができず 、 車線逸
脱警報システムが正常に作動しない場合があります。
•インストルメントパネルの上に置いた物が、 フロントガラスに反射してカメラ
に写ったとき
•荷室などに重い荷物を積んで、 車が傾いているとき
•タイヤの空気圧が指定空気圧に調整されていないとき
•高速道路などで、 料金所、 インターチェンジ、 サービスエリア、 パーキングエ
リアなどの分岐路を走行するとき
•白線( 黄線 )がかすれや汚れなどにより見えにくいとき
•前方車が白線( 黄線 )の近くを走行して、 白線( 黄線 )が見えにくいとき
•天候( 雨、 霧、 雪のときなど )により、 白線( 黄線 )が見えにくいとき
•工事による車線規制や仮設の車線がある区間を走行するとき
•道路補修の消し残り線、 影、 残雪、 雨のたまった轍など、 白線(黄線 ) と紛ら
わしい線が見えるとき
•トンネルの出入り口など、 周辺の明るさが急に変わるとき
•ヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれているとき
•フロントガラスが汚れているときや曇っているとき
•逆光を浴びて路面が光っているとき
•雨あがりなどで、 路面がぬれて光っているときや水たまりがあるとき
•ガードレールなどの影が、 道路上に白線( 黄線 )と平行して写っているとき
•車線の幅が狭いときや広いとき
•道路がうねっているとき
•段差などにより車が大きく揺れたとき
•2 本以上の白線( 黄線 )が隣接して描かれているとき
•交差点付近に様々な路面表示や様々な形状のレーンマーカーがあるとき
ROADSTER_Rニ_初版.indb 2052016/09/21 16:48:40

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
作動させるとき
車線逸脱警報システムスイッチを押します。
メーター内の車線逸脱警報システム OFF 表示灯が消
灯していることを確認します。
車線逸脱警報システム OFF 表示灯が消灯するとシス
テムが待機状態になります。
車線逸脱警報システム OFF 表示灯が消灯した状態で車線の中央を走行します。
次の条件をすべて満たすと、 システム作動状態になります。
●左右もしくは一方に白線( 黄線 )が引かれている車線の中央付近を走行しているとき
●車速約 40km/h 以上で走行しているとき
●直線またはゆるやかなカーブの道路を走行しているとき
次のとき、 車線逸脱警報システムは待機状態になります。
●白線( 黄線 )を検知できないとき
●車速が 35km/h 未満になったとき
●急なカーブを走行したとき
●不適切な速度でカーブを走行したとき
ŒÝ
●左右のどちらか一方の車線の白線( 黄線 )を 検知するまでは、 車線逸脱警報シス
テムは待機状態のままになります。
●左右のどちらか一方の車線の白線(黄線 )を 検知した場合、 検知できていない方
向への逸脱は警報できません。
●車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断する距離、 警報感度( 警報しや
すさ )を変更できます。
→547ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
ROADSTER_Rニ_初版.indb 2062016/09/21 16:48:40

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