MAZDA MODEL ROADSTER 2017 ロードスター|取扱説明書 (in Japanese) 

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
/
žc ”
ブースターケーブルを使用してエンジンを始動する前に必ずバッ
テリー液の量を点検する。
バッテリー液の量が下限 ( LOWER L EVEL) より不足して いる状態でエン
ジンを始動すると、 破裂 (爆発 ) につながるおそれがあり危険です 。バッテ
リー液が不足しているときは、 エンジン始動前に必ず補充液または蒸留水を
補充してください。
処置方法
押しがけによる始動はできません。
別売のブースターケーブルを使用して、 救援車(他の車 )のバッテリーと自車のバッテ
リーを接続してエンジンをかけます。
自車と同じ 12V バッテリーを搭載した救援車を依頼してください。
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žc ”
ブースターケーブルを接続するときは慎重に行なってください。ブースター
ケーブルがベルトなどの回転部に巻き込まれるおそれがあります。
1. 自車のバッテリーと救援車のバッテリーが一番近
い位置になるように、 車を移動させます。
2. ヘッドランプやエアコンなどの電源が切ってある
ことを確認します。
3. バッテリーキャップを取りはずします。
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5. トラブルが起きたら
バッテリーがあがったとき
4. 救援車のエンジンを止めて、 ブースターケーブルを次の順で接続します。
ブースターケーブルを接続する前に各バッテリーの端子(、)の位置を確認して
ください。
• 1 本目
自車のバッテリーの端子
救援車のバッテリーの端子
• 2 本目
救援車のバッテリーの端子
図で表示の箇所( アースを取る )
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×  wÌ¿Âæ”y wÌ¿Âæ ”
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バッテリーを取り扱うときは、 絶対に火気を近づけない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険で
す。また、 火花の発生を防ぐため次の点を必ず守ってください。
 ●の接続は自車バッテリーの端子に接続しないでください。
 ●ブースターケーブルの接続、 取りはずしのときは、端子がボディーや
端子に触れないように十分注意してください。
5. 救援車のエンジンをかけ、 エンジン回転数を高めにします。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
6.
自車のエンジンをかけます。約 3 分間エンジンを回転させて、 応急的に自車のバッテ
リーを充電します。
/
Э
充電中はバッテリーに近づかない。
バッテリー液は希硫酸です。目や皮膚に付着すると重大な傷害につながるお
それがあります。万一目や皮膚に付着したときは、 すぐに多量の水で洗浄し、
応急処置が済んだら、 医師の診察を受けてください。
7. ブースターケーブルを接続したときと逆の順で取りはずします。
8. バッテリーキャップを取り付けます。
9. 早めにマツダ販売店で点検を受けてください。
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バッテリーがあがりやすいときは、 マツダ販売店で点検を受けてください。
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5. トラブルが起きたら
オーバーヒートしたとき
オーバーヒートについて
次のようなときは、 オーバーヒートです。
●高水温警告灯( 赤 )が点灯し、 エンジンの出力が急に低下したとき。
●エンジンルームから蒸気が出ているとき。
/
Э
エンジンルームから蒸気が出ているときは、 ボンネットを開けな
い。
エンジンルーム内が熱いとき、 ボンネットを開けると、 蒸気や熱湯が噴き出
してやけどなど、 重大な傷害につながるおそれがあります。また、 蒸気が出
てない場合でも高温になっている部分があります。ボンネットを開けるとき
は十分に注意してください。
Э
エンジンが十分に冷えるまではラジエーターとリザー
バータンクのキャップを開けない。
エンジンが熱いときにキャップをはずすと、 蒸気や熱湯が噴き出してやけど
など、 重大な傷害につながるおそれがあります。
Э
エンジンルーム内を点検するときは、 ファンやベルトなどの
回転部に触れない。
特に、 エンジンルームが高温のときは、 エンジンが止まっていてもファンが
回転することがあるため、 手や衣服などが巻き込まれるなど、 重大な傷害に
つながるおそれがあります。
処置方法
1. 安全な場所に車を止めます。
2. エンジンルームから蒸気が出ていないかどうかを確認します。
エンジンルームから蒸気が出ているときは
エンジンを止めてください。蒸気が出なくなるまで待ち、 風通しをよくするためにボ
ンネットを開け、 エンジンを始動してください。
エンジンルームから蒸気が出ていないときは
エンジンをかけたままボンネットを開け、 エンジンを冷やします。
クーリングファンが作動していることを確認し、 高水温警告灯(赤 )が消灯したらエ
ンジンを止めます。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
«™
žc ”
クーリングファンが作動していないときは、 クーリングファンの故障が考え
られます。ただちにエンジンを止め、 マツダ販売店にご連絡ください。
3. エンジンが十分に冷えてから、 冷却水の量を点検します。冷却水量が不足していると
きは
ラジエーターリザーバータンクの順に冷却水を補充してください。
冷却水がない場合は一時的に水を補充してください。
補充後はキャップを確実に取り付けてください。
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4. 早めに最寄りのマツダ販売店で点検を受けてください。
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5. トラブルが起きたら
フューエルリッドが開かなくなったとき
フューエルリッドが開かなくなったときは
バッテリーがあがると、 フューエルリッドが開けられなくなります。
この場合、 バッテリーあがりの対処をすることでフューエルリッドを開けることができる
ようになります。
→487ページ「処置方法」
バッテリーあがりの対処をしても、 フューエルリッドを開けることができない場合は電気
系統の故障が考えられます。
この場合は応急処置として次の手順で開けることができます。
1. トランクを開けます。
→ 37ページ「トランクを開けるとき」
“ xc `2. ファスナーを取りはずします。
èÌ ”
3. トランク内側のカバーをめくります。レバーを引
いて、 フューエルリッドを開けます。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 4922016/09/21 16:53:21

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
キーが作動しないとき
キー一時停止機能
キーが車内にあるとき、 車内に置いてあるキーの機能( プッシュボタンスタートでのエン
ジン始動、 リクエストスイッチの操作(アドバンストキーレス機能装備車 ))が盗難防止
のため、 一時停止する場合があります。
車内から一時停止したキーのアンロックスイッチを押すと復帰します。
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5. トラブルが起きたら
けん引について
けん引してもらうとき
けん引はできるだけマツダ販売店または JAF などに依頼してください。特に、 エンジン
がかかっているのに車が動かないときや異常な音がするときは駆動装置の故障が考えられ
ます。必ずマツダ販売店または JAF などに連絡してください。
/
žc ”
長い下り坂を降りるときは、 レッカー車でけん引する。
ロープでけん引をすると、 車間距離を保つためにフットブレーキを多用し、
ブレーキが過熱して効かなくなります。このような状態でけん引を続けると、
前の車に衝突するおそれがあります。
«™
žc ”
オートマチック車をロープでけん引してもらうときは、 速度 30km/h 以下、
走行距離は 30km 以内にしてください。
žc ”
金属製のチェーンやワイヤーロープなどを使用するときは、 ロープやロープ
先端についているフック部に布などを巻いてください。直接バンパーにあた
ると、 傷がつくおそれがあります。
やむをえずロープでけん引してもらうときは、 車両の前側にあるけん引フックを使用し、
次の手順で行なってください。
1. けん引フック、 ホイールレンチをトランクルームから取り出します。
→ 476ページ「工具の格納場所」
2. カバーを取りはずします。
«™
žc ”
カバーはバンパーから完全に取りはずし、 紛失しないように保管してくださ
い。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 4942016/09/21 16:53:22

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
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3. ホイールレンチを使ってけん引フックを確実に取
り付けます。
NŽ º NŽ º
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5. トラブルが起きたら
けん引について
故障車をけん引するとき
一般路上でやむをえず故障した車をロープでけん引するときは、 後ろ側のけん引フックに
ロープをかけてけん引してください。
«™
žc ”
けん引するときは次の点に注意してください。けん引フックや車体および駆
動装置を損傷するおそれがあります。
 ●自車の重量より重い車はけん引しないでください。
 ●急発進など、 けん引フックやロープに大きな衝撃が加わる運転をしない
でください。
 ●けん引フック以外にロープをかけないでください。
žc ”
金属製のチェーンやワイヤーロープなどを使用するときは、 ロープやロープ
先端についているフック部に布などを巻いてください。直接バンパーにあた
ると、 傷がつくおそれがあります。
1. けん引フック、 ホイールレンチをトランクルームから取り出します。→ 476ページ
「工具の格納場所」
2. ホイールレンチなどの先端に布を巻いてカバーを
取りはずします。
«™
žc ”
カバーはバンパーから完全に取りはずし、 紛失しないように保管してくださ
い。
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