MAZDA MODEL ATENZA 2016 アテンザ|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
交通標識認識システム (TSR) とは¬è”Å“7
÷
‹
交通標識認識システム(TSR)は、 走行中にフォワードセンシングカメラ(FSC)が認識
した交通標識を、 アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイに表示することで、 交通標識
の見落とし防止を図り、 安全運転を支援するシステムです。
走行中、 アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイに表示した最高速度標識の速度を、 自
車の速度が超えているときは、 アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイの表示および警
報音で運転者にお知らせします。
交通標識認識システム
 (TSR)  は、 最高速度標識  ( 補助標識も含む )、 車両進入禁止標識、
および一時停止標識の交通標識を表示します。
最高速度標識、 車両進入禁止標識
一時停止標識
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
/
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走行中は必ず目視にて交通標識を確認する。
交通標識認識システム ( TSR) は 、 交通標識の見落とし防止を図り、 安全運
転を支援するシステムです。天候状況や交通標識に問題がある場合など、 交
通標識を認識できないまたは実際の状況とは異なる交通標識を表示すること
があります。交通標識の確認を怠ると思わぬ事故につながるおそれがありま
すので、 必ず運転者の責任において交通標識を確認してください。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●フォワードセンシングカメラ( FSC)に異常がある場合 、 交通標識認識システム
(TSR)

 は作動しません。
●次のようなときは、 交通標識認識システム( TSR)が正常に作動しない場合があ
ります。


インストルメントパネルの上に置いた物が、
フロントガラスに反射してカメラ
に写っているとき


荷室やリヤシートなどに重い荷物を積んで、
車が傾いているとき


タイヤの空気圧が指定空気圧に調整されていないとき



標準タイヤ以外のタイヤを装着しているとき



高速道路などの、
料金所、 インターチェンジ、 サービスエリア、 パーキングエ
リアなどの分岐路やその周辺を走行しているとき


トンネルの出入り口などの、
周辺の明るさが急に変わるとき


ヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれているとき



フロントガラスが汚れているときや曇っているとき



フロントガラス、
カメラに露  ( 水滴 )  が生じているとき


前方に強い光を受けているとき

(
逆光やヘッドランプ上向き 
(
ハイビーム ) 

ど)



急カーブを走行しているとき



強い光が道路に反射しているとき



夜間やトンネル内などを走行中、
交通標識が自車のヘッドランプの光を受けに
くい位置にあるとき


雨、
霧、 雪などの天候時に走行しているとき


カメラが交通標識を捉えられないとき



交通標識が泥、
雪などで汚れているとき


交通標識が木の茂み、
車などで隠れているとき


影などで交通標識の明るさが一部異なるとき



交通標識が曲がっていたり、
歪んでいるとき


交通標識が低すぎたり、
高すぎたりするとき


交通標識が明るすぎたり、
暗すぎたりするとき  ( 電光標識含む )


交通標識が大きすぎたり、
小さすぎたりするとき


読み取る交通標識の色、
形などに似たものがあるとき 
(
類似の交通標識、 看板
など )
●アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイの設定を非表示にした場合は、 交通標
識認識システム  (TSR)  は作動しません。
●交通標識認識システム(TSR)を作動しないように変更できます。
→ 615ページ「設定変更  ( カスタマイズ機能 )」
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
交通標識ディスプレイ表示
次の交通標識をアクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイに表示します。
最高速度標識
車両進入禁止標識
一時停止標識
上記の表示は一例です。
補助標識の条件
(
時間帯、 右左折時、 区間の終わりなど ) 
をフォワードセンシングカメラ

(FSC)

 が正しく分類できなかった場合、 次の画面を表示します。
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いん
ŒÝ
最高速度標識 ( 補助標識も含む )
●次の条件をすべて満たしているとき、 最高速度標識を表示します。



1  km/h 以上で走行しているとき



ォワードセンシングカメラ
(
FSC)
が
最高速度標識を自車対象標識として認
識し、 最高速度標識を通過したとき
●次のときは、 最高速度標識表示を終了します。


最高速度標識を認識し、
車両が最高速度標識を通過してから、 一定の距離を走
行したとき


自車が路線を変えたと判断したとき



新たに
、 フォワードセンシングカメラ
(
FSC)
が異なる最高速度標識を認識し
たとき

 ( 新しい最高速度標識を表示する )


最高速度標識を表示してから一定の時間経過後、
表示中の最高速度標識より約
30
 km/h 以上速度超過しているとき
車両進入禁止標識
●次の条件をすべて満たしているとき、 車両進入禁止標識を表示します。
•

60  km/h 以内で走行しているとき



ォワードセンシングカメラ
(
FSC)
が
車両進入禁止標識を自車対象標識とし
て認識し、 車両進入禁止標識を通過したとき
●次のときは、 車両進入禁止標識表示を終了します。


車両進入禁止標識を認識し、
車両が車両進入禁止標識を通過してから、 一定の
時間経過
*1したとき
一時停止標識
●次の条件をすべて満たしているとき、 一時停止標識を表示します。



30  km/h 以内で走行しているとき



ォワードセンシングカメラ
(
FSC)
が
一時停止標識を自車対象標識として認
識したとき
●次のときは、 一時停止標識表示を終了します。


一時停止標識表示を開始してから、
一定の時間経過*1したとき
*1

信号待ちや一時停止など停車した場合は

、 時間のカウントを一時的に停止させま
す。再び走行すると停止した秒数から時間のカウントを開始します。
ATENZA_Qテ_初校.indb 2352016/06/24 18:11:54

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
速度超過警報
アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイに表示している最高速度標識より自車の速度が
超えたときに鳴り、 アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイに表示している最高速度
標識のまわりが橙色に 3 回点滅し、 速度超過の状態が続いていれば点灯に切替わります。
周囲の状況を確認しながら、 ブレーキペダルを踏むなどの操作をし、 法定速度内に減速し
てください。
ATENZA_Qテ_初校.indb 2362016/06/24 18:11:54

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トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●速度超過警報は初期設定で作動しないように設定されています。速度超過警報を
作動したいときは、 カスタマイズ設定を行なってください。


Off:
 速度超過警報は作動しません。


警報表示のみ
:  最高速度標識のまわりが橙色に 3 回点滅し、 速度超過の状態
が続いていれば点灯に切替わります。


警報表示
+ 警報音 :  最高速度標識のまわりが橙色に 3 回点滅し、 速度超過の
状態が続いていれば点灯に切替わり、 警報音を鳴らします。
●次のときは、 速度超過警報を終了します。


車速が表示している最高速度標識未満になったとき
 ( カスタマイズで速度超過
警報の警報タイミングを変更している場合は、変更した車速未満になったとき、
速度超過警報は終了します。)


最高速度標識表示が更新され、
速度超過警報の条件を満たしていないとき


最高速度標識表示を終了したとき
●表示している最高速度標識より、 自車の速度が超えているときは、 警報表示と同
時に速度超過警報音が鳴ります。
→ 596ページ「チャイムがなったときは」
●交通標識認識システム(TSR)は、 補助標識付き最高速度標識を認識し、 表示す
ることは可能ですが、 補助標識の条件  ( 時間帯、 右左折時、 区間の終わりなど ) 
を判断することはできません。
従い、

自車が補助標識の条件以外のときでも、 表示された最高速度標識より速度
が超えたときは、 速度超過警報が作動します。
●フォワードセンシングカメラ(FSC)が誤認識した最高速度標識を表示した場合
は、 法定速度で走行しているときでも速度超過警報が作動します。
●速度超過警報は、 次の設定を変更できます。


警報の音と表示パターン



警報を作動するタイミング


615ページ「設定変更  ( カスタマイズ機能 )」
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
車間認知支援システム (DRSS) とは¬è”Å“7
÷
‹
車間認知支援システム(DRSS)は、車速が約 30km/h 以上のとき、レーダーセンサー( フ
ロント )  が前方車との車間距離を計測し、 アクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイ、 ま
たはマルチインフォメーションディスプレイに表示します。さらに、 車速に応じた適正な
車間距離よりも前方車に近づきすぎた場合に、 ディスプレイにお知らせを表示して、 適正
な車間距離を保って運転ができるようアドバイスします。
/
Э
車間認知支援システム (DRSS) を過信しない
車間認知支援システム (DRSS) は前方車との安全な車間距離の目安をお知
らせし、 安全運転のアドバイスを行うシステムです。前方車の種類、天候状況、
道路状況等によっては前方車の検知に限界がありますので、 アクセルやブレー
キの適切な操作を怠ると思わぬ事故につながるおそれがあります。周囲の安
全を確認してブレーキペダルやアクセルペダルを踏むなど、 前方車や後続車
との車間距離を十分に確保してください。
ŒÝ
●次の条件をすべて満たしているときに車間認知支援システム(DRSS)は作動し
ます。


電源ポジションが
ON のとき


車間認知支援システム
 (DRSS)  が ON のとき


セレクトレバーが
R レンジ以外のとき


車速が約
30  km/h 以上のとき
●システムの作動対象は 4 輪車両です。
●バイクや自転車等にも車間認知支援システム(DRSS)が作動するときがありま
す。
●次の条件のときは、 車間認知支援システム(DRSS)が正常に作動しないときが
あります。


DSC
が故障しているとき


前方車が極低速のとき
●次の対象物には作動しません。
•
対向車



静止物
 ( 停車車両、 障害物 )
●車間認知支援システム(DRSS)を作動しないようにできます。
→ 615ページ 「設定変更  ( カスタマイズ機能 )」
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ディスプレイ表示
車間認知支援システム(DRSS)の作動状態をアクティブ ・ ドライビング ・ ディスプレイ、
またはマルチインフォメーションディスプレイに表示します。故障状態については、 セン
ターディスプレイに表示します。故障の場合は、 表示されたメッセージの方法で処置して
ください。
→ 170ページ 「警告表示 / 警告灯、 表示 / 表示灯」

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電源ポジションを OFF にしたときは、 OFF にする前の状態が保持されます。たとえ
ば、 車間認知支援システム
 (DRSS)  が作動可能な状態で電源ポジションを OFF に
すると、 次に電源ポジションを ON にしたときは車間認知支援システム
 (DRSS)  は
作動可能な状態になります。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
車間表示の目安*1
ディスプレイ表示車間距離の目安
( 約 40
 km/h 走
行時 ) 車間距離の目安
( 約 80
 km/h 走
行時 )
マルチインフォメーショ
ンディスプレイ アクティブ ・ ドライビン
グ ・ ディスプレイ
― 約 25  m 約 50  m
―約 20  m 約 40  m
―約 15  m 約 30  m
―約 10  m 約 20  m
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