MAZDA MODEL ATENZA 2016 アテンザ|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
タイヤパンク応急修理キット
本キットはタイヤの接地面に刺さった釘やネジなどによる軽度のパンクを一時的に修理す
るものです。
タイヤに刺さった釘やネジなどを抜かず、 応急修理してください。
タイヤパンク応急修理キットは図の位置に格納されています。
タイ ヤパ ンク応急処理 キット
セダ
ン ワゴ

タイヤパンク応急修理キットについて
タイヤパンク応急修理キット内には、 次のものが格納されています。
修理剤注入ホー スエ アコンプレッサー
予備 バルブコアコ ア回し 速度制限シール
取扱説明書
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5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
/
žc ”
万一誤飲したときは、 すぐに多量の水を飲み、 応急処置が済んだ
ら、 医師の診察を受ける。
修理剤を誤飲すると健康に害があります。
žc ”
修理剤が目に入ったり、 皮膚に付着したときは、 すぐに多量の水
で洗浄する。
それでも異常を感じたときは、 医師の診察を受けてください。
Э
お子さまには修理剤をさわらせない。
誤って使用すると、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
Э
天然ゴムに対するアレルギーを有する人は修理剤に触れない。
アレルギー症状を発症する可能性があります。
ŒÝ
修理剤の使用について
●一度使用した修理剤は再使用できません。新しい修理剤をマツダ販売店でお求め
ください。
●次のようなときには、 修理剤を使用することができません。マツダ販売店または
JAF などに連絡してください。


修理剤の有効期限がきれているとき
 ( 有効期限はボトルのラベルに記載されて
います )



4mm 以上の切り傷や刺し傷があるとき


接地部以外が損傷を受けたとき



パンクしたまま走行し、
タイヤ側面が損傷しているとき


タイヤがホイールからはずれているとき



ホイールやバルブが破損しているとき



タイヤが
2 本以上パンクしているとき
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
タイヤパンク応急修理キットの使いかた
1. 車を交通のさまたげにならない、 地面が平らで固い安全に作業できる場所に移動しま
す。
2. マニュアル車はチェンジレバーを 1 または R に、 オートマチック車はセレクトレバー
を P に入れます。
3. ブレーキペダルを踏んだまま、 パーキングブレーキをかけ、 エンジンを止めます。
4. 必要に応じて、 非常点滅灯を点滅させ、 停止表示板( 停止表示灯 )を使用します。
5. 人や荷物を降ろし、 タイヤパンク応急修理キットを取り出します。
セダ ン ワゴ

6. 修理剤のボトルをよく振ります。
/
žc ”
注入ホースをねじ込む前にボトルを振る。
注入ホースをねじ込んだ後にボトルを振ると、 修理剤が注入ホースから飛び
散り、 衣服などに付着すると取れないおそれがあります。
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5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
ŒÝ
修理剤の性質について
0°C 以下の寒冷時では修理剤が固まりやすくなり、 注入作業がしにくくなります。
車内などで暖めると注入作業がしやすくなります。
ボトル
注入ホー

7. ボトルのキャップをはずします。内ぶたをつけた
ままの状態で注入ホースをボトルにねじ込むと、
ボトルの内ぶたが破れます。
バルブ
キャ ップ
コア回し8. パンクしたタイヤのバルブからキャップを取りは
ずし、 コアまわしの後ろでバルブ内のバルブコア
を押してタイヤの空気を完全に抜きます。
バル ブバルブコア
9. コアまわしでバルブコアを左にまわし、 バルブコ
アを取りはずします。
«™
žc ”
バルブコアをはずすとき、 タイヤに空気が残っているとバルブコアが飛び出
すおそれがあります。バルブコアは慎重に取りはずしてください。
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快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
バルブコアは汚れないように保管してください。

注入ホー ス10. 注入ホースの栓をはずし、 注入ホースをバルブに
差し込みます。
バルブ
11. ボトルを逆さまにして持ち、 手でボトルを圧迫し、
修理剤をすべてタイヤの中に注入します。
12. 注入ホースをバルブから引き抜き、 コアまわしで
バルブコアを右にまわし、 バルブにバルブコアを
取り付けます。
ŒÝ
修理剤の回収について
注入が完了した空ボトルは、 タイヤ交換または修理の際に使用済み修理剤の回収に使
用しますので、 ボトルは捨てずにマツダ販売店までお持ちください。
13. 運転者のよく見えるところに速度制限シールを貼
ります。
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5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
/
Э
ハンドルのパッド部に速度制限シールを貼らない。
万一の場合エアバッグが正常に作動しなくなり、 重大な傷害につながるおそ
れがあります。また、 警告灯やスピードメーターが見えなくなる位置には貼
らないでください。
バルブホー ス
14. エアコンプレッサーのホースの口金を右にまわし
てバルブに取り付けます。
¤ž¯ïÓ迱 ”
Óå

15. エアコンプレッサーのプラグを車内の電源ソケッ
トに差し込み、 電源ポジションを ACC にします。
→ 491ページ「電源ソケット」
«™
žc ”
電源ソケットにエアコンプレッサーのプラグを抜き差しするときは、 エアコ
ンプレッサーのスイッチが OFF になっていることを確認してください。エ
アコンプレッサーの ON、 OFF はエアコンプレッサー本体のスイッチで行
なってください。
16. エアコンプレッサーのスイッチを ON にして、 タイヤを適正空気圧まで昇圧します。
ATENZA_Qテ_初校.indb 5662016/06/24 18:14:14

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運転する

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運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
空気圧の調整について
●タイヤの適正空気圧は運転席ドアを開けたボディー側に貼り付けられているラベ
ルで確認してください。
●エアコンプレッサーは長時間使用すると故障につながるおそれがありますの
で、 10 分以上連続して作動させないでください。
●タイヤ空気圧が昇圧できない場合は修理できません。もし、 10 分以内に適正空
気圧にならなければ、 タイヤがひどい損傷を受けている可能性があります。こ
の場合は、 本修理キットで応急修理することができません。マツダ販売店または
JAF などに連絡してください。
●空気を入れすぎたときはエアコンプレッサーのホースの口金を緩めて空気を抜い
てください。
17. 適正空気圧まで昇圧できたら、 エアコンプレッサーのスイッチを OFF にしエアコン
プレッサーのホースの口金を左にまわしてバルブから抜きます。
18. バルブキャップを取り付けます。
19. 修理剤をタイヤ内にゆきわたらせるためただちに走行を始めます。
«™
žc ”
80km/h 以下の速度で慎重に運転してください。80km/h 以上の速度で走
行した場合、 車体が振動することがあります。
20. 10 分間もしくは 5km 程度走行後に手順 14 の方法でタイヤにエアコンプレッサー
を接続し、 エアコンプレッサーに付属している空気圧計でタイヤ空気圧を確認します。
適正空気圧より低下していたら、 手順 15 の作業から再度行ないます。
/
Э
空気圧が 130kPa (1.3kgf/cm2) 以下に低下していたら、 運
転を中止してマツダ販売店または
JAF などに連絡する。
本修理キットによる応急修理はできません。
Э
手順 14 ~ 20 の作業を繰り返しても、 空気圧の低下が認められ
る場合は、 運転を中止する。
マツダ販売店または JAF などに連絡してください。
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5. トラブルが起きたら
パンクしたとき
«™
žc ”
タイヤ空気圧を空気圧計で確認するときは、 エアコンプレッサーのスイッチ
を OFF にしてから確認してください。
21. 空気圧が低下していなければ、 応急修理完了です。すみやかにマツダ販売店まで慎重
に運転し、 新しいタイヤに交換をすることをおすすめします。修理 · 再使用する場合
はマツダ販売店にご相談ください。
ŒÝ
応急修理をしたタイヤとホイールは
●タイヤパンク応急修理キットで応急修理をしたタイヤは、 できるだけ早く新しい
タイヤに交換をすることをおすすめします。修理 · 再使用する場合はマツダ販売
店にご相談ください。
●ホイールは付着した修理剤をふき取れば再使用できます。ただし、 バルブは新し
いものと取り替えてください。
タイヤパンク応急修理キットの点検
タイヤパンク応急修理キットの点検は定期的に行なってください。
●修理剤の有効期限の確認
●コンプレッサーの作動の確認
ŒÝ
修理剤の有効期限について
修理剤には有効期限があります。有効期限がきれたものは使用できませんので、 ボト
ルのラベルに記載されている有効期限を確認し、 有効期限がきれる前にマツダ販売店
で新しい修理剤をお求めください。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
5. トラブルが起きたら
バッテリーがあがったとき
バッテリーあがりについて
次のような状態はバッテリーあがりです。
●スターターがまわらない。またはまわっても回転が弱く、 なかなかエンジンがかから
ない。
●ホーンの音が小さい、 または鳴らない。
●ランプ類がいつもより極端に暗い。
/
正しく安全にバッテリーを取り扱うために、 バッテリー使用前または点
検前には必ず次の注意事項をお読みください。
žc ”
必ず保護メガネを着用する。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、 目に入ると失
明など重大な傷害につながるおそれがあります。また、 バッテリーから発生
する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあります。
žc ”
バッテリーの近くでお子さまを遊ばせない。また、 バッテリー液
をこぼさない。
バッテリー液には有毒で腐食性の高い希硫酸が含まれており、 目や皮膚に付
着すると重大な傷害につながるおそれがあります。万一、 目や皮膚に付着し
たときは、 すぐに多量の水で洗浄し、 応急処置が済んだら、 医師の診察を受
けてください。
žc ”
絶対に火気を近づけない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険で
す。火気の発生を防ぐため、ブースターケーブルの接続、取りはずしのときは、
端子同士やボディーに触れないように十分注意してください。
žc ”
換気の悪い場所では、 バッテリーの充電を行なわない。また、 充
電中はバッテリーに近づかない。
バッテリーから発生する可燃性ガスに引火して爆発するおそれがあり危険で
す。
ATENZA_Qテ_初校.indb 5692016/06/24 18:14:15

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5. トラブルが起きたら
バッテリーがあがったとき
/
žc ”
ブースターケーブルを使用してエンジンを始動する前に必ずバッ
テリー液の量を点検する。
バッテリー液の量が下限 (LOWER LEVEL) より不足している状態でエン
ジンを始動すると、 破裂   ( 爆発 )   につながるおそれがあり危険です。バッテ
リー液が不足しているときは、 エンジン始動前に必ず補充液または蒸留水を
補充してください。
処置方法
押しがけによる始動はできません。
別売のブースターケーブルを使用して、 救援車  ( 他の車 )  のバッテリーと自車のバッテ
リーを接続してエンジンをかけます。
自車と同じ 12V バッテリーを搭載した救援車を依頼してください。
«™
žc ”
ブースターケーブルを接続するときは慎重に行なってください。ブースター
ケーブルがベルトなどの回転部に巻き込まれるおそれがあります。
1. 自車のバッテリーと救援車のバッテリーが一番近
い位置になるように、 車を移動させます。
2. ヘッドランプやエアコンなどの電源が切ってある
ことを確認します。
3. バッテリーカバーを取りはずします。
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