MAZDA MODEL AXELA 2017 アクセラ|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
横風が強いときは慎重に運転する
横風が強く、 車が横に流されるようなときは、 ハンドルをしっかり握り、 スピードを徐々
に落としてください。トンネルの出口、 橋の上、 山を削った切り通しなどは特に横風が発
生しやすいので注意してください。走行安定性を失い、 思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。
クラッチペダルやブレーキペダルに足をのせたまま走行しない
クラッチペダルやブレーキペダルに足をのせたまま走行したり、 必要以上に半クラッチ操
作を行わないでください。
●クラッチやブレーキの部品が早く摩耗します。
●ブレーキが過熱し、 効きが悪くなるおそれがあります。
ブレーキ操作は右足で
●ブレーキペダルは必ず右足で踏んでください。慣れない左足でのブレーキ操作は、 緊
急時の反応が遅れるなど、 適切な操作ができないおそれがあります。
●アクセルペダルの操作でブレーキペダルに靴が接触することがないように、 運転に適
した靴で運転してください。
警告灯が点灯 / 点滅したら車を止める
走行中に警告灯が点灯 / 点滅したときは、 ただちに安全な場所に停車し、 適切な処置を行
なってください。警告灯の点灯 / 点滅を無視して運転を続けるとエンジンなどを損傷した
り、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
パンクやバースト ( 破裂 ) してもあわてない
走行中タイヤがパンクやバースト( 破裂 ) したときは、 ハンドルをしっかり持ち、 徐々に
ブレーキをかけスピードを落としてください。
急ブレーキをかけるとハンドルをとられるおそれがあります。
次のようなときはパンクやバースト
 ( 破裂 )  が考えられます。
●ハンドルがとられるとき。
●異常な振動があるとき。
●車両が異常に傾いたとき。
スタックした状態から脱出するときは注意する
567ページの「スタックしたとき」をよくお読みください。
床下に衝撃を受けたら下まわりを点検する
安全な場所に停車して、 車の下にブレーキ液や燃料の漏れがないか、 また各部に損傷がな
いか確認してください。
異常があったときは、 マツダ販売店に連絡してください。
そのまま走行すると故障や思わぬ事故につながるおそれがあります。
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2. 運転するときに
安全なドライブのために
異常を感じたときはマツダ販売店で点検を受ける
次のようなときは、 車が故障しているおそれがあります。そのまま走行すると、 思わぬ事
故につながるおそれがあります。マツダ販売店で点検を受けてください。
●普段と違う音や臭い、 振動がするとき。
●ハンドル操作に異常を感じるとき。
●ブレーキ液が不足しているとき。
●車の下に油のあとが残っているとき。
運転装置について
オートマチック車を運転するとき
178ページの「オートマチック車を運転するときに」、 170ページの「オートマチッ
ク車の特性」、 119ページの「エンジンをかける前に」をよくお読みください。
4WD 車の特性
188ペ ー ジ の「i-ACTIVAWDに つ い て¬è”Å“7
÷
‹」、 188ページの「走行す
るときは」をよくお読みください。
タイヤについて
519ページの「タイヤの点検」、 508ページの「タイヤ、 ホイール、 ホイールナットを
交換するときはマツダ販売店に相談する」、 562ページの「タイヤチェーンの取り付け」
をよくお読みください。
けん引してもらうとき
593ページの「けん引してもらうとき」をよくお読みください。
こんなことにも注意
発進時には安全を十分確認する
発進時は周囲の状況に十分注意してください。
●信号待ちなどで停車したときや、 駐車後に発進するときは、 周囲の安全を十分確認し
てから発進してください。
●後退するときに十分な視界を得られないときは、 車から降りて後方の安全を確認して
ください。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
運転中は携帯電話を使用しない
運転しながらハンズフリー以外の自動車電話や携帯電話を使用しないでください。思わぬ
事故につながるおそれがあります。
路面などと車両との干渉に注意する
次のようなとき、 バンパーやマフラーなど車体の下部を損傷するおそれがありますので、
十分注意してください。
●車止めのある場所への駐車
●路肩に沿っての駐車
●路肩など段差のある場所への乗り降り
●駐車場など急な坂道への出入り
●凸凹やわだちのある道路の走行
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2. 運転するときに
安全なドライブのために
違法改造はしない
508ページの「違法改造はしない」をよくお読みください。
タイヤ、 ホイール、 ホイールナットを交換するときはマツダ販売店に相
談する
508ページの「タイヤ、 ホイール、 ホイールナットを交換するときはマツダ販売店に相
談する」、 519ページの「タイヤの点検」をよくお読みください。
タイヤバルブキャップは純正品を使用する
519ページの「タイヤの点検」をよくお読みください。
部品の取り付け、 交換はマツダ販売店に相談する
508ページの「部品の取り付け、 交換はマツダ販売店に相談する」をよくお読みくださ
い。
ナンバープレートは正しい位置に取り付ける
508ページの「ナンバープレートは正しい位置に取り付ける」をよくお読みください。
アクセサリーを取り付けない
フロントガラスや窓ガラス、 また、 その周辺にアクセサリーを取り付けると、 運転のさま
たげになり、 思わぬ事故につながるおそれがあります。また、 アクセサリーの吸盤が凸レ
ンズの働きをして、 火災につながるおそれがあります。
エンジンルーム内のファンやベルトに気をつける
590ページの「オーバーヒートについて」をよくお読みください。
エンジンルーム内に物を置き忘れない
510ページの「点検整備について」をよくお読みください。
ラジエーターが熱いときはキャップをはずさない
590ページの「オーバーヒートについて」をよくお読みください。
バッテリーの取り扱いに気をつける
585ページの「バッテリーあがりについて」をよくお読みください。
航空機内ではキーを操作しない
23ページの「キー」をよくお読みください。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
一酸化炭素中毒に気をつける
自動車から出る排気ガスには、 一酸化炭素が含まれています。一酸化炭素は、 無色 / 無臭
の有毒な気体です。体内に入ると、 一酸化炭素中毒を起こします。一酸化炭素中毒の初期
症状は、 目まい / 吐き気 / 頭痛などの体調不良ですが、 症状が進むと意識不明になって動
けなくなります。また、 症状によっては死に至ることがあります。万一、 排気管などに腐
食や損傷があったり、 排気音に異常を感じたときは、 マツダ販売店で点検を受けてくださ
い。また、 車内で排気ガスの臭いがしたときは、 すべての窓を全開にするか、 空調を手動
で外気導入にして新鮮な外気を取り入れてください。そのまま走行すると、 排気ガスが車
内に侵入し、 一酸化炭素中毒になるおそれがあり危険です。
ライターやメガネを車内に放置しない
炎天下に駐車するときは、 車内にメガネやライターを放置しないでください。車内が高温
になるため、 ライターが爆発したり、 プラスチックレンズ ・ プラスチック素材のメガネが
変形 ・ ひび割れを起こすことがあります。
ターボ車の特性
ターボ装置は、 エンジンに多量の空気を過給することにより大きな出力を得る装置で、 非
常に精密に作られています。
またその潤滑はエンジンオイル、 冷却は冷却水によって行われています。
ターボ装置の故障を防ぐため、 次の点を守ってください。
●エンジンオイル、 オイルフィルターは必ず指定された期間で交換してください。
●エンジン始動直後の空ふかし、 急加速は行なわないでください。
●ターボ装置の冷却のため、 高速走行や登坂走行の直後は、 エンジンを停止する前にア
イドリング運転を行なってください。ただし、 i-stop が作動したときはアイドリング
運転は不要です。
運転状況 アイドリング時間
高速走行 約1分
特殊な連続走行または急な登坂走行 約2分
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2. 運転するときに
安全なドライブのために
駐停車するとき
燃えやすい物のそばに車を止めない
車を止める時には、 次の点を守ってください。
●そばに枯れ草など、 燃えやすいものがない場所に止めてください。走行したあとは排
気管が高温になっているため、 火災につながるおそれがあります。
●壁やべニヤ板などが後方にある場合は、 間隔を十分とってから停車してください。排
気ガスにより変色、 変形したり、 そのまま放置しておくと火災につながるおそれがあ
ります。
仮眠するときはエンジンを止める
エンジンをかけたままで仮眠しないでください。無意識にチェンジレバー / セレクトレ
バーを動かしたり、 アクセルペダルを踏み込み車が発進したり、 エンジンや排気管の異常
過熱による火災など思わぬ事故につながるおそれがあります。また、 排気管が損傷してい
たり、 換気の悪い場所では、 知らない間に排気ガスが車内に侵入し、 一酸化炭素中毒にな
るおそれがあり危険です。
長時間停車するときは空調を外気導入にする
エンジンをかけたまま長時間停車するときは、 空調を手動で外気導入にしてください。空
調を内気循環にすると、 車内の圧力が下がり排気ガスが入りやすくなるため、 一酸化炭素
中毒になるおそれがあり危険です。
換気の悪い場所でエンジンをかけたままにしない
換気の悪い場所ではエンジンをかけたままにしないでください。ガレージの中や積雪した
場所、 その他周囲が囲まれた換気の悪い場所では、 排気ガスが行き場を失い車内へ入りや
すくなるため、 一酸化炭素中毒になるおそれがあり危険です。
坂道駐車はパーキングブレーキをしっかりかける
坂道での駐車は、 パーキングブレーキをしっかりかけ、 マニュアル車はチェンジレバーを
1 または R に、 オートマチック車はセレクトレバーを P に入れてください。
急な坂道ではさらに輪止めをしてください。輪止めをしないと車が動き出し、 思わぬ事故
につながるおそれがあります。
車の移動はエンジンをかける
車を少し移動させるときでも、 必ずエンジンをかけてください。下り坂などで傾斜を利用
して移動させると、 ハンドルがロックされたり、 ブレーキの効きが悪いため思わぬ事故に
つながるおそれがあります。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ハンドルをいっぱいにまわした状態を長く続けない
ハンドルをいっぱいにまわした状態を長く続けると、 パワーステアリング装置を損傷する
おそれがあります。
車から離れるときは必ずパーキングブレーキをかけ、 施錠する
車から離れるときは、 必ずパーキングブレーキをかけエンジンを止め、 ドアを施錠してく
ださい。また、 盗難にあわないために、 車内には貴重品を置かないでください。
お子さまを乗せるとき
車から離れるときはお子さまも一緒につれていく
車から離れるときはお子さまだけを車内に残さないでください。
●お子さまのいたずらにより、 装置の作動、 車の発進、 火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。
●炎天下の車内はたいへん高温になり、 お子さまが脱水症状を起こすおそれがあります。
症状がひどくなると脳に障害が残ったり、 最悪の場合死に至るなどお子さまの命にか
かわる重大な傷害につながるおそれがあり危険です。
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
電源ポジション ( エンジンスイッチ )
各位置の働き
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Ó¿³áØ »ï
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マニュアル車はクラッチペダル、 オートマチック車は
ブレーキペダルを踏まない状態で、 プッシュボタンス
タートを押すごとに OFF、 ACC、 ON の順に電源ポ
ジションが切り替わります。ON からもう一度、 プッ
シュボタンスタートを押すと OFF へもどります。
電源ポジショ
ン 働き
OFF プッシュボタンスタートの表示灯

(

橙 )  が、 消灯します。
ACC エンジン停止時に、 オーディオな
どの電装品が使用できる位置。プッ
シュボタンスタートの表示灯
(

橙 )

が、

点灯します。
ON 全ての電装品が使用できる位置。
プッシュボタンスタートの表示灯

(

橙 )
が
、 点灯します。
(
エンジン
回転中は、 プッシュボタンスター
トの表示灯は消灯します。)
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
 ●ハンドルがロックされているときは
プッシュボタンスタートの表示灯
(

緑 )
が
点滅します。ハンドルを左右に動かし
ながら、 プッシュボタンスタートを押して、 ハンドルのロックを解除してくださ
い。
 ●(SKYACTIV-G 1.5)
プッシュボタンスタートを押して 、 エンジンが始動する前に燃料タンク付近から
フューエルポンプのモーター作動音が聞こえることがありますが異常ではありま
せん。
●エンジンを止めたままで、 オーディオなどを長時間使用したり、 電源ポジション
を ON のまま放置しないでください。バッテリーがあがるおそれがあります。電
源ポジションを ACC
(

オートマチック車は、 セレクトレバーが P の位置になっ
ていること )
で放置した場合は

、 約 25 分間で電源ポジションが OFF になりま
す。
●マニュアル車はクラッチペダル、 オートマチック車はブレーキペダルをいっぱい
に踏み込んだ状態で、 プッシュボタンスタートを押すとエンジンが始動します。
電源ポジションの切り替えを行なう場合は、 ペダルを踏まずにプッシュボタンス
タートを押してください。
エンジンの始動
エンジンをかける前に
1. パーキングブレーキがかかっていることを確認します。
2. マニュアル車はチェンジレバーがニュートラル位置、 オートマチック車はセレクトレ
バーが P の位置にあることを確認します。
3. 正しい運転姿勢をとり、 右足でアクセルペダルとブレーキペダルが確実に踏めるか確
認します。ペダルの踏み間違いのないように、 ペダルの位置を確認しておいてくださ
い。
→ 47ページ「正しい運転姿勢」
クラッチスタートシステムについて ( マニュアル車 )
クラッチスタートシステムとは、 クラッチペダルを踏まずにプッシュボタンスタートを押
してもエンジンを始動させない装置で、 車が動き出すのを防止します。
エンジンを始動するときは、 クラッチペダルをいっぱいに踏み込んでください。
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
ŒÝ
エンストで動けなくなったとき
ギヤを入れたままプッシュボタンスタートを押し続けても車は動きません。
→ 568ページ「エンストで動けなくなったとき」
エンジンをかけるとき
/
Э
植込み型心臓ペースメーカーおよび植込み型除細動器の医療用機
器を使用している方は車内 · 車外のアンテナから約 22cm 以内
に医療用機器を近づけない。
電波により、 医療用機器の作動に影響をおよぼすおそれがあります。
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