MAZDA MODEL AZ-WAGON 2012 ワゴン|取扱説明書 (in Japanese)
Page 131 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-2
正しい姿勢でシートにすわり、正しく
シートベルトを着用しないと、シートベ
ルトが本来の効果を発揮できません。
シートベルトを着用するときは、次のこ
とに注意してください。
シートを正しい位置に調節し、上体を
起こして奥深くすわります。
ベルトがねじれないように着用します。
腰ベルトは、腰のできるだけ低い位置
にかけます。
肩ベルトは、首と肩先の中央にかけま
す。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
→ 3-24ページ(正しい運転姿勢)
70K216
お子さまもシートベルトを
着用
→ 2-5ページ
(お子さまを乗せるときは)
80J028
シートベルト
シートベルトについて
肩の中央にかけ、
たるみ、ねじれを取る
腰のできるだけ低い位置にかけ、
たるみを取る シートを調節し、上体を
起こして奥深くすわる
走行前にシートベルトを正しく着用
してください。走行中に着用したり
調節したりすると、思わぬ事故を起
こすおそれがあります。
背もたれを必要以上に倒さないでく
ださい。また、洗たくばさみやク
リップなどでベルトをたるませない
でください。シートベルトが本来の
効果を発揮できません。
助手席や後席の同乗者全員にシート
ベルトを着用させてください。
お子さまをシートベルトで遊ばせない
でください。ベルトを身体に巻きつけ
るなどして遊んでいるときに、窒息な
ど重大な傷害を受けるおそれがありま
す。万一の場合はハサミでベルトを切
断してください。
000-AZ 取扱説明書 .book 2 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 132 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-3
妊娠中や疾患のある方は
80J075
シートベルト警告ブザー
運転席のシートベルト着用忘れを防止す
るためのブザーです。
エンジンをかけて走行を開始してか
ら、最初に車速が約 15 km/h 以上に
なったときに運転者がシートベルトを
着用していないと、メーター内のシー
トベルト警告灯が点灯から点滅に切り
替わるとともに、シートベルト警告ブ
ザーが断続的に鳴ります。
→ 3-44ページ
(シートベルト警告灯)
シートベルトの長さ調節
シートベルトは、長さ調節が必要ありま
せん。身体の動きにあわせてベルトが伸
縮し、強い衝撃を受けたときは自動的に ベルトがロックされて身体を固定しま
す。
妊娠中の方、疾患がある方もシートベ
ルトを着用してください。ただし、衝
突のときに局部的に強く圧迫されるお
それがありますので、医師に相談して
注意事項を確認してください。
妊娠中の方は、腰ベルトを腹部を避
けて腰部のできるだけ低い位置にか
けます。肩ベルトは、首と肩先の中
央から腹部を避けて胸部にかかるよ
うに着用してください。
腹部を避けて
胸部にかける
腹部を避けて
腰部の低い位
置にかける
運転者がベルトを着用すると、警告
灯は消灯します。また、警告ブザー
が鳴っているときは、ブザーも止ま
ります。
警告ブザーは運転者がベルトを着用
しなくても、約95 秒間鳴り続けたあ
とに止まります。ただし、警告灯は
点滅から点灯に切り替わったまま、
エンジンスイッチを または (OFF)にするまで消灯しま
せん。
ACC
LOCK
000-AZ 取扱説明書 .book 3 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 133 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-4
肩ベルトの高さ調節
(前席のみ)
身体の大きさにあわせて、ショルダーア
ンカー(2)の高さ調節ができます。
上に調節するときは、アンカーをその
まま適切な位置まで持ち上げます。
下に調節するときは、ロックレバー
(1)を引き上げたままアンカーを下
げ、適切な位置でレバーをはなしま
す。
調節後は、アンカーを下に引いて固定
されているか確認します。
80J1146
■ 着用のしかた
タングプレート(1)とシートベル
トをつかみ、ベルトをゆっくりと引
き出します。
ベルトのねじれを取ります。
80J1147
タングプレート (1)をバックル (2)
の差し込み口にまっすぐになるよう
に合わせて、カチッという音がする
までしっかりと差し込みます。
80J1148
(1)
(2)
ベルトがロックされていて引き出せな
いときは、いったんゆるめてから再度
引き出します。それでも引き出せない
場合は、一度ベルトを強く引いてから ゆるめ、再度ゆっくりと引き出してく
ださい。
シートベルトの着用のしかた
1
(1)
ゆっくり引き出す
ねじれのないこ
とを確認する
2
(1)
(2)
000-AZ 取扱説明書 .book 4 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 134 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-5
腰ベルトを、腰のできるだけ低い位
置にかけます。
肩ベルトを、首と肩先の中央にかけ
ます。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
■ 外すときは
バックルのボタン(3)を押します。
シートベルトが自動的に巻きもどされま
すので、ベルトやタングプレートに手を
添え、ゆっくりともどしてください。
80J1328
シートベルトを正しく着用する
70K40011
ベルトがねじれていると、ベルトを外
したときに巻き取られないことがあり
ます。ベルトにたるみがなく巻きもど
されていることを確認してください。
3
4
5
(3)
シートベルトにねじれやたるみがあ
ると、衝撃を受けたときに局部的に
圧迫されるおそれがあります。
ベルトが腹部にかかっていると、衝
撃を受けたときに強く圧迫されるお
それがあります。
ベルトが肩にしっかりとかかってい
ないと、衝撃を受けたときに前に投
げ出されるおそれがあります。
アームレスト(タイプ別装備)にベ
ルトがかかっていると、シートベル
トが本来の効果を発揮できません。
ベルトは、アームレストの下をとお
してください。
000-AZ 取扱説明書 .book 5 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 135 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-6
取扱い
後席に人を乗せないときは、シートベル
ト(1)およびタングプレート(2)を
次の図のようにベルトガイド(3)にか
けてください。
70K30370
お手入れ
お手入れの方法は、布地などと同様で
す。
→ 6-4ページ(布地、ビニールレザー、 樹脂部品などの手入れ)
シートベルトにほつれや擦り傷、切
り傷があるときは、ベルトを交換し
てください。
バックルが正常に動かないときは、マ
ツダ販売店で点検を受けてください。
衝突などでベルトに強い力がかかっ
たときは、外観に異常がなくても、
機能が損なわれていることがありま
す。ベルトを交換してください。
バックルの内部に異物が入ったり、飲
み物をこぼしたりしたときは、シー
トベルトが正常に機能を発揮しない
おそれがありますので、マツダ販売
店で点検を受けてください。
ベルトをドアにはさまないでくださ
い。ドアを閉める前に、ベルトがた
るみなく巻きもどされているか確認
してください。
ベルトを改造したり、取り外したり
しないでください。
シートベルトの
取扱いとお手入れ
(2)
(3)
(1)
漂白剤、溶剤、染料を使用しないでく
ださい。しみ、変色、強度低下の原因
となります。
000-AZ 取扱説明書 .book 6 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 136 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-7
シートベルトプリテンショナー
とは
エンジンスイッチが のときに、次
のような状況になると、肩ベルトを瞬時
に巻き取ります。
車の前方向から強い衝撃を受けたと
き。運転席・助手席 SRS エアバッグシ
ステムと連動しています。
→ 4-18ページ
(SRSエアバッグシステムの作動)
また、運転席側はラップアウタープリテ
ンショナー機構により、腰ベルトも同時
に巻き取ります。
80J1018
正常に機能させるために
シートベルトプリテンショナーの機能に
影響をあたえる部品に手を加えないでく ださい。シートベルトが思いがけないと
きに巻き取られたり、必要なときに正常
に巻き取られなくなったりすることがあ
ります。
→ 2-27ページ(部品の取付け、取外し、 修理をするときは)
SRSエアバッグ警告灯
80J111
メーターパネル内にあります。
シートベルトプリテンショナー、SRS
エアバッグの電子制御システムに異常
があると、 エンジンスイッチが
のときに点灯します。
→ 3-42ページ (警告灯・表示灯の見かた)
廃棄や廃車
作動していないシートベルトプリテンショナーは、決められた手順で作動させ
てから廃棄する必要があります。
プリテンショナーが一度でも作動する
と、ベルトを引き出すことも巻き取る
こともできなくなります。必ずマツダ
販売店で交換してください。
シートベルトプリテンショナー
前席のみ
ON
拘束効果を
高める
プリテンショナーを廃棄するときや、
装備車を廃車するときは、マツダ販売
店にご相談ください。
ON
000-AZ 取扱説明書 .book 7 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 137 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-8
車の前方向から強い衝撃を受けると、
シートベルト巻き取り装置内のシートベ
ルト可変ロードリミッターが作動し、乗
員に一定以上の荷重がかからないように
肩ベルトを 2 段階に繰り出して、衝撃を
緩和します。
80J1039
82K179
お子さま用シートは、お子さまの年齢
や体格に合った適切なものを選んでく
ださい。
→ 4-10 ページ(お子さま用シート
の選択について)
ISOFIX タイプのお子さま用シート(別
売り)を取り付けるときは、 3-30ペー
ジ の「ISOFIX対応チャイルドシート固
定専用金具 」をお読みください。
強い衝撃を受けたシートベルトは、
ショルダーアンカー部(1)およびタ
ングプレート部(2)の樹脂が強いま
さつで溶けてベルトに付着し、ベルト
が滑りにくくなります。このような場
合は、シートベルトが本来の機能を発
揮できません。必ずマツダ販売店で交
換してください。
シートベルト可変ロード
リミッター(前席のみ)
胸に
加わる力を
緩和する
(1)
(2)
助手席には、ベビーシートなどの後
ろ向きお子さま用シートを取り付け
ないでください。助手席 SRS エア
バッグがふくらむと、お子さま用シー
トの背面に強い衝撃が加わり、生命
にかかわる重大な傷害を受けるおそ
れがあります。
やむをえず助手席にチャイルドシー
トを取り付けるときは、助手席をい
ちばん後ろに下げ、前向きに取り付
けてください。
80J027
お子さま用シートの
シートベルトによる固定
000-AZ 取扱説明書 .book 8 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 138 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-9
固定のしかた
ヘッドレスト(1)は、お子さま用
シートに当たらない高さに調節する
か取り外します。
→ 3-29ページ(ヘッドレストの高
さ調節と取外し・取付け)
70K40021
お子さま用シートと背もたれの間に
すき間ができないように背もたれの
角度を調節します。
座席が確実に固定されているか確認
します。
お子さま用シートに付属の取扱説明
書にしたがって、所定の部位にシー
トベルトを通します。
カチッと音がするまで、タングプ
レ ー ト(2 )を バ ッ ク ル(3 )に
しっかりと差し込みます。
70K40030
上図のお子さま用シートは代表例
です。
お子さま用シートにシートベルト固
定機構もロッキングクリップもそな
わっていない場合は、別売りのロッ
キングクリップを使用してしっかり
と固定します。
67H30630
上図のロッキングクリップ(別売
り)は代表例です。
ヘッドレストを調節してもお子さま用
シートに当たる場合は、ヘッドレスト
を取り外してください。ヘッドレスト
に当たった状態ではお子さま用シート
が確実に固定されないため、衝突のと
きなどにお子さまが重大な傷害を受け
るおそれがあります。
1
(1)
2
3
4
5
シートベルト固定機構またはロッキン
グクリップでお子さま用シートを確実
に固定しないと、急ブレーキをかけた
ときや衝突時に、お子さまが重大な傷
害を受けるおそれがあります。
(2) (3)
6
000-AZ 取扱説明書 .book 9 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 139 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-10
お子さま用シートを前後左右にゆ
すって、確実に固定されているか確
認します。
確実に固定できない場合は、お子
さま用シートに付属の取扱説明書
をご確認いただくか、お子さま用
シートを購入された販売店にご相
談ください。
お子さま用シートは、この項目をよく読
んだうえで、お子さまの年齢や体格に
合った適切なものを選んでください。
2-5 ページの「お子さまを乗せるとき
は」もよくお読みください。
この車は、2006 年 10 月 1 日施行の新
保安基準に適合したISOFIX対応チャイ
ルドシート固定専用金具(ISOFIXアン
カーおよびテザーアンカー)を装備し
ています。
→ 3-30 ページ(ISOFIX 対応チャイ ルドシート固定専用金具)
ECE R44の基準に適合するお
子さま用シートの認証マーク
について
ECE R44(※ 1)の基準に適合するお子さま用シートには、次のような認証マー
クが表示されています。
51K1022
上図の認証マークは代表例です。
※1 ECE R44 とは、お子さま用シート に関する国際法規です。
※2 前図の「 Universal」は、汎 用 カ
テゴリーの認可であることを表し
ます。
お子さま用シートは、確実に固定して
ください。急ブレーキをかけたときや
衝突時に、お子さまが重大な傷害を受
けるおそれがあります。
7
お子さま用シートの選択
について
(1) 法規番号
(2)
お子さま用シートのカテゴリー(※2)
(3) 対象となるお子さまの体重範囲
(4) 装置の仕様
(5) お子さま用シートを認可した国番号
(6) お子さま用シートの認可番号
この車のマツダ純正お子さま用シート
は、ECE R44 の基準に適合していま
す。
(6) (5) (4)
(3)
(2) (1)
000-AZ 取扱説明書 .book 10 ページ
2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
Page 140 of 270
4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-11
ECE R44 の基準に適合するお
子さま用
シートの、座席位置
別適合性一覧表の見かた
→ 4-13ページ(ECE R44の基準に適
合するお子さま用シートの、座席位
置別適合性一覧表)
■ 質量グループについて
ECE R44 の基準に適合するお子さま用
シートは、次の5種類に分類されます。
代表的なお子さま用シートには、次の
ようなものがあります。
後ろ向き、または横向き装着のお子さま
用シートで、首がすわっていないお子さ
ま、ひとりすわりのできないお子さまに
使用します。ECE R44 基準のグループ
0 、0+ に相当します。
64L30810
前向き装着のお子さま用シートで、シー
トベルトが首やあごにかかるときや、腰
骨にかからないようなお子さまに使用し ます。ECE R44 基準のグループ Ⅰに相
当します。
64L30820
前向き装着のお子さま用シートで、シー トベルトが首やあごにかかるときや、腰
骨にかからないようなお子さまに使用し ます。ECE R44 基準のグループⅡ、Ⅲ
に相当します。
64L30830
質量グループ お子さまの体重
グループ0 10kgまで
グループ0+ 13kgまで
グループⅠ 9~18kg
グループⅡ 15~25kg
グループⅢ 22~36kg
ベビーシート
チャイルドシート
ジュニアシート
000-AZ 取扱説明書 .book 11 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分