MAZDA MODEL AZ-WAGON 2012 ワゴン|取扱説明書 (in Japanese)

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-2
正しい姿勢でシートにすわり、正しく
シートベルトを着用しないと、シートベ
ルトが本来の効果を発揮できません。
シートベルトを着用するときは、次のこ
とに注意してください。
シートを正しい位置に調節し、上体を
起こして奥深くすわります。
ベルトがねじれないように着用します。
腰ベルトは、腰のできるだけ低い位置
にかけます。
肩ベルトは、首と肩先の中央にかけま
す。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
→ 3-24ページ(正しい運転姿勢)
70K216
お子さまもシートベルトを
着用
→ 2-5ページ
(お子さまを乗せるときは)
80J028
シートベルト
シートベルトについて
肩の中央にかけ、
たるみ、ねじれを取る
腰のできるだけ低い位置にかけ、
たるみを取る シートを調節し、上体を
起こして奥深くすわる
走行前にシートベルトを正しく着用
してください。走行中に着用したり
調節したりすると、思わぬ事故を起
こすおそれがあります。
背もたれを必要以上に倒さないでく
ださい。また、洗たくばさみやク
リップなどでベルトをたるませない
でください。シートベルトが本来の
効果を発揮できません。
助手席や後席の同乗者全員にシート
ベルトを着用させてください。
お子さまをシートベルトで遊ばせない
でください。ベルトを身体に巻きつけ
るなどして遊んでいるときに、窒息な
ど重大な傷害を受けるおそれがありま
す。万一の場合はハサミでベルトを切
断してください。
000-AZ 取扱説明書 .book 2 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-3

妊娠中や疾患のある方は
80J075
シートベルト警告ブザー
運転席のシートベルト着用忘れを防止す
るためのブザーです。
エンジンをかけて走行を開始してか
ら、最初に車速が約 15 km/h 以上に
なったときに運転者がシートベルトを
着用していないと、メーター内のシー
トベルト警告灯が点灯から点滅に切り
替わるとともに、シートベルト警告ブ
ザーが断続的に鳴ります。
→ 3-44ページ
(シートベルト警告灯)
シートベルトの長さ調節
シートベルトは、長さ調節が必要ありま
せん。身体の動きにあわせてベルトが伸
縮し、強い衝撃を受けたときは自動的に ベルトがロックされて身体を固定しま
す。
妊娠中の方、疾患がある方もシートベ
ルトを着用してください。ただし、衝
突のときに局部的に強く圧迫されるお
それがありますので、医師に相談して
注意事項を確認してください。
妊娠中の方は、腰ベルトを腹部を避
けて腰部のできるだけ低い位置にか
けます。肩ベルトは、首と肩先の中
央から腹部を避けて胸部にかかるよ
うに着用してください。
腹部を避けて
胸部にかける
腹部を避けて
腰部の低い位
置にかける
運転者がベルトを着用すると、警告
灯は消灯します。また、警告ブザー
が鳴っているときは、ブザーも止ま
ります。
警告ブザーは運転者がベルトを着用
しなくても、約95 秒間鳴り続けたあ
とに止まります。ただし、警告灯は
点滅から点灯に切り替わったまま、
エンジンスイッチを または (OFF)にするまで消灯しま
せん。
ACC
LOCK
000-AZ 取扱説明書 .book 3 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-4

肩ベルトの高さ調節
(前席のみ)
身体の大きさにあわせて、ショルダーア
ンカー(2)の高さ調節ができます。
上に調節するときは、アンカーをその
まま適切な位置まで持ち上げます。
下に調節するときは、ロックレバー
(1)を引き上げたままアンカーを下
げ、適切な位置でレバーをはなしま
す。
調節後は、アンカーを下に引いて固定
されているか確認します。
80J1146
■ 着用のしかた
タングプレート(1)とシートベル
トをつかみ、ベルトをゆっくりと引
き出します。
ベルトのねじれを取ります。
80J1147
タングプレート (1)をバックル (2)
の差し込み口にまっすぐになるよう
に合わせて、カチッという音がする
までしっかりと差し込みます。
80J1148
(1)
(2)
ベルトがロックされていて引き出せな
いときは、いったんゆるめてから再度
引き出します。それでも引き出せない
場合は、一度ベルトを強く引いてから ゆるめ、再度ゆっくりと引き出してく
ださい。
シートベルトの着用のしかた
1
(1)
ゆっくり引き出す
ねじれのないこ
とを確認する
2
(1)
(2)
000-AZ 取扱説明書 .book 4 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-5

腰ベルトを、腰のできるだけ低い位
置にかけます。
肩ベルトを、首と肩先の中央にかけ
ます。
ベルトがねじれていないことを確認
し、たるみを取り除きます。
■ 外すときは
バックルのボタン(3)を押します。
シートベルトが自動的に巻きもどされま
すので、ベルトやタングプレートに手を
添え、ゆっくりともどしてください。
80J1328
シートベルトを正しく着用する
70K40011
ベルトがねじれていると、ベルトを外
したときに巻き取られないことがあり
ます。ベルトにたるみがなく巻きもど
されていることを確認してください。
3
4
5
(3)
シートベルトにねじれやたるみがあ
ると、衝撃を受けたときに局部的に
圧迫されるおそれがあります。
ベルトが腹部にかかっていると、衝
撃を受けたときに強く圧迫されるお
それがあります。
ベルトが肩にしっかりとかかってい
ないと、衝撃を受けたときに前に投
げ出されるおそれがあります。
アームレスト(タイプ別装備)にベ
ルトがかかっていると、シートベル
トが本来の効果を発揮できません。
ベルトは、アームレストの下をとお
してください。
000-AZ 取扱説明書 .book 5 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-6

取扱い
後席に人を乗せないときは、シートベル
ト(1)およびタングプレート(2)を
次の図のようにベルトガイド(3)にか
けてください。
70K30370
お手入れ
お手入れの方法は、布地などと同様で
す。
→ 6-4ページ(布地、ビニールレザー、 樹脂部品などの手入れ)
シートベルトにほつれや擦り傷、切
り傷があるときは、ベルトを交換し
てください。
バックルが正常に動かないときは、マ
ツダ販売店で点検を受けてください。
衝突などでベルトに強い力がかかっ
たときは、外観に異常がなくても、
機能が損なわれていることがありま
す。ベルトを交換してください。
バックルの内部に異物が入ったり、飲
み物をこぼしたりしたときは、シー
トベルトが正常に機能を発揮しない
おそれがありますので、マツダ販売
店で点検を受けてください。
ベルトをドアにはさまないでくださ
い。ドアを閉める前に、ベルトがた
るみなく巻きもどされているか確認
してください。
ベルトを改造したり、取り外したり
しないでください。
シートベルトの
取扱いとお手入れ
(2)
(3)
(1)
漂白剤、溶剤、染料を使用しないでく
ださい。しみ、変色、強度低下の原因
となります。
000-AZ 取扱説明書 .book 6 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-7

シートベルトプリテンショナー
とは
エンジンスイッチが のときに、次
のような状況になると、肩ベルトを瞬時
に巻き取ります。
車の前方向から強い衝撃を受けたと
き。運転席・助手席 SRS エアバッグシ
ステムと連動しています。
→ 4-18ページ
(SRSエアバッグシステムの作動)
また、運転席側はラップアウタープリテ
ンショナー機構により、腰ベルトも同時
に巻き取ります。
80J1018
正常に機能させるために
シートベルトプリテンショナーの機能に
影響をあたえる部品に手を加えないでく ださい。シートベルトが思いがけないと
きに巻き取られたり、必要なときに正常
に巻き取られなくなったりすることがあ
ります。
→ 2-27ページ(部品の取付け、取外し、 修理をするときは)
SRSエアバッグ警告灯
80J111
メーターパネル内にあります。
シートベルトプリテンショナー、SRS
エアバッグの電子制御システムに異常
があると、 エンジンスイッチが
のときに点灯します。
→ 3-42ページ (警告灯・表示灯の見かた)
廃棄や廃車
作動していないシートベルトプリテンショナーは、決められた手順で作動させ
てから廃棄する必要があります。
プリテンショナーが一度でも作動する
と、ベルトを引き出すことも巻き取る
こともできなくなります。必ずマツダ
販売店で交換してください。
シートベルトプリテンショナー
前席のみ
ON
拘束効果を
高める
プリテンショナーを廃棄するときや、
装備車を廃車するときは、マツダ販売
店にご相談ください。
ON
000-AZ 取扱説明書 .book 7 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-8

車の前方向から強い衝撃を受けると、
シートベルト巻き取り装置内のシートベ
ルト可変ロードリミッターが作動し、乗
員に一定以上の荷重がかからないように
肩ベルトを 2 段階に繰り出して、衝撃を
緩和します。
80J1039
82K179
お子さま用シートは、お子さまの年齢
や体格に合った適切なものを選んでく
ださい。
→ 4-10 ページ(お子さま用シート
の選択について)
ISOFIX タイプのお子さま用シート(別
売り)を取り付けるときは、 3-30ペー
ジ の「ISOFIX対応チャイルドシート固
定専用金具 」をお読みください。
強い衝撃を受けたシートベルトは、
ショルダーアンカー部(1)およびタ
ングプレート部(2)の樹脂が強いま
さつで溶けてベルトに付着し、ベルト
が滑りにくくなります。このような場
合は、シートベルトが本来の機能を発
揮できません。必ずマツダ販売店で交
換してください。
シートベルト可変ロード
リミッター(前席のみ)
胸に
加わる力を
緩和する
(1)
(2)
助手席には、ベビーシートなどの後
ろ向きお子さま用シートを取り付け
ないでください。助手席 SRS エア
バッグがふくらむと、お子さま用シー
トの背面に強い衝撃が加わり、生命
にかかわる重大な傷害を受けるおそ
れがあります。
やむをえず助手席にチャイルドシー
トを取り付けるときは、助手席をい
ちばん後ろに下げ、前向きに取り付
けてください。
80J027
お子さま用シートの
シートベルトによる固定
000-AZ 取扱説明書 .book 8 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-9

固定のしかた
ヘッドレスト(1)は、お子さま用
シートに当たらない高さに調節する
か取り外します。
→ 3-29ページ(ヘッドレストの高
さ調節と取外し・取付け)
70K40021
お子さま用シートと背もたれの間に
すき間ができないように背もたれの
角度を調節します。
座席が確実に固定されているか確認
します。
お子さま用シートに付属の取扱説明
書にしたがって、所定の部位にシー
トベルトを通します。
カチッと音がするまで、タングプ
レ ー ト(2 )を バ ッ ク ル(3 )に
しっかりと差し込みます。
70K40030
上図のお子さま用シートは代表例
です。
お子さま用シートにシートベルト固
定機構もロッキングクリップもそな
わっていない場合は、別売りのロッ
キングクリップを使用してしっかり
と固定します。
67H30630
上図のロッキングクリップ(別売
り)は代表例です。
ヘッドレストを調節してもお子さま用
シートに当たる場合は、ヘッドレスト
を取り外してください。ヘッドレスト
に当たった状態ではお子さま用シート
が確実に固定されないため、衝突のと
きなどにお子さまが重大な傷害を受け
るおそれがあります。
1
(1)
2
3
4
5
シートベルト固定機構またはロッキン
グクリップでお子さま用シートを確実
に固定しないと、急ブレーキをかけた
ときや衝突時に、お子さまが重大な傷
害を受けるおそれがあります。
(2) (3)
6
000-AZ 取扱説明書 .book 9 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-10

お子さま用シートを前後左右にゆ
すって、確実に固定されているか確
認します。
確実に固定できない場合は、お子
さま用シートに付属の取扱説明書
をご確認いただくか、お子さま用
シートを購入された販売店にご相
談ください。
お子さま用シートは、この項目をよく読
んだうえで、お子さまの年齢や体格に
合った適切なものを選んでください。
2-5 ページの「お子さまを乗せるとき
は」もよくお読みください。
この車は、2006 年 10 月 1 日施行の新
保安基準に適合したISOFIX対応チャイ
ルドシート固定専用金具(ISOFIXアン
カーおよびテザーアンカー)を装備し
ています。
→ 3-30 ページ(ISOFIX 対応チャイ ルドシート固定専用金具)
ECE R44の基準に適合するお
子さま用シートの認証マーク
について
ECE R44(※ 1)の基準に適合するお子さま用シートには、次のような認証マー
クが表示されています。
51K1022
上図の認証マークは代表例です。
※1 ECE R44 とは、お子さま用シート に関する国際法規です。
※2 前図の「 Universal」は、汎 用 カ
テゴリーの認可であることを表し
ます。
お子さま用シートは、確実に固定して
ください。急ブレーキをかけたときや
衝突時に、お子さまが重大な傷害を受
けるおそれがあります。
7
お子さま用シートの選択
について
(1) 法規番号
(2)
お子さま用シートのカテゴリー(※2)
(3) 対象となるお子さまの体重範囲
(4) 装置の仕様
(5) お子さま用シートを認可した国番号
(6) お子さま用シートの認可番号
この車のマツダ純正お子さま用シート
は、ECE R44 の基準に適合していま
す。
(6) (5) (4)
(3)
(2) (1)
000-AZ 取扱説明書 .book 10 ページ
2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-11

ECE R44 の基準に適合するお
子さま用
シートの、座席位置
別適合性一覧表の見かた
→ 4-13ページ(ECE R44の基準に適
合するお子さま用シートの、座席位
置別適合性一覧表)
■ 質量グループについて
ECE R44 の基準に適合するお子さま用
シートは、次の5種類に分類されます。
代表的なお子さま用シートには、次の
ようなものがあります。
後ろ向き、または横向き装着のお子さま
用シートで、首がすわっていないお子さ
ま、ひとりすわりのできないお子さまに
使用します。ECE R44 基準のグループ
0 、0+ に相当します。
64L30810
前向き装着のお子さま用シートで、シー
トベルトが首やあごにかかるときや、腰
骨にかからないようなお子さまに使用し ます。ECE R44 基準のグループ Ⅰに相
当します。
64L30820
前向き装着のお子さま用シートで、シー トベルトが首やあごにかかるときや、腰
骨にかからないようなお子さまに使用し ます。ECE R44 基準のグループⅡ、Ⅲ
に相当します。
64L30830
質量グループ お子さまの体重
グループ0 10kgまで
グループ0+ 13kgまで
グループⅠ 9~18kg
グループⅡ 15~25kg
グループⅢ 22~36kg
ベビーシート
チャイルドシート
ジュニアシート
000-AZ 取扱説明書 .book 11 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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