MAZDA MODEL AZ-WAGON 2012 ワゴン|取扱説明書 (in Japanese)

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-12

■ ISOFIXタイプのお子さま用シートの、サイズ等級について
サイズ等級は、お子さま用シートに表示される分類記号です。次の一覧表をご覧くださ
い。
※キャリコットとは、お子さまを寝かせた姿勢で横向きに取り付けることができるベ
ビーシートの一つです。
詳しくは、お子さま用シートの製造元または販売店にご相談ください。 サイズ等級 説明
A ISO/F3 全高前向き幼児用チャイルドシート B ISO/F2 低型前向き幼児用チャイルドシート
B1 ISO/F2X 低型前向き幼児用チャイルドシート
(ISO/F2とは別形状)
C ISO/R3 大型後ろ向き幼児用チャイルドシート
D ISO/R2 小型後ろ向き幼児用チャイルドシート E ISO/R1 後ろ向き乳児用チャイルドシートF ISO/L1 左向き位置用チャイルドシート(キャリコット※)
G ISO/L2 右向き位置用チャイルドシート(キャリコット※)
000-AZ 取扱説明書 .book 12 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-13

ECE R44の基準に適合するお子さま用シートの、座席位置別適合性
一覧表
■ シートベルトによる固定
<上表に記入する文字の説明>
U :この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーのお子 さま用シートに適しています。
UF :この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの前向 きお子さま用シートに適しています。
X :お子さま用シートの取付けには適していません。
シートベルトを使用してお子さま用シートを取り付けるときは、4-8 ページ 「お子さ
ま用シートのシートベルトによる固定 」をお読みください。
ISOFIXタイプのお子さま用シートの種類によっては、上表の質量グループでの使用に
適していても、取り付けができない場合があります。詳しくは、次ページの「 ISOFIX
対応チャイルドシート固定専用金具による固定 」をお読みください。
質量グループ
着席位置
助手席 後席
グループ0
(10kgまで) XU
グループ0+
(13kgまで) XU
グループⅠ
(9~18kg) UF U
グループⅡ
(15~25kg) XUF
グループⅢ
(22~36kg) XU
F
表に記載されていないお子さま用シートを使用する場合は、お子さま用シートの製
造元または販売店にご相談ください。
取り付けるときは、お子さま用シートに付属の取扱説明書をあわせてお読みくださ
い。
000-AZ 取扱説明書 .book 13 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/シートベルト
4-14

■ ISOFIX対応チャイルドシート固定専用金具による固定
<上表に記入する文字の説明>
IUF :この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの
ISOFIX対応前向きお子さま用シートに適しています。
IL :この質量グループでの使用を許可され た準汎用(セミユニバーサル)カテゴリー
の「マツダ純正ベビーシート」に適しています。
X :ISOFIX対応お子さま用シートの取付けには適していません。
N.A.:この位置にはチャイルドシート固定専用金具が装備されていないため、ISOFIX タイプのお子さま用シートを取り付けることはできません。
チャイルドシート固定専用金具を使用してお子さま用シートを取り付けるときは、
3-30ページ の「ISOFIX対応チャイルドシート固定専用金具 」をお読みください。
質量グループ サイズ等級
チャイルドシート固定専用金具の位置
助手席
後席
キャリコット FISO/L1 N.A. X
GISO/L2 N.A. X
グループ0(10kgまで) E ISO/R1 N.A. X
グループ0+(13kgまで) EISO/R1 N.A. X
DISO/R2 N.A. X
CISO/R3 N.A. X
グループⅠ(9~18kg) DISO/R2 N.A. IL
CISO/R3 N.A. IL
BISO/F2 N.A. IUF
B1 ISO/F2X N.A. IUF
AISO/F3 N.A. IUF
グループⅡ(15~25kg) N.A.X
グループⅢ(22~36kg) N.A.X
表に記載されていないお子さま用シートを使用する場合は、お子さま用シートの製
造元または販売店にご相談ください。
取り付けるときは、お子さま用シートに付属の取扱説明書をあわせてお読みくださ
い。
401- 安全装備 -1_ シートベルト .fm 14 ページ 2012年5月23日 水曜日 午前10時52分

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4. 安全装備の取扱い/SRSエアバッグ
4-15
rlšÉ
z
SRSエアバッグシステムとは
SRS とは Supplemental Restraint
System(サプリメンタル レストレイ
ント システム)の略で、補助拘束装置
の意味です。
■ 運転席・助手席 SRS エアバッ
グシステム
エンジンスイッチが の場合に、車
の前方向から強い衝撃を受け、シートベ
ルトを着用していてもハンドルや助手席
側インパネに顔面があたるような強い衝
突のときに、運転席・助手席 SRS エア
バッグが瞬時にふくらむ構造になってい
ます。
運転席・助手席 SRS エアバッグシステ
ムは、ふくらんだ SRS エアバッグが
クッションの役割をして、顔面への衝
撃を軽減する効果があります。
80J090
シートベルトは必ず着用してください。
→ 4-4ページ
(シートベルトの着用のしかた)
65J106
SRSエアバッグ
SRSエアバッグ車を運転するときは
ON
SRS エアバッグシステムは、シート
ベルトに代わるものではありません。
シートベルトと併用することで、そ
の効果を発揮するシートベルトの補
助拘束装置です。したがって SRS エ
アバッグシステムが装備されている
車であっても、シートベルトを必ず
着用してください。
シートベルトは正しい姿勢で正しく
着用してください。シートベルトを
正しく着用しないと、SRS エアバッ
グの効果が十分発揮できません。
助手席SRSエアバッグは、助手席に同
乗者が乗っていなくても、運転席SRS エアバッグと同時にふくらみます。
000-AZ 取扱説明書 .book 15 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/SRSエアバッグ
4-16
rlšÉ
z
表示と収納場所
“SRS AIRBAG”の表示がある付近に収納
されています。
■ 運転席SRSエアバッグ
70K40040
■ 助手席SRSエアバッグ
70K40050
上図のハンドル、インパネのデザイン
は、代表例です。お車のタイプにより
異なります。
着座姿勢
運転者および助手席の同乗者は、シート に奥深くすわり、背もたれに背中を軽く
つけてください。また、シートを前方に
出し過ぎないようにシートの位置を調節 してください。
とくに助手席の同乗者は、後席の同乗者
のさまたげにならない位置までシートを
後方に移動し、助手席SRSエアバッグか らできるだけ離れてすわってください。
→ 3-24ページ(正しい運転姿勢)
82K183
お子さま用シートの取付け
→ 2-6 ページ(お子さま用シートの使 用について)
→ 4-8 ページ(お子さま用シートの シートベルトによる固定)
→ 4-10 ページ(お子さま用シートの 選択について)エアバッグの収納部分に傷がついて
いたり、ひび割れがあったりすると
きは、マツダ販売店で交換してくだ
さい。エアバッグが正常に作動しな
いおそれがあります。
エアバッグの収納場所を強打したり、
衝撃を加えたりしないでください。 エ
アバッグが正常に作動しなくなった
り誤ってふくらんだりして、思わぬ
傷害を受けるおそれがあります。
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000-AZ 取扱説明書 .book 16 ページ
2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/SRSエアバッグ
4-17
rlšÉ
z

SRSエアバッグシステムを
正常に機能させるために
SRS エアバッグがふくらむ範囲に物があ
ると、物が飛ばされたりSRSエアバッグ
が正常にふくらまなくなったりするおそ
れがあります。
■ 運転席 SRS エアバッグについ

80J094
サスペンションを改造しないでくだ
さい。車高やサスペンションの硬さ
が変わると、SRS エアバッグの誤作
動の原因になります。
車両前部にグリルガードなどを装着す
るときは、マツダ販売店にご相談くだ
さい。車両前部を改造すると、SRS
エアバッグが正常に作動しなくなるお
それがあります。
無線機などを取り付けるときは、マ
ツダ販売店にご相談ください。無線
機の電波などが SRS エアバッグのコ
ンピューターに悪影響をあたえるお
それがあります。
SRS エアバッグが作動しない程度の
事故であっても、事故後は必ずマツ
ダ販売店で点検を受けてください。
システム本来の機能が損なわれてい
ると、万一のときに SRS エアバッグ
の効果が十分に発揮できないおそれ
があります。
SRS エアバッグは、その機能に影響
をあたえる部品に手を加えると、思
いがけないときにふくらんだり、必
要なときに正常に作動しなくなった
りすることがあります。次のような
場合は、システムに悪影響をおよぼ
しますので、事前にマツダ販売店に
ご相談ください。
SRSエアバッグシステムの 取扱い・ハンドルの取外し、ハンドルまわ
りの修理など
・インパネまわり、センターコン ソール付近の修理および電気配線
の修理
・オーディオ用品などの取付け
・ダッシュボード周辺の板金塗装お よび修理
・センターピラーまわりの修理
ハンドルにもたれかかるなどして、
SRS エアバッグ収納部に手や顔、胸
などを近づけないでください。SRS
エアバッグが作動したときの強い衝
撃で、重大な傷害を受けるおそれが
あります。
ハンドルを交換する、ハンドルの
パッド部にステッカーを貼る、色を
ぬる、カバーでおおうなどの改造を
しないでください。万一のときに
SRSエアバッグが正常にふくらまなく
なるおそれがあります。
000-AZ 取扱説明書 .book 17 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/SRSエアバッグ
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rlšÉ
z
■ 助手席SRSエアバッグについて
作動したとき
エアバッグは、高温のガスで瞬時にふ
くらみます。事故の発生状況や乗員の
姿勢によっては、擦過傷、打撲、やけ
どなどを負うことがあります。
ふくらんだエアバッグは、すぐにしぼ
む構造になっています。
助手席に乗車するときや、お子さま
を乗せるときは、必ず次のことをお
守りください。守らないと SRS エア
バッグが作動したときの強い衝撃
で、重大な傷害を受けるおそれがあ
ります。
・インパネの SRS エアバッグ収納部
に手足を置いたり、顔や胸などを
近づけたりしないでください。
・お子さまを SRS エアバッグ収納部 の前に立たせたり、ひざの上に抱い
てすわったりしないでください。 お
子さまは後席に乗せて、シートベル
トを着用させてください。
80J095
・シートベルトを正しく着用できな いお子さまは、ベビーシート、
チャイルドシート、ジュニアシー
トに乗せてください。
インパネ上面には、ステッカーを貼っ
たり色をぬったりしないでください。
また、アクセサリーや芳香剤、ETC
車載器やポータブルカーナビなどを
取り付けたり置いたり、傘などを立
てかけたりしないでください。
80J096
フロントガラスやルームミラーにア
クセサリーなどを取り付けないでく
ださい。
エアバッグが作動したあとは、エア
バッグの構成部品に触れないでくださ
い。作動直後は構成部品が熱くなり、
やけどのおそれがあります。
エアバッグが作動すると大きな音がし
て白い煙のようなガスが出ますが、火
災ではありません。また、人体への影
響もありません。
ただし、残留物が目や皮膚などに付着
したときは、できるだけ早く水で洗い
流してください。皮膚の弱い方などは、
まれに皮膚を刺激する場合があります。
エアバッグは再使用できません。
マツダ販売店で交換してください。
SRSエアバッグシステムの 作動
000-AZ 取扱説明書 .book 18 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/SRSエアバッグ
4-19
rlšÉ
z
こんなとき作動します
■ 運転席・助手席SRSエアバッグ
衝突しても変形や移動をしない構造物
(コンクリートの壁な ど)に、約 25
km/h以上の速度で正面衝突したとき
80J097
車両の前方約30゜以内の方向から、上
図と同等の強い衝撃を受けたとき
80J098
こんなとき作動することが
あります
■ 運転席・助手席SRSエアバッグ
車体下部に強い衝撃 を受けると、多くの
場合作動します。
縁石や中央分離帯などに衝突したとき
80J099
深い穴や溝などに落ちたとき
80J100
ジャンプして地面にぶつかったり、道
路から落下したりしたとき
80J101
こんなとき、衝撃が強いと
作動する場合もあります
■ 運転席・助手席SRSエアバッグ
後方、横方向からの衝突、横転などでは
基本的に作動しませんが、衝撃が強いと まれに作動する場合があります。
後方からの衝突
80J120
約 30°
約30°
000-AZ 取扱説明書 .book 19 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/SRSエアバッグ
4-20
rlšÉ
z
横方向から衝突されたとき
80J109
横転や転覆をしたとき
80J110
こんなとき作動しないことが
あります
■ 運転席・助手席SRSエアバッグ
衝突の相手が移動したり、車体が大きく
変形したりして衝撃が吸収されたとき
や、衝突の角度が前方約 30゜を超える
とき、多くの場合は作動しません。
停車している同程度の重さの車に、
50 km/h程度、もしくはそれ以下の速
度で正面から衝突したとき
80J102
トラックの荷台の下などへもぐり込ん
だとき
80J103
電柱や立木などに衝突したとき
80J104
前方約30゜を超える角度で、コンクリー
トの壁やガードレールなどに衝突した
とき
80J105
約30° 超
000-AZ 取扱説明書 .book 20 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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4. 安全装備の取扱い/SRSエアバッグ
4-21
rlšÉ
z
衝突時に変形、移動しないコンクリー
トのような固い壁に正面衝突したとき
であっても衝突速度が約25 km/h以下
のとき
80J106
衝突の方向が車両の中心からずれたと
き(オフセット衝突)
80J107
80J111
メーターパネル内にあります。
SRS エアバッグ、シートベルトプリテ
ンショナーの電子制御システムに異常
があると、エンジンスイッチが
のときに点灯します。
→ 3-42ページ
(警告灯・表示灯の見かた) 作動していないエアバッグを廃棄すると
きは、決められた手順で作動させてから
廃棄する必要があります。
80J112
SRSエアバッグ警告灯
ON
エアバッグを廃棄するときや、装備車
を廃車するときは、マツダ販売店にご
相談ください。正しく取り扱わない
と、エアバッグが思いがけないときに
ふくらんで、けがをすることがありま
す。
廃棄と廃車
000-AZ 取扱説明書 .book 21 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分

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