MAZDA MODEL AZ-WAGON 2012 ワゴン|取扱説明書 (in Japanese)
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3. 運転装置の取扱い/各部の開閉
3-18
uBARP
エンジンスイッチが のときに、パ
ワーウインドースイッチ(1)を操作す
ると、ウインドーの開閉ができます。
82K214
■ ウインドーロックスイッチ
運転席ドアにあるウインドーロックス
イッチの 側を押すと、運転席ウ
インドー以外の開閉ができなくなりま
す。
ロックを解除するときは、ウインドー
ロックスイッチの 側を押します。
70K181
パワーウインドーは強い力で開閉し
ます。閉めるときは手や首をはさま
ないように注意してください。
窓から手を入れてパワーウインドー
スイッチを操作しないでください。
手や腕などをはさむおそれがありま
す。
ウインドーガラスを開閉するときは、
ガラスにふれないでください。巻き込
まれるおそれがあります。
各部の開閉
パワーウインドー
ON
(1)
PQ^ R"
走行中に後席ウインドーだけを開け
ていると、耳を圧迫するような音が
発生する場合があります。これは開
いているウインドー周辺の気圧変動
にともなう現象で、異常ではありま
せん。空のビンなどの口に、横から
息を吹きかけたときに音が鳴る現象
と同じです。
後席ウインドーを開けたままでこの
音を軽減したい場合は、次のような
方法があります。
・前席ウインドーも開ける。
・後席ウインドーの開き具合を変え る。例えばウインドーが全開なら
半開にする。
バッテリー保護のため、エンジンが
かかっているときにウインドーを開
閉してください。
ロック
解除
LR
·y
000-AZ 取扱説明書 .book 18 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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3. 運転装置の取扱い/各部の開閉
3-19
uBARP
運転席での開閉
70K027
■ 運転席ウインドーの開閉
(オート機構付)
ウインドースイッチを軽く操作する
と、操作している間だけ開閉します。
スイッチから手をはなすと、その位置
で止まります。
ウインドースイッチを強く操作する
と、オート機構が作動してスイッチか
ら手をはなしても自動で全開または全
閉します。
途中で止めたいときは、操作した方向
と逆の方向に軽く操作します。
■ 運転席ウインドーのオフディレイタイマー機能
運転席ウインドーは、エンジンスイッチ
を の位置から または
(OFF)にしたあとでも、30秒以内は開閉
が可能です。
■ 助手席、後席ウインドーの開閉
ウインドースイッチを操作している間だ
け開閉し、スイッチから手をはなすとそ
の位置で止まります。
お子さまにはパワーウインドースイッ
チを操作させないでください。お子さ
まが誤って操作すると、重大な傷害に
つながるおそれがあります。お子さま
を乗せているときは、ウインドーロッ
クスイッチを 位置にしてく
ださい。
運転席ウインドーは、ウインドーロッ
クスイッチの位置に関係なく開閉でき
ます。
(1) 運転席 (オート機構付き)
(2) 助手席 (3) 右後席
(4) 左後席
ロック
LR
(1)
(2)
(4)
(3)30 秒以内でも、運転席ドアを開けて
閉めると、運転席ウインドーの開閉
ができません。
運転席ウィンドーの開閉が可能な間
は、運転席ウィンドースイッチの
“AUTO”の文字が点灯しています。
ONACCLOCK
000-AZ 取扱説明書 .book 19 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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3. 運転装置の取扱い/各部の開閉
3-20
uBARP
■ はさみ込み防止機構
運転席ウインドーには安全装置として、
はさみ込み防止機構があります。
オート機構を作動させて自動で閉めて
いるときに、異物をはさみ込むなどし
てウインドーに一定以上の負荷がかか
ると、ウインドーの動く方向が反転
し、少し開いて停止します。(過負荷
検知方式)
■ はさみ込み防止機構の初期設
定のしかた
バッテリー端子やヒューズ( 7-16 ペー
ジ 参照)を外すなどして、パワーウイン ドーシステムへの電源供給を一度絶って
しまうと、運転席ウインドーが自動で開
かなくなるとともに自動で閉めたとき
に、はさみ込み防止機構が作動しなく
なってしまいます。
この場合、下記手順ではさみ込み防止機
構の初期設定を行なってください。ま た、運転席ウインドーが自動で開くこと
も閉めることもできなくなった場合も、
同様に初期設定を行なってください。
エンジンを始動します。
運転席ウインドースイッチを押し続
け、ウインドーを完全に開けます。
運転席ウインドースイッチを引き上
げ続け、ウインドーを完全に閉めま
す。
そのままスイッチを 2 秒以上引き上
げ続けます。
運転席ウインドーが自動開閉できる
ようになったか確認します。
助手席、後席での開閉
自席のウインドーだけ開閉できます。
ウインドースイッ チ(1)を操作して
いる間だけ開閉します。スイッチから
手をはなすと、ウインドーはその位置
で止まります。
はさまれる異物の形状や硬さ、はさま
れかたによっては過負荷検知されず、
はさみ込み防止機構が作動しない場合
があります。重大な傷害を受けるおそ
れがありますので、十分に注意して開
閉操作を行なってください。
はさみ込み防止機構は、スイッチを引
き上げ続けた状態では作動しません。
また、閉まり切る直前は、はさみ込み
を検知できない領域があります。指な
どをはさまないように気をつけてくだ
さい。
ウインドーの故障で、はさみ込み防
止機構が作動し、自動で閉めること
ができない場合があります。この場
合、運転席ウインドースイッチを引
き上げ続けると、完全に閉めること
ができます。
悪路などを走行中にウインドーを自
動で閉めると、衝撃や荷重がウイン
ドーに加わって、はさみ込み防止機
構が作動することがあります。
はさみ込み防止機構は、必ず初期設定
してください。初期設定が完了するま
では、はさみ込み防止機構が作動しま
せん。
手順 ~ を行なっても運転席ウイ ンドーが自動開閉できない場合、シス
テムの異常が考えられます。マツダ販
売店で点検を受けてください。
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5
14
000-AZ 取扱説明書 .book 20 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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3. 運転装置の取扱い/各部の開閉
3-21
uBARP
お子さまを乗せているときは、運転席
ドアのウインドーロックスイッチを
位置にしてください。
→ 3-18ページ (ウインドーロックスイッチ)
70K3018A
※イラストは助手席ドアを代表していま
す。
開けかた
運転席足元のボンネットオープナー
を引くと、ボンネットの先端が少し
浮き上がります。
70K029
浮き上がったボンネットのすき間に
手を入れ、ロックレバーを左側へ押
しつけながら、ボンネットを持ち上
げます。
70K2030
(5) 助手席/後席ウインドースイッチ (※)
ウインドーロックスイッチが
位置のときは、助手席/後席ウイン
ドーの開閉ができません。
お子さまにはボンネットを開閉させ
ないでください。ボンネットは重い
ため、けがのおそれがあります。ま
た、エンジンルーム内は高温になる
ため、やけどのおそれがあります。
ボンネットを開けているときは、お
子さまを近づけないでください。
点検や清掃に使用した工具や布など
は、エンジンルーム内に置き忘れな
いでください。故障の原因となった
り、エンジンルーム内は高温になる
ため車両火災につながったりするお
それがあります。
ロック
(5)
ロック
ボンネット
エンジン回転中や停止直後は、ロッ
クレバーが熱くなっていることがあ
ります。やけどのおそれがあります
ので、ロックレバーを操作する前に
必ず確認してください。
ワイパーアームを起こした状態で、
ボンネットを開けないでください。
ワイパーアームやボンネットが傷つ
くおそれがあります。
1
2
000-AZ 取扱説明書 .book 21 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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3. 運転装置の取扱い/各部の開閉
3-22
uBARP
ボンネットを固定します。
ボンネット側にあるステー(1)
を ホ ルダ ー(2)か ら 外 し、車体
側の固定穴(3)に差し込みます。
70K2031
閉めかた
ボンネットを片手でささえながら、
ステーを外して、もとのホルダーに
固定します。 ボンネットを閉めます。
ボンネットを20 cmぐらいの高さ
までゆっくりと下げて、手をはな
します。
70K2032
2-19 ページ
の「給油するときは 」もあ
わせてお読みください。
フューエルリッド
助手席側の車両後方にあります。
開けるときは、運転席足元のフューエ
ルリッドオープナー(1)を引き上げ
ます。
閉めるときは、フューエルリッドを手
で押しつけます。
エンジン回転中や停止直後は、ス
テーが熱くなっていることがありま
す。やけどのおそれがありますの
で、ステーを持つ前に必ず確認して
ください。
ステーは固定穴に確実に差し込んで
ください。ステーが外れると、ボン
ネットに身体がはさまれることがあ
ります。
ボンネットが風にあおられて、ス
テーが外れることがあります。とく
に風の強い日は注意してください。
ステーをホルダーから外すときは、
ステーが曲がらないように、ステー
の先端から7cm以内のところを持っ
てください。
3
(3)
(1)
(2)
1
ボンネットを閉めるときは、手など
をはさまないように気をつけてくだ
さ い。ま た、強 く 押 さ え る と、ボ ン
ネットがへこむおそれがあります。
ボンネットが完全に閉まっているか
確認してください。完全に閉まって
いないと、走行中に開くおそれがあ
ります。
2
燃料給油口
000-AZ 取扱説明書 .book 22 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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3. 運転装置の取扱い/各部の開閉
3-23
uBARP
70K182
フューエルキャップ
フューエルキャップを開けるときは、
ゆっくり反時計方向にまわします。
閉めるときは時計方向にまわし、カ
チッという音が 2 回以上するまで締め
ます。
70K033
キャップホルダー
フ ュ ー エ ル リ ッ ド(1)の 裏 側 に、
キャップホルダー(2)がついていま
す。給油中は、外したキャップが車体に
あたらないように、ひもの部分をかけて
ください。
70K120
ガソリンは引火性が高いため、給油す
るときはタバコなどの火気は厳禁で
す。また、エンジンは必ず止めてくだ
さい。
(1)
R
P
フューエルキャップはゆっくりとゆ
るめ、空気の抜ける音が止まったら
キャップを開けます。急に開けると
燃料タンク内の圧力が急激に抜け、
燃料が吹き出すおそれがあります。
燃料をこぼさないようにしてくださ
い。こぼれた場合は、ただちに柔ら
かい布などでふき取ってください。
火災など思わぬ事故につながるおそ
れがあります。また、そのまま放置
す る と、塗 装 の し み、変 色、ひ び 割
れの原因となります。
給油後は、フューエルキャップを
しっかりと閉めてください。キャッ
プが確実に閉まっていないと、燃料
が漏れたり、火災が発生したりする
おそれがあります。
指定のマツダ純正フューエルキャッ
プ以外は使用しないでください。燃
料漏れを起こすおそれがあります。
(1)
(2)
000-AZ 取扱説明書 .book 23 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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3. 運転装置の取扱い/シートの調節
3-24
→ 5-51ページ(前席アームレスト)
正しい運転姿勢
正しい運転姿勢がとれるように、次のこと
に注意してシートを調節してください。
背もたれと腰の間にすき間のないよう
にシートに深くすわります。
ペダル類を踏み込んだときに、ひざが
伸びきらないで余裕があるようにシー
トを前後に調節します。
背中を背もたれに軽くつけ、ハンドル
を握ったときにひじが軽く曲がる程度
に背もたれの角度を調節します。
82K183
前後位置の調節
スライドレバーを引き上げたまま、シー
トを前後に動かします。
70K30250
上図のシートは代表例です。お車のタ
イプにより異なります。
シートを調節するときは、手足をは
さんだり、身体に当てたりしないよ
うに気をつけてください。
→ 2-9 ページ(ハンドル、シート、 ミラーの調節は走行前に)
シートを調節したあとは、シートを
前後にゆするなどして、確実に固定
されているか確認してください。
シートの調節
前席シート
E+Œ"ý]
™½“µ)}
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>Œ"7$^
E)iF \-¤Š
µReMS; >zÀ
^ Â’>…
",b^
背もたれと背中の間にクッションなど
を入れないでください。正しい運転姿
勢がとれないばかりか、シートベルト
やヘッドレストの効果が十分に発揮さ
れないおそれがあります。
シートの下に物を置かないでくださ
い。物がはさまって、シートが固定さ
れないおそれがあります。(シートア
ンダーボックス内を除く)
000-AZ 取扱説明書 .book 24 ページ
2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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3. 運転装置の取扱い/シートの調節
3-25
背もたれの角度調節
後方に倒すときは、リクライニングレ
バーを引き上げたまま、背中で軽く押
します。
前方に起こすときは、背中を少し浮か
せて、リクライニングレバーを引き上
げます。
70K30260
上図のシートは代表例です。お車のタ
イプにより異なります。
運転席シートの高さ調節
運転席シート右横のレバーをくりかえし
操作します。
レバーを引き上げると、シート全体が
高くなるとともに前方に動きます。
レバーを押し下げると、シート全体が
低くなるとともに後方に動きます。
70K30270
上図のシートは代表例です。お車のタ
イプにより異なります。
背もたれを必要以上に倒さないでくだ
さい。シートベルトや SRS エアバッ
グシステムが本来の効果を発揮できま
せん。
背もたれからはなれてリクライニング
レバーを操作すると、背もたれが急に
起きあがって前方に倒れることがあり
ます。手などをそえて操作してくださ
い。
タイプ別装備
000-AZ 取扱説明書 .book 25 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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3. 運転装置の取扱い/シートの調節
3-26
ヘッドレストの高さ調節と
取外し・取付け
■ 高さの調節
走行前に、ヘッドレスト中央の高さが耳
の位置になるように調節し、しっかりと
固定します。背が高い人は、固定できる
範囲で一番高い位置にしてお使いくださ
い。
高くするときは、ヘッドレストを手で
持ち上げます。
低くするときは、ロックボタンを押し
たままヘッドレストを押し下げます。
■ 取外しかた
ロックボタンを押したまま引き抜きます。
■ 取付けかた
ヘッドレストの前後の向きを間違えない
ように、固定される位置まで差し込み、
高さの調節をします。
70K30280
運転席シートヒータースイッチ
エンジンスイッチが のときに使用
できます。
スイッチを押すと、シート内にある
ヒーターが作動して、スイッチ内の表
示灯(1)が点灯します。
もう一度押すとヒーターが切れます。
シートが適温になったら、スイッチを
切ってください。
70K038
ヘッドレストを外したまま、走行しな
いでください。
(1) ロックボタン
(1)
ヘッドレストは、しっかりと固定して
ください。また、ヘッドレストを前後
逆に取り付けないでください。ヘッド
レストが本来の効果を発揮できませ
ん。
ヘッドレストを前後逆に取り付ける
と、ヘッドレストの高さ調節ができま
せん。
タイプ別装備
ON
(1)
000-AZ 取扱説明書 .book 26 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分
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3. 運転装置の取扱い/シートの調節
3-27
長い荷物を積むとき
(助手席シート)
後席と同時に助手席シートの背もたれを
前に倒すと、より長い荷物が積めます。
→ 3-33ページ
(荷室を広げるとき(後席シート))
長時間ヒーターを使用すると、低温
やけど(水ぶくれなど)の原因にな
ります。
シートの上に重い荷物を置いたり、
針やくぎなどをシートに刺したりし
ないでください。
毛布や座ぶとんなど、保温性の高い
ものをシートにかけないでくださ
い。過熱の原因となります。
シートをお手入れするときは、ベン
ジン、ガソリンおよびアルコールな
どの溶剤を含む洗浄液を使用しない
でください。シート表面やヒーター
が損傷する原因となります。
→ 6-4ページ(内装のお手入れ)
水やジュースなどをこぼしたとき
は、柔らかい布などでふきとり、十
分に乾かしてからご使用ください。
バッテリー保護のため、エンジンが
かかっているときに使用してくださ
い。
ヒーターには、自動的にスイッチが
切れるタイマー機能がありません。
また、スイッチを切らないと、エン
ジンスイッチを にするたびに
ヒーターが自動的に入ります。使用
後はすみやかにスイッチを切ってく
ださい。
ON
前方に倒した背もたれの上に、人を
乗せないでください。ブレーキや加
速、衝突のときなどに投げ出されて
けがをするおそれがあります。また、
シートが破損する原因となります。
背もたれを前方に倒したときは、荷
物を確実に固定してください。ブ
レーキや加速、衝突のときなどに、
荷物が飛び出して身体にあたるおそ
れがあります。
000-AZ 取扱説明書 .book 27 ページ 2012年5月17日 木曜日 午後1時31分