MAZDA MODEL BIANTE 2008 取扱説明書 (in Japanese)

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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●次の条件のときはアイドリングストップするまでに時間がかかることがありま
す。
•車両を長期間使用しなかったときなどでバッテリーが放電したとき
•外気温が高いとき、 または、 低いとき
•バッテリー交換等によりバッテリー端子をはずしたあと
●アイドリングストップ中に以下の操作を行うと i-stop 警告灯( 橙 )が点灯し、 安
全を確保するためにブレーキペダルから足を放しても自動でエンジンが再始動し
ません。この場合は、 通常の操作でエンジンを始動してください。
•ボンネットを開けたとき
•D レンジ(2 速固定モードでない ) で運転者が車両から降りようとしたとき( 運
転席シートベルトをはずして運転席ドアを開けたとき )
●アイドリングストップ中にセレクトレバーを D レンジ(2 速固定モードでない )
から N レンジ、 または D レンジ(2 速固定モードでない ) から P レンジへ操作
するとブレーキペダルから足を放しても自動でエンジンが再始動しません。もう
一度ブレーキペダルを踏むか、 セレクトレバーを D レンジ( 2 速固定モードでな
い ) または R レンジへ操作すると再始動します。また、 N または P レンジで運
転者が車両から降りようとしたとき(運転席シートベルトをはずして運転席ドア
を開けたとき )にも、エンジンが再始動します。 ( 安全のため、アイドリングストッ
プ中にセレクトレバーを操作する時は、 必ずブレーキペダルを踏み込んだ状態で
行なって下さい。)
●アイドリングストップ中に以下の操作を行うと、 ブレーキペダルから足を放さな
くてもエンジンが再始動します。
•i-stopOFF スイッチをチャイムが鳴るまで押し続けたとき
•エアコンの温度設定ダイヤルを、 最大暖房 / 最大冷房の位置にしたとき
•曇り取りスイッチを ON にしたとき
•アドバンストキーを車外に持ち出した状態で、 いずれかのドアを開けたとき
•補助キーで走行している(補助キーでエンジンをかけてアイドリングストップ
した )状態で、 いずれかのドアを開けたとき
•坂道でブレーキをゆるめ、 車両が動きだしたとき
•D レンジ(2 速固定モードでない ) でアクセルペダルを踏んだとき
•セレクトレバーを R レンジにしたとき
•セレクトレバーを N または P レンジから D レンジ( 2 速固定モードでない )
にしたとき
•セレクトレバーが D レンジ(2速固定モードでない ) のまま、 ハンドル操作を
したとき
•2 速固定モードにしたとき
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
ŒÝ
●アイドリングストップ中に以下の車両状態になると、 ブレーキペダルから足を放
さなくてもエンジンが再始動します。
•車内の温度がエアコンの設定温度から大きく外れたとき
•アイドリングストップしてから 2 分経過したとき
•バッテリーの放電が進んだとき
●次のときはエンジン停止時間が短くなる、 または次のアイドリングストップが可
能になるまでの時間が長くなることがあります。
•外気温が高いとき、 または、 低いとき
•バッテリーの放電が進んだとき
•車載装備などの電流消費が多いとき
●外気温が非常に低い、 または高いときには、 アイドリングストップしません。
●バッテリー端子をはずした場合は、 バッテリー端子接続後すぐにはアイドリング
ストップしないことがあります。また、 バッテリーを交換したときは、 i-stop の
機能を確認する必要がありますので、 マツダ販売店にご相談ください。
i-stop 警告灯 ( 橙 )/i-stop 表示灯 ( 緑 )
i-stop は、 安心かつ快適にご使用いただくために、
運転者の操作状況や、 車内外の環境、 車両の状態な
どの状況を常にモニターし、 i-stop 警告灯(橙 )/
i-stop 表示灯(緑 )によりさまざまな注意を運転者
にお知らせします。
i-stop 警告灯 ( 橙 )
点灯するとき
●電源ポジションを ON にすると点灯し、 エンジンをかけると消灯します。
●i-stopOFF スイッチを押してシステムを解除すると点灯します。
●アイドリングストップ中に以下の操作を行うと i-stop 警告灯( 橙 )が点灯します。こ
の場合は安全を確保するために、 ブレーキペダルから足を放しても自動でエンジンが
再始動しないため、 通常の操作でエンジンを始動してください。
•ボンネットを開けたとき
•D レンジ(2 速固定モードでない ) で運転者が車両から降りようとしたとき( 運転
席シートベルトをはずして運転席ドアを開けたとき )
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
ボンネットを開けたときや、 運転者が車両から降りようとしたとき( 運転席シートベ
ルトをはずして運転席ドアを開けたとき )以外で、 i-stop 警告灯( 橙 )が点灯してい
るときに、 i-stopOFF スイッチを押しつづけても消灯しない場合はマツダ販売店で
点検を受けてください。
点滅するとき
システムに異常があるときは点滅し続けます。マツダ販売店で点検を受けてください。
i-stop 表示灯 ( 緑 )
点灯するとき
アイドリングストップ可能なとき、 またはアイドリングストップ中に点灯します。エンジ
ンが再始動すると消灯します。
点滅するとき
ブレーキペダルを強く踏まずに停車させると点滅します。ブレーキペダルの踏力が不足し
ている可能性があります。少しブレーキペダルを踏み足してください。
i-stop 警告チャイム
●アイドリングストップ中に運転席ドアを開けるとチャイムが鳴り、 アイドリングス
トップ中であることをお知らせします。運転席ドアを閉めると鳴り止みます。
●アイドリングストップ中に D レンジ( 2 速固定モードでない ) で運転者が車両から降
りようとする(運転席シートベルトをはずして運転席ドアを開ける )と チャイムが鳴
り、 安全を確保するためにブレーキペダルから足を放しても自動でエンジンが再始動
しません。この場合は、 通常の操作でエンジンを始動してください。
i-stop OFF スイッチ
スイッチをチャイムが鳴るまで押しつづけると、 i-
stop の作動が解除され、 メーター内の i-stop 警告灯
( 橙 )が点灯します。もう一度チャイムが鳴るまで押
しつづけると i-stop が作動可能な状態になり、 i-stop
警告灯( 橙 )が消灯します。
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
ŒÝ
i-stop を解除した状態でエンジンを停止した場合、 次にエンジンを始動すると
i-stop は作動可能な状態にもどります。
発進補助装置について
i-stop 装備車には発進補助機能が装備されています。これは次のような状態でブレーキ
ペダルから足を放したときに、 坂道などで車両が動き出すことを防ぐ機能です。
●アイドリングストップ中( 車両の後退防止 )
●再始動時( 急なクリープ現象発生による車両の飛び出し防止 )
ブレーキペダルを放してエンジンが再始動したときに自動でブレーキ力を保持しま
す。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
/
システムを過信しない
発進補助機能はあくまでアイドリングストップ状態から車両を発進させる際
に、 ブレーキから足を放したあと最長 4 秒間作動する補助装置です。システ
ムを過信して操作すると意図せず車両が動き出し思わぬ事故につながるおそ
れがあるため非常に危険です。発進時は周囲の安全を確認してセレクトレバー
やブレーキペダル、 アクセルペダルを適切に操作してください。積載やけん
引の状態によって、 車両が意図せず動き出す可能性がありますのでご注意く
ださい。
発進時はセレクトレバーを N レンジ以外の位置にしてエンジンを
再始動させたあとに、 ブレーキペダルから足を放す
アイドリングストップ中にセレクトレバーを N レンジに操作し、 ブレーキペ
ダルから足を放したときは、 ブレーキ力が徐々に解除されます。発進時はセ
レクトレバーを N レンジ以外の位置にしてエンジンを再始動させたあとに、
ブレーキペダルから足を放してください。セレクトレバーが N レンジの状態
では、 発進補助機能が解除されたあとに車両が意図せず動き出す可能性があ
りますのでご注意ください。
ŒÝ
●急な坂道で停車したときは、 アイドリングストップしないため坂道発進補助機能
は作動しません。
●発進補助機能の作動により、 ブレーキペダルの踏み応えが変わったり、 ブレーキ
から音が発生したり、 ブレーキペダルが振動したりすることがありますが、 異常
ではありません。
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2. 運転するときに
メーター、 警告灯、 表示灯の見方
メーター
メーターはグレードや仕様により異なります。
(1)インテリジェント ・ ドライブ ・ マスター(i-DM)..........................................125ページ
(2)スピードメーター..............................................................................................128ページ
(3)タコメーター......................................................................................................128ページ
(4)オドメーター /トリップメーター /トリップコンピューター....................129ページ
(5)水温計.................................................................................................................. 131ページ
(6)燃料計.................................................................................................................. 132ページ
(7)メーター照度調節ボタン...................................................................................132ページ
BIANTE_Mコ_初版.indb 1242014/07/23 14:57:08

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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
インテリジェント ・ ドライブ ・ マスター (i-DM)¬è”Å“7
÷
‹
「i-DM」はマツダ車の「走る歓び」と「優れた環境安全性能」を十分に実感していただく
ためのドライビングサポートシステムです。乗員全員が車両との一体感を感じながら爽快
なドライブを楽しめるようになる運転技量の習得 / 向上をサポートします。
インテリジェント ・ ドライブ ・ マスター ・ ゲージ
走行中の運転操作( アクセル、 ブレーキ、 ハンドル )の状態を診断し、 2 種類のランプと
ゲージで運転者に運転操作の状況を知らせます。( コーチング機能 )
®”´®”´
åï Ó
グリーンランプ
åïÓ次の運転のときはランプが緑で点灯します。
内容 運転のポイント
やさしい運転を示します。ゆっくりとし
た運転操作で、 乗員の体の揺れが小さく、
安定した走行で燃費の良い運転です。
●加速をするとき / やめるときに、 アク
セルペダルをゆっくり踏む / もどす
●減速をするとき / やめるときに、 ブ
レーキペダルをゆっくり踏む / もどす
●旋回をするとき / 直進にもどすとき
に、 ハンドルをゆっくり切る / もどす
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2. 運転するときに
メーター、 警告灯、 表示灯の見方
ブルーランプ
åïÓ次の運転のときはランプが青で点灯します。
内容 運転のポイント
しなやかな運転を示します。特に以下の
走行タイプのような運転者にとって爽快
で気持ちの良い運転です。
走行タイプ 1
適度な加速度変化がありながら、 なめら
かな運転操作で車と乗員が一体となって
動く、 安定した走行です。
走行タイプ 2
加速および旋回を継続しているときに、
加速度を一定に維持しており、 乗員の体
の揺れが小さく、 安定した走行です。 走行タイプ 1 の場合
●加速をするときに、 最適な踏み込み
量 / 速さでアクセルペダルを操作する
●減速をするときに、 最適な踏み込み
量 / 速さでブレーキペダルを操作する
●旋回をするときに、 最適な切り込み
量 / 速さでハンドルを操作する
走行タイプ 2 の場合
●加速をするときに、 一定の加速度を継
続するようにアクセルペダルを操作す

●減速をするときに、 一定の減速度を継
続するようにブレーキペダルを操作す

●旋回をするときに、 一定の横 G を維
持するようにハンドルおよびアクセル
ペダルを操作する
BIANTE_Mコ_初版.indb 1262014/07/23 14:57:09

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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ホワイトゲージ
®” ´次の運転のときは左右にゲージが表示します。
点灯パターン 内容
ハンドル操作によって起こる体の横揺れ
を左側のゲージに 3 段階で点灯表示
体が揺れる運転を示します。やや急な運
転操作により、 乗員の体の揺れが大きく、
不安定な走行で燃費のあまり良くない運
転です。
アクセル / ブレーキ操作によって起こる
体の縦揺れを右側のゲージに 3 段階で点
灯表示
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2. 運転するときに
メーター、 警告灯、 表示灯の見方
インテリジェント ・ ドライブ ・ マスター (i-DM) 表示
電源ポジションが ON のとき、 現在のステージとアベレージスコア(過去 10 回のスコ
アの平均値 )・ 今回のスコア( 今回の評価値 )を表示します。
qOwµÂ”´
žÕ è” ´µ¯ž
sw µ¯ž
ステージ
1st ステージから 3rd ステージまであり、 ステージが上がると診断が厳しくなります。
運転技量が上がり、 現在のステージでアベレージスコアを高く保てるようになると、 次の
ステージへ上がります。逆に、 低いアベレージスコアが続くとステージが下がります。
スピードメーター
走行速度を km/h で示します。
タコメーター
1 分間あたりのエンジン回転数を示します。
«™
指針がレッドゾーン ( 許容回転数以上を示す ) に入らないように運転してく
ださい。 エンジンの故障につながるおそれがあります。
è¿Å
º” ï
BIANTE_Mコ_初版.indb 1282014/07/23 14:57:10

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