MAZDA MODEL CX-5 2015 取扱説明書 (in Japanese)
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
/
レーンキープアシストシステム ( LAS) & 車線逸脱警報システム
(LDWS) を過信しない。
●レーンキープアシストシステム (LAS) & 車線逸脱警報システム
(LDWS) は、 自動運転システムではありません。また、 前方不注意を補
助するものではないため、 システムを過信しすぎると、 思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
●レーンキープアシストシステム ( LAS) & 車線逸脱警報システム
(LDWS) の機能には限界があります。常にハンドルの操作で進路を修正
し、 安全運転を心がけてください。
次のようなときは、 レーンキープアシストシステム ( LAS) & 車
線逸脱警報システム (LDWS) を使わない 。実際の走行状況にあ
わせた適切な作動ができず、 思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
●急カーブのある道
●悪天候のとき ( 雨、 霧、 雪のときなど )
●凍結路、 積雪路や未舗装路などのすべりやすい路面
●交通量が多く車間距離が十分にとれない道路
●車線の白線 ( 黄線 ) が引かれていない道路
●工事中や車線規制で車線幅の狭い道路
●工事による車線規制や仮設の車線がある区間を走行するとき ( 白線 ( 黄
線 ) が複数引かれていたり、 途切れているとき )
●タイヤの空気圧が指定空気圧に調整されていないとき
●応急用スペアタイヤ装着時など、 指定されたサイズと異なるタイヤを使
用しているとき
«™
レーンキープアシストシステム (LAS) & 車線逸脱警報システム ( LDWS)
を正常に作動させるために次の点をお守りください。
●サスペンションの改造を行わないでください。
●前後輪とも必ず指定されたサイズのタイヤを装着してください。タイヤ
交換などを行うときは、 マツダ販売店にご相談ください。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●車線変更などで方向指示器を操作すると、 レーンキープアシストシステム(LAS)
& 車線逸脱警報システム(LDWS)の 作動を自動解除します。方向指示器をもど
し、走行車線内を通常走行して、システムが白線( 黄線 )を検知すると、レーンキー
プアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム(LDWS)が復帰します。
●急なハンドル操作、 アクセル操作、 ブレーキ操作をしながら車線の白線( 黄線 )
へ接近したときは、 運転者が車線を変更すると判断し、 レーンキープアシストシ
ステム(LAS)&車線逸脱警報システム( LDWS)の作動を一時的に解除します 。
走行車線内を通常走行して、 システムが白線(黄線 )を検知すると 、 レーンキー
プアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム(LDWS)が復帰します。
●短時間のうちに連続して車線をはみ出したときは、 レーンキープアシストシステ
ム(LAS)& 車線逸脱警報システム(LDWS)が作動しない場合があります。
●車線の白線(黄線 )を 検知していないときは、 レーンキープアシストシステム
(LAS)& 車線逸脱警報システム(LDWS)は作動しません。
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快適装備の
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お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●次のようなときは、 車線の白線( 黄線 )を正しく検知することができず 、 レーン
キープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム (LDWS) が正常に作動
しない場合があります。
•インストルメントパネルの上に置いた物が、 フロントガラスに反射してカメラ
に写ったとき
•荷室やリヤシートなどに重い荷物を積んで、 車が傾いているとき
•タイヤの空気圧が指定空気圧に調整されていないとき
•標準タイヤ以外のタイヤを装着しているとき
•高速道路などで、 料金所、 インターチェンジ、 サービスエリア、 パーキングエ
リアなどの分岐路を走行するとき
•白線( 黄線 )がかすれや汚れなどにより見えにくいとき
•前方車が白線( 黄線 )の近くを走行して、 白線( 黄線 )が見えにくいとき
•天候( 雨、 霧、 雪のときなど )により、 白線( 黄線 )が見えにくいとき
•工事による車線規制や仮設の車線がある区間を走行するとき(白線 ( 黄線 ) が
複数引かれていたり、 途切れているとき )
•道路補修の消し残り線、 影、 残雪、 雨のたまった轍など、 白線(黄線 ) と紛ら
わしい線が見えるとき
•トンネルの出入り口など、 周辺の明るさが急に変わるとき
•ヘッドランプのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれているとき
•フロントガラスが汚れているときや曇っているとき
•フロントガラス、 カメラに露( 水滴 )が生じているとき
•逆光を浴びて路面が光っているとき
•雨あがりなどで、 路面がぬれて光っているときや水たまりがあるとき
•ガードレールなどの影が、 道路上に白線( 黄線 )と平行して写っているとき
•車線の幅が狭いとき( 約 2.5m 以下 )や広いとき( 約 4.5m 以上 )
•急カーブのとき
•道路がうねっているとき
•段差などにより車が大きく揺れたとき
•2 本以上の白線( 黄線 )が隣接して描かれているとき
•交差点付近に様々な路面表示や様々な形状のレーンマーカーがあるとき
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
作動させるとき
レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警
報システム(LDWS)スイッチを押します。
マルチインフォメーションディスプレイのレーンキー
プアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム
(LDWS)表示(待機状態 )が表示され 、 システムが
待機状態となります。
システム待機状態で車線の中央付近を走行します。次
の条件をすべて満たすと、 マルチインフォメーショ
ンディスプレイに、 レーンキープアシストシステム
(LAS)&車線逸脱警報システム(LDWS) 表示 ( 作動
状態 )が表示され、 システム作動状態になります。
●エンジンがかかっているとき
●車速が約60km/h以上で走行しているとき
●車線の白線( 黄線 )を検知しているとき
●運転者がハンドルを持ち操作しているとき
●車線の幅が狭くないとき、 または広くないとき
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快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
次のとき、 レーンキープアシストシステム( LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)は
待機状態になります。
●白線( 黄線 )を検知できないとき
●車速が約60km/h未満になったとき
●ABS/TCS/DSC が作動しているとき
●TCS を OFF にしたとき
( システム作動状態のとき TCS を OFF にするとチャイムが鳴り待機状態になります。)
●急なカーブを走行したとき
●不適切な速度でカーブを走行したとき
●運転者がハンドルから手をはなしたとき( ハンドルを保持していないとき )
●急加速、 急減速したとき
●蛇行運転したとき
ŒÝ
●( ハンドル操作のアシストを行うタイミングが「遅い」のとき )
•左右のどちらか一方の車線の白線(黄線 ) を検知するまでは、 レーンキープア
シストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム(LDWS)は作動しません。
•左右のどちらか一方の車線の白線(黄線 ) を検知した場合、 検知できていない
方向への逸脱は作動しません。検知できている方向への逸脱のみ作動します。
●( ハンドル操作のアシストを行うタイミングが「早い」のとき )
•左右の車線の白線(黄線 ) を検知するまでは、 レーンキープアシストシステム
(LAS)&車線逸脱警報システム(LDWS) のハンドル操作のアシストタイミン
グは「早い」で作動しません。左右のどちらか一方の車線の白線( 黄線 ) のみ
検知しているときは、 検知できている方向へのみ作動します。
•走行車線内の中央付近を走行できるようにハンドル操作のアシストを行います
が、 カーブの形状、 路面の傾斜や起伏、 速度などによっては、 中央付近を走行
できない場合があります。
●運転者がハンドルから手をはなしたとき(ハンドルを保持していないとき )は 、
警報チャイムが鳴り、 マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表
示されます。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●車線逸脱警報とハンドル操作のアシストを行うタイミングは異なります。
●レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム (LDWS) の次の
設定を変更できます。
→517
ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
•ハンドル操作のアシスト作動 / 非作動
•アシスト感度( アシストしやすさ )
•車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断するタイミング
車線表示
レーンキープアシストシステム( LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)が待機状態 、
作動状態になると、 ディスプレイに車線表示が表示されます。作動状態の車線表示は、 検
知できている方向の車線のみ表示( 色 )が変わります。
4; Ý6^ˆ Ý6
自動解除
次のようなときは、 レーンキープアシストシステム( LAS)& 車線逸脱警報システム
(LDWS)が自動で解除され、 マルチインフォメーションディスプレイのレーンキープア
シストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム(LDWS)表示( 待機状態 )が点灯します。
尚、 レーンキープアシストシステム( LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)が作動可
能な状態になると自動で復帰し、 レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報
システム(LDWS)表示( 作動状態 )が点灯します。
●カメラ内部の温度が高温または低温になったとき
●カメラ付近のフロントガラスが曇ったとき
●カメラ付近のフロントガラスに遮蔽物があり前が見えないとき
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
警報 / アシストの自動中止
次のような操作をおこなうと、運転者の意思で車線変更しているとシステムが判断し、レー
ンキープアシストシステム( LAS)&車線逸脱警報システム( LDWS)の作動が自動で中
止されます。尚、 操作後は、 レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報シス
テム(LDWS)が自動で復帰します。
●運転者がハンドルから手を放したとき(レーンキープアシストシステム( LAS)& 車
線逸脱警報システム(LDWS)は 、 運転者のハンドル操作をアシストする装置のため、
運転者がハンドルを保持すれば自動で復帰します。)
●急なハンドル操作をしたとき
●ブレーキ操作をしたとき
●アクセル操作をしたとき
(「アシスト感度」の設定を変更することで、 自動で中止される感度を変更することが
できます。)
●方向指示器を操作したとき
●車線をまたいで走行したとき
ŒÝ
操作後、 走行車線を検知するまでの最大 5 秒間は、 レーンキープアシストシステム
(LAS)& 車線逸脱警報システム(LDWS)が作動しない場合があります。
CX-5_Kシ_3版.indb 2352015/04/22 9:50:37
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ハンドル操作のアシスト非作動 (OFF)
レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)は 、 ハンドル
操作のアシストを非作動(OFF)に変更できます。
→517ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
ハンドル操作のアシストを非作動( OFF)に変更したときは 、 次のように操作してくださ
い。
作動させるとき
レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警
報システム(LDWS)スイッチを押します。
マルチインフォメーションディスプレイのレーンキープアシストシステム( LAS)& 車線
逸脱警報システム(LDWS)O FF 表示が消灯していることを確認します。レーンキープ
アシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)O FF 表示が消灯した状態で
車線の中央を走行します。
次の条件をすべて満たすと、 システム作動状態になります。
●左右もしくは一方に白線( 黄線 )が引かれている車線の中央付近を走行しているとき
●車速約 60km/h 以上で走行しているとき
●直線またはゆるやかなカーブの道路を走行しているとき
次のとき、 レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)は
待機状態になります。
●白線( 黄線 )を検知できないとき
●車速が約60km/h未満になったとき
●急なカーブを走行したとき
●不適切な速度でカーブを走行したとき
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●左右のどちらか一方の車線の白線( 黄線 )を 検知するまでは、 レーンキープアシ
ストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム (LDWS) は待機状態のままになり
ます。
●左右のどちらか一方の車線の白線(黄線 )を 検知した場合、 検知できていない方
向への逸脱は警報できません。
●車線から逸脱する可能性があるとシステムが判断するタイミング、 警報感度( 警
報しやすさ )を変更できます。
→517ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
車線表示
レーンキープアシストシステム( LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)が待機状態 、
作動状態になると、 ディスプレイに車線表示が表示されます。左右のどちらか一方の車線
の白線( 黄線 )を検知すると、 作動状態の表示に変わります。
4; Ý6^ˆ Ý6
( 自動解除 )
次のようなときは、 レーンキープアシストシステム( LAS)& 車線逸脱警報システム
(LDWS)が自動で解除され、ディスプレイに車線表示 ( 待機状態 ) が表示されます。尚、
レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)が作動可能な
状態になると自動で復帰し、 ディスプレイに車線表示( 作動状態 )が表示されます。
●カメラ内部の温度が高温または低温になったとき
●カメラ付近のフロントガラスが曇ったとき
●カメラ付近のフロントガラスに遮蔽物があり前が見えないとき
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
( 警報の自動中止 )
次のような操作を行うと、 運転者の意思で車線変更しているとシステムが判断し、 レーン
キープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)の作動が自動で中止
されます。尚、 操作後は、 レーンキープアシストシステム( LAS)& 車線逸脱警報システ
ム(LDWS)が自動で復帰します。
●急なハンドル操作をしたとき
●ブレーキ操作をしたとき
●アクセル操作をしたとき
「警報感度」の設定を変更することで、 自動で中止される感度を変更することができ ます。
●方向指示器を操作したとき
●車線をまたいで走行したとき
停止するとき
レーンキープアシストシステム( LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)を停止すると
きは、 レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)スイッ
チを押します。
マルチインフォメーションディスプレイに、 レーン
キープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報シス
テム(LDWS)OFF 表示が表示されます。
ŒÝ
●電源ポジションを OFF にすると、 次に電源ポジションを ON にしたときはレー
ンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム (LDWS) は作動停止
状態になります。レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システ
ム(LDWS)を作動させるには、 レーンキープアシストシステム (LAS) & 車線逸
脱警報システム(LDWS)スイッチを押して作動可能な状態にしてください。
●次のようなときは、 レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報シス
テム(LDWS)が自動で停止され、 マルチインフォメーションディスプレイのレー
ンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム( LDWS)O FF 表示
が表示されます。マツダ販売店で点検を受けてください。
•電動パワーステアリングに異常があるとき
•DSC に異常があるとき
•フォワードセンシングカメラ(FSC)に異常があるとき
レーンキープアシストシステム(LAS)& 車線逸脱警報システム (LDWS) を停止すると、
ディスプレイの車線表示も非表示になります。
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