MAZDA MODEL ROADSTER 2017 ロードスター|取扱説明書 (in Japanese) 

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ワイパー / ウォッシャースイッチ
電源ポジションが ON のとき作動します。
/
žc ”
寒冷時にウォッシャー液を噴射するときは、 ガラスをあたためて
から行なう。
ウォッシャー液がガラス面で凍結し、 視界不良などで思わぬ事故につながる
おそれがあります。
«™
žc ”
凍結時や長時間ワイパーを使用しなかったときは、 ワイパーゴムがガラスに
貼り付いていることがあります。ガラスに貼り付いたまま作動させると、 ワ
イパーゴムの損傷、 ワイパーモーターの故障につながるおそれがあります。
žc ”
ガラスがかわいているままでワイパーを作動させると、 ガラスに傷がついた
りワイパーゴムを損傷するおそれがあります。ガラスがかわいているときは、
ウォッシャー液を噴射してください。
Э
ウォッシャー液が十分に出ないときは、 ウォッシャースイッチを使用しない
でください。ウォッシャー液が出ないままで、 ウォッシャースイッチを操作
し続けると、 ポンプの故障につながるおそれがあります。
ŒÝ
●ウォッシャー液を補給しても液が出ないときは、 ノズルに異物がつまっているこ
とがあります。針などでつまりを取ってください。
●降雪時にワイパーを作動させていると、 ガラスに雪が積もってワイパーが停止す
ることがあります。積雪などでワイパーが停止したときは、 安全な場所に停車し
てワイパースイッチを
の位置にした後、 積もった雪を取り除いてください。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 1872016/09/21 16:48:30

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2. 運転するときに
スイッチの使いかた
ワイパー / ウォッシャー
ワイパーの操作
ª j » Ó
¦”
Äë  Í ”; ó
Ç V» Ó
レバー位置 作動状態
レバーを上に押し上げ
ている間作動
停止
間欠作動
オートワイパー機能 /
間欠作動*1
低速作動
高速作動
*1設定変更でオートワイパー機能を OFF にすると、
間欠作動に固定されます。
→547
ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
間欠作動時間の調節 ( 標準タイプ )
µ  ¿½
=^ ˆÌ
U Õ M
=^ ˆÌ
U y M
レバーをの位置にしているとき、 スイッチをまわ
すと、 間欠作動時間を調節できます。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 1882016/09/21 16:48:32

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
オートワイパー機能 ( オートワイパー機能付きタイプ )
Ít
S  ` M
Ít
S
 `tX M
µ ¿½
レバーをの位置にしているとき、 レインセンサー
が雨を感知すると、 雨量に応じて、 ワイパーが自動で
作動します。
雨量 作動状態
少ない 間欠作動
普通 低速作動
多い 高速作動
スイッチをまわすと、 雨に反応する感度を調節できま
す。
«™
Э
フロントガラスにステッカーやラベルなどを貼り付けてレインセンサーを覆
わないでください。センサーが周囲の雨量を感知できなくなり、 オートワイ
パー機能が正常に作動しないことがあります。
Э
電源ポジションが ON で、 ワイパーレバーがの位置のとき、 つぎのよう
な場合はワイパーが自動で作動することがあります。手や指を挟まないよう
注意してください。万一手や指を挟むと、 けがやワイパーの故障につながる
おそれがあります。
 ●フロントガラスのレインセンサー上部に触れたとき。
 ●フロントガラスのレインセンサー上部を布などで拭いたとき。
 ●フロントガラスに衝撃をあたえたとき。
 ●レインセンサーに車内から衝撃をあたえたとき。
žc ”
洗車やメンテナンスを行なうときは、 ワイパーレバーをの位置にしてく
ださい。
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2. 運転するときに
スイッチの使いかた
ŒÝ
●レインセンサーの温度が -10°C 以下、または 85°C 以上のときはオートワイパー
が作動しないことがあります。
●フロントガラスに純正品以外の撥水コーティングを使用すると、 レインセンサー
が雨量を正確に検知できず、 オートワイパーが正常に作動しないことがあります。
純正品以外の撥水コーティングは使用しないでください。
●フロントガラスのレインセンサー上部に泥や異物(氷や塩水などを含むもの )が
付着しているときや、 フロントガラスが凍っているとき、 ワイパーが自動で作動
することがあります。ワイパーが数回作動してもセンサー上部の泥や異物、 氷な
どを取り除けないときは、 オートワイパーは作動を停止します。ワイパーレバー

またはにしてワイパーを作動させるか、 フロントガラスの泥や異物、 氷
などを取り除いてからオートワイパーを作動させてください。
●レインセンサーは光学センサーを使用しているため、 強い光源、 電磁波、 赤外線
などの影響により、 ワイパーレバーが
の位置のとき、 ワイパーが自動で作動
することがあります。雨天時以外はワイパーレバーをの位置にして走行する
ことをおすすめします。
●オートワイパー機能の作動 / 非作動を変更することができます。
→ 547
ページ「設定変更( カスタマイズ機能 )」
ウォッシャーの操作
レバーを手前に引いている間、 ウォッシャー液が噴射
し、 ワイパーが数回作動します。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
リアウインドーデフォッガー ( 曇り取り ) スイッチ
リアウインドーを熱線であたため、 曇りを取ります。
電源ポジションが ON のとき使用できます。
スイッチを押すと約 15 分間作動します。
作動中はスイッチ内の表示灯が点灯します。
作動を停止したいときは、 もう一度スイッチを押します。
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«™
Э
リアウインドーの内側には熱線が取り付けてあります。清掃するときは熱線
を傷つけないようにしてください。
→461ページ「ガラス、 ミラーの手入れ」
žc ”
ソフトトップまたはリトラクタブルハードトップを開けるときは、 リアウイ
ンドーデフォッガー ( 曇り取り ) ス イッチが OFF になっていることを確認
してください。デフォッガーの熱でソフトトップやリトラクタブルハードトッ
プ、内装材が損傷するおそれがあります。
ŒÝ
エンジン回転中に使用してください。また、 連続して長時間使用しないでください。
バッテリーがあがるおそれがあります。
ホーン
ハンドルのマーク周辺部を押すとホーンが鳴ります。
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2. 運転するときに
ABS について
ABS とは
ABS(アンチロックブレーキシステム )は、 すべりやすい路面での制動時に起こる車輪
のロックを防いで車の方向安定性を保ち、 操縦性を確保する装置です。
/
žc ”
ABS を過信せず安全運転に心がける。
ABS が作動した状態でも車の方向安定性や操縦性には限界があります。ま
た、 次のようなときには、 速度をひかえめにし、 車間距離を十分にとって運
転してください。ABS が装備されていない車に比べて制動距離が長くなる
ことがあるため、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
 ●ジャリ道、 新雪道を走行しているとき。
 ●タイヤチェーンを装着しているとき。
 ●道路の継ぎ目などの段差を乗り越えるとき。
 ●凸凹道や石だたみなどの悪路を走行しているとき。
«™
žc ”
前後輪とも必ず指定されたサイズや種類のタイヤを装着してください。指定
されたサイズや種類以外のタイヤを装着すると、 ABS が正常に作動しない
ことがあります。
ABS 装備車の取り扱い
急ブレーキを踏まなくてはいけないような状況に陥らないよう、 安全運転を心がけてくだ
さい。万一の危険な状況では、 次のようにしてください。
1. 危険を感じ急制動が必要なときは、 ためらわずブレーキペダルをしっかりと踏み込ん
でください。
2. ブレーキペダルを踏んだとき、 ペダルから小刻みな振動を感じることがあります。こ
れは ABS が正常に作動しているときの現象です。
3. 障害物を回避するときは、 ブレーキペダルを踏みながらハンドルを操作してください。
ŒÝ
●ABS は低速( 約 10k m/h 以下 )では作動しませんが 、 通常のブレーキ性能は
確保されています。
●エンジン始動時や発進直後に、 モーター音が聞こえることがありますが、 異常で
はありません。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
ヒルローンチアシスト(HLA)について
ヒルローンチアシスト (HLA) とは
ヒルローンチアシスト(HLA)とは、 坂道発進を補助する機能です。坂道停車後の発進時、
ブレーキペダルからアクセルペダルに踏みかえる際の車両の後退を防ぎます。
急な坂道でブレーキペダルを放したときに自動でブレーキ力を保持します。
 ●( マニュアル車 )
チェンジレバーが R 以外のときは上り坂で作動し、 R のときは下り坂で作動します。
 ●( オートマチック車 )
セレクトレバーが前進の位置のときは上り坂で作動し、 R のときは下り坂で作動しま
す。
/
Э
ヒルローンチアシスト (HLA) を過信しない。
ヒルローンチアシスト ( HLA) はあくまでも発進するときの補助機能です 。
システムが作動する時間は限られています (約 2 秒間 )  ので、 システムを過
信して発進すると車両が動き出して思わぬ事故につながるおそれがあるため
危険です。発進時は周囲の安全を確認してください。積載やけん引の状態に
よって、 車両が意図せず動き出す可能性がありますのでご注意ください。
ŒÝ
●緩勾配の坂道ではヒルローンチアシスト(HLA)が作動しません 。また、 積載状
態によって作動する勾配が若干変化します。
●パーキングブレーキを引いているときや、 車両が完全に停車していないときはヒ
ルローンチアシスト(HLA)は作動しません。
●ヒルローンチアシスト(HLA)作動中にブレーキペダルが硬くなったりペダルが
振動することがありますが、 異常ではありません。
●TCS/DSC 作動表示灯が点灯しているときは、 ヒルローンチアシスト( HLA)が
作動しないことがあります。
●DSCOFF スイッチを押して TCS/DSC を解除してもヒルローンチアシスト
(HLA)は解除されません。
●( オートマチック車 )
アイドリングストップ中はヒルローンチアシスト(HLA)は作動しませんが 、 発
進補助機能が作動して車両が動き出すことを防ぎます。
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2. 運転するときに
エマージェンシーシグナルシステム(ESS)について
エマージェンシーシグナルシステム (ESS) とは
エマージェンシーシグナルシステム(ESS)は緊急制動時などに車両に急減速が生じたか
を判断し、 方向指示灯の点滅により、 後続車に注意をうながすシステムです。
エマージェンシーシグナルシステム(ESS)作動中はすべての方向指示灯を自動的に高速
で点滅させます。
ブレーキペダルを放すか、 車両の減速度から急ブレーキではないと判断されたときにシス
テムは解除されます。
ŒÝ
 ●点滅について
すべての方向指示灯が高速点滅中に停車した場合、 すべての方向指示灯は通常の
周期で点滅し続けます。
 ●作動について
エマージェンシーシグナルシステム(ESS) は約 60km/h 以下のときは作動しま
せん。
●すべりやすい路面でブレーキを踏むと、 エマージェンシーシグナルシステム
(ESS)が作動しすべての方向指示灯が点滅することがあります。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 1942016/09/21 16:48:35

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
トラクションコントロールシステム(TCS)について
TCS とは
TCS(トラクションコントロールシステム )は 、 水にぬれた路面や雪道などのすべりや
すい路面での発進や旋回加速時に起こる駆動輪の空転を防ぎ、 適切な駆動力と操縦性を確
保する装置です。
/
žc ”
TCS を過信せず安全運転に心がける。
TCS が作動した状態でも駆動力の確保や車の操縦性には限界があり、 無理
な運転は思わぬ事故につながるおそれがあります。
ŒÝ
●エンジン回転が高いときに TCS が作動すると、 エンジン回転の変動や車体の振
動を感じることがありますが、 異常ではありません。
●TCS を解除するときは、 DSCOFF スイッチを押して解除してください。
→197ページ「DSCOFF スイッチ」
TCS/DSC 作動表示灯
点灯するとき
●電源ポジションを ON にすると点灯し、 しばらく
すると消灯します。
●次のようなときはシステムの異常が考えられま
す。マツダ販売店で点検を受けてください。
•電源ポジションを ON にしても点灯しないと
き、 または点灯したままのとき。
•走行中に点灯したとき。
点滅するとき
走行中に TCS または DSC が作動すると点滅します。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 1952016/09/21 16:48:35

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2. 運転するときに
ダイナミック ・ スタビリティ ・ コントロール(DSC)について
DSC とは
DSC( ダイナミック · スタビリティ · コントロール )は、 すべりやすい路面での走行時や、
緊急回避など急激なハンドル操作による車両の横すべりをおさえるため、 ABS や TCS
などにより、 ブレーキやエンジンの出力を自動的に制御して、 車両の安定性を確保する装
置です。
DSC は約 20km/h 以上で作動可能な状態になります。
「ABS について」、 「TCS について」 もあわせてお読みください。
→192ページ「ABS とは」
→ 195ページ「TCS とは」
/
žc ”
DSC を過信せず安全運転に心がける。
DSC が作動した状態でも車両の安定性や操縦性には限界があるため、 無理
な運転は思わぬ事故につながるおそれがあります。
特に DSC 作動表示灯が点滅しているときは、 車両が横すべりしやすい状態
になっています。慎重に運転してください。
«™
žc ”
DSC を正常に作動させるために次の点をお守りください。
 ●前後輪とも必ず指定されたサイズで、メーカー、銘柄、パターン ( 溝の模様 ) 
が同一のタイヤを装着してください。
 ●摩耗差の著しいタイヤを混ぜて使用しないでください。
 ●指定以外のサイズや、 異なる種類、 摩耗差の著しいタイヤを使用しない
でください。
ŒÝ
●タイヤチェーンや応急用スペアタイヤ装着時のように径の異なるタイヤを使用し
たときは、 DSC が正常に作動しないことがあります。
●電源ポジションを ON にした後、 インストルメントパネルの奥からカチッと音が
聞こえることがあります。これはシステムの作動をチェックしている音で、 異常
ではありません。
ROADSTER_Rニ_初版.indb 1962016/09/21 16:48:36

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