MAZDA MODEL CX-5 2012 取扱説明書 (in Japanese)
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フューエルキャップの開閉
フューエルキャップを開けるときは、 ゆっくりとゆるめ、 空気の抜ける
音が止まってから取り外す。
急に開けると、 燃料が噴き出すことがあるため火災につながったり、 目や皮膚に付着
すると傷害につながるおそれがあります。
フューエルキャップは確実に閉める。
キャップが確実に閉まっていないと、 走行中に燃料がもれ、 火災につながるおそれが
あります。
純正部品以外のフューエルキャップは使用しないでください。燃料装置や排出ガス発
散抑止装置などの故障につながるおそれがあります。
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取りはずしたキャップはフューエルリッドの内
側にかけます。
キャップを閉めるときは、 カチッと1回音がす
るまで締め付けてください。
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盗難防止システム
イモビライザーシステム
イモビライザーシステムはキーに信号発信機を内蔵し、 あらかじめ登録されたキー以外ではエ
ンジンを始動できないようにした車両盗難防止装置です。
万一、 キーが電池切れや故障の場合は、 電池切れ時のエンジン始動手順を行なうとイモビライ
ザーシステムが解除され、 エンジン始動できます。
キーの故障を防ぐために次のことを守る。
●システムを改造したり、 付加部品を取り付けたりしないでください。
●強い衝撃をあたえたり、 ぬらしたりしないでください。
●磁気を帯びた製品を近づけないでください。
●インストルメントパネルやボンネットの上など直射日光があたる場所や高温になる
所に放置しないでください。
システムの作動
電源ポジションをONから ACC または OFFに
するとシステムが作動し、 セキュリティ表示灯
が点滅します。
システムの解除
登録されたキーで電源ポジションを ONにするとシステムが解除され、 エンジンが始動できま
す。そのとき表示灯は約 3秒間点灯した後消灯します。
エンジンが始動しないときは
次のような場合、 エンジンの始動ができない場合があります。
.●キーを.( 車内でも ).感知しにくい場所に置いている。
.●携帯電話、 テレビ、 ラジオ、 トランシーバーなどからの電波でシステムが影響を受けている。
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1. 運転する前に
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処置方法
一度、 電源ポジションをOFFにもどし、 キーを別の場所に置いて、 再度エンジン始動してくだ
さい。
→19ページ「アドバンストキーレスエントリー &プッシュボタンスタートシステムの機能を使っ
ての操作」
→.20ページ「キーレスエントリー &プッシュボタンスタートシステムの機能を使っての操作」
セキュリティ表示灯を確認し、 消灯しない場合は .(点灯 /点滅したまま等 )、 一度電源ポジショ
ンをOFF に戻し、 しばらく待って再度エンジン始動してください。
3回行なってもエンジンが始動しないときはシステムの異常が考えられますので、 マツダ販売
店で点検を受けてください。
運転中にセキュリティ表示灯が点灯 / 点滅した場合は
エンジンを停止せず、 そのままマツダ販売店で点検を受けてください。エンジンを停止すると、
再度エンジンを始動できないことがあります。
イモビライザーシステムを修理するときは
コードを再登録するために、 お手持ちのすべてのキーをマツダ販売店に持参してください。
キーを追加するときは
.●キーを紛失したときのために、 スペアのキーを保管しておいてください。
.●キーには特有の電子コードが含まれていますので、 マツダ販売店以外でキーを追加すること
はできません。
キーを紛失した場合、 盗難防止のため、 イモビライザーシステムに登録されているコードをマ
ツダ販売店で消去できます。消去した後に、今後使用するキーを再登録する必要がありますので、
お手持ちのすべてのキーをマツダ販売店へ持参してください。登録されていないキーではエン
ジンを始動することができません。
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1. 運転する前に
SRS エアバッグシステム
SRSエアバッグシステムについて
SRS とはSupplemental. Restraint. System. ( サプルメンタルレストレイントシステム ).の略で、
補助乗員保護装置の意味です。
エアバッグは、 電源ポジションが ONのとき車両前方または側方から強い衝撃を受けると瞬間
的に膨らみ、 運転者および同乗者の頭部や胸部などへの衝撃をやわらげます。
SRS エアバッグシステムはシートベルトの働きに加えて乗員を保護する装置であり、 シートベ
ルトに代わるものではありません。シートベルトは必ず着用してください。
エアバッグの種類
運転席エアバッグ
運転席エアバッグはハンドルの中央に格納され
ています。
助手席エアバッグ
助手席エアバッグはインストルメントパネルに
格納されています。助手席に同乗者がいなくて
も運転席エアバッグと同時に膨らみます。
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サイドエアバッグ
サイドエアバッグはフロントシート背もたれの
外側部分に格納されています。乗員の有無に関
係なく衝撃を受けた側のサイドエアバッグが膨
らみます。
カーテンエアバッグ
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ææàÐå”カーテンエアバッグはフロントピラー、 リヤピ
ラー、 ルーフサイド部に格納されています。乗
員の有無に関係なく衝撃を受けた側のカーテン
エアバッグが膨らみます。
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1. 運転する前に
SRS エアバッグシステム
エアバッグの注意点
お車に乗る前に
運転者はもちろん、 同乗者も必ずシートベルトを着用する。
SRS エアバッグシステムはシートベルトと併用することで効果を発揮します。シート
ベルトを着用していないと、 重大な傷害につながるおそれがあります。
シートに座ったときは
ハンドル中央部に手を置いたり、 顔や身体を近づけたりしない。
エアバッグが作動したときに、 強い衝撃を受け重大な傷害につながるおそれがありま
す。
シートの前端に座ったり、 インストルメントパネルにもたれかかったり、
手や顔を近づけない。
エアバッグが作動したときに強い衝撃を受け重大な傷害につながるおそれがあります。
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お子さまを乗せるときは
お子さまはできるだけリヤシートに座らせ必ずシートベルトを着用させ
る。
シートベルトが首や顔などにあたったり、 腰骨に正しく着用できないお子さまには、
別売りのベビーシート、 チャイルドシート、 ジュニアシートをお使いください。お子
さまがエアバッグの前に立っていたり、 正しい姿勢で座っていなかったりすると、 エ
アバッグが作動したときに強い衝撃を受け、 お子さまの命にかかわる重大な傷害につ
ながるおそれがあり危険です。
こんなことにも注意
ハンドルを交換しない。また、 パッド部にステッカーなどを貼り付けた
りしない。
万一の場合エアバッグが正常に作動しなくなり、 重大な傷害につながるおそれがあり
ます。
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1. 運転する前に
SRS エアバッグシステム
インストルメントパネル上部にステッカーを貼り付けたり、 芳香剤、 ア
クセサリー用品、 手荷物などの物を置かない。また、 ルームミラーにワ
イドミラーを取り付けない。
エアバッグが正常に作動しなくなったり、 エアバッグが膨らむときにこれらの物が飛
散し、 重大な傷害につながるおそれがあります。
車両前部にグリルガードなどを装着しない。
SRS エアバッグシステムに影響をおよぼすため、 万一の場合エアバッグが正常に作動
しなくなり、 重大な傷害につながるおそれがあります。
サスペンションの改造をしない。
車高やサスペンションの硬さが変わると、 衝撃を正しく検知できないため、 エアバッ
グが正常に作動しなくなったり、 誤って作動し、 重大な傷害につながるおそれがあり
ます。
SRS エアバッグシステムの部品や配線を修理したり、 電気テスターを使っ
て、 SRS エアバッグシステムの回路診断をしない。
正常に作動しなくなったり、 誤って作動し、 重大な傷害につながるおそれがあります。
メンテナンスや廃車について
事故後は必ずマツダ販売店で点検を受ける。
エアバッグが作動しない程度の事故であっても、 事故の衝撃でシステム本来の機能を
損なっているおそれがあるため、 万一の場合エアバッグが正常に作動しなくなり、 重
大な傷害につながるおそれがあります。
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次のような作業が必要なときは、 必ずマツダ販売店に相談する。
これらの作業を行なうとエアバッグが正常に作動しなくなったり、 誤って作動し、 重
大な傷害につながるおそれがあります。
●SRS エアバッグの取りはずし、 取り付け、 分解、 修理
●ハンドルまたは周辺部品の取りはずし、 取り付け、 分解、 修理
●インストルメントパネルまたは周辺部品の取りはずし、 取り付け、 分解、 修理
●フロントシートの交換、 取りはずし、 取り付け、 分解、 修理
●車両前部または側部の修理
●フロントピラー、 サイドピラー、 リヤピラー、 ルーフサイド部の修理
●オーディオなど用品の取りはずし、 取り付け
車を廃車にする場合は、 必ずマツダ販売店に相談する。
不意にエアバッグが作動し、 重大な傷害につながるおそれがあります。
サイドエアバッグについて
フロントシート背もたれの外側部分に手、 足、 顔を近づけた姿勢で座ら
ない。
フロントシートに座ったときは、 フロントドアにもたれかかったり、 窓から腕を出し
たりしないでください。また、 リヤシートに座ったときはフロントシートの背もたれ
を抱えないでください。サイドエアバッグが作動したときに強い衝撃を受け、 重大な
傷害につながるおそれがあります。
フロントシートにシートカバーを使用しない。
シートカバーを使用するとサイドエアバッグが正常に作動しなくなり、 重大な傷害に
つながるおそれがあります。
フロントドアやフロントシート付近にカップホルダーなどのアクセサ
リー用品を取り付けない。
サイドエアバッグが膨らむときにこれらの物が飛散し、 重大な傷害につながるおそれ
があります。
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1. 運転する前に
SRS エアバッグシステム
フロントシートの下に荷物などを置かない。
フロントシートの下部にあるサイドエアバッグの配線が損傷し、 万一の場合エアバッ
グが正常に作動しなくなり、 重大な傷害につながるおそれがあります。
カーテンエアバッグについて
ドアにもたれかかったり、 フロントピラー、 リヤピラー、 ルーフサイド
部などに近づいたりしないようにして座る。
カーテンエアバッグが作動したときに強い衝撃を受け、 重大な傷害につながるおそれ
があります。
フロント窓ガラス、 リヤ窓ガラス、 フロントピラー、 サイドピラー、 リ
ヤピラー、 ルーフサイド部、 アシストグリップなどカーテンエアバッグ
展開部周辺にアクセサリー、 ハンズフリーマイクなどを取り付けたりし
ない。
カーテンエアバッグが膨らむときにこれらのものが飛散し、 重大な傷害につながるお
それがあります。
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アシストグリップやコートフックなどには重たいものやとがったものを
かけない。
服などをかけるときはハンガーを使わないでください。カーテンエアバッグが膨らむ
ときにこれらのものが飛散し、 重大な傷害につながるおそれがあります。
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