MAZDA MODEL CX-5 2012 取扱説明書 (in Japanese)
Manufacturer: MAZDA, Model Year: 2012, Model line: MODEL CX-5, Model: MAZDA MODEL CX-5 2012Pages: 416, PDF Size: 13.26 MB
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エンジンをかけるとき
植込み型心臓ペースメーカーおよび植込み型除細動器以外の医療用機器
を使用している方は、 キーの電波の影響を医師や医療用電気機器製造業
者などに確認する。
電波が悪影響をおよぼすおそれがあります。
プッシュボタンスタートシステム機能、 アドバンストキーレス機能を作動させ
ないようにすることもできます。
ペースメーカーなどの医療用機器に悪影響をおよぼすおそれがあるため、 キーを取り出すこ
となくエンジンの始動ができる機能を停止させることができます。また、 アドバンストキー
レス機能装備車はアドバンストキーレス機能を作動させないようにすることができます。
詳しくはマツダ販売店にご相談ください。
.●キーは必ず運転者が携帯してください。
.●電源ポジションの状態(OFF、ACC、ON)に関係なく、 エンジンを始動できます。
1.キーを携帯していることを確認します。
2.エンジンが完全に始動するまで、 ブレーキペダルをしっかりと踏み続けます。
3.メーター内の KEY表示灯 .(緑 )*とプッシュボタンスタートの表示灯 .(緑 ).が点灯するのを
確認します。プッシュボタンスタートの表示灯.( 緑).が点滅.( マルチディスプレイ.( ドット
液晶タイプ).装備車は、 メーター内のディスプレイにメッセージが表示 ).する場合は、 正常
なキーを携帯していることを確認します。正常なキーを携帯しているのにプッシュボタンス
タートの表示灯.( 緑).が点滅する場合は、 キーでプッシュボタンスタートに触れてエンジン
を始動してください。.( マルチディスプレイ.(ドット液晶タイプ).装備車は、 メーター内の
ディスプレイにメッセージが表示します。)
*.マルチディスプレイ(セグメント液晶タイプ)装備車
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
メーター内の KEY 警告灯(赤)が点灯(マルチディスプレイ(ドット液晶タイプ)装
備車は、 メーター内のディスプレイにメッセージが表示)、 またはプッシュボタンスター
トの表示灯が橙で点滅している場合は、 エンジンの始動ができなくなるおそれがあり
ます。直ちにマツダ販売店で点検を受けてください。
.●次のようなときは、 プッシュボタンスタートを押したあとメーター内のKEY警告灯(赤)
が点滅(マルチディスプレイ(ドット液晶タイプ)装備車は、 メーター内のディスプレイ
にメッセージが表示)し、 エンジンをかけることができません。
•.キーの電池切れ
•.キーが作動範囲内にない
•.キーを車内でも感知しにくい場所に置いている
→19ページ「アドバンストキーレスエントリー &プッシュボタンスタートシステム
の機能を使っての操作」
•.キーに類似した他社のキーが作動範囲内にある
.●メーター内の KEY警告灯(赤)が点灯(マルチディスプレイ(ドット液晶タイプ)装備車は、
メーター内のディスプレイにメッセージが表示)、 またはプッシュボタンスタートの表示
灯(橙)が点滅している場合は、 通常の操作ではエンジンを始動できない場合があります。
ブレーキペダルをいっぱいに踏み込み、 エンジンが完全に始動するまでプッシュボタンス
タートを押し続けてください。
4.メーター内の KEY表示灯(緑) *が点灯し、 プッシュボタンスタートの表示灯(緑)も点
灯している状態でプッシュボタンスタートを押します。
*.マルチディスプレイ(セグメント液晶タイプ)装備車
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.●エンジン始動後、 プッシュボタンスタートの表示灯(橙)は消灯し、 電源ポジションは
ON状態になっています。
.●冷間始動後は、 エンジン制御システムの働きによりエンジン回転数が高くなりますが、 自
動的に適正な回転数に下がります。
.●冷間始動後は、 排気ガスの浄化を促進するためにエンジン回転が高くなり、 うなっている
音が聞こえることがありますが、 部品機能の異常ではありません。
.●(SKYACTIV-G 2.0、 SKYACTIV-G 2.5)
•.プッシュボタンスタートを押して、 エンジンが始動する前に燃料タンク付近からフュー
エルポンプのモーター作動音が聞こえることがありますが異常ではありません。
.●(SKYACTIV-D 2.2)
•.外気温が- 10°C より低いときは、 エンジン保護のためエンジンが始動してから約 3
分間、 最高回転数が制限される場合があります。
•.エンジン始動時は、 プッシュボタンスタートを押したあと、 メーター内の予熱表示灯
が消灯して、 エンジンがかかるまでブレーキペダルを放さないでください。
•.エンジンがかかる前にブレーキペダルを放した場合は、 再度ブレーキペダルを踏み込
みプッシュボタンスタートを押してエンジンを始動してください
•.予熱表示灯が消灯するまで、 スターターは回りません。
•.予熱が終了したあと、 電源ポジションがONのままエンジンをかけずに長時間放置し
た場合、 再度予熱を行い予熱表示灯が点灯する場合があります。
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
キーが電池切れしたときのエンジン始動
キーの使用について
次のような状態にしないでください。車両がキーからの信号を正確に受信できず、 エンジン
が始動できない場合があります。
●キーに他のキーの金属部や金属製のものが接している
●キーにスペアのキーや他の車両の盗難防止システムキー(信号発信機内蔵のもの)が重なっ
ている、 または近くにある
●キーの近くに電子部品を含んだ製品やクレジットカードなどの磁気カードがある
キーの電池切れなどで、 エンジンが始動できないときは、 次の手順でエンジンを始動すること
ができます。
1.ブレーキペダルをしっかりと踏みます。
2.プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点滅するのを確認します。
ブレーキペダルを踏む前にプッシュボタンスタートを押しても、 プッシュボタンスタートの
表示灯(緑)が点滅します。この状態からブレーキペダルを踏めば、 その後は同様の手順で
エンジン始動が可能です。
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プッシュボタン
スタートキー
表示灯
3.プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点滅中に、キー
の裏面でプッシュボタンスタートに触れます。
4.プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点灯に変わったら、 プッシュボタンスタートを押
します。
.●ブレーキペダルをいっぱいに踏み込まないとエンジンがかからないようになっています。
.●プッシュボタンスタート機能に異常があるときは、 プッシュボタンスタートの表示灯が橙
で点滅します。この場合でもエンジンを始動できることがありますが、 直ちにマツダ販売
店で点検を受けてください。
.●キーの裏面でプッシュボタンスタートに触れるときは、 ロックスイッチ側を上にして、 ボ
タンに触れてください。プッシュボタンスタートに触れたときにボタンを押してしまうと
エンジンが始動することがあります。
.●プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点灯しない場合は、 最初から操作を行なってく
ださい。それでも点灯しない場合はマツダ販売店で点検を受けてください。
.●電源ポジションの切り替えを行う場合は、 プッシュボタンスタートの表示灯(緑)が点灯
に変わったあと、 ブレーキペダルを放してからプッシュボタンスタートを押してくださ
い。電源ポジションが ACC、ON、OFFの順に切り替わります。なお、 電源ポジション
がOFF になると、 それ以降は電源ポジションの切り替えができませんので、 エンジンを
始動する場合は最初から操作を行なってください。
エンジンの停止
1.セレクトレバーを Pの位置にします。
2.プッシュボタンスタートを押します。エンジンが停止し、電源ポジションが OFFになります。
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
緊急時以外は、 走行中にエンジンを停止しないでください。
車から離れるときは、 電源ポジションが OFF になっていることを確認してください。
.●エンジンをきって電源ポジションをONから ACC または OFFにしたとき、 キーの電池
容量が少なくなっていることを感知したら、 メーター内の KEY表示灯(緑)が約 30秒
間点滅します。(マルチディスプレイ(ドット液晶タイプ)装備車は、 メーター内のディ
スプレイにメッセージが表示します。)新しい電池と交換してください。
→308ページ「キー」
.●電源ポジションについて
セレクトレバーが P以外の位置のときに、 エンジンが停止すると、 電源ポジションは
ACC になります。
.●電源ポジションを OFF にせずに車から離れると
警報やメーター表示でお知らせします。
→350ページ「チャイムがなったときは」
→360ページ「ディスプレイに KEY警告表示が表示された、 または KEY警告灯が赤色
で点灯または点滅した.」
.●(SKYACTIV-G 2.0、 SKYACTIV-G 2.5)
エンジンルームを早期に冷却するため、 電源ポジションを ONから OFFにしたとき、 エ
アコンの ON/OFF にかかわらずクーリングファンが数分間回転することがあります。
緊急エンジン停止
車両が停止していなくてもプッシュボタンスタートを押し続けるか、 素早く何度も押すとエン
ジンが停止します。電源ポジションは ACCになります。
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i-stopについて
i-stop. ( アイ·ストップ ).は燃費向上 ·排気ガスの低減 ·アイドリング騒音低下のた
め、 SKYACTIV-G. 2.0、 SKYACTIV-G. 2.5はエンジン暖機後に、 SKYACTIV-D. 2.2はエンジン
冷間以外に信号待ちや渋滞などで車両を停止させたとき、 自動でエンジンを停止 ·再始動させ
る機能です。
アイドリングストップ · 再始動
1.走行中にアイドリングストップする条件を満たすと、 i-stop表示灯(緑)が点灯します。
2.走行状態( Rレンジ以外)からブレーキペダルを踏んで停車すると、 アイドリングストップ
します。(i-stop 表示灯(緑)はアイドリングストップ中も点灯します。)
3. D/M(2速固定モードでない)レンジでブレーキペダルから足を放すと、 自動でエンジンが
再始動し、 i-stop表示灯(緑)が消灯します。再び走行中にアイドリングストップする条件
を満たすと、 i-stop表示灯(緑)が点灯します。
.セレクトレバーが N/Pレンジでは、 ブレーキペダルから足を放しても再始動しません。も
う一度ブレーキペダルを踏むと再始動します。
次の条件のときは走行中、 i-stop 表示灯(緑)が点灯しても停車時に消灯し、 アイドリング
ストップしません。
●停車時のハンドルが直進状態でないとき
●急な坂道に停車したとき
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
.●i-stopは、 安全かつ快適にご使用いただくためにドライバーの操作以外に、 車内外の環境、
車両の状態などの状況を常にモニターし、 アイドリングストップ ·再始動を制御していま
す。
.●次の条件をすべて満たしているときにアイドリングストップします。
•.エンジンを始動したのち、 一度走行したあと(走行せずにアイドリングを続けても、 i-
stopは作動しません。また、 停車中に自動でアイドリングストップ ・ 再始動を繰り返
すこともありません。)
•.ボンネットを閉めてエンジンを始動したとき
•.エンジン、 オートマチックトランスミッションフルードが十分に暖まっているとき
•.車両が停車しているとき
•.バッテリーの状態が良好のとき
•.全てのドア、 リヤゲート、 ボンネットが閉まっているとき
•.運転席シートベルトを着用しているとき
•.曇り取りスイッチが OFFのとき
•.エアコンの温度設定ダイヤルが、 最大暖房 /最大冷房以外の位置となっているとき
•.車内の温度とエアコンの設定温度がほぼ一致しているとき
•.標高約 1500m 以下で使用しているとき
•.i-stop警告灯(橙)が点灯 /点滅していないとき
•.アドバンストキー&プッシュスタートシステムが正常なとき
•.セレクトレバーが D/M.(2速固定モードでない ).レンジまたはNレンジのとき
•.オートマチックトランスミッションフルードの温度が異常に高くないとき
•.ブレーキ負圧が十分に高いとき
•.ハンドルがほぼ直進状態のとき(直進状態にしていてもハンドルに力を入れていると
アイドリングストップしない場合があります。アイドリングストップさせたいときは、
ハンドルから力をゆるめてみてください。)
•.ハンドル操作をしていないとき
•.ブレーキペダルを踏んで停車させたとき(アイドリングストップせず i-stop表示灯(緑)
が点滅しているときは、 ブレーキペダルの踏み方が不足している可能性があります。
少しブレーキペダルを踏み足してください。)
•.急制動ではないとき
•.立体駐車場などの急な坂道で停車していないとき
•.(SKYACTIV-D 2.2)
定期的に自動で実施される燃料噴射量学習が行われていないとき
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.●次の条件のときはアイドリングストップするまでに時間がかかることがあります。
•.車両を長期間使用しなかったときなどでバッテリーが放電したとき
•.外気温が高いとき、 または、 低いとき
•.バッテリー交換等によりバッテリー端子をはずしたあと
•.(SKYACTIV-D 2.2)
ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)によるPMの除去が行われていると
き
.●アイドリングストップ中に以下の操作を行うと i-stop警告灯(橙)が点灯し、 安全を確保
するためにブレーキペダルから足を放しても自動でエンジンが再始動しません。この場合
は、 通常の操作でエンジンを始動してください。
•.ボンネットを開けたとき
•.D/M(2速固定モードでない)レンジでドライバーが車両から降りようとしたとき(運
転席シートベルトをはずして運転席ドアを開けたとき)
.●アイドリングストップ中にセレクトレバーを D/M. (2速固定モードでない ).レンジから N
レンジ、 または D/M. (2速固定モードでない ).レンジから Pレンジへ操作するとブレーキ
ペダルから足を放しても自動でエンジンが再始動しません。もう一度ブレーキペダルを踏
むか、 セレクトレバーを D/M. (2速固定モードでない ).レンジまたは Rレンジへ操作する
と再始動します。また、N またはPレンジでドライバーが車両から降りようとしたとき.( 運
転席シートベルトをはずして運転席ドアを開けたとき ).にも、 エンジンが再始動します。 .
(安全のため、 アイドリングストップ中にセレクトレバーを操作する時は、 必ずブレーキ
ペダルを踏み込んだ状態で行なって下さい。)
.●アイドリングストップ中に以下の操作を行うと、 ブレーキペダルから足を放さなくてもエ
ンジンが再始動します。
•.i-stop.OFF スイッチをチャイムが鳴るまで押し続けたとき
•.エアコンの温度設定ダイヤルを、 最大暖房 /最大冷房の位置にしたとき
•.曇り取りスイッチを ONにしたとき
•.ドライバーが車両から降りようとしたとき .(運転席シートベルトをはずしていずれか
のドア、 リヤゲートを開けたとき )
•.坂道でブレーキをゆるめ、 車両が動きだしたとき
•.D/M(2速固定モードでない)レンジでアクセルペダルを踏んだとき
•.セレクトレバーを Rレンジにしたとき
•.セレクトレバーを Nまたは Pレンジから D/M(2速固定モードでない)レンジにした
とき
•.セレクトレバーが D/M(2速固定モードでない)レンジのまま、 ハンドル操作をした
とき
•.2速固定モードにしたとき
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2. 運転するときに
エンジンの始動と停止
.●アイドリングストップ中に以下の車両状態になると、 ブレーキペダルから足を放さなくて
もエンジンが再始動します。
•.車内の温度がエアコンの設定温度から大きく外れたとき
•.アイドリングストップしてから2分経過したとき
•.バッテリーの放電が進んだとき
.●次のときはエンジン停止時間が短くなる、 または次のアイドリングストップが可能になる
までの時間が長くなることがあります。
•.外気温が高いとき、 または、 低いとき
•.バッテリーの放電が進んだとき
•.車載装備などの電流消費が多いとき
.●外気温が非常に低い、 または高いときには、 アイドリングストップしません。
.●バッテリー端子をはずした場合は、 バッテリー端子接続後すぐにはアイドリングストップ
しないことがあります。また、 バッテリーを交換したときは、 i-stopの機能を確認する必
要がありますので、 マツダ販売店にご相談ください。
i-stop 警告灯(橙)/i-stop 表示灯(緑)
i-stopは、安心かつ快適にご使用いただくために、ドライバー
の操作状況や、 車内外の環境、 車両の状態などの状況を常
にモニターし、 i-stop警告灯(橙) /i-stop表示灯(緑)に
よりさまざまな注意をドライバーにお知らせします。
i-stop 警告灯(橙)
点灯するとき
.●電源ポジションを ONにすると点灯し、 エンジンをかけると消灯します。
.●i-stop.OFF スイッチを押してシステムを解除すると点灯します。
.●アイドリングストップ中に以下の操作を行うと i-stop警告灯(橙)が点灯します。この場合
は安全を確保するために、 ブレーキペダルから足を放しても自動でエンジンが再始動しない
ため、 通常の操作でエンジンを始動してください。
•.ボンネットを開けたとき
•.M. (2速固定モードでない )でドライバーが車両から降りようとしたとき .(運転席シート
ベルトをはずして運転席ドアを開けたとき )
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