MAZDA MODEL CX-5 2017 取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
•自車の真後ろから車両が接近してきたとき
× 
•車両が斜めに駐車されているとき
× 
•ブラインド ・ スポット ・ モニタリング(BSM)を作動可能な状態にした直後
•隣接した駐車車両にレーダーセンサーが装着されており、電波干渉を受けたと

●次のような場合は、 ドアミラーに取り付けられているブラインド ・ スポット ・ モ
ニタリング(BSM)接近表示灯の点灯 / 点滅が見えにくいことがあります。
•ドアミラーに氷や雪が付着しているとき
•フロント窓ガラスに曇りや雪、 汚れ、 霜が付着しているとき
●トレーラーなどをけん引したり、 車両後部に自転車のキャリアなどを装着した場
合は、リア ・ クロス ・ トラフィック ・ アラート(RCTA)を解除してください。レー
ダーの電波がさえぎられるためシステムが正常に作動しない可能性があります。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール ( 全車速追従機
能付 ) (MRCC ( 全車速追従機能付 )) とは¬è”Å“7
÷
‹
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全車速追従
機能付 ))は、 レーダーセンサー( フロント )が前方車を検知することで 、 運転者がアク
セルペダルやブレーキペダルを踏まなくても、 設定した速度での定速走行や、 前方車との
車間距離を車速に応じて一定に保つ追従走行ができるシステムです。
また、 追従走行時に前方車が急ブレーキをかけたときなど、 前方車に接近したときは、 警
報音と同時にディスプレイに警告を表示し、車間距離を十分確保するようお知らせします。
前方車に追従して停車したときは、 自動で停車状態を保持(停車保持制御 ) し、 運転者が
RES スイッチを押すなどの発進操作を行うと、 追従走行を再開します。
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全車速追従
機能付 ))を使用するときは、 使用前に次の記載もあわせてお読みください。
●139ページ 「i-stop について」
●204ページ 「オートホールド」
●314ページ「フォワードセンシングカメラ(FSC)について」
●319ページ 「レーダーセンサー( フロント )について¬è”Å“7
÷
‹」
/
Э
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール ( 全車速追従機能付 ) 
(MRCC ( 全車速追従機能付 )) を過信しない
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール ( 全車速追従機能付 ) (MRCC ( 全
車速追従機能付 )) は運転者の負担を軽減するために、 走行速度を一定に保つ、
あるいは、 前方車を検知して前方車との車間距離を車速に応じて一定に保つ
システムですが、 前方車の種類や状態、 天候状況、 道路状況等によっては前
方車の検知に限界があります。また、 前方車が急ブレーキをかけたときや他
車が割り込んだときなどは十分な減速ができず、 前方車に接近するなどして
思わぬ事故につながるおそれがあります。
周囲の状況を確認してブレーキペダルやアクセルペダルを踏むなど、 前方車
や後続車との車間距離を十分に確保し、 安全運転に心がけてください。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
/
Э
思わぬ事故につながるおそれがあるため、 次のような場所では使
用しない
 ●自動車専用道路以外の一般道 ( 道路状況に合わせた走行はできません。)
 ●急なカーブ、 交通量が多く車間距離が十分に取れない道路や頻繁に加減
速を繰り返すような道路 ( 道路状況に合わせた走行はできません。)
 ●高速道路などでインターチェンジ、 サービスエリア、 パーキングエリア
に侵入するなど本線から出るとき ( 本線上で追従走行していたときは、
自車が本線から出ることにより前方車がいなくなり、 設定された速度ま
で加速する場合があります。) 
 ●凍結路や積雪路などのすべりやすい路面 ( タイヤが空転して、 車のコン
トロールを失ったり、 停車保持制御が作動しないおそれがあります。)
 ●長い下り坂 (車間距離を保つため自動的にブレーキを踏み続け、 ブレー
キが効かなくなるおそれがあります。)
 ●勾配が急な坂 ( 前方車を正しく検知できなかったり、 停車保持制御中に
車両がずり下がったり、 発進時に飛び出すおそれがあります。)
žc ”
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール ( 全車速追従機能付 ) 
(MRCC ( 全車速追従機能付 )) を使用しないときは、 安全のため
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール ( 全車速追従機能付 ) 
(MRCC ( 全車速追従機能付 )) を OFF にする
žc ”
停止保持制御中に車両から離れない
車両が動き出し思わぬ事故につながるおそれがあります。車両から離れると
きは、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール ( 全車速追従機能付 ) (MRCC 
( 全車速追従機能付 )) を OFF にして、 電動パーキングブレーキ ( EPB) を
かけ、 セレクトレバーを P の位置にしてください。
«™
žc ”
けん引されるとき、 または、 他の車をけん引するときは誤って作動しないよ
うにシステムを OFF にしてください。
žc ”
シャシーローラーを使用するときは、 シャシーローラー上を走行中に誤って
作動させないよう、 システムを OFF にしてください。
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
●マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全
車速追従機能付 ))は、 次の対象物については、 対象物として検知しません。
•対向車両
•歩行者
•静止物( 停車車両、障害物等 )
•前方車が極低速のときは、 前方車を正しく検知できないときがあります。
●追従走行をするときは、 バイク、 自転車等の2輪車を前方車として設定しないで
ください。
●接近警報が頻繁に作動するような状況では、 マツダ・レーダー・クルーズ・コン
トロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全車速追従機能付 ))を使用し ないでく
ださい。
●追従走行時は前方車の速度にあわせて加速や減速を行いますが、 車線変更などで
加速が必要なときや、 前方車の急ブレーキなどで急接近したときは、 状況に応じ
てアクセルペダルで加速、 ブレーキペダルで減速を行ってください。
●マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全
車速追従機能付 ))を使用して走行しているときは、セレクトレバーを操作しても
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全
車速追従機能付 ))が解除されないため、意図したエンジンブレーキがかかりませ
ん。減速が必要なときは、設定速度を下げるか、ブレーキペダルを踏んでください。
●自動ブレーキの作動音が聞こえることがありますが、 異常ではありません。
●マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール( 全車速追従機能付 )( MRCC( 全
車速追従機能付 ))自動ブレーキ作動中は、ブレーキランプが点灯しますが、 下り
坂を設定車速、 または前方車に追従して一定車速で走行中は、 ブレーキランプが
点灯しないときがあります。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール ( 全車速追従機能付 ) (MRCC 
( 全車速追従機能付 )) ディスプレイ表示
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール( 全車速追従機能付 )( MRCC( 全車速追従
機能付 ))の設定状況および作動状況をマルチインフォメーションディスプレイ 、 または
アクティブ・ドライビング・ディスプレイでお知らせします。

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
ŒÝ
次のときは、 前方車と接近したときでも、 警報やブレーキが作動しない場合がありま
す。
●前方車と同程度の速度で走行しているとき
●マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全
車速追従機能付 ))をセットした直後
●アクセルペダルを踏んでいるとき、 またはアクセルペダルを離した直後
●他の車が割り込んできたとき
設定するとき
マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全車速追従
機能付 ))は、 次のすべての条件を満たしているときに作動します。
●車速が 0km/h ~ 100km/h のとき
●マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全車速
追従機能付 ))が ON のとき
●ブレーキペダルを踏んでいないとき
●電動パーキングブレーキ(EPB)が解除されているとき( 電動パーキングブレーキ
(EPB)表示灯が消灯しているとき )
●DSC が故障していないとき
●全てのドアが閉まっているとき
●運転席シートベルトを着用しているとき
●セレクトレバーが D または M( マニュアルモード )のとき
ŒÝ
●次の場合、 30km/h 以下のときはマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール( 全
車速追従機能付 )(MRCC( 全車速追従機能付 ))が使用できません 。また、 マル
チインフォメーションディスプレイ、 またはアクティブ・ドライビング・ディス
プレイに「30km/h 以下の制御できません」とメッセージが表示されます。
•フォワードセンシングカメラが対象物を検知できなくなったとき(故障やフロ
ントガラスが汚れたとき )
•停車保持制御の機能が故障したとき
•電動パーキングブレーキ(EPB)が故障したとき
●エンジン始動直後は、 DSC の作動チェックのため、 マツダ・レーダー・クルーズ・
コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全車速追従機能付 ))がセット でき
ないときがあります。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
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µ ¿½
4&5 µ ¿½
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ON する
MODE スイッチを 1 回押すと、 マツダ・レーダー・
クルーズ・コントロール( 全車速追従機能付 )(MRCC
( 全車速追従機能付 ))が ON になり、 マツダ・レー
ダー・クルーズ・コントロール( 全車速追従機能付 )
(MRCC(全車速追従機能付 ))メイン表示 ( 白 ) が点
灯し、 速度の設定や追従走行時の車間距離の設定がで
きる状態になります。
また同時に、 マツダ・レーダー・クルーズ・コントロー
ル( 全車速追従機能付 )(MRCC( 全車速追従機能付 ))
ディスプレイ表示がマルチインフォメーションディス
プレイ、 およびアクティブ・ドライビング・ディスプ
レイに表示されます。
ŒÝ
●マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全
車速追従機能付 ))をON にしたまま電源ポジションを OFF にすると、 次に電源
ポジションを ON したとき、 マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール( 全車
速追従機能付 )(MRCC( 全車速追従機能付 ))は自動的に OFF になります
●マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(全車速追従機能付 )( MRCC( 全
車速追従機能付 ))をON にした状態で、 MODE スイッチをもう 1 回押すと、 定
速走行機能に切り替わります。
→273ページ「定速走行機能」
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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
速度を設定する
1. アクセルペダルの操作で設定したい速度に調整し
ます。
2. SETまたは SETスイッチを押すと定速走
行をはじめます。ディスプレイに設定速度が表示
され、 車間距離の白線表示が白色の塗りつぶし表
示に変わります。同時にマツダ・レーダー・クルー
ズ・コントロール( 全車速追従機能付 )( MRCC
( 全車速追従機能付 ))メイン表示(白色 )からマ
ツダ・レーダー・クルーズ・コントロール( 全車
速追従機能付 )(MRCC( 全車速追従機能付 ))セッ
ト表示(緑色 )に変わり、 チャイムが 1 回鳴りま
す。
走行状態 ディスプレイ表示
マルチインフォメーションディ スプレイ アクティブ ・ ドライビング ・ ディ
スプレイ
定速走行時
追従走行時
ŒÝ
●定速走行中に前方車を検知すると、 ディスプレイに前方車表示が表示され、 追従
走行を行います。また、 前方車を検知しなくなったときは、 ディスプレイの前方
車表示が消灯し、 定速走行に切り替わります。
●マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール( 全車速追従機能付 )( MRCC( 全
車速追従機能付 ))の設定速度の下限は 30km/h です。
●設定した速度より速い速度で走行している車両を、 前方車として追従走行するこ
とはできません。アクセルペダルの操作で希望の速度に調節してください。
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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
追従走行時の車間距離を設定する
スイッチを押すことにより車間距離を短く設定します。スイッチを押すことにより
車間距離を長く設定します。車間距離は長、 中、 短、 極短の 4 段階で設定できます。
車間距離の目安
( 約 80km/h 走行時 )
ディスプレイ表示
マルチインフォメーションディ スプレイ アクティブ ・ ドライビング ・ ディ
スプレイ
*1
長( 約 50m)
中( 約 40m)
短( 約 30m)
極短( 約 25m)
*1運転者がスイッチ操作をしたときのみ、 アクティブ・ドライビング・ディスプレイに
ポップアップ表示されます。
ŒÝ
●車間距離は速度により異なり、 速度が遅いほど車間距離は短くなります。
●電源ポジションを ACC または OFF にしたときは、 次回エンジン始動時に前回設
定した車間距離が自動的に設定されます。
CX-5_Kス_初版.indb 2692016/11/08 18:47:59

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2. 運転するときに
i-ACTIVSENSE について
設定速度を変更する
スイッチで加速 / 減速するとき
SETスイッチを押すと加速し、SETスイッチを押すと減速します。
●短押し:5km/h
●長押し:10km/h
ŒÝ
たとえば SET スイッチを 4 回押すと、 設定速度が約 20km/h 上がり、 または下が
ります。
アクセルペダルで加速するとき
アクセルペダルを踏んで、 希望の速度になったところで、 SETスイッチまたは
SET
スイッチを押し、 手を放します。スイッチを操作しなければ、 アクセルペダルか
ら足を放すと、 もとの設定速度にもどります。
ŒÝ
●停車保持制御中に SETスイッチまたは SETスイッチを操作すると、 設定
速度を変更することができます。
●追従走行中に SETスイッチで加速したとき、 設定速度の調節はできますが加
速はしません。前方車がいなくなったとき、 設定速度になるまで加速し続けます。
設定速度はディスプレイの設定速度表示で確認してください。
●アクセルペダルを踏んでいるときは、 ディスプレイの車間距離の白線表示が白抜
き表示になります。
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