MAZDA MODEL DEMIO 2017 デミオ|取扱説明書 (in Japanese)

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
クルーズコントロールについて
クルーズコントロールとは¬è”Å“7
÷
‹
アクセルペダルを踏まなくても車速を約 30 ~ 100km/h の間に設定できる装置です。
高速道路、 加速 / 減速の繰り返しが少ない自動車道などで使用してください。
/
Э
次のような場所では使用しない。
思わぬ事故につながるおそれがあります。
 ●急なカーブ、 交通量が多く車間距離が十分にとれない道路 ( 道路状況に
合わせた走行はできません )
 ●急な下り坂 ( エンジンブレーキが十分に効かず、 セット速度をこえるこ
とがあります )
 ●凍結路や積雪路などのすべりやすい路面 ( タイヤが空転して、 車のコン
トロールを失うおそれがあります )
表示灯
クルーズメイン表示灯 ( 橙 )
点灯するとき
ON スイッチを押すと点灯します。
OFF/CAN スイッチを押すと消灯します。
クルーズコントロール表示灯 ( 緑 )
点灯するとき
速度が設定されると点灯します。
OFF/CAN スイッチを押すと消灯します。
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2. 運転するときに
クルーズコントロールについて
設定するとき
1. ON スイッチを押すと速度の設定ができる状態に
なります。同時にメーター内のクルーズメイン表
示灯 ( 橙 )  が点灯します。
2. アクセルペダルの操作で希望の速度に調節しま
す。
3. SETスイッチを押すと定速走行をはじめます。
同時にメーター内のクルーズコントロール表示灯

(

緑 )
が点灯します
。クルーズコントロール表示

(

緑 )
が点灯したら
、 すぐにスイッチから手を
離します。
/
žc ”
クルーズコントロールを使用しないときは、 必ず OFF にする。
常に使用できる状態にしておくと、 誤ってクルーズコントロールを作動させ、
思わぬ事故につながるおそれがあります。
DEMIO_Dコ_初版.indb 2702016/08/30 9:25:48

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●次のときは、 クルーズコントロールの速度設定ができません。


(
オートマチック車 )
セレクトレバーが P または N レンジのとき




(
マニュアル車 )
チェンジレバーがニュートラル位置のとき




パーキングブレーキをかけているとき

●急な上り坂または下り坂など、 走行条件によっては設定速度を一定に保てない場
合があります。
●RES/スイッチを押したままにすると加速をはじめます。SETスイッチを
押したままにすると減速をはじめます。
●次のステアリングスイッチ形状は、 マツダ ・ レーダー ・ クルーズ ・ コントロール
(MRCC)
 システムが装備されているため、 次のページを参照してください。
→ 224ページ「マツダ ・ レーダー ・ クルーズ ・ コントロール
 (MRCC)  とは」
"0%&µ ¿½ 4&5
µ ¿½
4&5 µ ¿½
0''$"/
µ  ¿½
3&4
µ ¿½
µ 
¿½
µ  ¿½
設定速度を上げるとき
次の操作で設定速度を上げることができます。
スイッチで加速するとき
RES/スイッチを押したまま、 希望の速度になっ
たところで手を離します。
スイッチを押してすぐに手を離すと、 設定速度の調節

(

約 1
k

m/h)
ができます
。たとえば、 スイッチを 4
回押すと、 設定速度が約 4
 km/h 上がります。
DEMIO_Dコ_初版.indb 2712016/08/30 9:25:48

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2. 運転するときに
クルーズコントロールについて
アクセルペダルで加速するとき
アクセルペダルを踏み、 希望の速度になったところで
SET
スイッチを押します。
スイッチを操作しなければ、 アクセルペダルから足を
離すと、 もとの設定速度にもどります。
設定速度を下げるとき
SETスイッチを押し続け、 希望の速度になったと
ころで手を離します。
スイッチを押してすぐに手を離すと、 設定速度の調節

(

約 1
k

m/h)
ができます
。たとえば、 スイッチを 4
回押すと、 設定速度が約 4
 km/h 下がります。
DEMIO_Dコ_初版.indb 2722016/08/30 9:25:48

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
解除するとき
OFF/CAN スイッチを長押し、 または 2 回押すと、
クルーズコントロールが解除され、 クルーズコント
ロール表示灯

(
緑 ) 
とクルーズメイン表示灯

(
橙 ) 

消灯します。
次のようなときは、 クルーズコントロールが解除され
クルーズコントロール表示灯
(
緑 )
が消灯しますが

クルーズメイン表示灯

(
橙 ) 
は点灯したままです。車


が 30 
km/h
以 上 で あ れ ば、 RES/
スイッチを
押すと、 もとの設定速度にもどります。
●OFF/CAN スイッチを押したとき
●ブレーキペダルを踏んだとき
 ●( マニュアル車 )
クラッチペダルを踏んだとき
DEMIO_Dコ_初版.indb 2732016/08/30 9:25:48

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2. 運転するときに
クルーズコントロールについて
ŒÝ
●次のような状態になった場合も、 クルーズコントロールシステムが一時的に解除
されます。
•
パーキングブレーキをかけているとき



(
オートマチック車 )
セレクトレバーが P または N レンジのとき


(
マニュアル車 )
チェンジレバーがニュートラル位置のとき
●クルーズコントロールシステムが一時的に解除された場合、 解除された条件にひ
とつでも該当する場合は、 速度を再設定することが出来ません。
●設定速度より、 約 15k m/h 以上下がったとき、 クルーズコントロールが解除さ
れることがあります。
●車速が 30km/h 未満になると、クルーズコントロールが解除されます。この場合、
車 速を 30 
km/h
以上にして RES/
スイッチを押しても、 もとの設定速度に
はもどりません。クルーズコントロールを設定しなおしてください。
●( オートマチック車 )
クルーズコントロールを使用して走行しているときは、 マニュアルモード
(
セレ
クトレバーを D から M レンジに操作 )
にしてもクルーズコントロールは解除さ
れません

。そのため、 低速ギヤにシフトダウンしてもエンジンブレーキが効きま
せん。減速が必要なときは、 設定速度を下げるか、 ブレーキペダルを踏んでくだ
さい。
DEMIO_Dコ_初版.indb 2742016/08/30 9:25:49

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運転する

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運転する

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快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
2. 運転するときに
ディーゼルパティキュレートフィルター(DPF)について
ディーゼルパティキュレートフィルター (DPF) とは 
(SKYACTIV-D
  1.5)
ディーゼルパティキュレートフィルター( DPF)はディーゼルエンジンの排気ガスに含ま
れる PM  (Particulate  Matter: 粒子状物質 )  のほとんどを捕集し、 除去するものです。
通常走行中は DPF で捕集された PM は自動で除去されますが、 次のようなときは PM
が自動で除去されません。
●車速約 15km/h 以下で走り続けているとき
●10 分以下の短時間走行の繰り返しやエンジンが暖機できないような走行を繰り返し
たとき
●長時間アイドリング状態のとき
ŒÝ
走行中に自動で PM を除去しているとき、 エンジン音や排気ガスの臭いが変化する
ことがあります。
DPF 表示灯
点灯するとき
電源ポジションを ON にすると点灯し、 しばらくす
ると消灯します。
PM の除去が自動で行なわれず、 DPF で捕集した
PM が規定量以上になると点灯します。DPF 表示灯
が点灯したときは、 次の処置をしてください。
PM を除去するために、 完全暖機
 ( 水温 80°C 以上 ) 
のときに

、 アクセルを踏み 20km/h 以上でおよそ
15 分から 20 分走行してください。
点滅するとき
システムに異常があると点滅します。ただちにマツダ
販売店で点検を受けてください。
«™
žc ”
DPF 表示灯が点灯してからそのまま運転を続けると、 さらに PM が堆積し、
表示灯が点滅し始めることがあります。この場合はただちにマツダ販売店で
点検を受けてください。点検を受けずにそのまま運転を続けると、 エンジン
の不調につながるおそれがあります。
DEMIO_Dコ_初版.indb 2752016/08/30 9:25:49

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2. 運転するときに
駐車支援システムについて
駐車支援システムとは
駐車支援システムは次のシステムで構成されています。
●パーキングセンサー¬è”Å“7
÷
‹
車庫入れや縦列駐車など低速走行時に、超音波センサーで検出した車両周辺の障害物
とのおおよその距離を、ブザーおよび検知表示により運転者に知らせるシステムです。
/
žc ”
必ず前方 / 後方および周囲の安全を直接確認しながら運転する。
駐車支援システムはあくまでも後退操作を行なうための補助装置です。画面
に映し出されているセンサーの検出範囲は実際の状況と異なることがありま
す。システムを過信して後退すると障害物に接触したり、 思わぬ事故につな
がるおそれがあります。

センサーの取り付け位置
æà¯”Æ”·ï±”
æà·ï ±”
DEMIO_Dコ_初版.indb 2762016/08/30 9:25:49

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運転する

前に
運転する

ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
パーキングセンサー¬è”Å“7
÷
‹
パーキングセンサーは、 車庫入れや縦列駐車など低速走行時に、 超音波センサーで検出し
た車両周辺の障害物とのおおよその距離を、 ブザーおよび検知表示により運転者に知らせ
ます。
/
žc ”
必ず前方 / 後方および周囲の安全を直接確認しながら運転する。
パーキングセンサーはあくまでも後退するときの補助装置です。また、 セン
サーの検出範囲は限られていますので、 システムを過信して前進 / 後退する
と障害物に接触したり、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
«™
Э
センサーの検出範囲内にアクセサリー用品などを取り付けないでください。
システムが正常に作動せず、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
žc ”
障害物の種類や周囲の条件によっては、 センサーが障害物を検出できる距離
が短くなったり、 障害物を検出できない場合があります。必ず前方 / 後方お
よび周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
DEMIO_Dコ_初版.indb 2772016/08/30 9:25:49

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2. 運転するときに
駐車支援システムについて
ŒÝ
●次のようなときは、 システムが正常に作動しない場合があります。
•
センサー部に氷、
雪、 泥などが付着したとき  ( 取り除けば正常に復帰します。)


センサー部が凍結したとき
 ( 溶ければ正常に復帰します。)


センサーを手でふさいだとき



センサー付近に強い衝撃が加わったとき



車両姿勢が大きく傾いたとき



炎天下や寒冷時



凹凸道、
坂道、 砂利道、 草むら走行時など


他車のホーン、
オートバイのエンジン音、 大型車のエアブレーキ音、 他車のセ
ンサーなどの超音波を発生するものが近づいたとき


どしゃぶりの雨や水しぶきがかかったとき



市販のフェンダーポール、
無線機用アンテナを車に取り付けたとき


背の高い縁石や直角の縁石に向かって進んだとき



障害物がセンサーに近付きすぎているとき
●次のような障害物は、 パーキングセンサーが検出しない、 もしくは検出しにくい
ことがあります。
•
針金、
ロープなどの細いもの


綿、
雪などの音波を吸収しやすいもの


鋭角的な形を持つもの



背が高く上部が張り出しているもの



背の低いもの
●バンパーの真下付近は感知しません。センサーより低い物体や細い杭などは、 一
度感知しても接近すると突然感知しなくなることがあります。
●接触事故などでバンパーへ衝撃が加わったときは、 必ずマツダ販売店で点検を受
けてください。センサーの位置がずれると障害物を正常に検出できず、 思わぬ事
故につながるおそれがあります。
●パーキングセンサースイッチを ON にしてもブザーが鳴らない場合や表示灯が点
灯しない場合は、 システムの故障が考えられます。マツダ販売店で点検を受けて
ください。
●システムの異常を示すブザーが鳴った場合は、 システムの故障が考えられます。
マツダ販売店で点検を受けてください。
●低温時やセンサー部に泥や氷、 雪などが付着した場合にも、 システムの異常を示
すブザーが鳴る場合があります。センサー部に付着した異物を取り除いてくださ
い。
DEMIO_Dコ_初版.indb 2782016/08/30 9:25:49

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