MAZDA MODEL BONGO TRACK 2016 取扱説明書 (in Japanese)
Manufacturer: MAZDA, Model Year: 2016, Model line: MODEL BONGO TRACK, Model: MAZDA MODEL BONGO TRACK 2016Pages: 264, PDF Size: 17.14 MB
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必読!安全ドライブのために
安全のために知っておいていただきたいこと、守っていただきたいことをまとめておりま
す。よく読んでお守りください。
お出かけ前に12
お子さまを乗せるとき17
運転するとき19
オートマチック車を運転すると
き23
4WD車を運転するとき25
駐停車するとき27
こんなことにも注意30
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2015年12月10日02:13 PM
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点検は必ず実施する
安全で快適な運転をするために、日常点検整
備および定期点検整備を実施することが法
律で義務づけられています。
点検要領については別冊のメンテナンス
ノートを参照してください。
いつもと違う点に気づいたら、早めにマツダ
販売店で点検を受けてください。
日常点検としてバッテリー
液の量を定期的に点検する
バッテリー液の量が下限(LOWER LEVEL)
より不足している状態でエンジンを始動す
ると、破裂(爆発)につながるおそれがあり危
険です。バッテリー液が不足しているとき
は、エンジン始動前に必ず補充液または蒸留
水を補充してください。
→33ページ「バッテリーの取り扱いに気を
つける」
点検、補充の要領は別冊のメンテナンスノー
トを参照してください。
日常点検としてタイヤを
定期的に点検する
タイヤの点検は法律で義務付けられていま
す。
タイヤは以下の点検をしてください。
lタイヤの空気圧
lタイヤのき裂・損傷
lタイヤの溝の深さ、異常摩耗
点検要領については別冊のメンテナンス
ノートを参照してください。
タイヤの空気圧は必ず指定空
気圧に調整する
タイヤの空気圧が不足したままで走行しな
いでください。タイヤの空気圧が不足して
いると車両の安定性を損なうばかりでなく、
タイヤが偏摩耗したりします。また、タイヤ
の空気圧が不足したままで高速走行すると、
タイヤがバースト(破裂)するなどして、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
適正空気圧は、運転席ドアを開けたボディー
側に貼付されているラベルで確認してくだ
さい。
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お出かけ前に
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タイヤの側面などにき裂や損
傷のあるタイヤを装着しない
l異常があるタイヤを装着しないでくださ
い。
l異常があるタイヤを装着すると、走行
中にハンドルがとられたり、異常な振
動を感じることがあります。
また、パンクやバースト(破裂)などに
より思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。
走行中、異常な振動を感じた場合はマ
ツダ販売店で点検を受け、正常なタイ
ヤと交換してください。
l異常のあるタイヤを装着していると、
車の性能(燃費·走行安定性·制動距離な
ど)が十分に発揮できないばかりでな
く、思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。また、部品に悪影響をあたえ
るなど、故障の原因になるおそれがあ
ります。
l道路の路肩などにタイヤの側面を接触さ
せたり、凹凸やわだちの乗り越しは避けて
ください。タイヤの損傷、き裂などをまね
くおそれがあります。
摩耗限度をこえたタイヤは装
着しない
タイヤの溝の深さが少ないタイヤや摩耗限
界表示(ウェアインジケーター)が現れてい
るタイヤを使用しないでください。そのま
ま使用すると、制動距離が長くなったり、雨
の日にハイドロプレーニング現象※により、
ハンドル操作ができなくなったり、タイヤが
バースト(破裂)するなど、思わぬ事故につな
がるおそれがあります。摩耗限界表示が現
れたらすみやかに正常なタイヤと交換して
ください。
→227ページ「タイヤの点検」
※ぬれた路面を高速で走行すると、タイヤと
路面の
間に水の膜ができ、タイヤが浮いた状
態になり、ハンドルやブレーキが効かなくな
る現象。
指定燃料以外の燃料を補
給したり、純正以外の燃
料添加剤を使用しない
l指定燃料以外の燃料を補給したり、純正以
外の燃料添加剤を使用しないでくださ
い。
→248ページ「燃料」
有鉛ガソリンや粗悪ガソリン、軽油、高濃
度アルコール含有燃料を補給すると次の
ような悪影響をおよぼします。
lエンジンや燃料系部品が損傷したり、
最悪の場合車両火災につながるおそれ
があります。
lエンジンの始動性が悪くなるおそれが
あります。
lノッキングが発生したり、エンジンの
出力が低下するおそれがあります。
lバイオ燃料混合ガソリンをお使いになる
こともできます。
→67ページ「燃料補給口」
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燃料補給時の注意
l必ずエンジンを止めてください。火災に
つながるおそれがあります。
l燃料を補給するときは、必ず次の点を守っ
てください。身体に静電気を帯びたまま
作業をすると、放電による火花で燃料に引
火、爆発し重大な傷害につながるおそれが
あり危険です。
l燃料補給作業は必ず一人で行ない、補
給口に他の人を近づけないでくださ
い。
l静電気を除去するため、フューエル
キャップを開ける前には、車体または
給油機などの金属部分に触れてくださ
い。
l再帯電を防ぐため、燃料を補給する人
は給油中に車内のシートに座らないで
ください。
l補給口にはタバコなどの火気を近づけな
いでください。火災につながるおそれが
あります。
l給油ノズルは確実に給油口へ差し込んで
ください。給油ノズルが確実に差し込ま
れていないと、オートストップの作動が遅
れ、燃料が吹きこぼれるおそれがありま
す。
l給油ノズルのオートストップ作動後は、追
加給油しないでください。オートストッ
プ作動後に追加給油すると、燃料があふれ
出るおそれがあります。
lフューエルキャップを開けるときは、ゆっ
くりとゆるめ、空気の抜ける音が止まって
から取りはずしてください。急に開ける
と、燃料が噴き出すことがあるため火災に
つながったり、目や皮膚に付着すると傷害
につながるおそれがあります。
lフューエルキャップは、確実に閉めてくだ
さい。キャップが確実に閉まっていない
と、走行中に燃料がもれ、火災につながる
おそれがあります。
l純正部品以外のフューエルキャップは使
用しないでください。燃料装置や排出ガ
ス発散抑止装置などの故障につながるお
それがあります。
lドアや窓を必ず閉めて燃料を補給してく
ださい。火災になった場合、室内に燃え広
がるおそれがあります。
l気化した燃料を吸い込まないよう注意し
てください。人体に有害な成分を含んで
いる燃料があります。特にアレルギー体
質の方は、注意してください。
荷物を積むときは固定する
荷物を積むときは、そのまま置いたり積み重
ねたりせず、確実に固定してください。走行
中に荷物が移動したりくずれたりしてけが
や思わぬ事故につながるおそれがありま
す。
また、シート背もたれの高さを越えないよう
にしてください。後方、側面の視界が悪くな
るため危険です。
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お出かけ前に
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可燃物、危険物は積まない
燃料のはいった容器やスプレー缶は積まな
いでください。爆発、火災につながるおそれ
があり危険です。
運転席足元には物を置か
ない
運転席足元にあき缶などの物を置かないで
ください。ブレーキペダルやアクセルペダ
ルに物がはさまったりすると、ブレーキやア
クセルペダルが正しく操作できなくなるた
め、思わぬ事故につながるおそれがありま
す。
収納スペース使用時の注意
フタのついていない収納スペースに物を入
れるときは、収納のしかたに注意してくださ
い。収納の状態により、急加速時に内部の物
が飛び出すなど思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
フロアマットは車に合っ
たものを使用する
車に合ったものを、フロアカーペットの上に
しっかり固定して使用してください。
フロアマットを敷くときは次の点を守って
ください。フロアマットがすべったり、ブ
レーキペダルやアクセルペダルにフロア
マットが引っかかるなど、ペダル操作のさま
たげとなり、思わぬ事故につながるおそれが
あります。
l大きすぎるフロアマットは使用しない
lフロアマットは重ねて使用しない
正しい運転姿勢に調節する
走行前には、シートの位置を正しい運転姿勢
がとれるように調節してください。
→36ページ「正しい運転姿勢」
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シートベルトは全員着用
する
走行する前に運転者はもちろん同乗者にも
必ずシートベルトを正しく着用させてくだ
さい。シートベルトを着用していないと、急
ブレーキ時や衝突時などに身体が拘束され
ないため車内の物に打ちつけられたり、車外
に放りだされ、重大な傷害につながるおそれ
があります。
→38ページ「正しい着用のしかた」
最大積載量以上の荷物を
積まない
過積載は法律で禁止されています。
最大積載量以上の荷物を積まないでくださ
い。過積載をすると、車両各部の損傷を早
め、寿命を縮めるだけでなく、ブレーキの効
きが悪くなり、思わぬ事故につながるおそれ
があります。
積載時には次の点を守ってください。
l積載物のかたよりを避け、均等に積んでく
ださい。
l積載物に縄やシートをかけるときは、確実
に固定し、荷くずれや落下のないようにし
てください。
l積載物を高く積みすぎないでください。
旋回時に横転するおそれがあります。法
律で定められた高さ以下としてくださ
い。
l積載物はなるべく車両後端から出さない
でください。法律で定められた長さ以下
としてください。思わぬ事故につながる
おそれがあります。
l荷台より長い積載物を積むときはウマを
使ってください。ロードレストと車両後
端の2点支持は避けてください。
→74ページ「ロードレストストッパー」
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お出かけ前に
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お子さまにもシートベルト
を着用させる
lお子さまにも必ずシートベルトを着用さ
せてください。お子さまを抱いたり、ひざ
の上に乗せたりすると、急ブレーキ時や衝
突時に十分に支えることができず、お子さ
まが投げ出されたり押しつぶされ、重大な
傷害につながるおそれがあります。
lシートベルトが首や顔などにあたったり、
腰骨に正しく着用できないお子さまには、
別売りのベビーシート、チャイルドシー
ト、ジュニアシートをお使いください。ベ
ビーシート、チャイルドシート、ジュニア
シートを使用しないと、万一の場合シート
ベルトの効果が十分に発揮できないため、
重大な傷害につながるおそれがありま
す。
lお子さまがエアバッグの前に立っていた
り、正しい姿勢で座っていなかったりする
と、エアバッグが作動したときに強い衝撃
を受け、お子さまの命にかかわる重大な傷
害につながるおそれがあり危険です。
チャイルドシートは正し
く取り付ける
lエアバッグの作動可能な助手席には、後
向き幼児拘束装置を絶対に使用しないで
ください。幼児が死亡したり、重傷を負
う可能性があります。やむをえず助手席
にチャイルドシートを取り付けるときは、
必ず前向きに取り付け、シートを最後部ま
で移動させてください。
助手席エアバッグ装備車には図のような
警告ラベルが貼付されています。この警
告ラベルは、助手席に後ろ向きチャイルド
シートを取り
付けてはいけないというこ
とを示しています。
lベビーシート、チャイルドシートを取り付
けたときは、確実に取り付けられているこ
とを確認してください。取り付けかたは、
それぞれの商品に付属している取扱説明
書に従って取り付けてください。
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お子さまを乗せるとき
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ドア、窓ガラスの開閉は
大人が操作する
お子さまにはドア、窓ガラスの開閉をさせな
いでください。手、足、首などをはさんだり
して重大な傷害につながるおそれがありま
す。
lパワーウインドーロックスイッチはロッ
クの位置にしてください。
→66ページ「パワーウインドー」
lドアを閉めたあとは必ず施錠してくださ
い。
窓から手や顔を出させない
走行中はお子さまが窓から手や顔を出さな
いよう注意してください。車外の物に当
たったり、急ブレーキを踏んだとき、重大な
傷害につながるおそれがあります。
車から離れるときはお子
さまも一緒に連れていく
車から離れるときはお子さまだけを車内に
残さないでください。
lお子さまのいたずらにより、装置の作動、
車の発進、火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。
l炎天下の車内はたいへん高温になり、お子
さまが脱水症状を起こすおそれがありま
す。症状がひどくなると脳に障害が残っ
たり、最悪の場合死に至るなどお子さまの
命にかかわる重大な傷害につながるおそ
れがあり危険です。
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お子さまを乗せるとき
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走行中はエンジンを止め
ない
走行中にエンジンを止めると、ブレーキの効
きが悪くなり、ハンドルも重くなるため、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
坂道ではエンジンブレー
キを使う
ブレーキペダルを踏み続けると、ブレーキが
過熱し、効きが悪くなることがあります。
下り坂ではフットブレーキとエンジンブ
レーキを併用してください。また、ぬれた路
面や積雪路、凍結路では急激なエンジンブ
レーキの使用(シフトダウン)は避けてくだ
さい。スリップするおそれがあります。
エンジンブレーキとは、走行中アクセルペダ
ルから足を離したときにかかるブレーキ力
で低速ギヤほどよく効きます。
すべりやすい路面では慎
重に運転する
ぬれた路面や凍結路、積雪路などのすべりや
すい路面では、急加速や急ブレーキ、急ハン
ドル、急激なエンジンブレーキを避け、ス
ピードをひかえめにして運転してくださ
い。ぬれた路面を高速で走行すると、タイヤ
と路面の間に水の膜ができ、タイヤが浮いた
状態(ハイドロプレーニング現象)になるお
それがあります。
また、すべりやすい路面を走行中、急にアク
セルペダルから足をはなすと、エンジン回転
が不規則に上昇することがありますが
異常
ではありません。
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運転するとき
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冠水した道路を走行しない
冠水した道路を走行しないでください。冠
水した道路を走行すると、エンストするだけ
でなく、電気部品や電子部品のショート、水
を吸い込んでのエンジン破損など、車両に悪
影響をおよぼします。万一、水中に浸ってし
まったときは、必ずマツダ販売店へご相談く
ださい。
水たまり走行後や洗車後は
ブレーキの効きを確認する
水たまりを走行したあとや洗車後は、ブレー
キパッドがぬれているため、ブレーキの効き
が悪くなったり、ぬれていない片方のブレー
キだけが効いて、ハンドルをとられるおそれ
があり危険です。ブレーキの効きが悪いと
きは、低速で走りながら、効きが回復するま
でブレーキペダルを軽く数回踏んでブレー
キを乾かしてください。
横風が強いときは慎重に
運転する
横風が強く、車が横に流されるようなとき
は、ハンドルをしっかり握り、スピードを
徐々に落としてください。トンネルの出口、
橋の上、山を削った切り通しなどは特に横風
が発生しやすいので注意してください。走
行安定性を失い、思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
クラッチペダルやブレー
キペダルに足をのせたま
ま走行しない
クラッチペダルやブレーキペダルに足をの
せたまま走行したり、必要以上に半クラッチ
操作を行わないでください。
lクラッチやブレーキの部品が早く摩耗し
ます。
lブレーキが過熱し、効きが悪くなるおそれ
があります。
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運転するとき