MAZDA MODEL RX 8 2008 取扱説明書 (in Japanese)
Manufacturer: MAZDA, Model Year: 2008, Model line: MODEL RX 8, Model: MAZDA MODEL RX 8 2008Pages: 296, PDF Size: 10.92 MB
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チャイルドシートは正し
く取り付ける
l助手席には絶対にベビーシートやチャイ
ルドシートを後ろ向きに取り付けないで
ください。エアバッグが膨らむと、ベビー
シートやチャイルドシートの背面に強い
衝撃が加わり、お子さまの命にかかわる重
大な傷害につながるおそれがあり危険で
す。やむをえず助手席にチャイルドシー
トを取り付けるときは、必ず前向きに取り
付け、シートを最後部まで移動させてくだ
さい。
助手席側のサンバイザーに、同内容の警告
ラベルが表示されています。合わせてご
覧ください。
lベビーシート、チャイルドシート、ジュニ
アシートを取り付けたときは、確実に取り
付けられていることを確認してくださ
い。取り付けかたは、それぞれの商品に付
属している取扱説明書に従って取り付け
てください。またチャイルドシート固定
ロアアンカレッジで固定するタイプの
チャイルドシートをお持ちのお客様は50
ページの「ISOFIX対応チャイルドシート
固定ロアアンカレッジ」もあわせてお読み
ください。
・ISOはInternational Standard Organization
(国際標準化機構)の略です。
ドア、窓ガラスの開閉は
大人が操作する
お子さまにはドア、窓ガラスの開閉をさせな
いでください。手、足、首などをはさんだり
して重大な傷害につながるおそれがありま
す。
lパワーウインドーロックスイッチはロッ
クの位置にしてください。
→104ページ「パワーウインドー」
lドアを閉めたあとは必ず施錠してくださ
い。
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窓から手や顔を出させない
走行中はお子さまが窓から手や顔を出さな
いよう注意してください。車外の物に当
たったり、急ブレーキを踏んだとき、重大な
傷害につながるおそれがあります。
車から離れるときはお子
さまも一緒に連れていく
車から離れるときはお子さまだけを車内に
残さないでください。
lお子さまのいたずらにより、装置の作動、
車の発進、火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。
l炎天下の車内はたいへん高温になり、お子
さまが脱水症状を起こすおそれがありま
す。症状がひどくなると脳に障害が残っ
たり、最悪の場合死に至るなどお子さまの
命にかかわる重大な傷害につながるおそ
れがあり危険です。
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お子さまを乗せるとき
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ならし運転をする
お車を安全に長くご使用いただくために、最
初の1,000kmまでは次のことに注意して運
転をしてください。
l空ぶかしをしない。
lエンジン回転数を7,000rpm以上にしな
い。
l急発進、急加速をしない。
走行中はエンジンを止め
ない
走行中にエンジンを止めると、ブレーの効
きが悪くなり、ハンドルも重くなるため、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
坂道ではエンジンブレー
キを使う
ブレーキペダルを踏み続けると、ブレーキが
過熱し、効きが悪くなることがあります。
下り坂ではフットブレーキとエンジンブ
レーキを併用してください。また、ぬれた路
面や積雪路、凍結路では急激なエンジンブ
レーの使用(シフトダウン)は避けてくだ
さい。スリップするおそれがあります。
エンジンブレーキとは、走行中アクセルペダ
ルから足を離したときにかかるブレーキ力
で低速ギヤほどよく効きます。
すべりやすい路面では慎
重に運転する
ぬれた路面や凍結路、積雪路などのすべりや
すい路面では、急加速や急ブレーキ、急ハン
ドル、急激なエンジンブレーキを避け、ス
ピードをひかえめにして運転してくださ
い。ぬれた路面を高速で走行すると、タイヤ
と路面の間に水の膜ができ、タイヤが浮いた
状態(ハイドロプレーニング現象)になるお
それがあります。
冠水した道路を走行しない
冠水した道路を走行しないでください。冠
水した道路を走行すると、エンストするだけ
でなく、電気部品や電子部品のショート、水
を吸い込んでのエンジン破損など、車両に悪
影響をおよぼします。万一、水中に浸ってし
まったときは、必ずマツダ販売店へご相談く
ださい。
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運転するとき
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水たまり走行後や洗車後は
ブレーキの効きを確認する
水たまりを走行したあとや洗車後は、ブレー
キパッドがぬれているため、ブレーキの効き
が悪くなったり、ぬれていない片方のブレー
キだけが効いて、ハンドルをとられるおそれ
があり危険です。ブレーの効きが悪いと
きは、低速で走りながら、効きが回復するま
でブレーキペダルを軽く数回踏んでブレー
キを乾かしてください。
横風が強いときは慎重に
運転する
横風が強く、車が横に流されるようなとき
は、ハンドルをしっかり握り、スピードを
徐々に落としてください。トンネルの出口、
橋の上、山を削った切り通しなどは特に横風
が発生しやすいので注意してください。走
行安定性を失い、思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
クラッチペダルやブレー
キペダルに足をのせたま
ま走行しない
クラッチペダルやブレーキペダルに足をの
せたまま走行したり、必要以上に半クラッチ
操作を行わないでください。
lクラッチやブレーの部品が早く摩耗し
ます。
lブレーキが過熱し、効きが悪くなるおそれ
があります。
ブレーキ操作は右足で
lブレーキペダルは必ず右足で踏んでくだ
さい。慣れない左足でのブレーキ操作は、
緊急時の反応が遅れるなど、適切な操作が
できないおそれがあります。
lアクセルペダルの操作でブレーキペダル
に靴が接触することがないように、運転に
適した靴で運転してください。
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運転するとき
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警告灯が点灯/
点滅したら車を止める
走行中に警告灯が点灯/点滅したときは、た
だちに安全な場所に停車し、適切な処置を行
なってください。警告灯の点灯/点滅を無視
して運転を続けるとエンジンなどを損傷し
たり、思わぬ事故につながるおそれがありま
す。
→126ページ「警告灯、表示灯」
パンクやバースト(破裂)
してもあわてない
走行中タイヤがパンクやバースト(破裂)し
たときは、ハンドルをしっかり持ち、徐々に
ブレーキをかけスピードを落としてくださ
い。
急ブレーキをかけるとハンドルをとられる
おそれがあります。
次のようなときはパンクやバースト(破裂)
が考えられます。
lハンドルがとられるとき。
l異常な振動があるとき。
l車両が異常に傾いたとき。
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スタックした状態から脱
出するときは注意する
ぬかるみ、砂地、深雪路などで駆動輪が空転
したり、埋まり込んで動けなくなることをス
タックといいます。
l周囲の安全を十分に確認してください。
脱出直後に車両が突然動き出し、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
lタイヤ前後の土や雪を取り除くか、タイヤ
の下に木や石をあてがい、マニュアル車は
チェンジレバーを1またはRに、オートマ
チック車はセレクトレバーをDまたはRに
いれて、アクセルペダルを軽く踏みます。
チェンジレバー/セレクトレバー操作中は
アクセルペダルを踏まないでください。
トランスミッションなどを損傷するおそ
れがあります。また、車両の周辺に人がい
ないことを確認してください。あてがっ
た木や石が飛散し、重大な傷害につながる
おそれがあります。
lタイヤを高速で回転させないでくださ
い。夕イヤがバースト(破裂)したり、異
常過熱するため思わぬ事故につながるお
それがあります。
lアクセルを過度に空ぶかししたり、タイヤ
を空転させないでください。トランス
ミッションなどを損傷するおそれがあり
ます。
床下に衝撃を受けたら下
まわりを点検する
安全な場所に停車して、車の下にブレーキ液
や燃料の漏れがないか、また各部に損傷がな
いか確認してください。
異常があったときは、マツダ販売店に連絡し
てください。
そのまま走行すると故障や思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。
異常を感じたときはマツ
ダ販売店で点検を受ける
次のようなときは、車が故障しているおそれ
があります。そのまま走行すると、思わぬ事
故につながるおそれがあります。
マツダ販売店で点検を受けてください。
l普段と違う音や臭い、振動がするとき。
lハンドル操作に異常を感じるとき。
lブレーキ液が不足しているとき。
l車の下に油のあとが残っているとき。
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運転するとき
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オートマチック車の特性
153ページの「オートマチックトランスミッ
ション」もあわせてお読みください。
オートマチック車は、クラッチ操作とギヤの
切り替えを自動化した車で、その分操作の負
担が軽くなります。運転は楽になりますが、
安易に運転することは禁物です。
オートマチック車の特性を理解し、正しい操
作をする習慣をつけてください。
クリープ現象
エンジンがかかっているとき、セレクトレ
バーがP、N以外にはいっていると、アクセル
ペダルを踏まなくても車が動き出します。
この現象をクリープ現象といいます。
l停車中は車が動かないようにブレーキペ
ダルをしっかり踏み、必要に応じてパーキ
ングブレーキをかけてください。
lエンジン始動直後やエアコン作動時は、エ
ンジンの回転数が高くなりクリープ現象
が強くなります。ブレーキペダルをしっ
かり踏んでおいてください。
l渋滞や狭い場所での移動は、クリープ現象
を利用すると、アクセルペダルを踏まずに
ブレーキ操作のみで速度を調節できま
す。
キックダウン
走行中、セレクトレバーがDのときアクセル
ペダルをいっぱいに踏み込むと、自動的に低
速ギヤに切り替わり、急加速させることがで
きます。
この操作をキックダウンといいます。
l追い越しや高速道路での合流など、加速が
必要なときに行ないます。
lすべりやすい路面やカーブを走行すると
きは、急激なアクセル操作はしないでくだ
さい。
エンジンをかける前に
正しい運転姿勢をとり、右足でアクセルペダ
ルとブレーキペダルが確実に踏めるか確認
します。
ペダルの踏み間違いのないように、ペダルの
位置を確認しておいてください。
エンジンをかけるときは
安全のため、セレクトレバーは駆動輪が固定
されるPにいれ、ブレーキを効かせた状態で
エンジンをかけてください。
発進するときは
lアクセルペダルを踏んだままセレクトレ
バーを操作しないでください。車が急発
進し思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
lエンジン始動直後やエアコン作動時は、エ
ンジンの回転数が高くなり、クリープ現象
が強くなります。
lマニュアル車では発進時の速度をクラッ
チ操作とアクセル操作を併用して調節し
ますが、オートマチック車ではアクセル操
作のみで行ないますので、アクセル操作は
慎重に行なってください。
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オートマチック車を運転するとき
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走行するときは
l走行中はセレクトレバーをNにいれない
でください。トランスミッションの故障
につながります。また、エンジンブレーキ
が全く効かないため思わぬ事故につなが
るおそれがあります。
l高速走行中、またはぬれた路面や積雪路、
凍結路を走行しているときは、急激なエン
ジンブレーキの使用(シフトダウン)は避
けてください。タイヤがスリップし、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
停車するときは
l停車中、むやみにアクセルペダルを踏まな
いでください。セレクトレバーがP、N以
外にはいっているとき、誤ってアクセルペ
ダルを踏むと急発進するため思わぬ事故
につながるおそれがあります。
l停車後、再発進するときはセレクトレバー
の位置に思い違いがないよう確認してく
ださい。意に反して車が動き出すと、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
lアクセルペダルとブレーキペダルを同時
に踏んだり、上り坂でセレクトレバーを前
進位置にいれ、アクセルをふかしながら停
車しないでください。トランスミッショ
ンが過熱し、故障につながるおそれがあり
ます。
後退するときは
l後退時は身体を後ろにひねった姿勢にな
ります。ブレーキペダルを確実に踏める
よう注意してください。
l少し後退したときなどはセレクトレバー
をRにいれたことを忘れてしまうことが
あります。後退したあとは、すぐにセレク
トレバーをNにもどし、発進時にはセレク
トレバーの位置を確認してください。
駐車するときは
l駐車するときは、セレクトレバーをPにい
れ、パーキングブレーキをかけてくださ
い。パーキングブレーキをかけただけや、
セレクトレバーをPにいれただけで駐車
していると、車が勝手に動き出し思わぬ事
故につながるおそれがあります。
lエンジンをかけたまま駐車しないでくだ
さい。万一セレクトレバーがP以外には
いっていた場合、クリープ現象で車が勝手
に動き出したり、乗り込むときに誤ってア
クセルペダルを踏み、急発進するなど、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
lセレクトレバーをPにいれるときは、車を
完全に止めてから行なってください。車
が完全に止まる前にセレクトレバーをP
にいれると、トランスミッションに無理な
力がかかり故障につながるおそれがあり
ます。
そのほかに気をつけること
坂道などで、セレクトレバーを前進位置に入
れたまま後退したり、後退位置に入れたまま
前進することは行わないで下さい。エンジ
ンが停止してブレーの効きが悪くなった
り、ハンドルが重くなったりして思わぬ事故
につながるおそれがあります。
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オートマチック車を運転するとき
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燃えやすい物のそばに車
を止めない
車を止める時には、次の点を守ってくださ
い。
l走行したあとは排気管が高温になってい
るため、枯れ草など、燃えやすいものがそ
ばにあると火災につながるおそれがあり
ます。
l壁やべニヤ板などが後方にある場合は、間
隔を十分とってから停車してください。
排気ガスにより変色、変形したり、そのま
ま放置しておくと火災につながるおそれ
があります。
ハンドルをいっぱいにまわ
した状態を長く続けない
ハンドルをいっぱいにまわした状態を長く
続けると、パワーステアリング装置を損傷す
るおそれがあります。
仮眠するときはエンジン
を止める
エンジンをかけたままで仮眠しないでくだ
さい。無意識にチェンジレバー/セレクトレ
バーを動かしたり、アクセルペダルを踏み込
み車が発進したり、エンジンや排気管の異常
過熱による火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。
また、排気管が損傷していたり、換気の悪い
場所では、知らない間に排気ガスが車内に侵
入し、一酸化炭素中毒になるおそれがあり危
険です。
→36ページ「一酸化炭素中毒に気をつける」
空調は外気導入にする
エンジンをかけたまま長時間停車するとき
は、空調を外気導入にしてください。空調を
内気循環にすると、車内の圧力が下がり排気
ガスが入り易くなるため、一酸化炭素中毒に
なるおそれがあり危険です。
→36ページ「一酸化炭素中毒に気をつける」
→164ページ「空調」
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駐停車するとき
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換気の悪い場所でエンジ
ンをかけたままにしない
換気の悪い場所ではエンジンをかけたまま
にしないでください。ガレージの中や積雪
した場所、その他周囲が囲まれた換気の悪い
場所では、排気ガスが行き場を失い車内へは
いりやすくなるため、一酸化炭素中毒になる
おそれがあり危険です。
→36ページ「一酸化炭素中毒に気をつける」
坂道駐車はパーキングブ
レーキをしっかりかける
坂道での駐車は、パーキングブレーキをしっ
かりかけ、マニュアル車はチェンジレバーを
1またはRに、オートマチック車はセレクトレ
バーをPにいれてください。
急な坂道ではさらに輪止めをしてくださ
い。輪止めをしないと車が動き出し、思わぬ
事故につながるおそれがあります。
車の移動はエンジンをか
ける
車を少し移動させるときでも、必ずエンジン
をかけてください。下り坂などで傾斜を利
用して移動させると、ハンドルがロックされ
たり、ブレーの効きが悪いため思わぬ事故
につながるおそれがあります。
車から離れるときは必ず
パーキングブレーキをか
け、施錠する
車から離れるときは、必ずパーキングブレー
キをかけエンジンを止め、ドアを施錠してく
ださい。また、盗難にあわないために、車内
には貴重品を置かないでください。
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Form No.Fソ
駐停車するとき