MAZDA MODEL BIANTE 2008 取扱説明書 (in Japanese)

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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
セレクトレバーを P から操作するとき、 セレクトレバーボタンを押したままブレー
キペダルを踏むと操作できないことがあります。先にブレーキペダルを踏んでから操
作してください。
AAS モードについて ( アクティブマチック車 )
AAS(アクティブアダプティブシフト )モードとは 、 運転者が快適に運転するため、 道
路の状況や運転者の操作に最適なシフトポイントを自動的にコントロールするモードで
す。
セレクトレバーが D の状態で、 登り坂や下り坂、 コーナーや高地を走行したり、 アクセ
ルペダルをすばやく操作することで AAS モードになる場合があります。
走行状態、 路面状態、 シーンや操作に応じて、 最適なギヤ位置を維持するためシフトチェ
ンジが遅れたり、 行なわれない場合がありますが、 異常ではありません。
マニュアルモード ( アクティブマチック車 )
ÚÇážçÞ ”ŵ  ¿½セレクトレバーが D の位置のときに、 マニュアルモー
ドスイッチを押すとマニュアルモードになります。
マニュアルモードでは、 ギヤ位置を手動で切り替える
ことができます。
次の場合、 マニュアルモードが解除されます。
●マニュアルモードスイッチをもう一度押したとき
●セレクトレバーを D 以外の位置にしたとき
●電源ポジションを ON 以外にしたとき
ŒÝ
●停車時にマニュアルモードにした場合、 ギヤは 1 速になります。
●D レンジ 5 速走行時にアクセルペダルを踏み込まずにマニュアルモードにした場
合、 ギヤは 4 速になります。また、 D レンジ 6 速走行時にアクセルペダルを踏
み込まずにマニュアルモードにした場合、 ギヤは 5 速になります。
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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
表示灯
ÚÇážçÞ ”Å
¯Ô n
ªà マニュアルモード表示
マニュアルモードにすると、 メーター内にあるセレク
トレバー位置表示灯の M が点灯します。
ギヤ位置表示
ギヤ位置が表示されます。
高速走行中、速度によりシフトダウンできないときは、
ギヤ位置表示が 2 回点滅します。
ŒÝ
自動変速になる場合があります
オートマチックトランスミッションフルード( ATF)の温度が高温になると 、 ギヤ位
置表示が消灯しマニュアルモードが解除されるため自動変速になる場合があります。
これは AT を保護するための正常な機能です。しばらくして ATF 温度が下がるとギ
ヤ位置表示が再び点灯しマニュアルモードでの走行が可能になります。
シフトチェンジ ( 変速 ) のしかた
ステアリングシフトスイッチによりシフトチェンジすることができます。
●左右のステアリングシフトスイッチを同時に操作しても 1 段しか変速されません。
●ステアリングシフトスイッチの UP スイッチと DOWN スイッチを同時に操作しても
変速されません。
シフトアップ (M1 → M2 → M3 → M4 → M5 → M6)
61µ  ¿½ステアリング裏側の UP スイッチを手前に引くとシ
フトアップ( 高速ギヤに変速 )します。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ŒÝ
●低速時は速度によりシフトアップできないことがあります。
●マニュアルモードではタコメーターの指針がレッドゾーンにはいらないように運
転してください。なお、 エンジン回転数が高いとき、 エンジン保護のため自動的
にシフトアップする場合があります。
シフトダウン (M6 → M5 → M4 → M3 → M2 → M1)
%08/ µ ¿½ステアリング表側の DOWN スイッチを押すとシフト
ダウン( 低速ギヤに変速 )します。
/
高速走行中、 またはぬれた路面や積雪路、 凍結路を走行している
ときは、 急激なエンジンブレーキの使用 ( シフトダウン ) は避け
る。
タイヤがスリップし、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
ŒÝ
●高速走行中は、 速度によりシフトダウンできないことがあります。
●減速中は、 速度により自動的にシフトダウンします。
●マニュアルモードでは、 アクセルペダルをいっぱいに踏み込んでもキックダウン
しません。
→145ページ「オートマチック車の特性」
2 速固定モード
車速が約 10km/h 以下のときにステアリングシフトスイッチの UP スイッチを手前に引
いて 2 速にすると 2 速固定モードになり、 ギヤ位置は 2 速に固定されます。雪道などす
べりやすい路面での発進や走行がしやすくなります。
2 速固定モードのときに、 ステアリングシフトスイッチの UP スイッチ、 または DOWN
スイッチを操作して 2 速以外にすると 2 速固定モードは解除されます。
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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
シフトチェンジ ( 変速 ) 制限速度
マニュアルモードでは、 各ギヤ位置において次の表のような制限速度を設けています。制
限速度範囲内のときにセレクトレバーを操作すると変速します。
シフトアップ
制限速度より低いときはシフトアップしません。
シフトダウン
制限速度を超えているときはシフトダウンしません。
制限速度を超えていてシフトダウンしなかった場合には、 ギヤ位置表示が 2 回点滅し、
変速できないことを運転者に知らせます。
オートシフトダウン
減速中は、 速度により自動的にシフトダウンします。
ŒÝ
2 速固定モード時は、 2 速のまま停車します。
ダイレクトモード
¼ è«ÄÞ ”Å
¯Ô
ªà セレクトレバーを D の位置で走行中、 ステアリング
シフトスイッチを操作すると一時的にギヤ位置を切り
替えることができます。
ダイレクトモードのときは、 表示灯に D と M が点灯
し、 使用しているギヤ位置が表示されます。
ダイレクトモードは、次の状態になると解除されます。
●定速走行になったとき
●タコメーターの指針がレッドゾーンに近づいたと

●アクセルペダルを大きく踏み込んだとき
●停車したとき、 または、 低速走行になったとき
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
ホールドモード (4EC-AT 車 )
ホールドモードの使いかた
使用場面 セレクトレバー位置と操作
●雪道などすべりやすい路面を発進および走行す
るとき。
●カーブの多い上り坂をなめらかに走行したいと
き。
●高速道路でエンジンブレーキが必要なとき。 D のままホールドスイッチを押
します。
●下り坂でエンジンブレーキが必要なとき。
●カーブの多い急な上り坂をなめらかに走行した
いとき。
S にしてホールドスイッチを押
します。
急な下り坂で強いエンジンブレーキが必要なとき。 L にしてホールドスイッチを押
します。
セレクトレバーの
位置 ギヤの状態
D 3 速に固定されます。低速で
は 2 速と 3 速を自動変速しま
す。
S 2 速に固定されます。
L 1 速に固定されます。 ホールドモードにすると、 セレクト
レバーの位置にあわせて各ギヤに固
定されます。
ŒÝ
エンジンを停止するとホールドモードは解除されます。
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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
ホールドスイッチ
×”çŵ  ¿½ホールドスイッチを押すとホールドモードになりま
す。
もう一度押すと解除されます。
ホールドモード表示灯
ホールドスイッチを押してホールドモードにすると点
灯します。
ホールドモード表示灯が点滅したときは、 システムの
異常が考えられます。マツダ販売店で点検を受けてく
ださい。
各セレクトレバー位置での限界速度
セレクトレバーの
位置速度(km/h)
S 98
L 45エンジンの過回転を防ぐために、 ホールドモード使用
時は、左記の速度をこえないように運転してください。
ŒÝ
車速が各セレクトレバー位置での限界速度より高いときは、 セレクトレバーを S ま
たは L に動かしてもシフトダウンしないことがあります。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
オートマチック車を運転するときに
発進または後退するとき
/
アクセルペダルを踏んだままセレクトレバーを操作しない。
車が急発進し思わぬ事故につながるおそれがあります。
マニュアル車では発進時の速度をクラッチ操作とアクセル操作を併用して調節しますが、
オートマチック車ではアクセル操作のみで行いますので、 アクセル操作は慎重に行ってく
ださい。
1. ブレーキペダルを踏んだまま、 セレクトレバーを操作します。
前進 ···D、 S、 L
後退 ···R
2. セレクトレバーの位置を確認します。
3. パーキングブレーキを解除します。
4. ブレーキペダルを徐々にゆるめ、 アクセルペダルをゆっくり踏み発進します。
«™
後退時は身体を後ろにひねった姿勢になります。ブレーキペダルを確実に踏
めるよう注意してください。
ŒÝ
●セレクトレバーを R にいれるとチャイムが鳴り、 セレクトレバーが R にはいっ
ていることを運転者に知らせます。
●少し後退したときなどはセレクトレバーを R にいれたことを忘れてしまうことが
あります。後退したあとは、 すぐにセレクトレバーを N にもどし、 発進時にはセ
レクトレバーの位置を確認してください。
急な坂道での発進
パーキングブレーキをかけたまま、 アクセルペダルをゆっくり踏み、 車が動く感触を確認
しながらパーキングブレーキをもどします。
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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
走行するとき
通常走行
セレクトレバーを D にいれて走行します。アクセルとブレーキの操作で加速 / 減速します。
(4EC-AT 車 )
ギヤは 1 速から 4 速の間で、 自動的に変速されます。
( アクティブマチック車 )
ギヤは 1 速から 6 速の間で、 自動的に変速されます。
マニュアルモード走行¬è”Å“7
÷
‹
停車中または走行中にマニュアルモードスイッチを押すと、 マニュアルモードにセットさ
れ、 マニュアルトランスミッションのような操作ができます。
→149
ページ「マニュアルモード( アクティブマチック車 )」
急加速
セレクトレバーが D のとき、 アクセルペダルをいっぱいに踏み込むと、 キックダウンし
て急加速できます。
急な上り坂での走行
(4EC-AT 車 )
坂の勾配に応じ、 セレクトレバーを S または L にいれてください。エンジン回転の変化
が少ないなめらかな走行ができます。
( アクティブマチック車 )
坂の勾配に応じ、 マニュアルモードで変速してください。エンジン回転の変化が少ないな
めらかな走行ができます。
下り坂での走行
(4EC-AT 車 )
エンジンブレーキが必要なときは、 ホールドモードにしてください。さらに強力なエンジ
ンブレーキが必要なときは、 セレクトレバーを S または L にいれてください。
→153
ページ「ホールドモード(4EC-AT 車 )」
( アクティブマチック車 )
エンジンブレーキが必要なときは、 マニュアルモードにして、 低速ギヤにシフトダウンし
てください。
マニュアルモードのときは、走行速度にあわせて 1 段ずつシフトダウンし、エンジンブレー
キを併用してください。
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運転する
前に
運転する
ときに
快適装備の
使いかた
お手入れの
しかた
トラブルが
起きたら
車両
スペック
さく
いん
停車するとき
1. ブレーキペダルをしっかりと踏んでおきます。
2. 必要に応じてパーキングブレーキをかけます。
3. 停車時間が長くなりそうなときは、 セレクトレバーを N または P にいれます。
/
停車中、 むやみにアクセルペダルを踏まない。
セレクトレバーが P、 N 以外にはいっているとき、 誤ってアクセルペダルを
踏むと急発進するため思わぬ事故につながるおそれがあります。
停車後、 再発進するときはセレクトレバーの位置に思い違いがな
いよう確認する。
意に反して車が動き出すと、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
«™
アクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだり、 上り坂でセレクトレバー
を前進位置にいれ、 アクセルをふかしながら停車しないでください。トラン
スミッションが過熱し、 故障につながるおそれがあります。
BIANTE_Mコ_初版.indb 1572014/07/23 14:57:22

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2. 運転するときに
トランスミッションの使いかた
駐車するとき
1. 車を完全に止めます。
2. セレクトレバーを P にいれます。
3. ブレーキペダルを踏んだまま、 パーキングブレーキをかけます。
4. エンジンを止めます。
/
駐車するときは、 セレクトレバーを P にいれ、 パーキングブレー
キをかける。
パーキングブレーキをかけただけや、 セレクトレバーを P にいれただけで駐
車していると、 車が勝手に動き出し思わぬ事故につながるおそれがあります。
エンジンをかけたまま駐車しない。
万一セレクトレバーが P 以外にはいっていた場合、 クリープ現象で車が勝手
に動き出したり、 乗り込むときに誤ってアクセルペダルを踏み、 急発進する
など、 思わぬ事故につながるおそれがあります。
«™
セレクトレバーを P にいれるときは、 車を完全に止めてから行なってくださ
い。車が完全に止まる前にセレクトレバーを P にいれると、トランスミッショ
ンに無理な力がかかり故障につながるおそれがあります。
そのほかに気をつけること
/
坂道などで、 セレクトレバーを前進位置に入れたまま後退したり、
後退位置に入れたまま前進しない。
エンジンが停止してブレーキの効きが悪くなったり、 ハンドルが重くなった
りして思わぬ事故につながるおそれがあります。
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