MAZDA MODEL CARROL 2013 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)

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必読! 安全なドライブのために
2-17
周囲の安全を確かめてから低速でブレーキペダルを数回踏み、ブレーキ
の効きを確かめてください。
ブレーキの効きが悪いときは、効き
が回復するまで低速で繰り返しブ
レーキペダルを軽く踏み、ブレーキ
装置のしめりを乾かしてください。
冠水した場所は走行しない
80J042
万一、冠水した場所を走行したとき
は、ブレーキの効きを確かめながら安
全な場所に停車し、マツダ販売店にご
連絡ください。また、次の項目などに
ついて点検を受けてください。
ブレーキの効き具合
エンジン、トランスミッション、デ
ファレンシャルなどのオイル量およ
び質の変化(オイルが白濁している
場合は、水が混入していますのでオ
イル交換が必要です)
ベアリング、ジョイント部などの潤
滑不良
スタック (立ち往生) したときは
ぬかるみや砂地などで、駆動輪が空
転して脱出できなくなることをス
タックといいます。
前進と後退を繰り返すときは、駆動
装置などが損傷するおそれがあるた
め、次のことに注意してください。
・ は、セレクト
レバーを確実に入れてからアクセ
ルを軽く踏んでください。
・数回行なっても脱出できないとき は、操作を中止してください。
タイヤの下に石や木を入れると脱出
しやすくなります。
80J043
冠水した場所や、深い水たまりを走
行しないでください。エンスト、電
装品のショート、エンジン破損など
の原因になります。
脱出しようとする前に、周囲の安全
を十分に確認してください。勢いよ
く発進して事故を起こすおそれがあ
ります。
タイヤを高速で空転させないでくだ
さい。タイヤが異常に過熱して破損
したり、駆動装置が損傷したりする
おそれがあります。
オートマチック車
000- 取扱説明書 .book 17 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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必読! 安全なドライブのために
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パーキングブレーキをしっか
りとかけて
80J1037
 は、セレクトレ
バーを に入れてください。
 は、チェンジレバー
をR(リバース)または1速に入れ
てください。
坂道で駐車するときは、次のことを お守りください。
パーキングブレーキをしっかり
とかけ、車が動き出さないこと
を確認してください。 は、下り坂では
チェンジレバーを R、上り坂で
は1速に入れてください。
市販品の輪止めや石などでタイ
ヤを固定し、車が動き出さない
ようにしてください。
車を移動するときはエンジン
をかけて
エンジンをかけたまま仮眠し
ない
72J20400
(1) パーキングブレーキレバー
急な坂道には駐車しないでくださ
い。無人で車が動き出すなど、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
駐車するときは
(1)
オートマチック車
P
マニュアル車
1
2マニュアル車
3
坂道を利用して惰性で車を移動しな
いでください。ハンドルをまわすと
きやブレーキペダルを踏むときに強
い力が必要となって、思わぬ事故を
起こすおそれがあります。
周囲の状況や風向きで排気ガスが車
内に侵入し、一酸化炭素中毒のおそ
れがあります。
無意識にセレクトレバーやチェンジ
レバーを動かしたり、アクセルペダ
ルを踏み込んだりして、思わぬ事故
を起こすおそれがあります。
無意識にアクセルペダルを踏み続け
ると、エンジンや排気管が過熱して
火災のおそれがあります。
000- 取扱説明書 .book 18 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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必読! 安全なドライブのために
2-19
燃えやすいものの近くに駐車
しない
80J046
車から離れるときはエンジン
を止めてドアを施錠
70K20010
少しの間でも車から離れるときは、現
金や貴重品を車内に放置しないでくだ
さい。盗難のおそれがあります。
車内にパソコンや携帯電話な
どを放置しない
盗難にあったり、水分や湿気または温
度変化などにより故障したりするおそ
れがあります。
枯れ草、 紙くず、 ベニヤ板などの可燃
物の近くに車を止めないでください。
排気管や排気ガスが高温になるため、
火災のおそれがあります。
エンジンをかけたまま車から離れな
いでください。火災や盗難など思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
000- 取扱説明書 .book 19 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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必読! 安全なドライブのために
2-20
ライターやメガネなどを放置
しない
80J1004
→ 5-23ページ(燃料給油口)
火気に気をつけて
80J020炎天下で駐車するときは、車内にラ
イターやスプレー缶、プラスチック
製品(メガネやカード、CD ケース
など)や炭酸飲料缶を放置しないで
ください。車内が高温になるため、
ライターやスプレー缶の自然発火や
爆発による火災、メガネやカード、
CD ケースなどの変形やひび割れ、
炭酸飲料缶の破裂を起こすおそれが
あります。
操作部が露出しているライターやス
プレー缶をグローブボックスや小物
入れなどに入れたり、床やシートの
すきまに落としたままにしたりしな
いでください。荷物を押し込んだと
きやシートを動かしたときに、ガス
が噴出して火災につながるおそれが
あります。
必ず次のことをお守りください。
エンジンを止めてください。
給油中はドアや窓を閉めてください。
ガソリンは引火性が高いため、タ
バコなどの火気は厳禁です。
給油するときは
000- 取扱説明書 .book 20 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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必読! 安全なドライブのために
2-21
セルフスタンドで給油すると
きは
セルフスタンドで給油するときは必
ず次のことをお守りください。
フューエルキャップを開ける前
に、車体または給油機の金属部分
に手を触れて、身体の静電気(※)
を除去してください。身体に静電
気を帯びていると、放電による火
花で燃料に引火し、やけどのおそ
れがあります。
また、給油中は車内にもどらない
でください。再び帯電するおそれ
があります。
給油口には、静電気除去を行なった方以外の人を近づけないでくだ
さい。
※ 空気が乾燥すると、身体に多く
の静電気が帯電します。また、
かさね着をすると、繊維の摩擦
により静電気が発生します。と
くに乾燥する季節は注意してく
ださい。
フューエルキャップはゆっくりと
ゆるめ、空気が抜ける音が止まっ
たらキャップを開けます。急に開
けると燃料タンク内の圧力が急激
に抜け、燃料が吹き出すおそれが
あります。
給油口に給油ノズルを止まるとこ ろまで確実に差し込んでくださ
い。ノズルを確実に差し込まない
と、燃料が吹きこぼれるおそれが
あります。
給油ノズルのレバーを止まるところまで確実に引いてください。
給油ノズルの自動停止(オートス
トップ)機能が作動したら、給油を
終了してください。自動停止後に継
ぎ足し給油をすると、燃料があふれ
出るおそれがあります。
80J1005
※ 給油機によっては、早期に自動停
止機能が作動して給油できない
場合があります。スタンド従業員
の指示にしたがってください。
燃料をこぼさないようにしてくださ
い。こぼれた場合は、ただちにやわ
らかい布などでふき取ってくださ
い。火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。また、そのまま
放置すると、塗装のしみ、変色、ひ
び割れの原因となります。
給油後は、給油ノズルを確実にもと
の位置にもどし、フューエルキャッ
プをしっかりと閉めてください。
キャップが確実に閉まっていない
と、燃料が漏れたり、火災が発生し
たりするおそれがあります。
燃料は人体に有害な物質を含んでい
ます。気化した燃料を吸い込まない
でください。
そのほか、スタンドに掲示されてい
る注意事項をお守りください。
U!4*
Hã
¨
000- 取扱説明書 .book 21 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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必読! 安全なドライブのために
2-22
無鉛ガソリン以外は使用しない
オートマチック車には特有の操作上の
注意があります。4-15ページの「オー
トマチック車 」もあわせてお読みいた
だき、正しい取扱いをしてください。
※本書で「オートマチック車」と記載さ れている場合、 「4AT車」と「CVT車」
の両方を示しています。
クリープ現象に注意して
エンジンをかけて停車しているとき、
セレクトレバーが 以外に入って
いると、アクセルペダルを踏まなくて
も車がゆっくり動きます。これをク
リープ現象といいます。
(リバース)ポジション
警告ブザー
セレクトレバーを に入れると室内
で警告ブザーが鳴り、セレクトレバー
が に入っていることを運転者に知
らせます。
ペダルの踏み間違いに注意
ペダルの踏み間違いを防ぐため、エン
ジンをかける前にアクセルペダルとブ
レーキペダルを実際に足で踏んで、位
置を確認してください。
有鉛ガソリンや粗悪ガソリン、その
ほかの燃料(アルコール系、軽油な
ど)を使用すると、エンジンや燃料
配管系などに悪影響をおよぼします。
セレクトレバーを
以外に入
れているときは、ブレーキペダルを
しっかり踏んでください。
エンジン始動直後やエアコン作動時
は、クリープ現象が強くなることが
あります。とくにしっかりブレーキ
ペダルを踏んでください。
オートマチック車を 運転するときは
PN
PN
CVT車もクリープ現象があります。
(リバース)ポジション警告ブ
ザーは、車外の人に車の後退を知ら
せるためのものではありません。
アクセルペダルとブレーキペダルを
踏み間違えると、思わぬ事故につな
がります。
R
R
R
R
000- 取扱説明書 .book 22 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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必読! 安全なドライブのために
2-23
ブレーキペダルは右足で踏む
64L20140
左足では適切なブレーキ操作ができま
せん。ブレーキペダルは右足で踏む習
慣をつけてください。
セレクトレバーを操作すると
きは
前進と後退を繰り返すときなどは、セレクトレバーを に入れたこと
を忘れることがあります。車を後退
させたあとは、すぐに から
に入れる習慣をつけてください。
切り返しなどで前進と後退を繰り返すときは、完全に停車してからセレ
クトレバーを操作してください。
セレクトレバーの位置は目で
確認
始動時や降車時は 、前進時は 、
後退時は に入っていることを目で
確認してください。
車から離れるときは
64L20150
(1) ブレーキペダル
(2) アクセルペダル
アクセルペダルを踏んだままでセレ
クトレバーを操作しないでください。
急発進して事故を起こすおそれがあ
ります。
(1)
(2)
R
RN
エンジンをかけたまま車から離れな
いでください。万一、セレクトレ
バーが 以外に入っていると、車
がひとりでに動き出すおそれがあり
ます。また、車に乗り込むときに
誤ってセレクトレバーを動かしたり
アクセルペダルを踏み込んだりし
て、思わぬ急発進のおそれがありま
す。
PD
R
P
000- 取扱説明書 .book 23 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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必読! 安全なドライブのために
2-24
SRS エアバッグシステムの効果を発揮
させるために、3-50 ペ ー ジの「SRS
エアバッグ 」もあわせてお読みいただ
き、正しい取扱いをしてください。
シートベルトは必ず着用
51K0007
着座姿勢
瞬時にふくらむ運転席・助手席 SRS エ
アバッグにより強い衝撃を受けるおそ
れがあるため、運転者および助手席の
同乗者は、シートに奥深くすわり、背
もたれに背中を軽くつけてください。
また、シートを前方に出しすぎないよ
うにシートの位置を調節してくださ
い。
80J014
SRS エアバッグシステムを
正常に機能させるために
66K20540
SRS エアバッグシステムは、シート
ベルトに代わるものではありませ
ん。シートベルトと併用すること
で、その効果を発揮するシートベル
トの補助拘束装置です。したがって
SRSエアバッグシステムが装備され
ている車であっても、シートベルト
を必ず着用してください。
SRSエアバッグ車を 運転するときは
ハンドルやインパネに、顔や胸など
を近づけたり、足を置いたりしない
でください。SRS エアバッグが作動
したときの強い衝撃で、重大な傷害
を受けるおそれがあります。
000- 取扱説明書 .book 24 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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必読! 安全なドライブのために
2-25
お子さま用シートの取り付け
→ 2-7 ページ(お子さま用シートの使用について)
→ 3-44 ページ(お子さま用シートの 選択について) 4WD 車には特有の操作上の注意があり
ます。正しい取扱いをしてください。
路面の状況に注意して走行する
80J042
ハンドルを交換する、ハンドルの
パッド部にステッカーを貼る、色を
ぬる、カバーで覆うなどの改造をし
ないでください。
インパネ上面には、ステッカーを
貼ったり色をぬったりしないでくだ
さい。また、アクセサリーや芳香
剤、ETC 車載器やポータブルカー
ナビなどを取り付けたり置いたり、
傘などを立てかけたりしないでくだ
さい。
フロントガラスやルームミラーにア
クセサリー(マツダ純正用品を除く)
などを取り付けないでください。
4WD 車 は、雪 道、急 坂 路、砂 地、
ぬかるみなどのタイヤがスリップし
やすい路面で優れた走行性能を発揮
しますが、万能ではありません。ま
た、オフロード(不整地)、ラリ ー
専用車ではありません。次のことを
お守りください。
砂地やぬかるみなど、タイヤが空
転しやすいところでは連続走行し
ないでください。
ブレーキ性能は 2WD 車と比べてほ
とんど差がありません。滑りやすい
路面での走行には十分車間距離を
とってください。アクセル、ハンド
ル、ブレーキの操作も、2WD 車と
同様に慎重に行なってください。
渡河走行や水中走行をしないでく
ださい。
4WD車を運転するときは
000- 取扱説明書 .book 25 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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必読! 安全なドライブのために
2-26
マッチ、タバコの火は確実に
消す
80J067
外装部品に力をかけすぎない
段差などに注意して
マッチ、タバコの火は確実に消し、
吸いがらを入れた灰皿(別売り)は
完全に閉めてください。
灰皿(別売り)の中に吸いがらをた
めすぎたり、紙など燃えやすいもの
を入れたりしないでください。
スポイラー、リヤバンパー、サイドス
カートなどに強い力をかけないでく
ださい。破損するおそれがあります。
こんなことにも注意して
次のような場合は、バンパーまたは
車両下部が破損するおそれがありま
す。十分注意してください。
路肩など段差がある場所への乗り
入れ
わだちやくぼみなどがある道路の
走行
000- 取扱説明書 .book 26 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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