MAZDA MODEL RX 8 2008 取扱説明書 (in Japanese)
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洗車するとき
水洗いするとき
車の足まわりに付いている泥を洗い落と
します。
車体上部から水をかけながら、やわらか
いスポンジやセーム皮などで洗います。
汚れがひどいときは洗車用洗剤を使用
し、水で十分洗い流してください。
はん点が残らないように水をふき取って
ください。
l車の下まわりや足まわりを洗うときは
けがをしないよう注意してください。
l運転席/助手席側ワイパーアームを起こ
すときは、運転席側のワイパーアームか
ら起こしてください。また、降ろすとき
は助手席側のワイパーアームから降ろ
してください。ワイパーアームとブ
レードが接触し損傷するおそれがあり
ます。
lエンジンルーム内の電気部品に水をか
けないでください。エンジンの始動不
良や電気部品の故障につながるおそれ
があります。
l洗車後は、ブレーキパッドがぬれている
ため、ブレーキの効きが悪くなっている
おそれがあります。低速で走りながら、
アクセルペダルを放してブレーキペダ
ルを軽く数回踏んで、効きが回復するま
でブレーキを乾かしてください。
l洗車やワックスがけを行なうときは、車
体のルーフ部の一点に強い力をかけな
いようにしてください。強い力をかけ
ると、万一の場合、車体がへこむことが
あります。
洗車するときは、硬いブラシやたわしなど
を使用しないでください。
塗装を傷つけるおそれがあります。
自動洗車機を使用するとき
lドアミラーを格納してください。
l自動洗車機を使用すると、ブラシにより傷
がつき塗装の光沢が失われたり、劣化を早
めることがあります。
lスポイラー装備車は、洗車機によってはス
ポイラーがひっかかり洗車できない場合
や損傷するおそれがあります。
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高圧洗車機を使用するとき
洗車機は機種によっては高温、高圧のものが
あります。洗車ノズルを近づけすぎると、
モールなど樹脂部分やシール材などが変形、
損傷したり、室内に水が入るおそれがありま
すので、洗車ノズルと車体との距離は十分に
離してください(30cm以上)。また、同じ場
所を連続して洗浄しないでください。ドア
のすき間や窓ガラスまわりは、特に注意して
行ってください。
ワックスをかけるときは
lワックスがけは月に一回程度、または水の
はじきが悪くなったときに洗車してから
行なってください。
l直射日光を避け、ボディーが冷えていると
き(体温以下が目安)に行なってくださ
い。
lコンパウンド(みがき紛)入りのワック
スを使用すると、塗装の光沢が失われ
ることがあります。
lワックス容器に記載してある使用説明
をよく読んでから使用してください。
ガラス、ミラーの手入れ
ガラスやミラーについた油膜を取るときは、
純正ガラスクリーナーを使用してくださ
い。
フロントガラスに油膜があると、ワイパー
がふき取りにくくなったり、雨の夜に対向
車のライトなどが乱反射して見えにくく
なることがあります。
ガラスの内側をふくときは、水やぬるま湯で
ぬらしたやわらかい布で、軽くふいてくださ
い。
熱線やアンテナ線を損傷するおそれがある
ため、熱線やアンテナ線にそってふいてく
ださい。ガラスクリーナーなどを使用する
と、熱線やアンテナ線をいためるおそれが
あります。
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車の手入れ
6.車との上手なつきあいかた
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撥水加工ガラス/ミラー
運転席/助手席窓ガラス
撥水加工が施されているため、運転席/助手
席窓ガラスについた水滴が小さな水玉状に
なります。
また、撥水加工により、泥、油膜などが付きに
くく、霜、雪なども落としやすくなります。
ドアミラー
撥水加工が施されているため、ドアミラーに
ついた水滴が小さな水玉状になります。
また、撥水加工により、泥、油膜などが付きに
くく、霜、雪なども落としやすくなります。
手入れについて
水滴をはじく持続期間には限りがありま
す。長持ちさせるために次の点を守ってく
ださい。
lガラスやミラーが汚れているときは、早め
にやわらかい湿った布などで清掃してく
ださい。
l運転席/助手席窓ガラスの汚れがひどいと
きは、汚れを取り除いてから、ガラスの開
閉を行なってください。
lガラスやミラーを清掃するときは、コンパ
ウンド(みがき粉)のはいったガラスク
リーナーやワックスは使用しないでくだ
さい。また、ガラスクリーナーを使用して
も曇る場合は、湿った布などでふき取って
ください。
l自動洗車機(コイン洗車機)を使用すると
きは、ガラスやミラー表面の泥などの汚れ
を落としてから洗車してください。
lワックス洗車を使用したときは、ガラスや
ミラー表面についたワックスにより、水滴
がはじきにくくなることがあります。こ
のようなときは、ワックスをふき取ってく
ださい。
アルミホイールの手入れ
アルミホイールに海水や凍結防止剤を付着
させたままにしておくと、腐食するおそれが
あります。
できるだけ早く水洗いしてください。
汚れのひどいときは中性洗剤をしみこま
せたやわらかい布などでふき取ってくだ
さい。
中性洗剤以外は使用しないでください。
ご使用の際には成分をご確認ください。
変色·シミの原因となります。
lアルミホイールは傷がつきやすいの
で、砂入り石けんや硬いブラシは使用
しないでください。
l自動洗車機を使用すると、ブラシによ
り傷がつくことがあります。
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外装樹脂部品の手入れ
lバンパーなど樹脂部品の塗装面にガソリ
ン、オイル、冷却水、バッテリー液などが付
着すると変色、シミ、塗膜はがれなどの原
因となります。すみやかに軟らかい布で
ふき取ってください。
l高圧洗車機は機種によって洗浄水が高温、
高圧になるものがあります。必要以上に
洗車ノズルを近づけたり長時間水圧をか
けると樹脂部品の変形や塗膜の損傷など
の原因になることがありますのでご注意
ください。
lコンパウンド(みがき粉)入りのワックス
を使用すると、塗膜を損傷するおそれがあ
りますので使用しないでください。
l電動またはエア工具を使用してコンパウ
ンド(みがき粉)がけやワックスがけを行
なうと摩擦熱が発生して、樹脂部品の変形
や塗膜の損傷などの原因になることがあ
りますので使用しないでください。
lプラスチックレンズを使用しているラン
プ類は、ガソリン、灯油、高濃度アルコール
類、塗料、シンナー、強酸性洗剤、強アルカ
リ性洗剤などの化学液により表面が変色
したりダメージを受けて、機能を著しく損
なうおそれがあります。お手入れの際に
は使用しないでください。万一付着した
ときは、すみやかに水で洗い流してくださ
い。
内装の手入れ
室内に水をかけないでください。
オーディオなどの電気部品に水がかかる
と故障の原因になります。
布張り部分の手入れ☆
汚れたままにしておくと、汚れが落ちにくく
なったり、シミや変色を生じることがありま
す。早めに手入れを行なってください。
水で薄めた中性洗剤(約5%)をやわらか
い布に含ませ、軽くたたくようにして汚
れた部分をふき取ります。
きれいな水にひたした布を固くしぼり、
残った洗剤をふき取ります。
l硬いブラシや布で強くこすると、傷が
つくことがあります。
lシンナー、ベンジン、ガソリンなどの有
機溶剤や、アルコール、塩素系漂白剤な
どでふかないでください。変色、シミ
の原因になります。
革張り部分の手入れ☆
汚れたままにしておくと、汚れが落ちにくく
なったり、シミや変色を生じることがありま
す。早めに手入れを行なってください。
掃除機などでホコリや砂を取り除きま
す。
純正専用クリーナーまたは水で薄めた中
性洗剤(約5%)をやわらかい布に含ませ、
汚れをふき取ります。
きれいな水にひたした布を固くしぼり、
残った洗剤をふき取ります。
264☆印はグレードや仕様変更などにより装備の有無が異なります。
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車の手入れ
6.車との上手なつきあいかた
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乾いたやわらかい布で水分を取り、風通
しのよい日陰で乾燥させます。
雨などでぬれたときも早めに水分をふき
取り、乾燥させてください。
l天然素材のため、シボ(本革表面の凹
凸)の不均一や牛革本来の傷が分かる
場合があります。
l品質を長く保つため、年に2回程度の定
期的なお手入れをおすすめします。
lシート表面についた砂やホコリなど
は、本革表面の保護膜を傷つけ早期摩
耗の原因になります。
l本革部分に油汚れなどが付くとカビや
シミなどの原因になります。
l硬いブラシや布で強くこすると、傷が
つくことがあります。
lシンナー、ベンジン、ガソリンなどの有
機溶剤や、アルコール、塩素系漂白剤な
どでふかないでください。変色、シミ
の原因になります。
lシートがぬれたときはすぐに乾いた布
で水分をふき取ってください。表面に
水分が残っていると硬化、収縮など変
質の原因になります。
l直射日光に長時間さらすと、変質、縮み
などの原因になります。長時間駐車す
るときは、サンシェード(日除け)を使
用するなどして直射日光をさえぎって
ください。
lビニール製品を長時間シートの上に置
かないでください。変質、変色の原因
になります。室内が高温になっている
とビニールが変質して本革部分に付着
するおそれがあります。
樹脂部品の手入れ
樹脂部品に油脂類が付着すると、変色、シミ、
ひび割れ、塗膜はがれの原因になります。
早めにやわらかい布などでふき取ってくだ
さい。
つや出し剤を使用しないでください。
含まれる成分によっては変色、シミ、ひび割
れ、塗膜はがれの原因になります。
ピアノブラックパネルの手入れ
次の箇所には特殊な塗装処理が施されたパ
ネルが取り付けられています。
lセンターパネル
lドアスイッチパネル
lハンドルの一部
パネルが汚れたときは、やわらかい布などで
ふき取ってください。
硬いブラシや布で強くこすると、傷がつく
ことがあります。
シートベルトの手入れ
汚れたままにしておくと、汚れが落ちにくく
なったり、ベルトの巻き取りが悪くなること
があります。早めに手入れを行なってくだ
さい。
水で薄めた中性洗剤(約5%)をやわらか
い布に含ませ、軽くたたくようにして汚
れた部分をふき取ります。
きれいな水にひたした布を固くしぼり、
残った洗剤をふき取ります。
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手入れのため引き出したシートベルトを
巻き取らせるときは、十分に乾燥させ、水
分が残っていないことを確認してくださ
い。
¢シートベルトにほつれ、すりきず
などの異常があるときは、マツダ
販売店で交換してください。
そのままの状態で使用すると、万一の場合
シートベルトの効果が十分に発揮できない
ため、重大な傷害につながるおそれがあり
ます。
l硬いブラシや布で強くこすると、傷が
つくことがあります。
lシンナー、ベンジン、ガソリンなどの有
機溶剤や、アルコール、塩素系漂白剤な
どでふかないでください。変色、シミ
の原因になります。
その他の手入れ
タイヤの位置交換
(タイヤローテーション)
タイヤの偏摩耗を防ぎ、寿命をのばすため
に、約5,000km走行ごとにタイヤの位置を交
換してください。
お客様のお車にはスペアタイヤが標準で
搭載されていないため、搭載されている
ジャッキではタイヤの位置交換を行なう
ことができません。タイヤの位置交換を
行なうときはマツダ販売店にご相談くだ
さい。
¢タイヤを交換するときは指定され
たタイヤを装着してください。
指定された組み合わせ以外のタイヤを装
着すると走行安定性が損なわれるため、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
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車の手入れ
6.車との上手なつきあいかた
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タイヤには、回転方向が指定されているも
のがあります。タイヤを交換するときは、
タイヤ側面の回転方向を示す矢印に従っ
て取り付けてください。
タイヤの位置交換を行うまえにタイヤの
空気圧、摩耗を点検してください。
→257ページ「タイヤの点検」
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冬にそなえて
エンジンオイルの準備
外気温に応じたエンジンオイルに交換して
ください。
→279ページ「エンジンオイル」
冷却水の濃度の調節
冷却水には、凍結を防止するために不凍液が
入っています。
冬場になっても凍結しないよう冷却水の濃
度を調節してください。
不凍液の割合使用温度範囲
(外気温)
30%-16°C以上
50%-37°C以上
純正ロングライフクーラント(ゴールデン)
を使用する場合
純正ロングライフクーラント(ゴールデン)
は濃度調整済みの冷却水です。
薄めずそのままご使用ください。
冷却水量の点検や補充については別冊のメ
ンテナンスノートに記載しています。
冷却水を交換する場合はマツダ販売店に
ご相談ください。
ウォッシャー液の濃度の調節
ウォッシャー液が凍結するのを防ぐため、
ウォッシャー液容器に表示してある凍結温
度を参考にして、外気温に応じた濃度に調節
してください。
→255ページ「ウォッシャー液の補充」
バッテリー液の点検
気温が下がるとバッテリー性能が低下する
ためエンジン始動が困難になる場合があり
ます。
バッテリー液の量、比重を点検し、必要に応
じて液の補充をしてください。
点検、補充の要領は別冊のメンテナンス
ノートに記載しています。
冬用タイヤ、タイヤチェーンの
準備
冬用タイヤに交換するときは、前後輪とも指
定された同一サイズ、同一種類のものを使用
してください。
¢タイヤを交換するときは前後輪と
も必ず指定された同一サイズ、同
一種類のものを使用してくださ
い。
指定された組み合わせ以外のタイヤを装
着すると走行安定性が損なわれるため、思
わぬ事故につながるおそれがあります。
19インチタイヤ装着車にはタイヤチェー
ンを装着することができません。タイヤ
チェーンを使用するときは、18インチタ
イヤに前後輪とも交換して、純正のタイヤ
チェーンを使用してください。詳しくは
マツダ販売店にご相談ください。
タイヤチェーンはタイヤサイズに合った純
正品を準備し、使用する前に一度装着してみ
てサイズを確認しておきましょう。
→271ページ「タイヤチェーンの取り付け」
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積雪、寒冷時の取り扱い
6.車との上手なつきあいかた
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運転する前に
ルーフに雪が積もっているときは
走行中、ガラスに雪が落ちると視界のさまた
げとなり危険です。
走行前に取り除いてください。
ガラスに雪や霜がついている
ときは
視界を確保するため取り除いてください。
プラスチックの板などを使用して取り除く
ことができます。プラスチックの板などを
使用する時はガラスに傷をつけないように
注意して取り除いてください。
足まわりなどに雪や氷が付着
しているときは
部品に傷をつけないように注意して取り除
いてください。
ドアなどが凍結しているときは
lドアが凍結しているときは、お湯をかけて
氷を溶かしてから開けてください。
無理に開けようとすると、ドアまわりのゴ
ムがはがれたり、周辺部を損傷するおそれ
があります。
lドアのキー穴部にはお湯をかけないでく
ださい。凍結してキーが差しこめなくな
るおそれがあります。
lお湯をかけたあとは、すぐに水分をふき
取ってください。
lワイパー、パワーウインドー、電動ドアミ
ラーなどが凍結して動かない場合もお湯
をかけて氷を溶かしてから操作してくだ
さい。
無理に動かそうとすると故障の原因にな
ります。
車に乗るときは
靴についた雪をよく落としてから乗車して
ください。
ペダル類を操作するときにすべったり、室内
の湿気が多くなるため窓ガラスが曇ったり
することがあります。
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走行するときは
すべりやすい路面を走行する
ときは
l早めに冬用タイヤまたはタイヤチェーン
を装着してください。
→271ページ「タイヤチェーンの取り付
け」
l急発進、急ハンドルや急ブレーキを避け、
ひかえめな速度で運転してください。
l日陰や橋の上、水たまりなど、凍結しやす
い場所にさしかかる前では速度を落とし、
注意して走行してください。
ハンドルの切れ具合に注意
走行中、フェンダーの裏側に雪が付着して氷
になり、ハンドルの切れが悪くなることがあ
ります。
ときどき車を止めて点検し、氷塊が大きくな
る前に取り除いてください。
ブレーキの効き具合を確認
ブレーキ装置に雪や氷が付着すると、ブレー
の効きが悪くなるおそれがあります。
効きが悪いときは、低速で走りながらアク
セルペダルを放してブレーキペダルを軽
く数回踏んで、効きが回復するまでブレー
キを乾かしてください。
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Form No.Fソ
積雪、寒冷時の取り扱い
6.車との上手なつきあいかた