MAZDA MODEL CARROL 2015 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)
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万一のとき/ヒューズ切れ
7-21
■ 取り付けかた
「外しかた」と逆の手順で行ないます。
鉛バッテリーのタイプについては、巻
末の「サービスデータ」 をご覧ください。
→ 8-2ページ(サービスデータ)
鉛バッテリーを交換したときは、初期
設定が必要な機能があります。
→ 8-7 ページ(次の機能は、必ず初
期設定してください)
1 か月に一度は連続して 30 分以上走行
して充電する必要があります。
エンジンを停止したままライトをつけ
たり、長時間ナビゲーションやオー
ディオなどを使用したりしないように
しましょう。(アイドリングストップ
システム装備車によるエンジン自動停
止中を除く)
渋滞などで長時間アイドリングを続け
ている場合は、電装品の使用を極力避
けてください。
→ 2-3ページ(鉛バッテリーの液面を点検する)
電気装置が作動しないときや、電球が切
れていないのにランプが点灯しないとき
は、ヒューズ切れが考えられます。
ヒューズは、エンジンルーム内と助手
席足元にあります。
装備仕様の違いにより、所定の位置に
ヒューズがない場合があります。ま
た、装備がなくてもヒューズだけがあ
る場合があります。
バッテリー端子および取り付け金具の
ナットは、確実に締め付けてくださ
い。ゆるみがあると、火災や故障の原
因となります。
バッテリーケーブルを取り付けるとき
は、 側から先に取り付けてくださ
い。ショートのおそれがあります。
鉛バッテリー交換は、「 マイナスで始
まり、マイナスで終わる 」といわれま
す。作業手順を守ってください。
バッテリーあがりを 防ぐためには
ヒューズ切れ
ヒューズが切れたときは
000.book 21 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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万一のとき/ヒューズ切れ
7-22
エンジンルーム内のヒューズ
74P70150
■ リレーボックス内のヒューズ
ヒューズの表は、ボックスのふたの裏側
にあります。
74P70160
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
(1) バッテリーヒューズボックス (タイプ別装備)
(2) リレーボックス
(1) (2)
USE THE DESIGNATED
FUSES AND RELAYS ONLY.1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 12
13
14
15 16
17
18
19
20 21
1122 23
位置 表示 容量 接続先名称
1RDTR30A ラジエーター
ファン
2 ST 30A スターター
3 SUB BAT
(エネチャージ
装備車)30A サブ
バッテリー
DCDC
(エネチャージ 非装備車)30A DCDC
コンバーター
4ABS SOL25A ABS
ソレノイド
5BLW25A ブロワー
ファン
6H/L R15A ヘッドライト
(右)
7 ST2
(エネチャージ
装備車)20A スターター
FI
(エネチャージ 非装備車)15A 燃料噴射装置
8H/L L15A ヘッドライト
(左)
9 STOP
(エネチャージ
非装備車)15A 制動灯
10 CPRSR 10A
コンプレッサー
11 ALT
(エネチャージ
装備車)150A
オルタ
ネーター
ALT
(エネチャージ
非装備車)80A
12 ABS MOT 40A ABS
モーター
000.book 22 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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万一のとき/ヒューズ切れ
7-23
助手席足元のヒューズ
74P70180
■ 助手席足元のヒューズ
ヒューズの表は、ヒューズのふたにあり
ます。
74P70190
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
13 IGN2 40A
エンジン
スイッチ
14 P/S 40A パワー
ステアリング
15 IGN
(エネチャージ
装備車)30A エンジン
スイッチ
IGN
(エネチャージ 非装備車)40A エンジン
スイッチ
16 BTRY 50A
ジャンクション ボックス
17 BTRY2 30A ー
18 T/M
PUMP 30A AGS
19 B/U 25A バックアップ
20 FI2 15A 燃料噴射装置
21 ー ー ー
22 ST SIG 5A
アイドリング ストップ
コントローラー
23 ST SIG2 5A
アイドリング ストップ
コントローラー
位置 表示 容量 接続先名称
(1) 助手席足元のヒューズ
位置 表示 容量 接続先名称 1P/W30A パワー
ウインドー
2 ACC 5A ラジオ
3 MTR 10A メーター
4IG15A
イグニッション
(1)
USE THE DESIGNATED FUSES AND RELAYS ONLY.
12 15
28
14
27
13
26 3
16
29 4
17
30 5
18
31 6
19
32 7
20
33 8
21
34 9
22
35 10
23
3611
24
37 12
25
38
000.book 23 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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万一のとき/ヒューズ切れ
7-24
注)P/W T のヒューズを外したり交換したりしたときは、はさみ込み防止機
構の初期設定を行なってください。
→ 3-22 ペー ジ(は さみ 込 み防 止機構の初期設定が必要なとき)
5IG1 SIG2 5A
パワー
ステアリング
6 PSD R 20A ―
7 T/M 2 5A セレクト
レバー
8 STL 15A 電動ハンドル
ロック
9 HORN 15A ホーン
10 D/L 20A ドアロック
11 HAZ 10A ハザード
12 T/M 10A トランス
ミッション
13 RADIO 15A ラジオ
14 ACC2 15A アクセサリー
ソケット
15 IG1 SIG3 5A レーザー
レーダー
16 ACC3 5A ―
17 DOME2 10A 室内灯
18 DOME 5A メーター
19 KEY 5A
イグニッション スイッチ
20 注)
P/W T 20Aパワーウインドー
タイマー機能
21 PSD L 20A ―
22 KEY 2 5A
イグニッション
スイッチ
23 TAIL L 5A ―
位置 表示 容量 接続先名称
24 A-STOP 5A
アイドリング
ストップ
25 TAIL 10A 尾灯
26 IG1 SIG 10A アイドリング
ストップ
またはBCM
27 A/B 10A エアバッグ
28 BACK 10A 後退灯
29 ABS 5A ABS/
DSC&TCS
30 MRR HTR 10A ドアミラ―
ヒーター
31 RR DEF 15A リヤ
デフォッガー
32 S/H 10A
シートヒーター
33 WIP 10A ワイパー
34 IG2 SIG 5A ブロアファン
35 WASH 15A ウォッシャー
モーター
36 T/M 3 10A トランス
ミッション
37 FR WIP 20A フロント
ワイパー
38 STOP
(エネチャージ
装備車)10A 制動灯
位置 表示 容量 接続先名称
7.fm 24 ページ 2015年1月7日 水曜日 午後3時6分
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万一のとき/電球切れ
7-25
ヒューズの点検・交換には、ヒューズ抜
き(低背ヒューズ用、市販品)および交
換用ヒューズ(別売り)が必要となりま
す。点検・交換の際は、マツダ販売店に
ご相談ください。
点検・交換のしかた
エンジンスイッチを (OFF)
にします。
リレーボックスのふたを外します。
故障の状況から、点検すべきヒュー
ズをヒューズの表で確認します。
ヒューズ抜き(市販品)をヒューズ
に差し込んで引き抜き、ヒューズが
切れていないか点検します。
切れているときは、同じ容量の
ヒューズと交換します。
交換したヒューズがすぐに切れる
ときは、電気系統の故障が考えら
れます。マツダ販売店で点検を受
けてください。
82K208
ライトやランプ、方向指示器/非常点滅
表示灯などを点灯または点滅させて、電
球切れがないか点検してください。
(1) 正常なヒューズの例
(2) 切れたヒューズの例
ヒューズの点検と交換
1LOCK
2
3
4
(1) (2)
ヒューズは、同じサイズで同じ容量の
ものと交換してください。サイズの違
うヒューズ、容量の大きいヒューズ、
針金、銀紙などを使用すると、配線が
焼損したり火災が発生したりする原因
となります。
制動灯はほかの人に見てもらうか、壁
などを利用して点検してください。
メーター内の方向指示器表示灯の点
滅が異常に速くなったときは、方向
指示器/非常点滅表示灯の電球切れ
が考えられます。
電球切れ
電球の点検
000.book 25 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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万一のとき/電球切れ
7-26
ヘッドライトなどのレンズ内
面のくもり
レンズ内面に大粒の水滴がついていると
きやランプ内に水がたまっているとき
は、マツダ販売店で点検を受けてくださ
い。
電球が切れているときは、ワット数およ
び型式が同一の電球と交換してください。
電球のワット数および型式は、サービス
データ(8-4ページ)をご覧ください。
電球を交換しても点灯しない、または
すぐ切れるときは電気系統の故障が考
えられます。マツダ販売店で点検を受
けてください。
ヘッドライトやリヤコンビネーション
ランプなどは、ランプ内外の温度差に
より一時的にレンズ内面がくもること
がありますが、機能上の問題はありま
せん。(窓ガラスがくもるのと同じ現
象です)
電球を交換するときは
電球を交換するときは、次のことをお
守りください。
安全で平らな場所に駐車し、パーキ
ングブレーキをしっかりとかけてく
ださい。
エンジンを止め、各ランプを消灯さ
せ、エンジンや排気管、電球などが
十分に冷えてから行なってくださ
い。やけどのおそれがあります。
ハロゲン電球は高圧ガスを封入して
いるため、とくに慎重に扱ってくだ
さい。割れるとガラスが飛散して、
けがのおそれがあります。
車両の部品などで手や腕などをけが
しないよう、長袖の上着と手袋を着
用してください。
51K0180
ハロゲン電球を扱うときは、油脂類が
付着していない、きれいな手袋をはめ
てください。使用時電球が高温になる
ため、素手で扱ってガラス部分に油な
どが付着すると、発熱による早期電球
切れを起こすおそれがあります。
000.book 26 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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万一のとき/電球切れ
7-27
ヘッドライト
ボンネットを開けます。
→ 5-34ページ(ボンネット)
カプラー(1)は、カプラー本体を
しっかり持って車両後方へまっすぐ
引いて外します。
ゴ ム カ バ ー(2 )は、ツ マ ミ(3 )
を引いて外します。
74P70200
止め金(4)を図の矢印のように、
押しながら下方にずらして固定フッ
ク(5)から外します。
74P7021074P70220
電球を外します。交換後は、外した
ときと逆の手順でもとにもどしま
す。
非分解式ランプ
次のランプは非分解式のため、電球のみ
の交換はできません。ランプ本体の交換
となります。点検・交換の際は、マツダ
販売店にご相談ください。
方向指示器/非常点滅表示灯(フェン
ダーまたはドアミラー)
そのほかの一般的な電球
電球ソケットおよび電球の取り外し/取
り付けは、次の方法で行ないます。
止め金の固定状態は、電球近くの穴
(6)を通して車両前方からも確認で
きます。
1
2
(1) (3)
(2)
3
(5)(4)
(6)
4
000.book 27 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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万一のとき/電球切れ
7-28
■ 電球ソケットの取り外し/取り付け
ソケットをランプ本体から取り外すと
き(1)は、ソケットを反時計方向に
まわして引き抜きます。
取り付けるとき(2 )は、ソ ケ ッ ト を
ランプ本体の切り欠きにあわせて差し
込み、時計方向にまわします。
65J283
■ 電球の取り外し/取り付け
2つのタイプがあります。
A のタイプは、図のように抜き差しす
るだけです。
B のタイプは、次のようになります。
・取り外すときは、電球を押しながら
反時計方向にまわします。
・取り付けるときは、電球を押しなが ら時計方向にまわします。
82K210
■ 車幅灯、方向指示器/非常点滅 表示灯(前面)
ボンネットを開け、エンジンルーム内か
ら交換します。
74P70230
(1) 取り外し
(2) 取り付け
(1)
(2)
A
B
(1)
(2)
(1)
車幅灯(A タイプ)
(2) 方向指示器/非常点滅表示灯
(前面、 Bタイプ)
(1)
(2)
000.book 28 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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万一のとき/オーバーヒート
7-29
■ リヤコンビネーションランプ
ランプ全体を外してから交換します。
バンパー裏側から、ボルト2個、クリッ
プ1個を外します。
・ボルトはプラスドライバー(市販品)などで外します。
・クリップはマイナスドライバー(市 販品)でこじって外します。
ランプ本体は、車両の後方へ引いて外
します。
74P70240
■ 番号灯(Aタイプ)
レンズ(1)を反時計方向にまわして外
してから交換します。
74P70250
■ ハイマウントストップランプ
バックドアを開け、カバー(1)を外し
てから交換します。
カバーは、図の矢印方向へスライドさ
せて外します。
74P70260
次のようなときは、オーバーヒートです。
メーター内の水温警告灯が赤色に点灯
エンジンルームから蒸気が立ちのぼっ
ている
(1)
方向指示器/非常点滅表示灯
(後面、 Aタイプ)
(2) 後退灯( Aタイプ)
(3) 制動灯/尾灯( Aタイプ)
(2) (1)
(3)
(1)
(2) ハイマウントストップランプ
(B タイプ)
カバーを外すときは、図の矢印方向へ
スライドさせてください。矢印方向以
外の場合、カバーのつめが破損するお
それがあります。
(1)
(2)
オーバーヒート
オーバーヒートとは
000.book 29 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
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万一のとき/オーバーヒート
7-30
水温警告灯
65P70300
メータパネル内にあります。
エンジン回転中に、エンジン冷却水温
が高くなると赤色に点滅します。ま
た、エンジン冷却水温が異常に高く
なったときは赤色に点灯します。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)車を安全な場所に止めます。
エンジンをかけたままでボンネット
を開けて、エンジンルーム内の風通
しをよくします。
エンジンルームから蒸気が立ちの
ぼっているときは、ボンネットを
開けずに次の手順を行なってくだ
さい。
→ 5-34ページ(ボンネット)
冷却ファンの作動を確認し、水温警
告灯が消灯するのを待ってエンジン
を止めます。
冷却ファンが作動していないとき
や、水温警告灯が消灯しないとき
は、ただちにエンジンを止め、マ
ツダ販売店にご連絡ください。
エンジンが十分に冷えてから、冷却
水の量やホースなどからの水漏れを
点検します。
80J066
冷却水の量が不足しているときは補
充します。
水漏れなどの異常があるときは、
マツダ販売店にご連絡ください。
冷却水がなく、やむをえず水だけ
を補充したときは、できるだけ早
くマツダ販売店で冷却水の点検ま
たは交換をしてください。
エンジンルームから蒸気が立ちのぼっ
ているときは、ボンネットを開けない
でください。蒸気や熱湯が吹き出し
て、やけどのおそれがあります。
オーバーヒートしたときは
1
2
ラジエーターキャップは、エンジンが
十分に冷えてから外してください。エ
ンジンが熱いときは冷却水に圧力がか
かっているため、蒸気や熱湯が吹き出
してやけどのおそれがあります。
3
4
5
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