MAZDA MODEL CARROL 2015 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)

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必読! 安全なドライブのために
2-15
クラッチペダルに足を乗せた
まま走行しない
64L20060
必要以上に長い時間、半クラッチ操作
を行なわないでください。
走行中はニュートラルにしない
80J035
こんなときどうする?
警告灯が点灯したら?ただちに安全な場所に停車して処置
をしてください。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)
床下に強い衝撃を受けたら?ただちに安全な場所に停車し、ブレー
キ液や燃料が漏れていないか、排気
管などに異常がないか点検してくだ
さい。異常が見つかったときは、マツ
ダ販売店にご連絡ください。
タイヤが突然パンクしたら?ハンドルをしっかり握り、慎重にブ
レーキをかけて徐々にスピードを落
とし、安全な場所に停車してくださ
い。
→ 7-2ページ(パンク)
ブレーキペダルが重く感じたら?車には、エンジンの負圧を利用して
ブレーキペダルを踏む力を軽減する
ブレーキ倍力装置がついています。
エンジンの負圧が低下していると、
ブレーキペダルを踏んだときに重く
感じることがありますが、異常では
ありません。そのままペダルを強く
踏んでください。
クラッチが早く摩耗したり過熱した
りして、思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
緊急時以外は、走行中にチェンジレ
バーまたはセレクトレバーをニュー
トラルに入れないでください。エン
ジンブレーキがまったく効かないた
め、思わぬ事故の原因となります。
マニュアル車
000.book 15 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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必読! 安全なドライブのために
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長い下り坂ではエンジンブ
レーキを使用する
長い下り坂ではエンジンブレーキ(※)
を併用してください。アクセルペダル
から足を離し、走行速度にあわせて、次
のようにします。
■ マニュアル車
ギヤを1速ずつシフトダウンします。
→ 4-16ページ(チェンジレバーの操作)
■CVT車
S(スポーツ)モードスイッチをONにす
るか、セレクトレバーを にシフトダ
ウンします。
→ 4-17ページ(セレクトレバーの操作)
※エンジンブレーキとは、走行中にア クセルペダルから足を離したときに
起こるブレーキ効果のことをいいま
す。エンジンブレーキは低速ギヤほ
どよく効きます。
80J1003
横風が強いときは
72J20330
トンネルの出口や橋の上、大型トラッ
クが通りすぎるときなどに、横風を受
けて車が横に流されることがありま
す。あわてずハンドルをしっかり握
り、徐々にスピードを落として進路を
立て直してください。
ブレーキペダルを踏み続けると、ブ
レーキ装置が過熱してブレーキが効
かなくなるおそれがあります。
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必読! 安全なドライブのために
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滑りやすい路面ではゆっくり
走る
80J039
水たまりを高速で通り抜けない
72J20350
水たまりを走行したあとや洗
車後はブレーキの効きを確認
72J20360
周囲の安全を確かめてから低速でブ
レーキペダルを数回踏み、ブレーキ
の効きを確かめてください。
ブレーキの効きが悪いときは、効き
が回復するまで低速で繰り返しブ
レーキペダルを軽く踏み、ブレーキ
装置のしめりを乾かしてください。
濡れた路面や凍結路、積雪路などで
は、急発進、急加速、急ブレーキ、急
ハンドル、急激なエンジンブレーキ
など「急」のつく
運転はしないでく
ださい。スリップ事故につながるお
それがあります。
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水たまりや濡れた路面を高速で走行
すると、タイヤと路面の間に水の膜
ができ、タイヤが浮いた状態になる
ことがあります。これをハイドロプ
レーニング現象といい、ハンドルや
ブレーキがまったく効かなくなって
思わぬ事故につながるおそれがあり
ます。
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必読! 安全なドライブのために
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冠水した場所は走行しない
80J042
万一、冠水した場所を走行したとき
は、ブレーキの効きを確かめながら安
全な場所に停車し、マツダ販売店にご
連絡ください。また、次の項目などに
ついて点検を受けてください。
ブレーキの効き具合
エンジン、トランスミッション、デ
ファレンシャルなどのオイル量およ
び質の変化(オイルが白濁している
場合は、水が混入していますのでオ
イル交換が必要です)
ベアリング、ジョイント部などの潤
滑不良
スタック(立ち往生)したときは
ぬかるみや砂地などで、駆動輪が空
転して脱出できなくなることをス
タックといいます。
前進と後退を繰り返すときは、駆動
装置などが損傷するおそれがあるた
め、次のことに注意してください。
・ は、セレクト
レバーを確実に入れてからアクセ
ルを軽く踏んでください。
・数回行なっても脱出できないとき は、操作を中止してください。
タイヤの下に石や木を入れると脱出
しやすくなります。
DSC&TCS 装備車では、TCS(トラ
クションコントロールシステム)が
脱出に適さないときがあります。そ
のようなときは、DSC&TCS OFF ス
イッチを操作して TCS(トラクショ
ンコントロールシステム)を作動停
止の状態にしてください。
→ 4-31ページ (DSC&TCS装備車の取扱い)
冠水した場所や、深い水たまりを走
行しないでください。エンスト、電
装品のショート、エンジン破損など
の原因になります。脱出しようとする前に、周囲の安全
を十分に確認してください。勢いよ
く発進して事故を起こすおそれがあ
ります。
オートマチック車
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必読! 安全なドライブのために
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80J043
パーキングブレーキをしっか
りとかけて
■ 平らな場所に駐車するときは
ブレーキペダルを踏んだまま、
パーキングブレーキをしっかりと
かけます。
→ 4-15ページ (パーキングブレーキの操作)
80J1037
は、 セレクトレ
バーを に入れます。
→ 4-17ページ (セレクトレバーの操作)
は、チェンジレバー
を R(リバース)または1速に入
れます。
→ 4-16ページ (チェンジレバーの操作)
ブレーキペダルからゆっくりと
足を離し、車が動き出さないこ
とを確認してください。
タイヤを高速で空転させないでくだ
さい。タイヤが異常に過熱して破損
したり、駆動装置が損傷したりする
おそれがあります。
(1) パーキングブレーキレバー
駐車するときは
1
(1)
平らな場所に少しの間駐車するとき
でも、安全のため、セレクトレバー
を に入れるか、チェンジレバー
をRまたは1速に入れてください。
寒冷時にパーキングブレーキをかけ
ると、凍結して解除できなくなるお
それがあります。坂道を避け、平ら
な場所に駐車してください。
→ 6-15ページ (パーキングブレーキ)
2オートマチック車
P
マニュアル車

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必読! 安全なドライブのために
2-20
■ 坂道に駐車するときは
、 は、平らな場所で駐車するとき
と同じ操作です
 は、 下り坂ではチェン
ジレバーをR(リバース) 、上り坂で
は1速に入れてください。
市販品の輪止めや石などでタイヤ
を固定し、車が動き出さないよう
にしてください。
車を移動するときはエンジン
をかけて
エンジンをかけたまま仮眠し
ない
72J20400
急な坂道には駐車しないでくださ
い。無人で車が動き出すなど、思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
坂道を利用して惰性で車を移動しな
いでください。ハンドルをまわすと
きやブレーキペダルを踏むときに強
い力が必要となって、思わぬ事故を
起こすおそれがあります。
12
マニュアル車
3
周囲の状況や風向きで排気ガスが車
内に侵入し、一酸化炭素中毒のおそ
れがあります。
無意識にセレクトレバーやチェンジ
レバーを動かしたり、アクセルペダ
ルを踏み込んだりして、思わぬ事故
を起こすおそれがあります。
無意識にアクセルペダルを踏み続け
ると、エンジンや排気管が過熱して
火災のおそれがあります。
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必読! 安全なドライブのために
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燃えやすいものの近くに駐車
しない
80J046
車から離れるときはエンジン
を止めてドアを施錠
70K20010
少しの間でも車から離れるときは、現
金や貴重品を車内に放置しないでくだ
さい。盗難のおそれがあります。
車内にパソコンや携帯電話な
どを放置しない
盗難にあったり、水分や湿気または温
度変化などにより故障したりするおそ
れがあります。
ライターやメガネなどを放置
しない
80J1004
枯れ草、紙くず、ベニヤ板などの可燃
物の近くに車を止めないでください。
排気管や排気ガスが高温になるため、
火災のおそれがあります。
エンジンをかけたまま車から離れな
いでください。火災や盗難など思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
炎天下で駐車するときは、車内にラ
イターやスプレー缶、プラスチック
製品(メガネやカード、CD ケース
など)や炭酸飲料缶を放置しないで
ください。車内が高温になるため、
ライターやスプレー缶の自然発火や
爆発による火災、メガネやカード、
CD ケースなどの変形やひび割れ、
炭酸飲料缶の破裂を起こすおそれが
あります。
操作部が露出しているライターやス
プレー缶をグローブボックスや小物
入れなどに入れたり、床やシートの
すきまに落としたままにしたりしな
いでください。荷物を押し込んだと
きやシートを動かしたときに、ガス
が噴出して火災につながるおそれが
あります。
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必読! 安全なドライブのために
2-22
→ 5-33ページ(燃料給油口)
火気に気をつけて
80J020
セルフスタンドで給油すると
きは
必ず次のことをお守りください。
エンジンを止めてください。
給油中はドアや窓を閉めてください。
ガソリンは引火性が高いため、タ
バコなどの火気は厳禁です。
給油するときは
セルフスタンドで給油するときは必
ず次のことをお守りください。
フューエルキャップを開ける前
に、車体または給油機の金属部分
に手を触れて、身体の静電気(※)
を除去してください。身体に静電
気を帯びていると、放電による火
花で燃料に引火し、やけどのおそ
れがあります。
また、給油中は車内にもどらない
でください。再び帯電するおそれ
があります。
給油口には、静電気除去を行なっ
た方以外の人を近づけないでくだ
さい。
※空気が乾燥すると、身体に多く
の静電気が帯電します。また、
かさね着をすると、繊維の摩擦
により静電気が発生します。と
くに乾燥する季節は注意してく
ださい。
フューエルキャップはゆっくりと
ゆるめ、空気が抜ける音が止まっ
たらキャップを開けます。急に開
けると燃料タンク内の圧力が急激
に抜け、燃料が吹き出すおそれが
あります。
給油口に給油ノズルを止まるとこ
ろまで確実に差し込んでくださ
い。ノズルを確実に差し込まない
と、燃料が吹きこぼれるおそれが
あります。
給油ノズルのレバーを止まるとこ
ろまで確実に引いてください。
000.book 22 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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必読! 安全なドライブのために
2-23
無鉛ガソリン以外は使用しない
オートマチック車には特有の操作上の
注意があります。4-17ページの「オー
トマチック車 」もあわせてお読みいた
だき、正しい取扱いをしてください。
※本書で「オートマチック車」と記載さ れている場合、 「CVT車」を示してい
ます。
クリープ現象に注意して
エンジンをかけて停車しているとき、
セレクトレバーが 以外に入って
いると、アクセルペダルを踏まなくて
も車がゆっくり動きます。これをク
リープ現象といいます。
給油ノズルの自動停止(オートス
トップ)機能が作動したら、給油を
終了してください。自動停止後に継
ぎ足し給油をすると、燃料があふれ
出るおそれがあります。
80J1005
※ 給油機によっては、早期に自動停
止機能が作動して給油できない
場合があります。スタンド従業員
の指示にしたがってください。
燃料をこぼさないようにしてくださ
い。こぼれた場合は、ただちにやわ
らかい布などでふき取ってくださ
い。火災など思わぬ事故につながる
おそれがあります。また、そのまま
放置すると、塗装のしみ、変色、ひ
び割れの原因となります。
給油後は、給油ノズルを確実にもと
の位置にもどし、フューエルキャッ
プをしっかりと閉めてください。
キャップが確実に閉まっていない
と、燃料が漏れたり、火災が発生し
たりするおそれがあります。
燃料は人体に有害な物質を含んでい
ます。気化した燃料を吸い込まない
でください。
そのほか、スタンドに掲示されてい
る注意事項をお守りください。
U!4*
Hã
¨
有鉛ガソリンや粗悪ガソリン、その
ほかの燃料(アルコール系、軽油な
ど)を使用すると、エンジンや燃料
配管系などに悪影響をおよぼします。
セレクトレバーを 以外に入
れているときは、ブレーキペダルを
しっかり踏んでください。
エンジン始動直後やエアコン作動時
など、クリープ現象が強くなること
があります。とくにしっかりブレー
キペダルを踏んでください。
オートマチック車を 運転するときは
PN
PN
000.book 23 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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必読! 安全なドライブのために
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(リバース)ポジション
警告ブザー
セレクトレバーを に入れると室内
で警告ブザーが鳴り、セレクトレバー
が に入っていることを運転者に知
らせます。
ペダルの踏み間違いに注意
ペダルの踏み間違いを防ぐため、エン
ジンをかける前にアクセルペダルとブ
レーキペダルを実際に足で踏んで、位
置を確認してください。
ブレーキペダルは右足で踏む
64L20140
左足では適切なブレーキ操作ができま
せん。ブレーキペダルは右足で踏む習
慣をつけてください。
セレクトレバーを操作すると
きは
前進と後退を繰り返すときなどは、
セレクトレバーを に入れたこと
を忘れることがあります。車を後退
させたあとは、すぐに から
に入れる習慣をつけてください。
切り返しなどで前進と後退を繰り返
すときは、完全に停車してからセレ
クトレバーを操作してください。
CVT車もクリープ現象があります。 (リバース)ポジション警告ブ
ザーは、車外の人に車の後退を知ら
せるためのものではありません。
アクセルペダルとブレーキペダルを
踏み間違えると、思わぬ事故につな
がります。
R
R
R
R
(1) ブレーキペダル
(2) アクセルペダル
アクセルペダルを踏んだままでセレ
クトレバーを操作しないでください。
急発進して事故を起こすおそれがあ
ります。
(1)
(2)
R
RN
000.book 24 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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