MAZDA MODEL SCRUM VAN / WAGON 2018 取扱説明書 (スクラムバン/ワゴン) (in Japanese)

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万一のとき/パンク
7-5
応急用スペアタイヤ(4)をしっか
り持って取り出します。
64P70080
■ もとにもどすには
7-4 ページの「取り出しかた」と逆の手
順で行ないますが、次の点にご注意くだ
さい。
応急用スペアタイヤまたは 145R12 ス
チールホイール装着タイヤを取り付ける
ときは
ホイール裏面を上向きにして、タイヤ
キャリア中央のスペーサーとホイール中
央の穴をあわせて取り付けます。
64P70230
アルミホイールまたは 155/70R13 ス
チールホイール装着タイヤを取り付ける
ときは
ホイール表面を上向きにして取り付けま
す。
64P70240
(1) ホイール裏面 (2) スペーサー
(3) ホイール中央の穴
4
(4)
(2)(1)
(3)
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タイヤをもとにもどし、リヤバンパー
上のボルト(5)を時計方向にまわす
ときは、手応えを感じた時点で締める
のをやめ、ボルトの先端がタイヤキャ
リア(7)に接触しているか確認して
ください。ボルトを締めすぎると、サ
ポートバー(6)が変形するおそれが
あります。
64P70090
(4)
(5)
(6)
(7)
000-取扱説明書.book 5 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分

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万一のとき/パンク
7-6
応急用スペアタイヤに交換してください。
→ 7-6ページ
(応急用スペアタイヤの取扱い)
応急用スペアタイヤは、標準タイヤがパ
ンクしたときに一時的に使用するもので
す。パンクしたタイヤはただちに修理ま
たは交換し、できるだけ早く標準タイヤ
にもどしてください。応急用スペアタイ
ヤは、標準タイヤに比べて空気圧が高
く、幅が細く、直径がやや小さいため、
次の事項を守ってください。
■ 定期的に点検する
■ ほかの車のスペアタイヤを使
わない
■ 装着したときの走行は
■ 後輪には使用しない
この車は後輪が駆動輪、または後輪が駆
動輪ベースの 4WD です。後輪がパンク
したときは、応急用スペアタイヤを前輪
に装着し、外した前輪の標準タイヤを後
輪に付けてください。 空気圧や摩耗状態を定期的に点検して
ください。空気圧不足やタイヤの摩耗
した状態での使用は、思わぬ事故につ
ながるおそれがあります。応急用スペ
アタイヤの指定空気圧は 420 kPa
(4.2 kgf/cm
2)です。
応急用スペアタイヤは、この車専用で
す。ほかの車に使用したり、ほかの車
の応急用スペアタイヤをこの車に使用
したりしないでください。思わぬ事故
につながるおそれがあります。
パンクしたときは
応急用スペアタイヤ
の取扱い
正確なタイヤ回転速度が検出できな
くなって、次の機能が正常に作動し
ない場合があります。
・ABS(ABS装着車)
・エマージェンシーストップシグナ
ル(ESS)(タイプ別装備)
・DSC&TCS(タイプ別装備)
・レーダーブレーキサポート
(RBS)(タイプ別装備)
・誤発進抑制機能(タイプ別装備)
応急用スペアタイヤは、高速走行には
適していません。やむをえず高速道路
を走行する場合は、最低速度(法令で
は高速道路の最低速度は 50km/h で
す)に近い速度で走行してください。
4WD 車では、その性能が十分に発揮
できないばかりでなく、駆動系部品に
悪影響をあたえるおそれがあります。
応急用スペアタイヤは、標準タイヤ
に比べ直径がやや小さいため、車高
が少し低くなります。突起物などを
乗り越えるときは、車体を接触させ
ないように気をつけてください。
000-取扱説明書.book 6 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分

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万一のとき/パンク
7-7
■ レーザーレーダー装備車での
取扱い
応急用スペアタイヤを使用する場合は、
レーダーブレーキサポート(RBS) OFF
スイッチを操作して誤発進抑制機能を停
止させてください。
■ タイヤチェーンは装着できま
せん
タイヤチェーンを装着した後輪がパンク
したときは、応急用スペアタイヤを前輪
に使用し、外した前輪の標準タイヤを後
輪に付けてからタイヤチェーンを再装着
してください。
他車に注意をうながすため、非常点
滅表示灯を点滅させます。他車の通
行のじゃまにならず、安全に作業が
でき、地面が硬くて平らな場所に車
を移動します。
パーキングブレーキをしっかりとか
けます。

は セレクトレバーを に入れ、
エンジンを止めます。
はエンジンを止
め、チェンジレバーを R または 1
速に入れます。
必要に応じて、停止表示板(別売
り)を置きます。交換するタイヤ(2)と対角線の位
置にあるタイヤの前後に、輪止め
(1)(市販品)を置きます。
64P0111
工具、ジャッキ、応急用スペアタイ
ヤを取り出します。同乗者がいると
きや重い荷物を載せているときは、
車から降ろします。
万一ジャッキが外れたときに足な
どをはさまないために、取り出し
た応急用スペアタイヤは、交換す
るタイヤの近くの車体の下に置い
てください。
64P0112
タイヤ交換の準備
1
2
オートマチック車オートギヤシフト車
P
マニュアル車
応急用スペアタイヤを地面に置くとき
は、ホイール表面を上にすると傷つき
にくくなります。
3
(1)(2)
4
000-取扱説明書.book 7 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分

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万一のとき/パンク
7-8
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を外します。
傷つき防止のため、ジャッキバー
(3 )の 先 端 に 布(4 )を あ て
がってホイールとキャップの間に
差し込み、こじって外します。
64L70260
ホイールナットレンチ(5)を使用
して、ホイールナット 4 個を反時計
方向にまわし、手でナットが軽くま
わるくらいまでゆるめます。
64L70270
ジャッキアップをする前に、パーキング
ブレーキをしっかりとかけてください。

はセレクトレバーを に入れ、エン
ジンを止めてください。
はエンジンを止め、
チェンジレバーを R または 1 速に入れ
てください。
5
(3)
(4)
6
(5)
万一ジャッキが外れると、身体がはさ
まれ重大な傷害を受けたり、車が動き
出して思わぬ事故につながったりする
おそれがあります。ジャッキアップす
るときは次のことをお守りください。
地面が硬くて平らな場所でジャッキ
アップしてください。
ジャッキは、タイヤ交換だけに使用し
てください。
ジャッキはこの車に付属のものを使
用し、ほかの車のものは使用しない
でください。また、この車のジャッキ
をほかの車に使用しないでください。
ジャッキは必ず指定された位置にか
けてください。指定以外の位置に
ジャッキをかけると、ジャッキが外
れたり、車を損傷したりするおそれ
があります。
ジャッキで必要以上に車を持ち上げ
ないでください。
ジャッキで車を持ち上げているとき
は、車の下にもぐったり、エンジン
をかけたり、車をゆすったりしない
でください。
ジャッキアップするときに、ジャッ
キの上や下にものをはさまないでく
ださい。
複数のジャッキを使用して、複数輪
を同時にジャッキアップしないでく
ださい。
ジャッキアップ
オートマチック車オートギヤシフト車
P
マニュアル車
000-取扱説明書.book 8 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分

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万一のとき/パンク
7-9
ジャッキバー取り付け部を手でまわ
してジャッキを広げ、ジャッキ頭部
を車載ジャッキ指定位置に軽く接触
させます。
前輪のときは、サイドシル切り欠
き部です。
64P1017
64P70110
ジャッキバー(6)をまわして、タ
イヤが地面から少し離れるまで、車
体を慎重に持ち上げます。
64P70120
(1) 車載ジャッキ指定位置(前輪)
(2) サイドスカート部(乗用車)
(3) 車載ジャッキ指定位置(後輪)
(4) 排気管 (5) ブレーキ配管
1
前輪
(1)
(2)
(1)
後輪
(5)
(4)(3)
(3)
ジャッキアップするときは、車載
ジャッキ指定位置の中心とジャッキ頭
部の中心が確実にあっているか確認し
てください。中心がずれていると、
ジャッキが外れて重大な傷害を受ける
おそれがあります。また、ブレーキ配
管などの部品が損傷する原因となりま
す。
左側後輪をジャッキアップするとき
は、顔や手などを排気管に当てないで
ください。走行直後の排気管は高温に
なるため、やけどのおそれがあります。
乗用車のサイドスカート部(2)に
ジャッキをかけないでください。サイ
ドスカートが損傷するおそれがありま
す。
2
(6)
000-取扱説明書.book 9 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分

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万一のとき/パンク
7-10
7
ガレージジャッキ(市販品)を使用するときは
ガレージジャッキおよびリジッドラック(市販品)の指定位置を次の図に示します。詳
細については、マツダ販売店にご相談ください。
64P70420
必ず図に示す指定位置を守ってください。
ジャッキアップした車体を保持する際は、必ずリジッドラックに掛け替えてくださ
い。
フロント側またはリヤ側のみをジャッキアップする際は、必ず接地側のタイヤの前
後に輪止め(市販品)を置いてください。
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000-取扱説明書.book 10 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分

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万一のとき/パンク
7-11
ホイールナットを外して、タイヤを
取り外します。外したタイヤは、車
体の下に置きます。
次の場所の汚れや異物を取り除きま
す。
交換するホイールの
取り付け面(1)
車体側の取り付け面(ハブ面)(2)
ボルトやホイールナットの
ネジ部(3)
ホイールナットのテーパー面(4)
ホイール穴のテーパー面(5)
65J4033
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
このとき、ボルトやナットのネジ
部、ホイールのボルト穴につぶれ
や亀裂などの異常がある場合は、
マツダ販売店で点検を受けてくだ
さい。
ホイールナットのテーパー面(4)
が、ホイール穴のテーパー面(5)
に軽く接触するまで、手で時計方向
にまわして締めます。
71L70400
71L70410
タイヤを地面に置くときは、ホイール
表面を上にすると傷つきにくくなりま
す。
タイヤの取り付け・取り外し
1
2
(2)
(4)
(1)
(3)
前記の場所に汚れや異物、つぶれや
亀裂などの異常があると、走行中に
ホイールナットがゆるむことがあり
ます。
ナットやボルトに、オイルやグリス
を付着させないでください。必要以
上にナットを締めすぎて、ボルトが
折れるおそれがあります。
3


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万一のとき/パンク
7-12
車体の下に置いたタイヤを取り出
し、タイヤが地面に接触するまで
ジャッキを下げます。
ホイールナットレンチを使用して、
ホイールナットを次の図の順序で 2
~3回に分けて締め付けます。
締め付けトルク:85 N・m
(870 kgf・cm)
ホイールナットレンチの柄の先端
にかかる力は 350 N(36 kgf)
を目安にしてください。
すべてのホイールナットが確実に
締まっていることを確認してくだ
さい。
82K132
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を付けます。
タイヤの空気注入口(6)とキャッ
プの切り欠き部分をあわせてか
ら、確実に押し込みます。
71L70420
工具、ジャッキは、所定の位置に収納
してください。
タイヤを交換してしばらく走行したあ
と、ホイールナットにゆるみがないか
確認してください。
アルミホイール装備車は、タイヤを交
換してから 1,000 km 程度走行したあ
とに、ホイールナットにゆるみがない
か点検してください。
ホイールナットが確実に締まってい
ないと、ボルトやブレーキ部品を損
傷したり、ホイールが外れたりする
など、思わぬ事故につながるおそれ
が あ り ま す。ト ル ク レ ン チ(市 販
品)を使用せずにタイヤ交換した場
合は、できるだけ早くマツダ販売店
で締め付けトルクの点検を受けてく
ださい。
ホイールナットレンチを足で踏んだ
り、パイプや棒などを追加して締め
付けたりすると、ナットを締めすぎ
てボルトが損傷し、事故につながる
おそれがあります。
4
5
既定の締め付けトルクで締める場合
は、トルクレンチ(市販品)のご使用
をおすすめします。
タイヤを交換したあと、車体の振動な
どの異常を感じたときは、ただちに安
全な場所に停車し、マツダ販売店にご
連絡ください。
6
(6)
タイヤを交換したあとは
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万一のとき/バッテリーあがり
7-13
次のようなときは、鉛バッテリーがあ
がっています。
エンジンをかけようとしてもスター
ターがまわらない。または、まわって
も回転が弱くてエンジンがかからな
い。
ヘッドライトが極端に暗かったり、
ホーンの音が小さかったりする。
ブースターケーブルと、12 Vバッテリー
を使用しているほかのバッテリー正常車
があれば、エンジンの始動ができます。
荷室フロアカバーを固定しているク
リップ4個(1)を外します。
64P0310
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。荷室フロアカバー(2)を前方へ巻
きます。
64P0311
バッテリープレート(3)を外しま
す。
固定用ネジ 2 個(4)は、反時計
方向にまわして外します。
64P70250
バッテリーあがり
鉛バッテリーあがりとは
鉛バッテリーあがりのときは
1
(1)
2
(2)
(3)
3
(3)
(4)°
000-取扱説明書.book 13 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分

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万一のとき/バッテリーあがり
7-14
1 本目のブースターケーブルを①→
②の順序で接続し、2 本目のブース
ターケーブルを③→④の順序で接続
します。
① バッテリーあがり車の 端子
② バッテリー正常車の 端子
③ バッテリー正常車の 端子
④ バッテリーあがり車のバックドア
ラッチストライカー
64P0313
①~④の数字は、ブースターケー
ブルを接続する順序を表していま
す。
バッテリー正常車のエンジンを始動
し、エンジンの回転を少し高めに保
ちます。
バッテリーあがり車のエンジンを始
動します。
取り付けたときと逆の順序で、ブー
スターケーブルを外します。お近くのマツダ販売店でバッテリー
を完全充電します。
(5) ブースターケーブル
(6) 正常車の鉛バッテリー
(7) バックドアラッチストライカー
4
±² Ö
(5)
(7)(5) (6)()
'
*
5
6
7
鉛バッテリーからは水素ガスが発生
しています。水素ガスは、火気や火花
に引火すると爆発のおそれがありま
すので、次のことをお守りください。
・バッテリーを充電するときやブー
スターケーブルをつなぐときは、
必ずバッテリー液面を確認してく
ださい。バッテリー液面が下限
(2)以下のままで充電などする
と、バッテリーが発熱して爆発の
おそれがあります。また、バッテ
リーの寿命を縮めるおそれがあり
ます。
バッテリー補充液を上限(1)ま
で補充してから、充電などを行
なってください。
82K209
・充電は火気のない風通しの良いと
ころで、すべてのバッテリーキャッ
プを外して行なってください。
・④の接続のときに、バッテリーが
あがった車の 端子につながな
いでください。発生した火花が水
素ガスに引火し、爆発のおそれが
あります。バッテリーから離れた
バックドアラッチストライカーな
どに接続してください。
・乾いた布でバッテリーをふかない
でください。静電気が発生して引
火のおそれがあります。
8
(1)
(2)
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