TESLA MODEL S 2015 取扱説明書 (in Japanese)
Page 41 of 143
11.現在選択されているギア: パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ。12.Model S が電力を制限している場合は、パワー メーターに点線が表示されます。加速用の電力が制限されていると、最上部に点線が表示され、回生ブレーキからの電力が制限されている場合には、最下部に点線が表示されます。Model S が電力を制限するには多くの理由があります。以下にいくつかの例を挙げます。
•バッテリーの残量が低下していたり、パワートレインが熱い場合は、加速が制限されることがあります。•外気温が非常に高い場合または非常に低い場合は、加速と回生ブレーキの両方が制限されることがあります。•バッテリーがフル充電されていると回生ブレーキが制限されることがあります。13.日付と時刻
インジケーター
ブレーキ ペダルを踏んで運転の準備をすると、インジケーターが短く点滅します。現状に該当するインジケーターがない限り、その後インジケーターは消灯します。インジケーターが点灯または消灯しない場合は、Teslaに連絡してください。
インジケーターのほか、警告が計器パネルの最上部または最下部の中央に表示されます。警告が出ている場合は、タッチスクリーンの最上部に警告アイコン (! マーク) が表示されます。このアイコンにタッチすると、警告の説明が表示されます。
インジケーター詳細エアバッグの安全性。Model S の運転の準備が整ったときにこのインジケーターが点滅しない場合、または点灯し続ける場合は、ただちに Tesla に連絡してください。33ページの「エアバッグインジケーター」を参照してください。
運転者または助手席の乗員がシートベルトを着用していません。18ページの「シートベルト」を参照してください。フロント フォグランプ (オプション)。44ページの「ライト」を参照してください。パーキングランプ (側面標識灯、テールランプ、ナンバーランプ) が点灯しています。44ページの「ライト」を参照してください。ヘッドライトのロービームがオンになっています。ヘッドライトのハイビームがオンになっています。46ページの「ヘッドライトのハイビーム」を参照してください。スリップを防止するために、電気安全制御システムが関連のあるホイールにブレーキを適用しています。57ページの「トラクションコントロール」を参照してください。計器パネル
運転41
Page 42 of 143
インジケーター詳細
トラクションコントロールシステムが無効になっています。57ページの「トラクションコントロール」を参照してください。
スマートエアサスペンションの不具合が検出されています。Tesla に連絡してください。71ページの「スマート エア サスペンション」を参照してください。
スマートエアサスペンションの自動セルフレベリングが無効になっています。これは、Model S がジャッキ モードになっており、持ち上げたり、車両輸送車に載せたりする準備が整っていることを意味します。Model S を時速 7 km 以上で運転すると、ジャッキモードは解除されます。71ページの「スマート エア サスペンション」を参照してください。
パーキングブレーキが手動で作動しています。56ページの「パーキング ブレーキ」を参照してください。パーキングブレーキの不具合が検出されています。Tesla に連絡してください。56ページの「パーキング ブレーキ」を参照してください。
ABS (アンチロック ブレーキ システム) の不具合が検出されています。55ページの「ブレーキ」を参照してください。ただちに Tesla に連絡してください。
ブレーキ システムの不具合が検出されているか、ブレーキフルードのレベルが低下しています。55ページの「ブレーキ」を参照してください。ただちに Tesla に連絡してください。
空気圧警告。タイヤの空気圧が許容範囲外になっています。タイヤ空気圧監視システム (TPMS) の不具合が検出されると、インジケーターが点滅します。TPMS が故障した場合は、Tesla に連絡してください。91ページの「タイヤの手入れと保守」を参照してください。
ドアまたはトランクが開いています。5ページの「外部ドアハンドルを使用する」を参照してください。左折の方向指示器が動作している)s,
[!l [KrM
Page 43 of 143
インジケーター詳細
右折の方向指示器が動作している)s,
[!l [KrM
Page 44 of 143
ライトの調整大半のライト類は、タッチスクリーン下隅の 「コントロール」 にタッチして調整します。
Model S は、タッチスクリーンから調整できるライト類のほか、運転者の行動に応じて自動的にオン、オフする便利なライト類を備えています。たとえば、ルームライト、標識灯、テール ランプ、ドア ハンドル ランプ、パドル ランプは、Model S のロックを解除したとき、ドアを開けたとき、パーキングにシフトしたときに点灯します。これらのライト類は、1 ~ 2 分後またはドライブ ギアにシフトしたとき、または Model S をロックしたときに自動的に消灯します。
ライト
44Model S オーナーズ マニュアル
Page 45 of 143
1.ルームライトをオンにすると、Model S のロックを解除したとき、ドアを開けたとき、またはP (パーキング) にシフトしたとき、車内のルーム (マップ) ライトが点灯します。ルームライトは、Model S をロックしてから、またはドライブギアにシフトしてから 60 秒後に消灯します。
ルームライトのレンズを押すと、それぞれのルームライトを ON/OFFにすることができます。手動でルームライトをオンにすると、Model S の電源がオフになったときにルームライトが消灯します。手動でライトをオンにしたときに、すでに Model S の電源がオフになっていた場合、ライトは 60 秒後に消灯します。
2.アンビエントライトをオンにすると、ヘッドライトを点灯させるたびにドアアームレストのライトが点灯します。3.Model S オプションのフロントフォグランプを搭載している場合は、フォグランプをタッチして ON/OFFにします。
オプションのフロントフォグランプが点灯していると、必ず計器パネルのフロント フォグインジケーターが表示されます。
フォグランプは、ヘッドライトが点灯している場合にのみ動作します。ヘッドライトが消灯しているときは、必ずフォグ ランプも消灯します。4.Model S がコイルサスペンションシステムを装備している場合は、搭載荷重に応じてヘッドライトの角度を調整できます。リアトランクの荷物がかなり重い場合など、対向車の運転者がまぶしくないように、ヘッドライトの角度を下げる必要が生じることがあります。そのような場合は、「レベル」にタッチし、スライダーを目的の位置までドラッグします。
0
ヘッドライトの角度を下げません。フロントシートとリアシートに乗員が座っており、フロントトランクだけに荷物が入っている場合、ヘッドライトの角度を変更する必要はありません。
1ヘッドライトを 1 レベルまたは 2レベル下げます。フロントシートとリアシートに乗員が座っており、リアトランクに荷物が入っている場合に適しています。
2
注: Model S がスマートエアサスペンションを装備している場合は、Model S の高さが自動的に調整されるため、ヘッドライトの角度は調整できません。5.外部ライトは、Model S を始動させるたびにAUTO に設定されます。
「AUTO」周囲が暗いときに運転すると、すべての外部ライト (ヘッドライト、テール ランプ、ポジション ライト、ナンバー ライト) が自動的に点灯します。前回運転した際に選択した設定に関わらず、これらのライト類は、次回の運転で常に 「AUTO」 に戻ります。
外部ライトの設定を一時的に変更するには、以下のオプションのいずれかにタッチします。
「OFF」手動でONに戻すか、次回 Model Sを運転するまで、ヘッドライト、テール ランプ、ナンバー ライトが消灯します。昼間走行灯 (フロント)のみが点灯します。
昼間走行灯、リアポジションライト、ナンバー ライトが点灯します。すべての外部ライト (ヘッドライト、テール ランプ、ポジション ライト、ナンバー ライト) が点灯します。ライト
運転45
Page 46 of 143
ヘッドライトのハイビーム
左側のステアリングコラムレバーを奥に向かって押します。操作を取り消すには、レバーを手前に引きます。
ハイビームがオンになると、計器パネルのハイビームインジケーターが点灯します。
ヘッドライトハイビームを点滅させるには、レバーを手前いっぱいに引いた後、離します。
降車後のヘッドライト
周囲が暗い場所に Model S を停めて駐車すると、外部ライトが自動的に点灯します。2 分後またはModel S をロックすると、外部ライトは自動的に消灯します。
タッチスクリーンを使用してこの機能をON/OFF にすることができます。「コントロール」 > 「設定」 > 「車両」 > 「降車後のヘッドライト」の順にタッチします。
コーナリング ライト
Model S にオプションのテックパッケージが付属していれば、カーブを曲がるたびに LED のコーナリング ライトによってヘッドライトのビームが広がります。
ライト
46Model S オーナーズ マニュアル
Page 47 of 143
ウィンカー
左側のステアリングコラムレバーを上げるか (右折する前)、下げます (左折する前)。
ハンドルを操作するか、レバーを中央の位置に戻すと、ウィンカーが停止します。
ウィンカーが動作していると、計器パネルの対応する方向指示器インジケーターが点灯します。カチカチという音も聞こえます。
車線変更の点滅
車線変更の意思を示すには、レバーをすばやく押し上げるか押し下げた後、離します。対応するウィンカーが 3 回点滅します。
ハザードランプの点滅
ハザードランプを点滅させるには、タッチスクリーンの横のハンドルに一番近い位置にあるスイッチを押します。すべてのハザードランプが点滅します。もう一度押すとハザードランプが消灯します。
注: ハザードランプは Model S のキーが近くになくても動作します。
ライト
運転47
Page 48 of 143
ワイパー
フロントガラスのワイパーを作動させるには、左側のステアリング コラム レバーの先端を奥へ回します。4 つのレベルから選択できます。
•1st: Auto と低レインセンサー感度*•2nd: Auto と高レインセンサー感度*•3rd: 連続、低速。•4th: 連続、高速。
ワイパーを 1 回動かすには、レバーの先端を押して離します。
ワイパーが Auto に設定され、センサーが水を感知しない場合は、ワイパーは動きません。
ワイパーを動かすと、ヘッドライトが (すでに点灯していなければ) 自動的に点灯します。
*Model S は、フロントガラスの内側、車内ミラーの基部にレインセンサーを備えています。ワイパーが Auto に設定されていると、センサーが感知した水の量に応じてワイパーの動く頻度が変わります。ワイパーを 2nd レベルに設定すると、センサーの感度がより高くなります。
ワイパーブレードを長持ちさせるために、ワイパーを ON にする前にフロントガラスの氷を除去してください。氷はエッジが尖っており、ブレードのゴムを傷める可能性があります。
ワイパーブレードのエッジを定期的にチェックし、クリーニングしてください。損傷している場合は、ただちにブレードを交換してください。ワイパーブレードのチェックと交換について詳しくは、103ページの「ワイパー ブレードとウォッシャー液ノズル」を参照してください。
注意: 厳しい気象条件では、ワイパーブレードが凍結していたり、フロントガラスに付着していないことを確認してください。
ワイパーの除氷
ワイパーの氷や雪を除去しやすくするために、Model S をパーキングにシフトしてから、タッチスクリーンで ワイパーをサービスポジションへ動かします。「コントロール」 > 「設定」 > 「車両」 >「サービスモード」 > 「ON」の順にタッチします。寒い屋外に駐車するときは、Model S のワイパーをサービスポジションにしておくと便利です。このポジションでは、除霜通気口にワイパーがより近くなるため、空調システムから出る空気をフロントガラスに向けることによって氷を溶かすことができます。
Model S に寒冷地パッケージが装備されている場合、 「コントロール」 > 「寒冷地設定」 > 「ヒーテッドワイパー」の順にタッチして、ワイパーを除氷することができます。ワイパーが 15 分加熱された後、この機能は自動的に OFF になります。
注: Model S をパーキング以外にシフトすると、ワイパーは自動的に通常の位置に戻ります。
ウォッシャー
左側のステアリング コラム レバーの先端のボタンを押すと、フロント ガラスにウォッシャー液が噴射されます。このボタンを押すレベルには 2 段階あります。軽く押すとワイパーが 1 回作動し、ウォッシャー液は噴射されません。ワイパーとウォッシャーの両方を作動させるには、ボタンを強く押します。フロント ガラスの洗浄では、ボタンを離した後ワイパーが 2 回作動し、数秒後にもう 1 回作動します。
ウォッシャー液は定期的に補充してください (107ページの「ウォッシャー液の補充」を参照)。
ウォッシャー ノズルの除氷
Model S に寒冷地パッケージが付いている場合は、外気温が氷点下近くになるか、加熱式ワイパー をON にすると (「コントロール」 > 「寒冷地設定」 >「ヒーテッドワイパー」) ウォッシャーノズルに付属している除氷装置が ON になります。外気温が凍結防止に十分な温度の場合は、加熱式ワイパーがOFF になってから 15 分後にウォッシャーの除氷装置も OFF になります。
ワイパーとウォッシャー
48Model S オーナーズ マニュアル
Page 49 of 143
車線逸脱警報の動作原理
Model S にオプションのドライビングアシストが付属している場合は、フロントガラス上の内部バックミラーの後ろに付いているカメラが、走行している車線内にある標識をモニターします。前側のタイヤが車線区分線を横切り、関連する方向指示器が点灯しないときは、ハンドルの軽い振動を 3 回感じます。
車線逸脱警報は Model S が時速約50 km以上で走行しているときのみ動作します。
警告: 車線逸脱警報は無意識に車線を越えて走行しているときに警報しますが、この機能に完全に依存しないようにしてください。外部要因によって車線逸脱警報の性能が低下し、センサーが読み取り不能になったり読み取りエラーが生じる場合があります。したがって、このシステムを車線逸脱を防止するために使用することは重傷や死亡につながるおそれがあります。車線逸脱警報は補助としてご利用ください。運転中は常にご自分の目で路上を確認してください。警戒を怠らず、安全運転で、車両が車線を逸脱しない状態を確保し、常に車両を制御してください。
注意: 車線逸脱警報を搭載した Model S のフロントガラスの交換が必要な場合は、警報の誤作動を防ぐためにも、車両を Tesla サービスセンターまでお持ちください。
車線逸脱警報のコントロール
レーン アシストをON/OFFするには、「コントロール」 > 「設定」 > 「ドライビングアシスト」 > 「車線逸脱警報」の順にタッチします。
制限および不正確な記述
車線逸脱警報は、車線を明瞭に検出できるとは限りません。以下のような場合に、無効な警報を受ける場合があります。
•視界が悪く、車線区分線がはっきり見えない(豪雨、降雪、濃霧など)。•明るい光 (対向車のヘッドライトや直射日光)がカメラの視野を妨げている。•走行中の Model S が前方の車両に近づきすぎて、カメラの視野が遮られる。•バックミラー後部のフロントガラス部分が遮られている(ガラスのくもり、汚れ、シールが貼ってあるなど)。 (くもり、汚れ、ステッカーが貼られているなど)。•車線区分線が著しく劣化していたり、道路工事のため調整さ頻繁に変更されている。•車線区分線が頻繁に変更される (たとえば、道路が枝分かれしたり、交差、統合する)。•道路がせまく、曲がりくねっている。•車線区分線上に影を落とすような物体や景観物がある。
車線逸脱警報
運転49
Page 50 of 143
アクティブボンネット
Model S は、歩行者や自転車走行者と車両車両の正面衝突時に瞬間的に作動して歩行者らの頭部への衝撃を軽減する保護システムを備えています。Model S が 時速 19 ~ 53 kmで走行中に歩行者と衝突し、その衝撃をフロント バンパー内のセンサーが検出すると、ボンネットの後部が自動的に約80mm上昇します。これにより、比較的柔らかいボンネットとその下の固い部品との間にスペースができ、そこに衝突時の衝撃エネルギーの一部が吸収されます。
注: 歩行者保護システムは、一連のセンサーとアルゴリズムによりアクティブボンネットを作動させるタイミングを決めます。したがって、保護システムが衝突時に必ず作動するとは限りません。
アクティブボンネットが作動したときは、計器パネルに警告が表示され、チャイムが鳴ります。ただちに、Model S を最寄りの Tesla サービスセンターへ運んでください。アクティブボンネットが作動した場合は、そのつどアクティブボンネットの関連センサーおよびアクチュエーターを Tesla で整備する必要があります。
警告: アクティブボンネットが作動すると、ボンネットが上昇し、ドライバーの視界を遮ることがあります。ボンネットが作動した車を運転することは、衝突につながる恐れがあります。ボンネットが作動した車はただちに 最寄りの Tesla サービスセンターへ運んでください。
警告: アクティブボンネットが作動する必要のないときに作動したことを示す警告が計器パネルに表示されるときは、ただちに Model Sを最寄りの Tesla サービスセンターへ運んでください。
注: フロント バンパーが損傷した場合は Tesla にご連絡ください。お住まいの地域にある Tesla 認定修理センターをご案内します。Tesla 認定の修理センターは、技術トレーニング、設備、品質、顧客満足度など Tesla の設定する厳しい基準を満たしています。
アクティブボンネット
50Model S オーナーズ マニュアル