TESLA MODEL S 2015 取扱説明書 (in Japanese)
Manufacturer: TESLA, Model Year: 2015, Model line: MODEL S, Model: TESLA MODEL S 2015Pages: 143, PDF Size: 5.12 MB
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エアバッグの動作
エアバッグは、衝突時のキャビンの速度の変化に反応して展開します。エアバッグの展開は減速率によって決定されます。
エアバッグは、大きな力で瞬時に展開し、大きな音を立てます。展開したエアバッグは、シートベルトとともに乗員の体の動きを制限し、けがのリスクを低減させます。
ヘッドエアバッグは、通常は追突、横転、正面または側面の軽微な接触、急ブレーキ、悪路の走行では展開しないように設計されています。このため、車体の外見が大きく変形してもエアバッグが展開しないことがあり、逆に、構造的な破損の場合には、比較的軽微な破損でもエアバッグが展開することがあります。
障がいをお持ちのかたのために、エアバッグシステムに影響が及ぶような改造をお考えの場合は、Teslaまでご連絡ください。
エアバッグの種類先進ヘッドエアバッグヘッドエアバッグは、お子さまや小柄な成人がフロントシートに乗車されていてもできるだけエアバッグに関連したけがを負わないように設計された先進エアバッグです。運転席のヘッドエアバッグはシート位置センサーで作動し、乗員の座っている位置をもとに展開レベルを調整します。乳幼児を含む小さなお子さまが助手席に乗車する場合は、安全のため、下記の要領で助手席ヘッドエアバッグをOFFにしてください。
サイドエアバッグサイドエアバッグは胸郭および骨盤を保護します。このエアバッグは側面から大きな衝撃を受けた時だけ展開します。衝撃を受けなかった側のサイドエアバッグは展開しません。
カーテンエアバッグカーテンエアバッグは頭部を保護するもので、通常は大きな側面衝撃がかかったとき、あるいは車両が横転したときにしか展開しません。衝撃を受けなかった側のカーテンエアバッグは展開しません。
エアバッグ
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助手席ヘッドエアバッグをOFFにする
お子さまが助手席に乗車するときは(乳児用または小児用チャイルドシートを利用する場合でも)お子さまが衝突時にエアバッグでけがをしないように助手席ヘッドエアバッグをオフにする必要があります。
注: お子さまをチャイルドシートで乗車させるときは、できるだけリアシートに乗車させてください。
車両の助手席側のフロントエアバッグとサイドエアバッグをOFFにするには、「コントロール」 > 「設定」 > 「安全とセキュリティ」 > 「助手席 フロントエアバッグ」の順にタッチします。
助手席ヘッドエアバッグのON/OFFステータスは、タッチスクリーンの右上隅に表示されます。このインジケーターにタッチして、助手席ヘッドエアバッグをONまたはOFFにすることもできます。
OFFにスイッチしてもステータスがONの場合(あるいは、その逆の場合)は、ただちにTeslaまでご連絡ください。
注: Model S は静電容量式のタッチスクリーンを搭載しており、手袋をしている場合は、タッチしても反応しないことがあります。タッチスクリーンが反応しない場合は、手袋を外すか、指先に導電性の素材を使った専用の手袋を着用してください。
警告: 助手席ヘッドエアバッグがONになっているときは、お子さまを乳幼児用または小児用チャイルドシートで助手席に乗車させないでください。大けがまたは死亡事故につながる可能性があります。
警告: 助手席エアバッグのコントロールが機能していないと思われる場合は、助手席に人を乗せないようにしてください。ただちにTeslaに連絡して車両点検を受け、必要であれば修理を依頼してください。
警告: Model S ではシートカバーを使用しないでください。事故発生時にサイドエアバッグの展開が制限される可能性があります。エアバッグ
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エアバッグ展開の影響
エアバッグが展開するときは微粉末が放出されます。この粉末には皮膚に刺激を与える成分が含まれるため、目、切り傷や擦り傷に付着した際は、流水で完全に洗い流すようにしてください。
展開したエアバッグは収縮し、乗員にクッション効果を及ぼすと同時に、ドライバーの前方の視界が遮られないようにします。
エアバッグが展開したとき、あるいは車が事故にあったときは、必ずエアバッグとシートベルトのプリテンショナーなどの関連部品をチェックし、必要であればTeslaに交換を依頼してください。
衝突時には、エアバッグの展開以外に以下のようなことが起こります。
•ドアがアンロックされ、ドアハンドルがせり出します。•ハザード警告灯が点灯します。•室内灯が点灯します。•高電圧系統がOFFになります。
バッテリー電源を復旧させるには、タッチスクリーンで Model S、ブレーキを踏んで再度ONにします。
エアバッグインジケーター
エアバッグシステムが故障している際は、計器パネルのエアバッグインジケーターが点灯したままになります。このインジケーターが点灯するのは本来Model Sを始動したときだけで、そのときは数秒で消灯します。点灯したままの状態の場合は、運転するのを控え、ただちに Tesla に連絡してください。
エアバッグについてのご注意警告: 衝突時の大けがや死亡のリスクを最小限に減らすため、座席にエアバッグが装備されているかどうかに関わらず、ドライバーを始めすべての乗員は、必ずシートベルトを着用してください。
警告: フロントシートの乗員は、展開したエアバッグが破裂してけがをすることがありますので、エアバッグモジュールの上に腕を載せないでください。
警告: Model S ではシートカバーを使用しないでください。事故発生時にサイド エアバッグの展開が制限される可能性があります。また、乗員感知システムの精度が低下する可能性もあります。
警告: エアバッグはかなりの速度と力で展開し、それによってけがをすることがあります。けがを減らすため、乗員は必ずシートベルトを着用し、できるだけシートを後ろへ引いて正しく座るようにしてください。
警告: 前方でエアバッグが作動するシートにはチャイルドシートの使用を控え、お子さまを座らせないでください。エアバッグが展開したときに、けがや死亡事故につながる可能性があります。
警告: サイドエアバッグが正しく展開するように、乗員の胴体とModel Sの側面の間のすきまはふさがないでください。
警告: 乗員は頭をドアにもたせかけないでください。カーテンエアバッグが展開したときに、けがをすることがあります。
警告: 乗員は、エアバッグの上または近くに足、ひざなど、体の一部を置いてエアバッグの作動を遮らないようにしてください。
警告: ヘッドエアバッグの上または近く、フロントシートの横、車両側面のヘッドライナー、エアバッグカバーなどには、物を取り付けたり置いたりしないでください。エアバッグの展開が妨げられる可能性があります。また、エアバッグが作動するほどの重大な衝突事故のときは、それらの物によって大けがをする可能性もあります。
警告: 展開したエアバッグは部分的に熱くなっています。熱がさめるまで、手で触れないでください。エアバッグ
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ドライバーのプロフィールを作成
Model S にテックパッケージのオプションが付いている場合、Model S の調整は1回のみ必要です。運転席シート、ハンドル、または運転席側ミラーの調整を初めて行う場合、タッチスクリーンがこれらの情報を保存するようにドライバープロフィールを作成して保存するようメッセージを表示します。プロフィールにはタッチスクリーンの「設定」ウィンドウを使用して好みの値を他にも複数保存することができます。
「コントロール」 > 「設定」 > 「ドライバーのプロフィール」 の順にタッチすると (またはタッチスクリーンのステータス バーのドライバー アイコン をタッチして、「ドライバーのプロフィールを作成」 にタッチすると) 新しいドライバーのプロフィールを追加することができます。ドライバー名を入力し、「プロフィールを作成」にタッチします。
プロフィールの保存後、ハンドル、運転席シート、または運転席側ミラーの位置を変更すると、新しい位置を保存するか、または前回保存した位置を復元するかを選択するメッセージがタッチスクリーンに表示されます (その他の設定は自動的に保存されます)。保存または復元せずに設定を使用するには、そのままメッセージを無視します。
ドライバーのプロフィールの復元
Model S をドライバープロフィールに基づいて調整するには、タッチスクリーンのステータス バーの Tesla の「T」の左側にある「ドライバー」アイコンにタッチします。次にドライバーを選択すると、保存済みの調整内容が自動的に適用されます。
保存済みのドライバー設定
どの設定がドライバーのプロフィールに関連しているかを見るには、 「コントロール」 > 「設定」 >「ドライバーのプロフィール」の順にタッチします。次に、「保存内容を確認」にタッチします。ドライバーのプロフィールに登録されている設定内容がポップアップ ウィンドウに一覧表示されます。設定内容は、Model S で現在実行されているソフトウェアバージョンによって異なります。
ドライバーのプロフィール
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位置の調整
ステアリング コラムの左側にあるノブを動かしてハンドルを好みの運転位置に調整します。
警告: 運転中に位置を調整しないでください。
感度の調整
ハンドル システムの感触と感度をお好みに合わせて調整できます。
1.タッチスクリーンで 「コントロール」にタッチします。2.ハンドルのオプションを選択します。
•コンフォート:ハンドルを楽に回せます。この設定にすると、市街地で Model S を運転するときに運転と駐車が容易です。•スタンダード:あらゆる条件で最適な操作性と応答性が得られる Tesla 推奨の設定です。•スポーツ:ハンドルを回すのに力が必要です。高速で運転するときの Model S の応答性がよくなります。
実際にお試しになって、お好みのオプションを選択してください。
ハンドルの左ボタンを使用する
ハンドルの左側のボタンを使用して、ラジオ局を変更したり、メディア プレーヤーの音量を調整したり、計器パネルの左側に表示される情報を変更したりすることができます (Navigation アプリに指示が表示されていないときに)。
1.次へ
地上波ラジオまたは衛星ラジオを聞いており、複数のラジオ局がプリセットにある場合、このボタンを押すと現在再生中のラジオ局の次にあるプリセットを再生します。複数のプリセットが設定されていない場合は、このボタンを押すと次に受信可能な周波数へ移動します。
インターネット ラジオ、接続しているBluetooth 機器または USB 機器のオーディオファイルを聞いているときにこのボタンを押すと、次の曲またはラジオ局へスキップします。2.スクロール ホイール
•上または下に回してメディアの音量を調整します。•メディアの音量をミュートしたり、オーディオ ファイルを一時停止したり再生したりするには、ホイールをタップします。•計器パネルの左側に表示される情報を選択するには、スクロール ホイールを押し続けて利用可能なオプションを表示します。次に、スクロール ホイールを回してオプションの一覧を見ます。目的のオプションが強調表示されたらスクロール ホイールをタップします。3.前へ
前の曲またはラジオ局へスキップする点を除いて、操作方法は上記の「次へ」と同じです。
注: 計器パネル左側をどのようにカスタマイズしても、ナビゲーションの指示 (該当する場合) やModel S がドライブ ギアに入っているときにドアやトランクが開いていることを知らせるメッセージは計器パネルの左側に自動的に表示されます。
ステアリングホイール
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ハンドルの右ボタンを使用する
ハンドルの右側のボタンを使用して電話を操作したり、スクロール ホイールをタップして Model S の機能を選択/調整したり、計器パネルの右側に表示される情報を選択したりします。
注: 計器パネルの右側がどのようにカスタマイズされていても、Bluetooth 接続された電話の電話メニューは計器パネルの右側に自動的に表示されます。
1.電話メニュー
通話中に電話メニューを押すと、メニューで通話をミュートしたり、保留したり、終了したりすることができます。2.スクロール ホイール
•計器パネルの右側に表示される情報を選択するには、スクロール ホイールを押し続けて利用可能なオプションを表示します。次に、スクロール ホイールを回してオプションの一覧を見ます。目的のオプションが強調表示されたらスクロール ホイールをタップします。•計器パネルの右側にメニューが表示されているときにホイールを回すと、メニューの次の項目が強調表示され、ホイールをタップすると、強調表示されている項目が選択されます。メニューが表示されていないときにホイールを回すと、選択されている制御可能な機能を調整します (下記の項目 3を参照)。3.スクロール ホイールのカスタマイズ/メニューの終了
スクロールホイールを押してから、「電話」 を選択し、連絡先や通話履歴を閲覧および選択します。
スクロールホイールを押してから、「カスタマイズ」を選択し、メニューが表示されていないときにホイールを回し、そのつど調整したいModel S の機能を選択します。以下の機能から選択できます。
•「すべて」:ホイールを回して、利用可能なすべての機能から選択できます(以下を参照)。
•「エアコンの温度」:ホイールを回して温度を変更するか、ホイールを押して空調システムをON/OFFにします。•「ファン速度」:ホイールを回してキャビンの冷房または暖房に使用されるファンの速度を調整します。•「画面の明るさ」:ホイールを回してディスプレイの明るさの度合いを調整したり、ホイールを押して標準設定に戻したりします。•「サンルーフ」 (装備されている場合):ホイールを回してサンルーフの位置を調整します。•「メディアソース」:ホイールを回してメディア プレーヤーが再生する対象を変更したり、ホイールを押して現在再生中のラジオ局またはオーディオ トラックをお気に入りに追加したりお気に入りから削除したりします。
メニューを終了するか、前のメニューに戻るには、任意の時点で右下のボタンを押します。
ホーン
クラクションを鳴らすには、ハンドル中央のパッドを押します。
ステアリングホイール
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サイドミラーの調整
調整したい (左または右の) サイドミラーに付いているボタンを押します。ボタンのランプが点灯している状態でダイヤルと押すと、ミラーを希望の位置まで動かすことができます。もう一方のサイドミラーも同様に調整します。Model S にテックパッケージのオプションが付いている場合は、タッチスクリーンの「保存」にタッチして、ミラーの調整をドライバーのプロフィールに保存しておく必要があります。
サイドミラーをたたむ場合は、センター ボタンを押します。
Model S にテックパッケージのオプションが付いている場合は、運転席側のミラーは、後続の車両からのヘッドライトのグレア(眩しさ)に応じて自動的に薄暗くなります (ギアがリバースに入っている場合を除く)。また、左右どちらのサイドミラーも、リア ウィンドウのヒーターとともにON/OFFするヒーターを備えています。
バックするときのミラーの自動角度調整
Model S にテックパッケージのオプションが付いている場合は、バックするときに左右どちらのミラーも下へ傾けることができます。自動調整される角度を調整するには、ギアをリバースに入れてからミラーを前述のように調整します (調整したいミラーに付いているボタンを押し、ダイヤルを押してミラーを希望の位置まで動かします)。タッチスクリーン上の 「保存」 にタッチし、ミラーの調整角度をドライバーのプロフィールに保存します。
ギアを Drive に戻すと、ミラーの角度はまた通常の位置 (上) へ戻ります。しかし、ミラーの角度は既に調整され保存されているため、ギアをリバースに入れるたびに、ミラーは選択した角度だけ自動的に下へ傾きます。
「コントロール」 > 「設定」 > 「車両」 > 「ミラー角度の自動調節」の順にタッチして、自動角度調整機能をON/OFFすることができます。
バックミラー
ギアをリバースに入れているとき以外、バックミラーは後続の車両のヘッドライトからのグレア(眩しさ)に応じて自動的に薄暗くなります。
ミラー
運転37
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Model S の始動
ドアを開けると、計器パネルとタッチスクリーンに電源が入ります。計器パネルのセンター サークルには、ドアのステータスと充電レベルが表示され、あらゆる制御系統を操作できる状態になります。
始動操作:
•ブレーキを踏む - 計器パネルのセンター サークルの表示がスピードメーター、電源 メーター、充電レベル、選択ギア (P、R、N、D) の表示に変わります。•ギアを入れる - ドライブからリバースまでのいずれかを選択します。
運転中に把握する必要があることはすべて ModelS が計器パネルに表示します。
キー非検出時
ブレーキを踏んだときに Model S がキーを検出しない場合、計器パネルにキーが検出されなかったことを伝えるメッセージが表示されます。
その場合、Model Sがキーを最も検出しやすいセンター コンソールのカップ ホルダーに入れてください。
それでもキーが検出されないときは、キーをセンター コンソールの 12 V 電源ソケット (75ページの「12V 電源ソケット」を参照) の真下に置いて試してください。あるいは、代わりのキーを試します。キーを代えても検出されないときは、Tesla に連絡してください。
Model S のキーの検出には、さまざまな要因が影響することがあります。たとえば、キーのバッテリー残量低下、他の無線デバイスとの干渉、キーとレシーバーとの間の障害物などです。
キーは常に携帯してください。走行終了後も、Model S を停止してから再始動するときにはキーが必要です。また、Model S から降車後、手動または自動でロックするときにもキーが必要です (6ページの「降車後オートロック」を参照)。
停止
目的地に着いたら、ギア セレクターの端のボタンを押してギアをパーキングに切り換えます。自動的にパーキング ブレーキがかかりますが、まだすべてのシステムが動作しています。キーを持って ModelS を降りると、その時点で自動的に電源がオフになり、タッチスクリーンと計器パネルの表示も消えます。
また、運転席に座っていても、ギアをパーキングに切り換えて 15 分が経過したら、やはり自動的に電源がオフになります。
ふだんは必要な操作ではありませんが、運転席に座ったまま手動で Model S の電源をオフにすることもできます。「コントロール」 > 「Eブレーキと電源オフ」 > 「電源オフ」の順にタッチします。ブレーキを踏むか、タッチスクリーンのどこかにタッチすると、Model S は再び自動的に電源をオンにします。
注: Model S は、降車するときにギアをニュートラルにしていても、キーを持った人が車外に出ると、自動的にギアをパーキングに切り換えます。Model S をニュートラルにしておく方法については、39ページの「Model S をニュートラルのままにする - 牽引モード」を参照してください。
始動と停止
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ギアシフト
Model S のギアをパーキングに入れている場合、ギアをシフトするにはブレーキを踏みます。
レバーを上方向または下方向に動かしてギアを変更します。
現在の走行速度で使用が制限されているギアにシフトしようとすると、チャイムが鳴り、ギアを変更することができません。
リバース
レバーを上方向いっぱいまで押して、放します。リバースへのシフトは Model S が停止状態かまたは走行速度が時速 8 km未満の場合にのみ行うことができます。走行速度が時速 1.6 km未満の場合は、ブレーキを踏む必要があります。
ニュートラル
レバーを上方向または下方向に押し、最初の位置に戻して放すとニュートラルにシフトされます。ニュートラルでは Model S が惰性走行します。
Model S がパーキングに入っている状態で、タッチスクリーンを使ってサイド ブレーキを解除すると(「コントール」 > 「Eブレーキと電源オフ」)、Model S は ニュートラルにシフトされます (56ページの「パーキング ブレーキ」を参照)。
ニュートラルを終了すると、Model S は自動的にパーキングにシフトされます。Model S をニュートラルのままにしておくには、タッチスクリーンで牽引モードにします (39ページの「Model S をニュートラルのままにする - 牽引モード」を参照)。
ドライブ
レバーを下方向いっぱいまで押して、放します。ドライブへのシフトは Model S が停止状態かまたはリバースに入った状態で、走行速度が時速 8 km 未満の場合にのみ行うことができます。Model Sの走行速度が時速 1.6 km 未満の場合、ドライブにシフトするにはブレーキを踏む必要があります。
パーキング
Model S が停止している状態で、ギア セレクターの先端部を押します。Model S がパーキングに入っているときは常時、サイド ブレーキが掛かります。
以下の場合は、Model S が自動的にパーキングにシフトされます。
•車両から降りた場合。•充電ケーブルを接続した場合。
Model S をニュートラルのままにする -
牽引モード
走行が終了し、Model S を離れると毎回、Model Sが自動的にパーキングにシフトされます。走行終了後、Model S をニュートラルにしてホイールをフリー状態にする場合は (トランスポーターへ引き込みたい場合など)、次のようにして牽引モードを起動してください。
1.パーキングにシフトします。2.ブレーキ ペダルを踏みます。3.「コントロール」 > 「Eブレーキと電源オフ」 >「索引モード」の順にタッチします。
Model S のビープ音が鳴り、ニュートラルにシフトされます (サイド ブレーキが解除されたことを示しています)。
牽引モードが起動していると、Model Sの計器パネルにこの表示灯と同時にModel S のホイールがフリー状態であることを示す
注: 牽引モードでは、Model S を走行用のギアにシフトすることはできません。牽引をキャンセルするには、パーキングにシフトするか、牽引モードを再度タッチします。または、タッチスクリーンでサイドブレーキをかけると (「コントロール」 > 「Eブレーキと電源オフ」 > 「パーキングブレーキ」)、牽引モードをキャンセルすることもできます。
ギア
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計器パネルについて
注: 以下の図は説明目的で掲載されています。表示される情報は、車両オプション、ソフトウェアのバージョン、販売地域により異なる場合があります。
1.センター ディスプレイは、Model S がオフの場合と運転可能な場合とで異なります。Model S がオフの場合、センター ディスプレイには残りの予想航続距離とドアの状態が表示されます。ブレーキを踏むとModel S がオンになり、インジケーター類が 1 秒間点滅し、センター ディスプレイに速度、電力、充電レベル、予想航続距離 (項目 9を参照)、有効なギアが表示されます。Model S が充電中の場合は、計器パネルに充電状態が表示されます (89ページの「充電ステータス」を参照)。2.ハンドルの左側のボタンを使用してオーディオ システムを操作します。スクロール ホイールを押して回転させることによって計器パネルの左側に表示される情報を変更することができます (35ページの「ステアリングホイール」を参照)。3.ここに表示される重要なメッセージに注意してください。4.ブレーキを踏んで運転の準備を行うと、すべてのインジケーターが短い間点滅します。現在の状況を反映するインジケーターがある場合を除いて、その後すべてのインジケーターが消灯します (41ページの「インジケーター」を参照)。5.ハンドルの右側のボタンを使用して、電話を操作したり、Model S の機能を調整したりします。スクロール ホイールで調整できる機能をカスタマイズすることができます (36ページの「ハンドルの右ボタンを使用する」を参照)。6.ドアのロック状態7.オドメーター8.外気温9.推定航続可能距離 (エネルギー)。航続距離の代わりに、バッテリー残量(%)を表示することもできます。バッテリー残量を表示するには、 「コントロール」 > 「設定」 > 「単位と形式」 > 「充電単位」 の順にタッチします (65ページの「設定」を参照)。
注: 充電の必要性が迫っている場合は、予想航続距離はガイドラインとしてのみ利用してください。
注: 寒冷地では、バッテリーの温度が低すぎるため、バッテリーに蓄積されたエネルギーの一部が利用できない可能性があります。その場合は、バッテリー メーターの一部が青くなり、航続距離値の横に雪片のマークが表示されます。Model S が充電のために電源に接続されている場合、モバイルアプリを使用して温度調整機能をONにすることで、バッテリーを温めることができます。バッテリーが温まると、メーターの青い部分と雪片のマークが表示されなくなります。10.計器パネルの下部中央に表示される警告メッセージに注意してください。警告が出ている場合は、タッチスクリーンのステータスバー (タッチスクリーンの最上部) の警告アイコン (! マーク) にタッチして警告の詳細を表示することができます。
計器パネル
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