TESLA MODEL S 2015 取扱説明書 (in Japanese)
Manufacturer: TESLA, Model Year: 2015, Model line: MODEL S, Model: TESLA MODEL S 2015Pages: 143, PDF Size: 5.12 MB
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新しいソフトウェアの読み込み
Model S のソフトウェア アップデートはワイヤレスで行われ、車両保有期間中は新機能の提供が継続的に行われます。アップデートが利用可能な状態になった後、最初に Model S に乗る際にタッチスクリーン上にスケジューリング ウィンドウが表示されます。
注: ソフトウェア アップデートの中には完了までに2 ~ 3 時間かかるものもあります。新しいソフトウェアのインストール中は、Model S のギアを P (パーキング) に入れておく必要があります。ソフトウェア アップデートを最も速くそして確実に受け取るには、できる限り Wi-Fi に常時接続した状態にしておきます (80ページの「Wi-Fi への接続」を参照)。
ソフトウェア アップデートが利用可能な状態になると、タッチスクリーンのステータス バーに黄色の時計アイコンが表示されます。
1.上下矢印をタッチするとアップデートを開始したい時間を変更できます (必要な場合)。次に、「この時間に設定」 を押してアップデートを予約します。予約すると、タッチスクリーンのステータス バーの黄色の時計アイコンが白色に変わります。2.「今すぐインストール」 をタッチすると、アップデート プロセスが直ちに開始されます。
アップデートの開始前であれば、いつでもアップデートの再予約を行うことができます。これを行うには、タッチスクリーンのステータス バーの時計アイコンをタッチして、アップデート ウィンドウを表示します。
ソフトウェア アップデート開始時に Model S が充電されている場合、充電は停止します。アップデートが完了すると、充電が自動的に再開します。予約したアップデート時刻に Model S が走行中の場合、アップデートがキャンセルされますので、再予約する必要があります。
タッチスクリーンにソフトウェア アップデートが完了しなかった旨のメッセージが表示された場合は、Tesla にご連絡ください。
リリース ノートの表示
ソフトウェア アップデートが完了したら、リリースノートを表示させて新機能を確認してください。リリース ノートを任意のタイミングで表示させるには、タッチスクリーンの最上部中央の Teslaの「T」をタッチしてから、 「リリースノート」 をタッチします。
ソフトウェア アップデート
タッチスクリーンの使用81
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Model S モバイル アプリ
Tesla Model S モバイル アプリでは、iPhone® または Android™ 携帯を用いてリモートから Model Sと通信することができます。モバイル アプリを使用すると次のことができます:
•充電の進行状況をチェックしたり、充電の開始時や停止時、完了時に通知を受け取る。•運転前に Model Sの暖房/冷房を入れる (ガレージ内でも可能)。•Model S の位置と方向を特定し、マップ上で動きを追跡する。•駐車時にライトを点滅させたり、ホーンを鳴らして Model S を見つける。•サンルーフを開放してチルトしたり、閉めたりする。•遠くから Model S をロックまたはアンロックする。•Model S を始動する。•Model S のカレンダー アプリをサポートし、モバイル アプリを使ってスマートフォンのカレンダー データを Model S に転送する。•車のアラームが発動したときや、Model S の新しいソフトウェアが更新可能なときに通知を受け取る。
お使いのスマートフォンに Tesla Model S モバイル アプリをダウンロードして、MY TESLA ログイン情報を入力します。また、リモート アクセスの設定をオンにして Model S がモバイル アプリと通信できるようにしておく必要があります。「コントロール」 > 「設定」 > 「安全とセキュリティ」 > 「リモートアクセス」 > 「ON」の順にタッチしてください (65ページの「設定」を参照)。
モバイル アプリ
82Model S オーナーズ マニュアル
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高電圧コンポーネント1.バッテリー2.DC-DC コンバーターおよびジャンクション ボックス3.高電圧ケーブル (オレンジ色)4.10 kW 車載マスター充電器5.10 kW 車載充電器(オプション)6.充電ポート7.駆動装置
警告: 高電圧システムにはユーザーが整備可能な部品はありません。高電圧コンポーネントやケーブル、コネクタの分解、脱着は行わないでください。高電圧ケーブルのカラーはオレンジ色になっており、容易に見分けることができます。
警告: Model S に貼られているラベルに記載の指示事項をすべて読み、その内容に従ってください。これらのラベルはお客様の安全のために貼っています。
警告: 万が一火災が発生した場合は、直ちに最寄りの消防機関に連絡してください。
電気車両コンポーネント
充電中83
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充電機器
Model S の充電専用に設計された充電機器は Teslaから入手できます。Tesla ウォールコネクターはガレージに取り付けるタイプで、Model S をご自宅で最も高速に充電することができます。
一部の国・地域では、Model S にモバイルコネクターとアダプターが装備され、一般的に使用される電源コンセントに差して使います。モバイルコネクターを使用する場合、まずモバイルコネクターを電源コンセントに差してから Model S に接続します。お使いのモバイルコネクターの詳細情報は、モバイルコネクター所有者ハンドブックを参照してください。追加アダプターの購入は、Tesla にお問い合わせください。
Tesla では各種アダプターを販売しており (J1772、Mennekes Type 2、CHAdeMO など)、Model Sをお使いの地域で最も一般的に使用されている公共充電ステーションに接続することができます。アダプターを充電ステーションの充電ケーブルに接続し、タッチスクリーンを使って充電ポート扉を開けてから (86ページの「Model Sの充電」を参照)、Model S に接続します。
お使いの地域の充電機器の詳細な情報については、www.teslamotors.com にアクセスし、お使いの地域を選択し、利用可能な充電オプションをご確認ください。
電気車両コンポーネント
84Model S オーナーズ マニュアル
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バッテリーについて
Model S は世界最高クラスの高性能バッテリーを搭載しています。バッテリーを長持ちさせるために最も重要なのは、Model S を使用していない間も充電したままにしておく ことです。特に数週間以上Model S を運転する予定がない場合、これは重要です。Model S が充電状態になっていれば、バッテリーの寿命を最大にする充電レベルを自動的に維持することが必要になったときにスリープ状態から復帰します。
バッテリーのレベルが低下するまで充電を待つ必要はありません。実際、バッテリーは定期的に充電されていると最高の性能を発揮します。
注: Model S のバッテリーが完全に放電し、牽引が必要になった場合は、オーナーが牽引の費用を負担しなければなりません。放電に関連する牽引の費用はロードサイド アシスタンス契約の対象になりません。
バッテリーの保護
バッテリーを完全放電させないでください。ModelS を運転していない間も、バッテリーは車載電子回路に電源を供給するために非常にゆっくり放電しています。バッテリーは平均して 1 日 1% の割合で放電します。Model S が充電されない状態が長期間続くような場合もあります (たとえば、空港の駐車場に車を置いて旅行に出かけるなど)。バッテリーを十分な充電レベルに保つために、1%について留意してください。たとえば、2 週間 (14 日) 充電しないと、バッテリーはおよそ 14% 放電します。
バッテリーを0%まで放電すると、バッテリーを恒久的に損傷するおそれがあります。完全放電からバッテリーを保護するために、充電レベルが 5% に低下すると、Model S は低消費電力モードに入ります。このモードでは、1 か月当たりの放電速度をおよそ 4% にまで下げるために、バッテリーは車載電子回路への電源供給を停止します。省エネモードに入った場合は、バッテリーを損傷しないように、2 か月以内に Model S を充電することが重要です。
注: 省エネモードに入っていると、補助 12V バッテリーの充電は停止し、12V バッテリーは 12 時間以内に完全放電します。そのような状態になった場合、ジャンプスタートさせるか、12V バッテリーを交換しないと充電できなくなるおそれがあります。その場合は Tesla に連絡してください。
温度の限界
長期にわたり良好な性能を得るため、Model S を60° C 以上または -30° C 以下の環境に 24 時間以上連続して置かないでください。
省エネ機能
Model S には省エネ機能があり、Model S を使用していないときの消費エネルギーを減らすことができます。「コントロール」 > 「スクリーン」 > 「省エネモード」の順にタッチします。航続距離を最大限に伸ばし、かつエネルギーを節減することについての詳細情報は 54ページの「航続距離を最大限に伸ばす」を参照してください。
バッテリーに関する警告と注意事項
警告: バッテリーには、オーナーや Tesla が認定しないサービス技術者が整備できる部品は 1つもありません。どのような状況にあっても、バッテリーのフタを開けたり、バッテリーを改造したりしないでください。必ず Tesla に連絡して、バッテリーの修理を依頼してください。
注意: バッテリーの充電レベルが 0% になった場合は、バッテリーを充電する必要があります。長期間にわたってバッテリーを充電せずに放置した場合は、ジャンプスタートさせるか12V バッテリーを交換しないと Model S を充電できなくなったり、使用できなくなったりするおそれがあります。Model S を長期間にわたって充電せずに放置すると、恒久的にバッテリーを損傷することもあります。Model Sを充電できない場合は、ただちに Tesla に連絡してください。
注意: バッテリーはオーナーによるメンテナンスを必要としません。フィラー キャップを開けたりバッテリー液を補充したりしないでください。バッテリー液のレベルが低いという警告が計器パネルに表示された場合は、ただちに Tesla に連絡してください。
バッテリーに関する情報
充電中85
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充電ポートを開ける
充電ポートは Model S の助手席側に位置し、リアテール ランプ アセンブリの一部になっているドアの後ろにあります。
充電ケーブルが充電ポートに届きやすいように、Model S を駐車します。
Model S のロックが解除されている状態または認識済みのキーがそばにある状態で、Tesla 充電ケーブルのボタンを押して離します。
使用しているケーブルにこのボタンが付いていない場合は、「コントロール」 > 「充電ポート」の順にタッチします。タッチスクリーン最上部のバッテリー アイコンにタッチしてから、「充電」画面で「充電ポートを開く」にタッチすることもできます。
公共の充電スタンドで充電するには、スタンドの充電コネクターにアダプターを接続します。Model Sには販売地域でよく使われているアダプターが付属しています。使用している充電器によっては、充電器の制御装置を使用して充電を開始、停止する必要があります。
注: 充電ポート扉を開けると、充電ポートのライトが白色に点灯します。充電ケーブルが接続されていないと、やがてライトが消灯します。
注: 充電ポート扉を開いてから数分以内に充電ケーブルを充電ポートに接続しないと、ラッチが閉じます。その場合は、タッチスクリーンを使用して充電ポート扉を開けます。
注意: 充電ケーブルのコネクター側を Model Sの上に落とすと、塗装が損傷することがあります。
注意: 充電ポートを無理に開けようとしないでください。そうするとラッチが損傷することがあります。ラッチが損傷すると、ドアが閉まらなくなります。
差し込む
必要な場合は、タッチスクリーンを使用して充電上限と充電電流を変更します。
コネクターと充電ポートの向きを合わせて、コネクターを奥まで差し込みます。コネクターが正しく差し込まれている場合に Model Sが以下の状態になると、自動的に充電が開始されます。
•ラッチによってコネクターが所定の位置に固定されたとき。•パーキングにシフトしたとき (他のギアに入っていた場合)。•必要に応じてバッテリーを加熱または冷却したとき。バッテリーを加熱または冷却する必要がある場合は、充電が開始されるまでに遅れが生じる場合があります。
注: Model S に充電ケーブルが差し込まれている状態で充電が行われていないときは、バッテリーに蓄積されたエネルギーではなく、コンセントからエネルギーが引き出されます。たとえば、ギアをパーキングに入れ、充電ケーブルを差し込んだ状態で、Model S の座席に座ってタッチスクリーンを操作している間、タッチスクリーンが消費するエネルギーはバッテリーではなく電源コンセントから取り込まれます。
Model Sの充電
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充電中
充電中、充電ポートは緑色に点滅し、計器パネルに充電ステータスが表示されます。充電レベルがフルに近づくにつれて、充電ポートのライトが点滅する周期が遅くなります。充電が完了すると、ライトの点滅が停止し、緑色の点灯になります。
注: Model S がロックされている場合、充電ポートの周囲のライトは点灯しません。
充電ポートの周囲のライトが充電中に赤く点灯する場合は、故障が検出されています。計器パネルまたはタッチスクリーンで故障に関するメッセージを確認してください。故障は、停電などのよくある障害が原因で発生する可能性があります。停電が発生した場合は、電力が復旧すると自動的に充電が再開されます。
注: 特に大電流で充電する場合は、必要に応じて冷却コンプレッサーとファンが動作し、バッテリーを冷却します。したがって、充電中に音が聞こえるのは正常な状態です。
充電の停止
充電ケーブルを取り外すか、タッチスクリーンで「充電を停止」にタッチすることにより、いつでも充電を停止できます。
充電ケーブルを取り外す
1.Tesla コネクターのボタンを長押ししてラッチを解除します。2.コネクターを充電ポートから引き抜きます。3.充電ポート扉を押して閉めます。
注: 充電ケーブルの不正な取り外しを防止するため、Model S のロックが解除されるか、Model S がキーを認識しない限り、充電ケーブルは取り外せないようになっています。
注: キーをダブルクリックすると、Model S の充電は停止します。充電が停止してから 60 秒以内に充電ケーブルを取り外さないと、充電が再開されます。
注意: Tesla では、Model Sを使用していない場合でも、充電ケーブルを差し込んだままにしておくことを強く推奨します。そうすることで、バッテリーの充電レベルが最適に保たれます。
充電ポート ライト白色充電ポート扉を開け、充電モードになるとライトは白色で点灯します。緑色ライトは充電中は緑色で点滅し、充電が完了する)s,
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充電設定の変更
充電ポート扉が開いていると、タッチスクリーンに充電設定画面が表示されます。
充電設定画面を表示するには、タッチスクリーン最上部のバッテリー アイコンにタッチするか、「コントロール」 > 「充電中」 (「コントロール」画面の右上) の順にタッチします。
注: 以下の図は説明目的で掲載されており、Model Sのソフトウェアのバージョンおよび販売地域によって異なる場合があります。
1.充電ステータス メッセージ (「予約充電」、「充電中」」など) はここに表示されます。2.充電上限を調整するには、 「充電限度の設定」にタッチしてからスライドバーをドラッグします。50% から 100% の間の任意のレベルに変更できます。選択した設定は、即充電と予約充電の両方に適用されます。3.特定の場所の予約充電: Model S がパーキングの状態のとき、現在の場所で Model S の充電開始時刻を設定します。予定時刻に指定場所にある Model S に充電ケーブルが接続されていない場合は、予定時刻経過後 6 時間以内に充電ケーブルを接続するとすぐに充電が開始されます。予定時刻から 6 時間経過した後で充電ケーブルを接続した場合、Model S の充電は翌日の予定時刻になるまで開始されません。この設定を変更するには、「充電開始」または「充電を停止」にタッチします (第 4 項を参照)。充電予定時刻を設定すると、Model S の計器パネルとタッチスクリーンに設定された時刻が表示されます。4.タッチして充電ポート扉を開けるか、充電を開始 (または停止) します。5.あらかじめ低い電流レベルに設定されていない限り、接続されている充電ケーブルから得られる最大電流に電流が自動的に設定されます。
必要な場合は、上下矢印にタッチして電流を変更します (たとえば、他の機器と屋内配線を共有している場合に屋内配線が過負荷にならないように電流を下げることがあります)。接続されている充電ケーブルから得られる最大電流を上回るレベルに充電電流を設定することはできません。
電流を変更すると、Model S はそのときの場所を記憶します。したがって、その後、同じ場所で充電するときに電流を再度設定する必要はありません。
注: 入力電力の変動により、Model S が充電場所の電流設定値を自動的に低下させた場合は(89ページの「充電ステータス」の注記を参照)、問題が解決して充電場所の電力が安定するまで、低い電流で充電することをお勧めします。
Model Sの充電
88Model S オーナーズ マニュアル
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充電ステータス以下の図は説明目的で掲載されています。表示される情報は、Model Sのソフトウェア バージョンおよび販売地域により異なる場合があります。
1.1 時間当たりの充電量。2.推定航続距離 (エネルギー)。ここに表示されている走行距離の代わりに、バッテリー残量 (%)を表示することもできます。そうするには、「コントロール」 > 「設定」 >「単位と形式」 > 「充電単位の表示」の順にタッチします。
注: バッテリーの図の一部が青くなることがあります。これは、バッテリーが冷えているため、バッテリーに蓄えられているエネルギーのごく一部が運転に利用できないことを示しています。これは正常な動作で、問題はありません。バッテリーが温まると、青い部分が消えます。3.供給中の電流/接続されている電源から利用可能な総電流 (88ページの「充電設定の変更」を参照)。4.現在の充電で増加した推定航続距離 (またはエネルギー)。上図の走行距離の代わりに、増加したエネルギー量が表示されるように設定を変えることもできます。そうするには、「コントロール」 > 「設定」 > 「単位と形式」 > 「充電単位の表示」 の順にタッチします。5.ここに充電ステータス情報が表示されます。たとえば、Model S が充電中の場合は、現在選択されている充電レベルで充電したときのフル充電までの残り時間が表示されます。特定の場所で予約充電がONに設定されている場合は、充電開始時刻が表示されます。6.充電ケーブルから供給されている電圧。
注: Model S が充電中のとき、入力電力に予期せぬ変動が検出されると、充電電流が自動的に 25% 減少
します。たとえば、40 アンペアの電流が 30 アンペアに減少します。この自動電流減少機構によって、Model S または充電回路以外の部分に問題があるときの安定性と安全性が向上します。このような問題の例として、家庭の屋内配線、コンセント、アダプター、コードが定格電流容量を満たしていないことがあります。Model Sは、ある場所の充電電流が自動的に減少した場合、将来の予防策としてその場所の減少した電流を記憶します。減少した電流を手動で増やすこともできますが、Tesla としては、根本的な問題が解決して充電場所の電力が安定するまで、低い電流で充電することをお勧めします。
Model Sの充電
充電中89
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定期サービス
ご利用の Model S の信頼性と効率を長期に渡って維持するには、定期的なメンテナンスが重要となります。
タイヤは 8000 km 走行ごとにローテーションして(パフォーマンス プラス モデルは除く) 適正なタイヤ空気圧を維持し、車両は走行期間 12 か月または走行距離 20,000 kmのいずれかの条件に達するたびに Tesla の定期メンテナンスを受けてください。また、毎日および毎月、下記のようなチェックを行うことも重要です。
Model S のサービスはTesla 認定の整備士によって実施される必要があります。Tesla 認定の整備士以外が行ったメンテナンスまたは修理で生じた損傷または故障は保証の対象となりません。
毎日のチェック
•計器パネルに表示されるバッテリーの充電レベルをチェックします。•外装のライト、ホーン、方向指示ライト、ワイパー、ウォッシャーの動作をチェックします。•パーキング ブレーキも含め、ブレーキの動作をチェックします。•シートベルトをチェックします (18ページの「シートベルト」を参照)。•車体の下に液体が漏れていないことをチェックします。少量の水がたまっていても(空調システムの除湿プロセスによる)、異常ではありません。
毎月のチェック
•走行距離をチェックし、タイヤのローテーション (パフォーマンス プラス モデル以外では8000 kmごと) が必要かどうかを判断し、個々のタイヤの状態と空気圧をチェックします(91ページの「タイヤの手入れと保守」を参照).•ウォッシャーの液位をチェックし、必要なら液を補充します (107ページの「ウォッシャー液の補充」を参照)。•空調システムの動作をチェックします (68ページの「温度調整」を参照)。
警告: 液位の大幅または急激な低下、あるいはタイヤの局部的な摩耗に気づいたら、ただちにTesla に連絡してください。
定期液交換
バッテリー冷却剤やブレーキフルードはご自分で交換したり補充したりしないでください。液は Teslaサービス技術者が以下の間隔で定期的に交換いたします。
•ブレーキフルード:走行期間 2 年または走行距離 40,000 kmのいずれかの条件到達時。•バッテリー冷却剤:走行期間 5 年または走行距離 100,000 kmのいずれかの条件到達時。
注: バッテリー冷却剤タンクを開けたために生じた損害は保証の対象外です。
高電圧安全性
お客様の Model S は安全性を最優先して設計・製造されています。しかし、どのような高電圧システムにも負傷のリスクはつきものですので、安全のため、以下の注意事項に留意してください。
•Model S に貼ってあるラベルの注意をお読みになり、必ず守るようにしてください。これらのラベルはお客様の安全のために貼っています。•高電圧システムには、ユーザーがサービス可能な部品はありません。高電圧コンポーネントやケーブル、コネクタの分解、脱着は行わないでください。高電圧ケーブルのカラーはオレンジ色になっており、容易に見分けることができます。•事故発生時は、高電圧配線、コネクタ、配線に接続された部品に一切手を触れないでください。•万が一火災が発生した場合は、直ちに最寄りの消防機関に連絡してください。
警告: 車体の下で作業をする場合は、充電中でなくても、必ず事前に充電ケーブルを抜いておいてください。
警告: 冷却ファンの吹き出し口を、手や衣類などでふさがないでください。冷却ファンの中には、Model S がパワー オフの状態でも動作するものがあります。
注意: 自動車で使用される液体 (バッテリー酸、バッテリー冷却剤、ブレーキフルード、フロントガラス ウォッシャー添加剤など) の中には有毒なものがあり、これらの液を吸入または嚥下したり、傷口に接触させたりしないでください。安全のため、液体の容器に表示されている説明を必ずお読みになり、守るようにしてください。
メンテナンス スケジュール
90Model S オーナーズ マニュアル