TESLA MODEL S 2015 取扱説明書 (in Japanese)
Manufacturer: TESLA, Model Year: 2015, Model line: MODEL S, Model: TESLA MODEL S 2015Pages: 143, PDF Size: 5.12 MB
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お子さまを乗せるときのガイドライン
お子さまを乗せる際は、年齢、体重、身長に合ったチャイルドシートで身体を固定する必要があります。助手席ヘッドエアバッグがONになっているときは、お子さまを乳幼児用または小児用チャイルドシートで助手席に乗車させないでください。助手席フロントエアバッグが作動しないようにする方法については、32ページの「助手席ヘッドエアバッグをOFFにする」を参照してください。チャイルドシートを使用する際は、チャイルドシートの取扱説明書に確実に従ってください。
警告: 前方にある「作動可能状態のエアバッグ」によって保護されている座席上で後ろ向きチャイルドシートを使用するのは絶対に避けてください。お子さまが重傷を負ったり死亡事故につながる危険性があります。サンバイザーの両側に貼付されている以下のラベルを見てください。
Model S に搭載されているTesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシート(オプション)は、身長・体重が一定範囲内のお子さま向けに設計されています(27ページの「ビルトイン チャイルドシート」を参照)。
チャイルドシート
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チャイルドシートを選ぶ
シートベルト保持式のチャイルドシートおよびISOFIXチャイルドシートの種類はお子さまの体重に合わせて選ぶ必要があります。次の表をガイドラインとして参照してください。
シートベルト保持式チャイルドシート
質量グループ助手席後部窓際席後部中央席グループ010 kg以下XUUグループ0+13 kg以下L*UUグループ19~18 kgUF**U、UFU、UFグループII15~25 kgUF**U、UFU、UFグループIII22~36 kgUF**U、UFU、UFU:汎用後ろ向きチャイルドシート
UF:汎用前向きチャイルドシート
L:推奨するチャイルドシート - Maxi-Cosi Cabrio/Cabriofix E4 04443517 または Takata Mini E404443717
X:シート位置がこの質量グループのお子さまには不適切です。
* シートは最後部かつ最も低い位置に配置しなければなりません。
** シートは最後部かつ最も高い位置に配置しなければなりません。
注記:補助シートは必ずシートベルトで取り付けてください(ISOFIXは使用しないでください)。
チャイルドシート
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ISOFIX* チャイルドシート
質量グループサイズ等級固定具後部窓際ISOFIX位置グループ010 kg以下ER1IL
グループ0+13 kg以下
ER1ILA、CDR2ILA、CCR3ILA、C
グループ19~18 kg
DR2ILBCR3ILBBF2IUF、ILB、DB1F2xIUF、ILB、DAF3IUF、ILB、DIL:準汎用チャイルドシート(支持脚付きの後ろ向きまたは前向きシート)に最適
IUF:汎用チャイルドシート(テザー付き前向きシート)に最適
A推奨:Takata Mini E4 04443717
B推奨:Takata Midi E4 04444204
C推奨:Maxi-cosi Cabriofix/Easyfix E4 04443517
D推奨:Maxi-cosi Pearl/familyfix E4 043908
*ISOFIX - 乗用車内にチャイルドシートを取り付ける方法の国際標準規格
注: お子さまとチャイルドシートを合わせた重量が29kgを超える場合、Teslaはシートベルトとトップテザーストラップでチャイルドシートを取り付けることを推奨します。安全なうえ、シートベルト警告灯が確実に消灯するという利点があります。チャイルドシート取り付けの際は必ずシートベルトの取扱説明書の指示に従ってください。
チャイルドシート
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より大きなお子さまを乗せるとき
お子さまの体格が大きくてチャイルドシート内に収まらない、しかし標準的なシートベルトで固定するには小さすぎるという場合は、年齢・体格に合った補助シートを使用してください。シートベルトで補助シートを固定する際は、メーカーの取扱説明書の指示に必ず従ってください。ISOFIXシステム付きの補助シートの場合でも、ISOFIXシステムを使用して補助シートを固定することは避けてください。
チャイルドシートを取り付ける
チャイルドシートを取り付ける一般的な方法は次の2通りがあります。
•シートベルトで取り付ける - 車両に備え付けのシートベルトでチャイルドシートを固定します(24ページの「シートベルト保持式チャイルドシートを取り付ける」を参照)。•ISOFIXで取り付ける - 後部座席に組み込まれたアンカーバーにチャイルドシートを取り付けることができます(24ページの「ISOFIX対応チャイルドシートを取り付ける」を参照)。
チャイルドシートの取扱説明書および21ページの「チャイルドシート」の表を参照して、取り付け方法を判断してください。チャイルドシートによってはどちらの方法でも取り付けられます。取り付けに際しては必ずチャイルドシートメーカーの取扱説明書の指示に従ってください。
シートベルト保持式チャイルドシートを
取り付ける
最初に、お子さまの体重がチャイルドシートの許容範囲内であることを確認します。
お子さまに厚い生地の服を着せるのは避けて、お子さまとチャイルドシートの間には何も置かないでください。
お子さまに合わせて毎回ハーネスを調整します。
チャイルドシートを固定するために、すべての座席の着座位置にALR(自動ロック式巻き取り装置)が取り付けられています。シートベルトを必要以上の長さに引っ張ると、ALRが作動してベルトがロックされます。バックルが外されウェビングが巻き込まれないかぎりベルトはロックされたままです。ALR機構はラチェットの働きをします。シートベルトの弛みを取り、ベルトが完全に巻き戻されるまでベルトがそれ以上延びるのを防ぎます。チャイルドシートを取り付ける際は、ウェビングが完全に伸びきるまでシートベルトを引っ張ってALRを作動させてください。ALRシステムは、シートベルトが伸びきった状態の際に作動します。
注: シートベルトのバックルが外されベルトが完全に巻き込まれると、ALRのエンゲージが外れます。これでベルトは通常のシートベルトとして使えるよ
うになり、内外に自由にスライドして緊急時のみロックします。チャイルドシートを取り付ける際は、ALRのエンゲージが外れた状態でシートベルトを限界まで伸ばしてALRをエンゲージします。
チャイルドシートを取り付ける際は、必ずチャイルドシートメーカーの詳細指示に従ってください。以下に一般的なガイドラインを示します。
1.チャイルドシートをModel Sの中に置き、シートベルトを限界まで伸ばします。チャイルドシートメーカーの指示に従ってシートベルトを通し、バックルで固定します。
2.シートベルトを巻き込み、チャイルドシートをModel Sの座席にしっかり押し込みながらシートベルトの弛みを完全に取り除きます。3.シートベルト保持式のチャイルドシートにトップテザーが付いている場合は、トップテザーをチャイルドシートの背部に取り付けます(25ページの「トップテザーストラップを取り付ける」を参照)。
ISOFIX対応チャイルドシートを取り付
ける
ISOFIX 対応チャイルドシートを取り付けるためのロアアンカーは2列目窓際の座席内に用意されており、座席の背もたれとクッションの間にあります。各アンカーの正確な位置は、下図に示すようにチャイルドシート識別ボタンによって識別されます。このボタンは座席の背にあり、対応アンカーの真上に位置しています。
チャイルドシート
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ISOFIX対応チャイルドシートは、窓際座席だけに取り付けてください。シート中央にはシートベルト保持式のシートだけを使用します。
ISOFIXチャイルドシートを取り付けるには、チャイルドシートラッチをカチッと音がするまでアンカーバー上へスライドさせます。チャイルドシートの取扱説明書を注意深く読み、説明書の指示に従ってください。チャイルドシートを取り付ける際は、必ずチャイルドシートメーカーの詳細指示に従ってください。
お子さまを座らせる前に、チャイルドシートを取り付けた後にチャイルドシートが確実に取り付けられていることを確認します。チャイルドシートを左右にねじろうとしたり、座席から引き離そうと力を加えてもアンカーが動いたりしないことを確認してください。
トップテザーストラップを取り付ける
トップテザーストラップがある場合は、そのフックを後部座席の背にあるアンカーポイントに取り付けます。必ずシングルストラップ テザーズがModel S ヘッドレスト中央を通るようにします。デュアルストラップ テザーズを締めてヘッドレストの両脇を通します。チャイルドシートの取扱説明書に従ってストラップの長さを調整してください。
注: シングルストラップ テザーズが横方向に動くのを防ぐため、ヘッドレストの上部が変形します。
チャイルドシート
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チャイルドシートをテストする
チャイルドシートにお子さまを座らせる前に、チャイルドシートの取り付けに緩みがないことを必ず確認してください。
1.ベルトごとチャイルドシートをつかみ、前後左右にスライドさせてみてください。2.シートが2.5 cm以上動く場合は、取り付けが不十分です。ベルトの長さを調節するか、あるいはISOFIXチャイルドシートの場合は取り付けをやり直します。3.緩みが残る場合は、取り付け位置を変えてみるか、または別のチャイルドシートに替えてみてください。
チャイルドシートに関する警告
警告: 助手席ヘッドエアバッグがONになっているときは、お子さまを乳幼児用または小児用チャイルドシートで助手席に乗車させないでください。大けがまたは死亡事故につながる可能性があります。
警告: 作動可能状態のエアバッグで保護されている座席上で後ろ向きチャイルドシートを使用するのは絶対に避けてください。大けがまたは死亡事故につながる可能性があります。助手席側のサンバイザーにある警告ラベルをお読みください。
警告: お子さまが体重9kg 以下で自分一人では座れない場合は、前向きチャイルドシートの使用は避けてください。2歳以下のお子さまは背骨と首の発達が十分でなく、正面からの衝撃による負傷を避けることができません。
警告: 小さいお子さまを膝上にのせるのは避けてください。常にお子さまに合ったチャイルドシートで保護する必要があります。
警告: お子さまの安全な着座を確実にするため、本書およびチャイルドシートの取扱説明書に記載されているすべての指示に従ってください。
警告: お子さまはできるだけ長期間、5点式統合ハーネス使用の後ろ向きチャイルドシートに着座させる必要があります。
警告: チャイルドシートまたは補助シートを取り付ける際に、シートベルトエキステンダーは使用しないでください。
警告: より大きいお子さまを着座させる場合は、頭部が支持され、シートベルトが適切に調整され、しっかり着用されていることを確認してください。肩ベルトは顔および首から離れている必要があります。また、腰ベルトが腹部にかからないようにする必要があります。
警告: 2つのチャイルドシートを1つのアンカーポイントに取り付けることは絶対に避けてください。万一衝突事故が発生した場合、1つのアンカーポイントでは2つのシートを支えきれない可能性があります。
警告: チャイルドシート固定システムは、チャイルドシートが正しく取り付けらた状態で受ける荷重にのみ耐えられるように設計されています。大人用のシートベルトやハーネスを固定するために使用したり、他の物や機器を車両に固定するために使用したりすることは絶対に避けてください。
警告: ハーネスやテザーストラップが損傷したり摩耗したりしていないか、必ず点検してください。
警告: チャイルドシートまたは補助シートの取り付けに使用されているシートベルトに対して、シートベルトエキステンダーは使用しないでください。
警告: お子さまがチャイルドシート内にしっかり固定されている場合でも、お子さまのそばから離れないようにしてください。
警告: 事故の際に使用していたチャイルドシートを再度使用することは絶対に避けてください。チャイルドシートの検査や取り替えはチャイルドシートの取扱説明書に従って行ってください。
チャイルドシート
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使用制限
Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシート(オプション) は、国連 ECE 規制 R44.04 標準の質量グループ IIと III 、体重 15 ~ 36 kg のお子さまの使用を前提に認可されたチャイルドシートです。年齢 3 才~ 12 才の身長 98 ~ 135 cm のお子さま以外には使用しないでください。
絶対にお子さまの頭頂部が車両に触れないようにしてください。お子さまが快適に座っていられるように、必ずシートベルトは正しい位置に通し、きちんとラッチをかけてください。お子さまの骨盤を膝ベルトで正しい位置に固定してください。与えられた指示に従い、このシート内で補助チャイルドシートを使わないでください。
注: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートにお子さまを座らせているときは、車内の空気を循環させるのではなく、Model S 内に外気を取り込むようにエアコンを設定することをお勧めします。そうすることにより、後部座席エリアにより多くの空気が供給されるようになります。
開く
1.トランクフロアのカバーを外し、ストラップを引いてシートアセンブリを持ち上げます。
2.シートアセンブリを所定位置に押し込みます。
3.ベルクロストラップを外します。
4.ハンドルを引いてヘッドレストをシートバックから解放し、次にヘッドレストを手前に引いて広げます。
5.シートバックを垂直に起こし、所定位置にロックされるまで押します。固定金具がはまっていることを確認します。
6.シートバックとシートベースが垂直位置に確実に固定されていることを、シートバックを手前に引いて確認します。
ビルトイン チャイルドシート
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お子さまを座らせる
Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートは、国連 ECE 規制 R44.04 標準の質量グループ IIと III 、体重 15~36 kg のお子さまの使用を前提に認可されたチャイルドシートです。年齢 3 才~ 12才の身長 98 ~ 135 cm のお子さま以外には使用しないでください。
絶対にお子さまの頭頂部が車両に触れないようにしてください。お子さまが快適に座っていられるように、必ずシートベルトは正しい位置に通し、きちんとラッチをかけてください。お子さまの骨盤を膝ベルトで正しい位置に固定してください。与えられた指示に従い、このシート内で補助チャイルドシートを使わないでください。
注: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートにお子さまを座らせているときは、車内の空気を循環させるのではなく、Model S 内に外気を取り込むようにエアコンを設定することをお勧めします。そうすることにより、後部座席エリアにより多くの空気が供給されるようになります。
1.お子さまの腕がシートベルトの輪の中に入るようにお子さまの位置を決めます。2.シートベルトの対の留め金をはめます。3.シートベルトの留め金のラッチをバックルに差し込みしっかり締まっていることを確認します。
4.ショルダー ベルトを調節して、肩の一番高い位置にベルトを通し、顔からは離れるようにします。5.バックルの長さを調節して、下側のストラップを骨盤に密着させます。骨盤がしっかり固定されるようにしてください。6.お子さまがシート内に確実に収まるまで下側のストラップを引きます。7.ショルダー クリップをスライドして、ベルトの上側部分が肩の上にとどまるようにします。
外すときは、バックルのボタンを押し、対になっているシートの拘束具を分離します。
チャイルドシートに関する警告
警告: Tesla ビルトイン タイプ後ろ向きシートは、国連 ECE 規制 R44.04 標準の質量グループ II と II 、体重 15 ~ 36 kg のお子さまが使用するものとして認可されたチャイルド シートです。年齢 3 才~ 12 才の身長 98 ~ 135 cmのお子さま以外には使用しないでください (お子さまの頭頂部が内装に触れないこと) 。
警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きシート内で、ブースターシートなどの補助的なチャイルドシートシステムを使用しないでください。
警告: 絶対にお子さまの頭頂部が車両に触れないようにしてください。お子さまが快適に座っていられるように、必ずシートベルトは正しく締めてください。
警告: お子さまの安全を守るため、ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートに関するすべての指示に従い、すべての警告に留意してください。
警告: 安全に関するすべての警告と、シートに付いているすべてのラベルを読んでください。警告: チャイルドシートまたは Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートに固定されている場合でも、Model S 内にお子さまを付き添いなしで車内に放置しないでください。暑い日は、車内の温度が危険なレベルまで上昇
ビルトイン チャイルドシート
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し、脱水症状を引き起こしたり、重傷や死亡を招くことがあります、警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートに付いている布地を取り除いたり、別のものに取り替えることは避けてください。カバーはシートがその役割を果たす上で重要なパーツです。取り除いたり、Tesla から提供されるカバー以外の種類に取り替えないでください。
警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートが事故などで擦り切れたときは、明らかな破損がなくても、Tesla の検査を受け、交換してください。
警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートにお子さまを乗せる前に、シートバックを手前に引いて、シートが垂直位置に確実に固定されていることを確認してください。
警告: いかなる理由(クリーニング等)であっても、Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートを取り外さないでください。ご利用のお子さまの安全を確保するため、シートの撤去および設置は必ず Tesla のサービス技術者に依頼してください。
警告: Tesla ビルトインタイプ後ろ向きチャイルドシートの機能に影響を及ぼすような改造や部品の追加は行わないでください。
警告: 怪我を防ぐため、車内で固定されていないアイテム (バッグ、手荷物など) はすべて固定してください。事故、または急ブレーキや急カーブの際、固定されていないアイテムが怪我の原因となることがあります。
ビルトイン チャイルドシート
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エアバッグの位置
エアバッグは下図に示す位置に設置されています。エアバッグについての注意事項は、サンバイザーに表示されています。
1.助手席用フロントエアバッグ2.運転席ヘッドエアバッグ3.サイドエアバッグ4.カーテンエアバッグ
注: 右ハンドル車では、助手席と運転席の位置が逆になります。
エアバッグ
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