MAZDA MODEL CARROL 2013 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)

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万一のとき/パンク
7-11
ホイールナットレンチを使用して、
ホイールナットを次の図の順序で 2
~3回に分けて締め付けます。締め付けトルク:85 N・m (870 kgf・cm)
ホイールナットレンチの柄の先端
にかかる力は330 N(34 kgf)を
目安にしてください。
すべてのホイールナットが確実に
締まっていることを確認してくだ
さい。
82K132
フルホイールキャップを付けます。
タイヤの空気注入口 (6)とキャッ
プの切り欠き部分をあわせてか
ら、確実に押し込みます。
71L70420
ホイールナットが確実に締まってい
ないと、ボルトやブレーキ部品を損
傷したり、ホイールが外れたりする
など、思わぬ事故につながるおそれ
が あ り ま す。ト ル ク レ ン チ(市 販
品)を使用せずにタイヤ交換した場
合は、できるだけ早くマツダ販売店
で締め付けトルクの点検を受けてく
ださい。
ホイールナットレンチを足で踏んだ
り、パイプや棒などを追加して締め
付けたりすると、ナットを締めすぎ
てボルトが損傷し、事故につながる
おそれがあります。
5
既定の締め付けトルクで締める場合 は、トルクレンチ(市販品)のご使用
をおすすめします。
6
(6)
000- 取扱説明書 .book 11 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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万一のとき/バッテリーあがり
7-12
工具とジャッキを所定の位置に収納してください。
パンクした標準タイヤは応急用スペア
タイヤの収納場所に収納できませんの
で、荷室にて一時保管してください。
タイヤを交換してしばらく走行したあ
と、ホイールナットにゆるみがないか
確認してください。
次のようなときは、鉛バッテリーがあ
がっています。
エンジンをかけようとしてもスター
ターがまわらない。または、まわって
も回転が弱くてエンジンがかからな
い。
ヘッドライトが極端に暗かったり、
ホーンの音が小さかったりする。 ブースターケーブルと、12 Vバッテリー
を使用しているほかのバッテリー正常車
があれば、エンジンの始動ができます。
1 本目のブースターケーブル(1)
を①→②の順序で接続します。
①バッテリーあがり車の 端子
②バッテリー正常車の 端子
64L70092
タイヤを交換したあと、車体の振動な
どの異常を感じたときは、ただちに安
全な場所に停車し、マツダ販売店にご
連絡ください。
タイヤを交換したあとは
バッテリーあがり
鉛バッテリーあがりとは
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
鉛バッテリーあがりのときは
1
アイドリングストップシステム非装備車
12 V
(
(1)
'
(2)
000- 取扱説明書 .book 12 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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万一のとき/バッテリーあがり
7-13
64L70371
2 本目のブースターケーブルを③→
④の順序で接続します。
③バッテリー正常車の 端子
④バッテリーあがり車のエンジンハンガーフックまたはエンジンマウ
ントのボルト
64L70430
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
アイドリングストップシステム装備車
12 V
(2)
((1)
'
2
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
(3) エンジンハンガーフック
アイドリングストップシステム非装備車
12 V
(1)
)
*
(2)
(1)
(3)
000- 取扱説明書 .book 13 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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万一のとき/バッテリーあがり
7-14
64L70440
バッテリー正常車のエンジンを始動
し、エンジンの回転を少し高めに保
ちます。
バッテリーあがり車のエンジンを始
動します。
取り付けたときと逆の順序で、ブー
スターケーブルを外します。
お近くのマツダ販売店でバッテリー
を完全充電します。
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
(3) エンジンマウント
アイドリングストップシステム装備車
12 V
(1)
)
*
(2)
(1)
(3)
3
4
5
6
鉛バッテリーからは水素ガスが発生し
ています。水素ガスは、火気や火花に
引火すると爆発のおそれがありますの
で、次のことをお守りください。・バッテリーを充電するときやブー スターケーブルをつなぐときは、 必
ずバッテリー液面を確認してくだ
さい。バッテリー液面が下限(2)
以下のままで充電などすると、バッ
テリーが発熱して爆発のおそれが
あります。また、バッテリーの寿命
を縮めるおそれがあります。
バッテリー補充液を上限(1)まで
補充してから、 充電などを行なって
ください。
80J1267
・充電は火気のない風通しの良いと ころで、 すべてのバッテリーキャッ
プを外して行なってください。
・④の接続のときに、バッテリーが あがった車の 端子につながな
いでください。発生した火花が水
素ガスに引火し、爆発のおそれが
あります。バッテリーから離れた
エンジンハンガーフックまたはエ
ンジンマウントのボルトに接続し
てください。
・乾いた布でバッテリーをふかない でください。静電気が発生して引
火のおそれがあります。
(1)
(2)
000- 取扱説明書 .book 14 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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万一のとき/バッテリーあがり
7-15
鉛バッテリーを交換するときは
バッテリー液は希硫酸です。目や皮
膚につくと、失明などの重大な傷害
を受けるおそれがあります。万一、
付着したときは、すぐに多量のきれ
いな水で洗浄し、医師の診察を受け
てください。
ブースターケーブルは確実に接続し
てください。エンジン始動時の振動
などでブースターケーブルが外れる
と、ドライブベルトや冷却ファンに
巻き込まれるおそれがあります。
ショート防止のため、ブースター
ケーブルの 端子は、バッテリーの端子以外の部分( 端子、ボ
デー、ブラケットなど)と接触させ
ないでください。
は押しがけがで
きません。 も安全の
ため、押しがけをしないでください。
鉛バッテリーを交換するときは、次の
ことをお守りください。
濡れた手でバッテリーに触れないで ください。感電のおそれがありま
す。
走行後の場合は、 30分以上放置し、
バッテリーの水素ガスが抜けるのを
待ってから作業を行なってくださ い。
オートマチック車
マニュアル車
アイドリングストップシステム装備
車の場合、バッテリーを交換すると
きは、ブレーキパイプに当たらない
ように注意してください。ブレーキ
パイプが変形するおそれがあります。
万一、ブレーキパイプが変形したと
きは、自分で直さず、マツダ販売店で
点検を受けてください。
アイドリングストップシステム装備車
は、高性能な専用の鉛バッテリーを使
用していますので、次のことをお守り
ください。守らないとアイドリングス
トップシステムが正常に作動しなく
なったり、バッテリーの寿命が短く
なったりするおそれがあります。
バッテリーを交換するときは、指定
のバッテリーを使用する(指定外の
ものを使用しない)
→ 8-2ページ(サービスデータ)
バッテリー端子から電気製品の電源
をとらない
鉛バッテリー交換の際、バッテリーや
車両の部品を損傷するおそれがありま すので、マツダ販売店での交換(有
料)をおすすめします。
000- 取扱説明書 .book 15 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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万一のとき/バッテリーあがり
7-16
■ 外しかた
エンジンスイッチを (OFF)
にします。アドバンストキーレスエ
ントリー&キーレスプッシュボタン
スタートシステム非装備車は、エン
ジンスイッチからキーを抜きます。
バッテリーケーブルの 側(1)
を外します。
バッテリー端子のナットは、10
mm スパナ(市販品)などでゆる
めます。
64L70301
64L70390
バ ッ テ リ ー ケ ー ブ ル の 側(2)
を外します。
カバーを開け、ナットをゆるめま
す。
取り付け金具(3)を外します。
取り付け金具のナットは、8 mm スパナ(市販品)などでゆるめま
す。
取り付け金具を外すときは、取り
付けるときに位置を間違えないよう、あらかじめ両側のフック(4)
がかかっている位置を確認してく
ださい。
64L70401
1LOCK
2
アイドリングストップシステム装備車
(2)
(1)
(3)
アイドリングストップシステム非装備車
(2)
(1)
(3)
ショート防止のため、次のことをお守
りください。
側のケーブルから先に外す
金属工具などにより、 端子と
端子とを接触させない
外したケーブルは、交換時にバッテ
リー端子と接触しないよう、バッテ
リーの側面や離れた場所へ動かす
(5) バッテリーケースのホルダー部
3
4
アイドリングストップシステム装備車
(3)
(5)
(4)
(5) (4)
000- 取扱説明書 .book 16 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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万一のとき/バッテリーあがり
7-17
64L70410
バッテリーを外します。
奥側を斜めに引き上げるようにし
て持ち上げます。
バッテリーは重いため、アイドリ
ングストップシステム装備車の場
合、両手でしっかりと持ってブ
レーキパイプ(6)などに当たら
ないように取り出します。
64L70321
バッテリーは重いため、アイドリ
ングストップシステム非装備車の
場合、両手でしっかりと持ってエ
アコンパイプ(7)などに当たら
ないように取り出します。
64L70310
■ 取り付けかた
「外しかた 」と逆の手順で行ないます。
鉛バッテリーのタイプについては、巻
末の「サービスデータ 」をご覧ください。
→ 8-2ページ(サービスデータ)
鉛バッテリーを交換したときは、初期
設定が必要な機能があります。
→ 8-8 ページ(次の機能は、必ず初 期設定してください)
(5) バッテリーケースのホルダー部
アイドリングストップシステム非装備車
(4)
(5)
(4) (3)
(5)
5
(6)
バッテリーを傾けすぎないでくださ
い。液漏れのおそれがあります。
バッテリー端子および取り付け金具の
ナットは、確実に締め付けてくださ
い。ゆるみがあると、火災や故障の原
因となります。
バッテリーケーブルを取り付けるとき
は、 側から先に取り付けてくださ
い。ショートのおそれがあります。
鉛バッテリー交換は、「 マイナスで始
まり、マイナスで終わる 」と言われま
す。作業手順を守ってください。
(7)
000- 取扱説明書 .book 17 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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万一のとき/ヒューズ切れ
7-18
1 か月に一度は連続して 30 分以上走行して充電する必要があります。
エンジンを停止したままライトをつけ
たり、長時間ラジオなどを聞いたりし
ないようにしましょう。(アイドリン
グストップシステム装備車によるエン
ジン自動停止中を除く)
渋滞などで長時間アイドリングを続けている場合は、電装品の使用を極力避
けてください。
→ 2-3ページ (鉛バッテリーの液面を点検する)
電気装置が作動しないときや、電球が切
れていないのにランプが点灯しないとき
は、ヒューズ切れが考えられます。
ヒューズは、エンジンルーム内と運転
席足元にあります。
装備仕様の違いにより、所定の位置に ヒューズがない場合があります。ま
た、装備がなくてもヒューズだけがあ
る場合があります。
エンジンルーム内のヒューズ
64L70100
64L70381
■ リレーボックス内のヒューズ
ヒューズの表は、ボックスのふたの裏側
にあります。
バッテリーあがりを 防ぐためには
ヒューズ切れ
ヒューズが切れたときは
(1) メインヒューズボックス
(2) リレーボックス
(1) メインヒューズボックス
(2) リレーボックス
アイドリングストップシステム非装備車
(2)
(1)
アイドリングストップシステム装備車
(1)
(2)
000- 取扱説明書 .book 18 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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万一のとき/ヒューズ切れ
7-19
82K147
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
64L70351
次の表は、各ヒューズが受け持つ主な
装備を表しています。
位置 表示 容量 接続先名称
1H/L ー ー
2 DCDC 2 ー ー
3 H/L R 15A ヘッドライト
(右)
4 H/L L 15A ヘッドライト
(左)
5 THR MOT 15A スロットル
モーター
6 FI 15A 燃料噴射装置
7 CVT 15A CVT
8FOG ー ー
9A-STOP ー ー
10 CPRSR 10A コンプレッ
サー
11 RDTR 30A ラジエーター
ファン
アイドリングストップシステム非装備車
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1314 15
12 DCDC ー ー
13 ST 2 ー ー
14
H/L
HI/SOL R ーー
15 H/L
HI/SOL L ーー
位置 表示 容量 接続先名称 1BAT2 ー ー
2PSD R ー ー
3PSD L ー ー
位置 表示 容量 接続先名称
アイドリングストップシステム装備車
2
1 3456
789101112
13
14
18
19
20
15 16 17
000- 取扱説明書 .book 19 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分

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万一のとき/ヒューズ切れ
7-20
注)お車のタイプにより、ヒューズの表示が異なります。リレーボックスの
ふたの裏側にあるヒューズの表もあ
わせてご覧ください。
運転席足元のヒューズ
64L70112
■ 運転席足元のヒューズ
ヒューズの表は、ヒューズの近くにあり
ます。
82K149
4 RDTR 30A ラジエーター
ファン
5 ST3 20A スターター
6 CPRSR 10A
コンプレッサー
7 ABS SOL 25A ABS
ソレノイド
8 H/L L 15A ヘッドライト
(左)
9 H/L R 15A ヘッドライト
(右)
10 ST2 30A スターター
11 SUB BAT 30A
サブバッテリー
12 A-STOP 10A
アイドリング ストップ
コントローラー
13 ABS MOT 40A ABS モーター
14 FI2 15A 燃料噴射装置
15 CVT
PUMP 15A 電動
オイルポンプ
16 THR
MOT2 15Aスロットル
モーター
17 SPARE ー ー
18 IG COIL2 15A
イグニッション コイル
19 METER2 10A メーター
注) 20 ST SIG 10A
アイドリング
ストップ
コントローラー
ST SIG/
IG1 SIG2 10Aアイドリング
ストップ
コントローラー
位置 表示 容量 接続先名称
(1) 運転席足元のヒューズ
(1)
12 3
45678910111213
14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
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