MAZDA MODEL CARROL 2015 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)

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万一のとき/そのほか
7-31
発炎筒は、助手席足元の左側面のホル
ダーに取り付けています。
点火すると約 5 分間発炎します。踏切
や高速道路などの危険な場所で故障し
たときに、非常用信号として使用しま
す。
使用方法は発炎筒に記載されていま
す。あらかじめよく読んでおいてくだ
さい。
発炎筒に表示されている有効期限が切
れる前に、新品と交換してください。
発炎筒はマツダ販売店でご購入くださ
い。
74P70270
故障したときの連絡先は
お買い求めのマツダ販売店や JAF などの
ロードサービス事業者にご連絡くださ
い。
停止表示板を常備する
万一のために、停止表示板(別売り)を
車に備えてください。高速道路や自動車
専用道路では、車の後方に停止表示板を
置くことが法令で義務づけられていま
す。
路上で故障したときは
車を路肩などに止め、非常点滅表示灯を
点滅させます。必要に応じて停止表示板
(別売り)や発炎筒で他車に注意をうな
がします。
63J70501
全員車から降り、ガードレールの外など
安全な場所に、すみやかに避難してくだ
さい。
(1) ホルダー (2) 発炎筒
お子さまにはさわらせないでくださ
い。やけどや火災などの思いがけな
い事故を起こすおそれがあります。
必ずホルダーに保管してください。
点火するときは、筒先を顔や身体に
向けないでください。やけどのおそ
れがあります。
ガソリンなどの可燃物の近くでは使
用しないでください。火災の原因と
なります。
トンネル内など、換気が悪い場所で
発炎筒を使用すると、煙で視界が悪
くなります。トンネル内での合図は
非常点滅表示灯をご使用ください。
そのほか
発炎筒
(1)
(2)
故障したときは
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万一のとき/そのほか
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踏切内で動けなくなったときは
脱輪など、踏切内で動けなくなったとき
は、ただちに踏切の非常ボタンを押して
ください。
64L70190
踏切の非常ボタンがわからないときは、
発炎筒で列車に合図してください。
64L70200
エンストした車を少し移動さ
せるときは
踏切や交差点などでエンストして動けな
くなったときは、付近の人に押しても
らって、車を安全な場所まで移動させて
ください。
このとき、次のようにします。
 はセレクトレバー
を に入れます。
 はチェンジレバーを N
(ニュートラル)に入れます。
64L70210
エンジンスイッチを の位置
で保持してスターターをまわすことに
より、車を動かすことはできません。
オートマチック車
N
マニュアル車
START
000.book 32 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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万一のとき/そのほか
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けん引してもらうときは
レッカー車でけん引するとき、4WD
車は必ず 4 輪を持ち上げてください。
2WD車は4輪または駆動輪である前輪 を持ち上げてください。
故障車を移動するには、車両運搬車を
利用する方法もあります。
エンジンがかかっていても車が動かな
かったり、いつもと違う音がしたりす
るときは、駆動装置の故障が考えられ
ます。
けん引する前に、マツダ販売店にご連
絡ください。
80J1265
ロープをかける位置は
ロープは、けん引フックにかけます。
工具(ジャッキバー、ホイールナッ
トレンチ、けん引フック)を取り出
します。
→ 7-2ページ(工具、ジャッキ、タイヤパンク応急修理セットの収納場所)
けん引フックカバー(1)の切り欠
き部に、先端に布(2)をかぶせた
ジャッキバー(3)を差し込み、カ
バーをこじって外します。
74P70280
レーザーレーダー装備車をけん引す
るときは、レーダーブレーキサポー
ト(RBS)OFF スイッチを操作して
作動停止(OFF)にしてください。
急にRBS が作動して思いがけない事
故につながるおそれがあります。
4WD 車は、前輪だけまたは後輪だけ
を台車に載せた(車輪が回転できな
い)状態で絶対にけん引しないでく
ださい。車が台車から飛び出すなど
の思いがけない事故につながるおそ
れがあります。また、駆動装置が破
損する原因となります。
ロープけん引
1
2
(2)
(3)
(1)
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万一のとき/そのほか
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けん引フックを差し込めるように、
けん引フックカバーを下側に引きま
す。
カバーには落下防止のひもがつい
ています。カバーが止まる位置ま
でいっぱいに引いてください。
けん引フック差し込み口(4)にけ
ん引フック(5)を差し込み、手で
まわせなくなる程度まで締め付けま
す。
74P70290
ホイールナットレンチ(6)でけん
引フックをしっかり締め付けます。
74P70300
けん引フックカバーをいっぱいまで引
き下げないと、カバーがバンパーに当
たり、傷つきの原因となります。ま
た、カバーを勢いよく引いたり、ね
じったりすると、落下防止のひもが破
損するおそれがあります。
3
4
(5)
(4)
この車で他車をけん引することはで
きません。
リヤ側に装備されている ※ 印のフッ
クは、船積み専用フックです。けん引
や積載車などで搬送するときには使
用しないでください。フックや車体
が破損するおそれがあります。
74P70310
5
(6)
†
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万一のとき/そのほか
7-35
■ 積載車用の取付け穴
積載車などに載せて搬送する場合は、後
輪前側の取り付け穴(長穴)(7)にフッ
クをかけます。
74P70330
ロープでけん引してもらうと
きは
けん引フックにロープをかけます。
ロープをかけるときは、できるだ
け同じ側で水平にかけてくださ
い。
ロープの中間に白い布(30 cm平方
以上)を付けます。
64L70250
エンジンはかけたままにします。
エンジンがかからないときは、エ
ンジンスイッチを (OFF)
以外の位置にします。
ハンドルを左右にまわして、ハン
ドルロックが解除されているか確
認します。
レーザーレーダー装備車は、エン
ジンスイッチ位置が のとき
は、レーダーブレーキサポート
(RBS)OFF スイッチを操作して 作動停止(OFF)にしてください。
→ 4-45ページ (レーダーブレーキサポート
(RBS)OFFスイッチ)
(7)
1
2
: ^3$z+ë:  Ž
%³°ãí ²
µíON
²µíON
キーを抜いたりエンジンスイッチを (OFF)の位置にしたりし
ないでください。ハンドルがロック
されてまわせなくなります。
ブレーキ倍力装置が働かないため、
いつもより強めにブレーキペダルを
踏んでください。
パワーステアリング装置が働かない
ため、通常より大きな力をかけて操
作してください。
故障や鉛バッテリーあがりなどでハン
ドルロックが解除できないときは、
ロープでけん引しないでください。
3
LOCK
ON
エンジンがかからない車の運転は
LOCK
000.book 35 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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万一のとき/そのほか
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はセレクトレ
バーを に入れます。
はチェンジレバーを
N(ニュートラル)に入れます。けん引中はロープをたるませないよ
うにします。追突防止のため、前の
車の制動灯をよく見て運転してくだ
さい。
後続車に注意をうながすため、け
ん引される車は非常点滅表示灯を
点滅させてください。
N(ニュートラル)にできないとき
は、ロープけん引できません。マツダ
販売店やJAFなどのロードサービス
事業者にご連絡ください。
の場合、故障や鉛
バッテリーあがりなどで、エンジンス
イッチを にしてブレーキペダル
を踏んだ状態でもセレクトレバーを からほかの位置へ動かせないとき
は、4-19 ページ の手順でシフトロッ
クを解除してください。
4オートマチック車
N
マニュアル車
オートマチック車
ON
P
長い下り坂や急な下り坂があるとき
は、ロープけん引をせず、レッカー車
を依頼してください。エンジンブレー
キがまったく効かないため、下り坂で
ブレーキペダルを踏み続けるとブレー
キ装置が過熱して、ブレーキが効かな
くなるおそれがあります。
けん引する車は、急発進などけん引
フックやロープに大きな衝撃が加わ
る運転をしないでください。けん引
フックや車体が破損するおそれがあ
ります。
 を、やむをえず
ロープでけん引してもらうときは、 ト
ランスミッション保護のため、速度
30 km/h以下、 走行距離30 km以内
にしてください。
5
オートマチック車
000.book 36 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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万一のとき/そのほか
7-37
処置のしかた
事故の続発を防ぐため、ほかの交通
のさまたげにならない安全な場所に
車を移動し、エンジンを止めます。
負傷者がいるときは、医師、救急車
などが到着するまでの間、安全な場
所で応急手当を行ないます。ただ
し、頭部に傷があるときは、そのま
まの姿勢で動かさないようにしてく
ださい。その場合でも、後続事故の
心配があるときは、安全な場所に移
動します。
事故が発生した場所、状況、負傷者
や負傷の程度などを警察官に報告
し、指示を受けます。
相手方、事故の状況をメモします。
ご購入された販売店や保険会社へ連
絡します。
外傷がなくても医師の診断を
受けましょう
後遺症が出るおそれがあります。
万一、事故が起きたときは
1
2
3
4
5
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サービスデータ
8-1
※1 適切なオイルのご使用方法については、2-33 ページの「エンジンオイルの規格/粘
度 」をお読みください。
油脂類などの交換時期は、「メンテナンスノート」をご覧ください。
指定外のトランスミッションフルードは絶対に入れないでください。 項    目 デ    ー    タ
燃料 使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
タンク容量 27 L
エンジンオイル (※1) グレード
オイル名
API
サービス 分類SAE粘度使用温度 範囲
(外気温℃)
純正モーターオイル ゴールデンECO SN SN 0W-20-35~40
規定量オイル交換時 2.4 L
オイル、オイルフィルター同時交換時 2.6 L
トランスミッション オイル(MT車) グレード
スズキ4輪ギヤオイル 75W シンセティック
(SAE 75W、API GL-4相当)
規定量 2.3 L
トランスミッション
フルード(CVT車) グレード CVTF グリーン2
規定量 5.7 L
トランスファー
オイル(4WD車) グレード
スズキ4輪スーパーギヤオイル 75W-85
(SAE 75W-85、API GL-5相当)
規定量 0.5 L
リヤデファレンシャ
ルオイル(4WD車) グレード
スズキ4輪スーパーギヤオイル 75W-85
(SAE 75W-85、API GL-5相当)
規定量 1.0 L
サービスデータサービスデータ
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サービスデータ
8-2
※2 リチウムイオンバッテリーの交換または廃棄については、マツダ販売店にご相談ください。
※3 点検して限度値に達していたら、ディスクやドラムを新品に交換してください。な お、点検するには、ブレーキ装置の分解とマイクロメーターやキャリパーゲージに
よる測定が必要です。マツダ販売店にご相談ください。
油脂類などの交換時期、規定の冷却水濃度は、「メンテナンスノート」をご覧ください。
指定外の冷却水、ブレーキ液は絶対に入れないでください。
冷却水は、マツダ純正品とスズキ純正品を混ぜないでください。
項    目 デ    ー    タ
冷却水グレード
マツダ純正ロングライフクーラント
スズキ純正スーパーロングライフクーラント(青)
規定量 MT車
3.0 L
CVT車 3.2 L
ウォッシャー液 グレード
ウインドーウォッシャー液
タンク容量 1.5 L
ブレーキ液 グレード ブレーキフルード BF-3(DOT-3)
スパークプラグ タイプ
NGK:ILKR7J8(イリジウム)
DENSO:ZXU22HPR8(イリジウム)
電極のすきま 0.7~0.8 mm
バッテリー タイプ アイドリングストップ
システム非装備車
38B19R
アイドリングストップ
システム装備車 鉛バッテリー K-42R
リチウムイオン
バッテリー
点検不要
(※2)
ブレーキペダル 遊び
1~8 mm
床板とのすきま62 mm以上〔踏み込み力 300 N(31 kgf)〕
パーキング
ブレーキレバー 引きしろ 4~9 ノッチ〔操作力 200 N (20 kgf)〕
フロント
ブレーキ ディスク
厚さ (※3) 基準値(新品時) 10.0 mm
限度値 9.0 mm
リヤブレーキ ドラム内径
(※3) 基準値(新品時) 165 mm
限度値 166 mm
000.book 2 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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