MAZDA MODEL MPV 2008 取扱説明書 (in Japanese)

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ヘッドレスト
すべてのシートには、ヘッドレストが装備さ
れています。
ヘッドレストは、万一のときに、むち打ち症
や他のけがから乗員を保護します。
¢ヘッドレストの高さを調整しない
ままで走行しないでください。ま
た、サードシートのすべてのヘッ
ドレストは引き上げた状態で使用
してください。
高さを調整しないまま走行すると、急ブ
レーキ時や衝突時、頭部への衝撃を防ぐこ
とができなくなり、重大な傷害につながる
おそれがあります。
調節するとき
■高くするとき
そのまま引き上げます。
■低くするとき
ロックノブを押したまま下げます。
ヘッドレストの中央が、耳の上部と同じ高さ
になるように調整してください。
フロントシート
セカンドシート
サードシート/サードシート中央席
■使用するとき
上段のロック位置まで引き上げます。
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■使用しないとき
ロックノブを押したまま下げます。
脱着するとき
■ヘッドレストを取り外すとき
ロックノブを押しながら引き上げます。
■ヘッドレストを取り付けるとき
ロックノブを押しながら差し込みます。
¢ヘッドレストをはずした状態で走
行しないでください。
取り外した状態のまま走行すると、急ブ
レーキ時や衝突時、頭部への衝撃を防ぐこ
とができなくなり、重大な傷害につながる
おそれがあります。
¢取り付けた後は、ヘッドレストが
抜け出さないことを確認するた
め、持ち上げてください。
ヘッドレストが抜け出すと万一の場合、効
果を発揮できず、思わぬけがをするおそれ
があります。
lヘッドレストを取り付けるときは、ヘッ
ドレストの前後の向きを間違えないよ
うにしてください。前後の向きをまち
がえて取り付けると、衝突時などにヘッ
ドレストの効果が十分に発揮できず、け
がをするおそれがあります。
lフロントシート・セカンドシート・サー
ドシートそれぞれのヘッドレストは、各
シート専用です。他のシートのヘッド
レストと入れ替えないでください。入
れ替えると、衝突時などにヘッドレスト
の効果が十分に発揮できず、けがをする
おそれがあります。
角度調節するとき(スイング機構付
ヘッドレスト装備車)
ヘッドレストの下部を持って前に動かしま
す。
使用しないときは、ヘッドレストの下部を
持って後ろに動かし、格納してください。
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シート
2.安全装備

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正しい着用のしかた
車を運転する前に必ず着用し、同乗者にも必ず着用させてください。
着用について
¢シートベルトは全員が着用してください。
着用しないと、急ブレーキ時や衝突時に、重大な傷害につながるおそれがあります。
¢シートベルトは成人サイズの方の乗員による着用を目的としています。
お子さまを乗せる際は、必ずお子さま専用シートを使用してください。
¢1つのシートベルトを同時に2人以上で使用しないでください。
2人以上で使用すると、万一の場合シートベルトの効果が十分に発揮できないため、重大な傷害
につながるおそれがあります。
¢シートベルトの改造や交換をしないでください。また、クリップなどでシート
ベルトにたるみをつけないでください。
万一の場合シートベルトの効果が十分に発揮できないため、重大な傷害につながるおそれがあ
ります。
¢ベルトがねじれた状態で使用しないでください。
ねじれがあると、万一の場合衝撃力が分散できず局部的に強い力を受けるため、重大な傷害につ
ながるおそれがあります。
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シートベルト
2.安全装備

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¢3点式シートベルトを腕の下に通して着用しないでください。
ベルトが肩に十分かかっていないと急ブレーキ時や衝突時に、身体が前方に投げ出され、重大な
傷害につながるおそれがあります。
¢背もたれは必要以上に倒さないでください。
急ブレーキ時や衝突時に、身体がシートベルトの下に滑り込み、シートベルトの効果が十分に発
揮できないため、重大な傷害につながるおそれがあります。
¢シートベルトは必ず腰骨のできるだけ低い位置に密着させてください。
シートベルトが腰骨からずれていると、急ブレーキ時や衝突時に、腹部に強い圧迫を受け、重大
な傷害につながるおそれがあります。
¢妊娠中の女性や疾患のあるかたもシートベルトを着用してください。
ただし、急ブレーキ時や衝突時、局部的に強い力を受けるおそれがあるため医師に相談し、注意
事項を確認してください。腰ベルトは腹部を避けて腰骨のできるだけ低い位置に密着させてく
ださい。また、肩ベルトは肩に十分かかるようにし、腹部を避けて胸部に密着させてください。
¢シートベルトのバックルの中に異物を入れないでください。
異物が入るとプレートがバックルに完全にはまらず、シートベルトの効果が十分に発揮できない
ため、重大な傷害につながるおそれがあります。
お子さまを乗せるときは
¢お子さまはできるだけリヤシートに座らせ、必ずシートベルトを着用させてく
ださい。
お子さまを抱いたり、ひざの上に乗せたりすると、急ブレーキ時や衝突時に十分に支えることが
できず、お子さまが投げ出されたり押しつぶされ、重大な傷害につながるおそれがあります。
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シートベルト
2.安全装備

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¢シートベルトが首や顔などにあたったり、腰骨に正しく着用できないお子さま
には、別売りのベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートをお使いくだ
さい。
ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートを使用しないと、万一の場合シートベルトの効
果が十分に発揮できないため、重大な傷害につながるおそれがあります。
メンテナンスについて
¢シートベルトにほつれ、すりきずなどの異常があるときは、マツダ販売店で交換
してください。
そのままの状態で使用すると、万一の場合シートベルトの効果が十分に発揮できないため、重大
な傷害につながるおそれがあります。
¢シートベルトの汚れを取るときは、中性洗剤を使用してください。
有機溶剤を使用したり、染色、漂白するとベルトの強度が低下し、万一の場合シートベルトの効
果が十分に発揮できないため、重大な傷害につながるおそれがあります。
¢シートベルトを掃除するときは、絶対に分解しないでください。
分解すると、万一の場合シートベルトの効果が充分に発揮できないため、重大な傷害につながる
おそれがあります。
¢事故などにあったときは、衝撃でシートベルト本来の機能が損なわれているお
それがありますので、必ずマツダ販売店で交換してください。
そのままの状態で使用すると、万一の場合シートベルトの効果が十分に発揮できないため、重大
な傷害につながるおそれがあります。
シートベルトやリングが汚れると、ベルトの巻き取りが悪くなるので汚れを取ってください。
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シートベルトの種類
シート シートベルトの種類
フロントシート
ELR (緊急時固定機構)付3点式シートベルト セカンドシート(2座席)
サードシート(3座席)
ELR (緊急時固定機構)付3点式シートベルト
身体の動きにあわせて伸縮しますが、強い衝撃を受けると、ベルトが自動的にロックされ身体を固定し
ます。
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シートベルト
2.安全装備

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Black plate (67,1)
3点式シートベルト
シートベルト警告灯
点灯するとき
電源ポジションがONのとき、運転席シート
ベルトを着用していないと点灯します。運
転席シートベルトを着用すると消灯しま
す。
点滅するとき
運転席シートベルトを着用しないまま約
20km/h以上になると点滅します。その後も
着用しないままだと点灯しつづけます。運
転席シートベルトを着用すると消灯しま
す。
→63ページ「正しい着用のしかた」
シートベルト着用忘れチャイム
運転席シートベルトを着用していないまま、
車速が約20km/h以上になるとしばらくの間
チャイムが鳴ります。(鳴り始めると、車速
を落としても鳴り続けます。)
運転席シートベルトを着用すると鳴り止み
ます。
着用するとき
プレートを持って、ベルトをゆっくり引
き出します。
ベルトを素早く引き出し、ロックされる
ことを確認してください。
ベルトがロックして引き出せないときは、
一度ベルトを巻き取らせてからゆっくり
引き出してください。 それでも引き出せ
ないときは、一度ベルトを強く引っ張って
からベルトをゆるめ、再度ゆっくり引き出
してください。
ベルトにねじれがないかを確認してか
ら、プレートをバックルにカチッと音が
するまで差し込みます。
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ベルトを腰骨のできるだけ低い位置にか
け、たるみが無いようにベルトを引いて
身体に密着させます。はずすとき
はずすときはバックルのボタンを押しま
す。ベルトにねじれがないかを確認しなが
ら、ゆっくりと巻き取らせます。
セカンドシート、サードシートの3点式
シートベルトを使用しないときは、シート
ベルトをホルダーに固定することができ
ます。
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シートベルト
2.安全装備

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Black plate (69,1)
ELR (緊急時固定機構)付
シートベルト
3点式シートベルトにはELR (緊急時固定機
構)が装備されています。
シートベルトは身体の動きにあわせて伸縮
しますが、強い衝撃を受けると、ベルトが自
動的にロックされ身体を固定します。
プリテンショナー付シートベルト
フロントシートベルトには、プリテンショ
ナー機構が装備されています。
車両前方から強い衝撃を受けると、シートベ
ルトを引き込み、シートベルトの効果をより
高める装置です。
¢シートベルトは正しく着用してく
ださい。
正しく着用していないと、プリテンショ
ナー機構の効果が十分に発揮できないた
め、万一の場合重大な傷害につながるおそ
れがあります。
¢プリテンショナー機構の部品や配
線を修理したり、電気テスターを
使ってプリテンショナー機構の回
路診断をしないでください。
正常に作動しなくなったり誤って作動し、
重大な傷害につながるおそれがあります。
¢プリテンショナー機構が装備され
た車を廃車される場合は、必ずマ
ツダ販売店にご相談ください。
プリテンショナー機構が不意に作動し、重
大な傷害につながるおそれがあります。
lプリテンショナー機構は、車両前方か
ら強い衝撃を受けたとき作動します
が、衝撃が弱いと作動しません。
lプリテンショナー機構の作動により、
白煙が見えることがありますが、火災
ではありません。また、人体への影響
はありません。ただし、皮膚などの弱
い方はまれに刺激を受けることがあり
ます。プリテンショナー機構作動時の
残留物(カス)が目や皮膚に付着したと
きは、できるだけ早く洗い流してくだ
さい。
lプリテンショナー機構は一度作動する
と、2回目以降の衝突では作動しませ
ん。
lプリテンショナー付シートベルトは、
一度作動すると再使用できません。事
故などにあったときは、必ずマツダ販
売店で点検を受け、作動済みのときは
交換してください。
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エアバッグ警告灯/
プリテンショナー警告灯
点灯するとき
l電源ポジションをONにすると点灯し、し
ばらくすると消灯します。
l次のようなときはシステムの異常が考え
られます。マツダ販売店で点検を受けて
ください。
l電源ポジションをONにしても点灯し
ないとき。
l点灯し続けるとき。
点滅するとき
点滅し続けるときはシステムの異常が考え
られます。マツダ販売店で点検を受けてく
ださい。
¢エアバッグ警告灯/プリテンショ
ナー警告灯が点灯または点滅し
たまま走行しないでください。
衝突したときにエアバッグまたはプリテン
ショナー機構が正常に作動せず、重大な傷
害につながるおそれがあります。マツダ販
売店で点検を受けてください。
ロードリミッター付シートベルト
ロードリミッターは、車両前方から強い衝撃
を受けたときなど、シートベルトに一定以上
の荷重がかからないように作動する装置で
す。
運転席/助手席シートベルトにかかる荷重を
規定値に保つことで、乗員の胸に加わる力を
減少させます。
¢シートベルトは正しく着用してく
ださい。
正しく着用していないと、ロードリミッ
ターの効果が十分に発揮できないため、万
一の場合重大な傷害につながるおそれがあ
ります。
ロードリミッター付シートベルトは、一度
作動すると再使用できません。事故など
にあったときは、必ずマツダ販売店で点検
を受け、作動済みのときは交換してくださ
い。
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シートベルト
2.安全装備

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