MAZDA MODEL SCRUM VAN / WAGON 2018 取扱説明書 (スクラムバン/ワゴン) (in Japanese)
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-15
ワイパーの凍結
ぬるま湯をかけて氷を溶かします。溶か
したあとは、再び凍結しないように水分
をふき取ってください。凍結したまま無
理にワイパーを作動させると、ブレード
部(ゴムの部分)が傷ついたり、ワイパー
が故障したりするおそれがあります。
64P0096
ガラス面の雪や霜
プ ラ ス チ ッ ク の 板(1)を 使 う と、ガ ラ
スを傷つけずに落とせます。
64P0097
ドアミラーの凍結
ぬるま湯をかけて氷を溶かします。溶か
したあとは、再び凍結しないように水分
をふき取ってください。凍結したまま無
理にドアミラーを動かそうとすると、故
障するおそれがあります。
64P0099
(1)
ドアミラー格納スイッチ(タイプ別
装備)を使用するときは、ドアミラー
が手で動かせることを確認してから、
スイッチ操作を行なってください。凍
結したまま操作を繰り返すと、故障
の原因となります。
→ 3-41ページ
(ドアミラー格納スイッチ)
リモート格納ミラー(タイプ別装
備)の場合、ドアミラーが凍結する
ような寒冷時は、リモート格納ミ
ラーの機能を停止してください。凍
結したまま動作を繰り返すと、故障
の原因となります。
→ 3-42ページ
(リモート格納ミラー)
000-取扱説明書.book 15 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-16
ドアの凍結
ぬるま湯をドアキーの穴を避けてかけま
す。ドアが開いたあとは水分をふき取っ
てください。凍結したまま無理に開けよ
うとすると、ドアまわりのゴムがはがれ
たり、破損したりするおそれがあります。
64P0098
靴に付着した雪
乗車するときによく落としてください。
そのまま乗車すると、ペダル操作時に
滑ったり、車内の湿気が多くなってガラ
スがくもりやすくなったりします。
80J312
オートステップ装備車の後席
への乗り降り
パワースライドドア(タイプ別装備)
の場合、開閉可能かを手動で確認して
から、自動開閉操作を行なってくださ
い。凍結したまま操作を繰り返すと、
故障の原因となります。
降雪時は、オートステップ上の雪を取
り払ってから乗り降りしてください。
滑ってけがのおそれがあります。
68H60130
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-17
雪道や凍結路はゆっくり走行
64P0019
ブレーキの効き具合を確認
ブレーキ装置に付着した雪や氷が凍結し
て、ブレーキの効きが悪くなることがあ
ります。
周囲の安全を確かめてから低速でブ
レーキペダルを数回踏み、ブレーキの
効きを確かめてください。
ブレーキの効きが悪いときは、効きが
回復するまで低速で繰り返しブレーキ
ペダルを軽く踏み、ブレーキ装置のし
めりを乾かしてください。
冬用タイヤ、タイヤチェーン
を装着
雪道や凍結路では、冬用タイヤまたはタ
イヤチェーンを装着してください。
走行する地区の条例などにしたがって
装着してください。
→ 6-6ページ
(タイヤ交換するときは)
→ 6-19ページ
(タイヤチェーンを装着するとき)
フェンダー裏側に付着した雪
を取り除く
雪道を走行すると、フェンダーの裏側に
雪が付着してタイヤと接触し、ハンドル
の切れが悪くなることがあります。
ときどき車を止めてフェンダーの裏側
を点検してください。雪の塊が付着し
ているときは、周囲の部品を傷つけな
いように雪を取り除いてください。
80J313
スピードを控えめにし、急発進、急加
速、急ブレーキ、急ハンドル、急激な
エンジンブレーキなど「急」のつく運
転はしないでください。雪道や凍結路
は路面が滑りやすく、スリップ事故を
起こすおそれがあります。
深い雪道など駆動力を必要とする場合
は 2 速発進モードを解除してくださ
い。(オートギヤシフト車)
雪道を走行するとき
急発進
急加速
急ブレーキ
急ハンドル
急激なエンジンブレーキ
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-18
オートステップ装備車の手入れ
雪道を走行したあとは、走行中にはねあ
げられた雪などがオートステップの周囲
に付着して凍結し、オートステップがス
ムーズに作動しなくなったり、全く作動
しなくなったりする場合があります。そ
のようなときは、オートステップスイッ
チを にして、使用を控えてくださ
い。
→ 3-28ページ(オートステップ)
■ オートステップの手入れのし
かた
パーキングブレーキをしっかりとか
けます。セレクトレバーを に入
れ、エンジンを止めます。
オートステップスイッチを
にして、助手席側のスライドドアを
完全に閉めます。
周囲の部品に傷をつけないように雪
や氷を取り除きます。
パーキングブレーキ
パーキングブレーキが凍結すると解除で
きなくなります。
長時間駐車するときは、パーキングブ
レーキをかけずに輪止め(市販品)を
してください。
・
は、セレクトレバーを に入れま
す。
・ は、チェンジレバー
をRまたは1速に入れます。
凍結防止剤が散布してある道
を走行したあとは
すみやかに凍結防止剤を洗い落としてく
ださい。とくに車体の下まわり、足まわ
りを念入りに洗ってください。放置する
とサビの原因となります。
凍結を防ぐため、洗車後はドアまわりな
どの水分をふき取ってください。
ドアキーの穴を避けて洗車してくださ
い。キー穴が凍結すると、ドアが解錠
できなくなります。
ドアまわりのゴム部品の水分は、とく
によくふき取ってください。凍結する
と、ドアが開かなくなります。
80J314
雪や氷を取り除くとき、手などをけが
しないように気をつけてください。
駐車するとき
OFF
1P
2OFF
3
オートマチック車オートギヤシフト車
P
マニュアル車
000-取扱説明書.book 18 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-19
屋外に駐車するときは
68H60160
排気管のまわりが雪で覆われ
たときは
68H60170
タイヤチェーン
この車に適合したマツダ純正品を装着し
てください。適合するタイヤチェーンに
ついては、マツダ販売店にご相談くださ
い。
軒下や樹木の下には駐車しないでく
ださい。積雪や落雪で車の屋根がへ
こむことがあります。
ルーフアンテナの場合、降雪時に長
時間駐車するときは、アンテナを取
り外してください。
→ 5-39ページ(アンテナの脱着)
駐車するときはワイパーアームを立
ててください。雪の重みでワイパー
アームが変形したり、ブレード部
(ゴムの部分)がガラスに凍結した
りすることがあります。
排気管のまわりが雪で覆われたままエ
ンジンを回転させないでください。
排気ガスが車内に侵入し、一酸化炭素
中毒のおそれがあります。
適合品以外を装着しないでくださ
い。ブレーキ配管や車体を損傷する
おそれがあります。
走行中にいつもと違う音がするとき
は、ただちに停車して点検してくだ
さい。タイヤチェーンが切れたり、
一部が外れたりして車体に当たる
と、ブレーキ配管や車体を損傷する
おそれがあります。
タイヤチェーンを装着するとき
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お車との上手なつきあいかた/寒冷時の取扱い
6-20
タイヤチェーンを装着する前に
■ タイヤチェーンは後輪に装着
この車は後輪が駆動輪、または後輪が駆
動輪ベースの 4WD です。前輪には装着
しないでください。
■ 応急用スペアタイヤには装着
できません
後輪がパンクしたときは、応急用スペア
タイヤを前輪に付け、外した前輪の標準
タイヤを後輪に付けてから、タイヤ
チェーンを後輪に装着します。
■ ジャッキアップに適した安全
な場所で装着
7-7 ページの「タイヤ交換の準備」の
、 をお読みください。
■ フルホイールキャップ(タイ
プ別装備)を外してから装着
フルホイールキャップの傷つき防止のた
め、キャップを外してからタイヤチェー
ンを装着します。キャップの外しかたは
7-8ページをお読みください。
タイヤチェーンの装着
タイヤチェーンに付属の取扱説明書をよ
くお読みください。
タイヤチェーンを装着して走行すると
きは、安全およびタイヤチェーン保護
のためスピードを控えめ(30 km/h
以下)にし、急発進、急加速、急ブレー
キ、急ハンドル、急激なエンジンブ
レーキなど「急」のつく運転をしたり、
突起や穴を乗り越えたりしないでくだ
さい。
タイヤチェーンを装着すると、タイ
ヤ回転速度が検出できなくなって、
次の機能が正常に作動しない場合が
あります。
・ABS(ABS装着車)
・エマージェンシーストップシグナ
ル(ESS)(タイプ別装備)
・DSC&TCS(タイプ別装備)
・レーダーブレーキサポート
(RBS)(タイプ別装備)
・誤発進抑制機能(タイプ別装備)
タイヤチェーンを装着したまま、雪の
ない舗装路を走行しないでください。
路面が損傷したり、タイヤチェーンの
摩耗が早まったりします。また、4WD
車の場合、駆動装置に無理な力がかか
り、故障の原因となります。
アルミホイール装備車の場合、タイヤ
チェーンでホイールに傷がつくおそれ
があります。
12
000-取扱説明書.book 20 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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万一のとき
7-1
7.万一のとき
● パンク ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-2
● バッテリーあがり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-13
● ヒューズ切れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-15
● 電球切れ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-20
● オーバーヒート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-26
● そのほか ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7-27
000-取扱説明書.book 1 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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万一のとき/パンク
7-2
後席シート下の助手席側に収納されて
います。
・使用後は、所定の位置に収納し、
しっかり固定してください。
分離式後席シート車
ホイールナットレンチ、ジャッキを取
り出すときは、レバーを押し下げてふ
たを外します。
64P70010
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
ホイールナットレンチ、ジャッキを収
納したあとは、ふたの下側のつめを穴
(6)に は め て か ら、ふ た を 取 り 付 け
ます。
64P70020
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
エンジン回転中や停止直後は、工具
(ジャッキバー、ホイールナットレ
ンチ)やジャッキが熱くなっている
ことがあります。やけどのおそれが
ありますので、使用する前に確認し
てください。
工具、ジャッキを出し入れするとき
は、取り出し口周囲のエッジ部分を
さわらないでください。けがをする
おそれがあります。
パンク
工具、ジャッキの収納場所
(1) ふた (2) レバー
(3) ジャッキバー
(4) ホイールナットレンチ
(5) ジャッキ
(2)
(5)
(4) (3)(1)
(6)
000-取扱説明書.book 2 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分
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万一のとき/パンク
7-3
一体式後席シート車
ジャッキを取り出すときは、ジャッキ
バーを外してからふたを外します。
→ 3-53ページ
(一体式シートの格納のしかた)
64P70370
■ ホイールナットレンチの取り
外しかた
ホイールナットレンチ(1)の端を
引っ張って、一つ目のクリップ(2)
から外します。
64P70380
図のように、ホイールナットレンチ
の中央部を一つ目のクリップ(2)
の先端に当て、そのままホイール
ナットレンチの端を押し、一つ目の
クリップを支点にしながら二つ目の
クリップ(3)から外します。
64P70390
(1) ホイールナットレンチ
(2) ジャッキ
(3) ジャッキバー
(4) ふた
(3)
(2)
(1)(4)
1
(1)
(2)
ホイールナットレンチの端は慎重に押
してください。支点としていたところ
がずれて、けがをするおそれがありま
す。
クリップを支点にするとき、強い力で
押さないでください。クリップが破損
するおそれがあります。
2
(2)
(3)
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万一のとき/パンク
7-4
ジャッキを縮めて取り出します。
収納するときは、ジャッキホルダーに
おさめてからジャッキを広げ、しっか
り固定します。
64P70040
64P70400
■ 取り出しかた
バックドアを開けます。
→ 3-14ページ(バックドア)
ホイールナットレンチ(1)で、リ
ヤバンパー上のボルトを反時計方向
にまわします。
64P70060
タイヤキャリア(2)を少し持ち上
げて、サポートバー(3)から外し
ます。
64P70070
(1) ジャッキホルダー
(2) ジャッキ
収納するときに、ホイールナットレン
チなどで無理にジャッキを広げないで
ください。ジャッキホルダーが変形す
るおそれがあります。
ジャッキの取り出し・取り付け
分離式後席シート車
¿^”S
(1)
(2)
âvû ;š
(2)
(1)
¿^”S
Y rŠƒ¤l‰n®A
X]‹*2
1
2
(1)
3
(3)
(2)
000-取扱説明書.book 4 ページ 2017年3月31日 金曜日 午後3時9分