TESLA MODEL S 2015 取扱説明書 (in Japanese) 

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タイヤ空気圧の保守
タイヤの空気圧がタイヤに記載されている空気圧とは異なる場合でも、タイヤの空気圧ラベルに表示される空気圧に従ってください。タイヤの荷重ラベルは、中央のドア ピラー上にあり、運転席側のドアを開くと確認することができます。
1 つまたは複数のタイヤの空気圧が低すぎるまたは高すぎる場合、計器パネル上のタイヤ空気圧表示灯が警告します。
タイヤ空気圧表示灯は、空気圧を調整してもすぐには消えません。タイヤを推奨空気圧にした後、タイヤ空気圧表示灯を消すタイヤ空気圧監視システム(TPMS) を作動させるには、時速 40 km 以上の速度で10分間以上運転する必要があります。
Model S の電源を入れるたびに表示灯が 1 分間点滅する場合は、タイヤ空気圧監視システム (TPMS)が故障を検出しています (95ページの「TPMS 故障」を参照)。
タイヤ空気圧の点検と調整
タイヤが冷えており、Model S が 3 時間以上静止しているときに以下の手順に従ってください。
1.バルブキャップを取り外します。2.圧力を測定するため、正確なタイヤ空気圧ゲージをバルブにしっかりと押しつけます。3.必要に応じて、推奨空気圧にするために空気を追加します。4.タイヤゲージを取り外して再び取り付けることにより、圧力を再度チェックします。5.空気を入れすぎた場合は、バルブ中央の金属ステムを押すことによって空気を逃がします。6.タイヤゲージの圧力を再チェックし、必要に応じて調整します。7.ほこりが侵入しないよう、バルブキャップを再び取り付けます。バルブに損傷や漏れがないかを定期的に点検します。
警告: タイヤの低空気圧は、タイヤ温度の上昇、深刻なひび割れ、突然のトレッド剥離やパンクを引き起こすなど、タイヤの不具合の最も一般的な原因です。この結果、車両制御が予期せず失われ、けがや事故につながる危険性が高まります。低空気圧はバッテリー耐走行距離およびタイヤのトレッド寿命に影響を及ぼします。
警告: タイヤが冷えているときに、正確なタイヤ空気圧ゲージを使用して圧力をチェックしてください。現在のタイヤ空気圧でタイヤをなじませるには、タイヤを温めるため約 1.6 kmほど運転すれば十分です。直射日光や高温な場所における駐車も、タイヤ空気圧に影響します。タイヤの温度が上がっている場合は、圧力も高くなっていることに注意してください。タイヤ空気圧の調整は必ずタイヤが冷えた状態でおこなってください。温まった状態では正しい調整ができす、空気圧不足になり大変危険です。
警告: Tesla 修理キットに用意されているタイプ以外のタイヤシーラントは使用しないでください。他のタイプを使用すると、タイヤ空気圧センサーが故障する可能性があります。Model S にタイヤ修理キットが含まれていない場合は、Teslaから購入できます。
タイヤの手入れと保守
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タイヤの点検と保守
トレッドとサイド ウォールにゆがみ (膨らみ)、切り込み、または摩耗の兆候がないか定期的に点検してください。
警告: タイヤが損傷している、摩耗しすぎている、またはタイヤの空気圧が不適切な場合は、Model S を運転しないでください。タイヤの摩耗を定期的に点検し、切り込み、膨らみ、またはプライ / コード構造の露出がないことを確認してください。
タイヤ摩耗
納車時のModel S には、トレッドパターンにウェアインジケーターが鋳込まれたタイヤが取り付けられています。トレッドが 1.6 mm まで摩耗すると、トレッドパターンの表面にウェアインジケーターが現れ、タイヤ幅にわたって連続した輪ゴムのように見えます。
輪ゴムのような表示が現れたら、またはトレッド溝の深さが法律で許容される最小値に達したら、タイヤをただちに交換してください。
ローテーション、バランス、ホイールアライメント
Tesla は 8000 km走行ごとにタイヤのローテーション (位置交換) を行うことを推奨します。
ホイールバランスが悪い場合 (ステアリング ホイールからの振動によって気付くことがあります) は、車両の操作とタイヤの寿命に影響します。通常の使用であっても、ホイールはバランスを失うことがあります。したがって、必要に応じてバランスを調整する必要があります。
タイヤの摩耗が均一でない場合 (タイヤの片側のみ摩耗) または異常なほど摩耗しすぎている場合は、ホイールアライメントを点検してください。
注: 2 つのタイヤのみを交換する場合は、常に新しいタイヤを後部に取り付けてください。
パンクしたタイヤ
タイヤはパンクすると、最終的には圧力を失います。タイヤ空気圧を頻繁に点検することが重要な理由はここにあります。パンクしたタイヤまたは損傷したタイヤは、できるだけ速やかに永久的修理をほどこすかまたは交換してください。パンクでタイヤの空気が抜けていなくても、パンクしたタイヤで運転しないでください。パンクしたタイヤは突然空気が抜けてしまう可能性があります。
チューブレスタイヤは、物が刺さったとき、それがタイヤ内に残っていれば空気が漏れないことがあります。ただし、運転中に突然の振動や乗り心地の低下を感じた場合、またはタイヤの損傷が疑われる場合は、ただちに速度を落としてください。低速で走行し、急ブレーキや急なステアリングを避けながら、安全を確認して車両を停止します。Model S をTesla サービスセンターまたは最寄りのタイヤ修理センターに輸送するよう手配します。
注: 場合によっては、Tesla から購入可能なオプションのタイヤ修理キットを使用して、軽度のパンク(6 mm未満) を応急修理することもできます。これにより、Model S を Tesla または最寄りのタイヤ修理施設に低速で移動させることができます。
警告: パンクしたタイヤのまま Model S を運転しないでください。パンクしたタイヤの空気が抜けていなくても、突然空気が抜けてしまう可能性があります。
フラットスポット
Model S を高温下で長期間駐車しておくと、タイヤにフラットスポットが発生することがあります。Model S を運転すると、このフラット スポットが原因で振動が発生します。タイヤが温まるにつれ、しだいにこの振動は消え元の形状に戻ります。
駐車中にフラット スポットの発生を最小限にするには、タイヤウォールに示されている最大圧まで空気圧を入れておくことです。その後、運転する前に空気を抜いてタイヤの空気圧を推奨レベルに調整します。
低周囲温度での運転
タイヤの性能は低周囲温度では低下し、そのためグリップが低下して、衝撃による損傷をより受けやすくなります。パフォーマンスタイヤは冷えた場合一時的に固くなることがあり、タイヤが温まるまでの最初の数 km は回転ノイズが聞こえます。Tesla に連絡し、スタッドレスタイヤに関する推奨事項を確認してください。
タイヤの手入れと保守
92Model S オーナーズ マニュアル

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タイヤの走行距離の改善
タイヤの走行距離を伸ばすには、タイヤの推奨空気圧を維持し、速度制限および推奨速度を順守し、以下の点にご注意ください。
•急発進または急加速を避ける。•急に曲がったり急ブレーキを避ける。•陥没している道路、障害物のある道路を避ける。•駐車時に縁石にぶつからないようにする。•タイヤに腐食性の高い液体が付着しないようにする。
タイヤとホイールの交換
タイヤは、紫外線、極端な高温・低温、高負荷、および環境条件によって時間とともに劣化します。タイヤは 6 年ごと、必要に応じてはそれ以前に交換するようにしてください。
ホイールリムとタイヤは、車両のハンドリング特性に合うように組み合わされています。交換用タイヤは、元の仕様に適合する必要があります。指定された以外のタイヤを使用する場合は、タイヤにマーキングされた定格荷重および定格速度 が、元の仕様と等しいかあるいはそれを上回っていることを確認してください。
4本すべてのタイヤを一度に交換することが理想的ですが、これができない場合は、タイヤをペア単位で交換してください (フロントまたはリアのペア)。タイヤを交換する場合は、必ずリバランスを行いホイールのアライメントを点検します。
ホイールを交換する際は、タイヤの空気圧を監視し警告を発信するTPMS(タイヤ空気圧監視システム)をリセットする必要があります(94ページの「TPMS センサーのリセット」を参照)。
警告: 安全のため、元の仕様と一致するタイヤおよびホイールのみを使用してください。元の仕様と一致しないタイヤは、タイヤ空気圧監視システム (TPMS) の動作に影響を与える可能性があります。
非対称タイヤ
Model S タイヤは非対称であり、正しいサイドウォールが外側を向くようにホイールに取り付ける必要があります。タイヤのサイドウォールにOUTSIDE(外側) という単語で示されています。新しいタイヤを取り付ける際は、タイヤにホイールを正しく取り付けてください。
警告: タイヤにホイールが正確に取り付けられないと、ロードホールディング性能が著しく損なわれます。
スタッドレスタイヤ
降雪・積雪の場合や路面が凍結している場合は、スタッドレスタイヤの取り付けを検討してください。スタッドレスタイヤは、4つの車輪とも同一のサイズ、メーカー、構造およびトレッドパターンを使用してください。スタッドレスタイヤに関する推奨事項については、Tesla に確認してください。
警告: スタッドレスタイヤは、普通のタイヤに比べて乾燥路では摩擦が大幅に減少することがあります。タイヤの手入れと保守
保守93

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タイヤチェーンの使用
Tesla は SCC 社の Model Z-563 チェーンの後輪への使用をテストし、承認しました。これらのチェーンは、Model S に 245/45R19 リア タイヤが取り付けられている場合にのみ使用し、21 インチタイヤには使用しないでください。
タイヤチェーンを取り付ける際は、タイヤチェーン製造元の取扱説明書の指示に従ってください。チェーンはできるだけしっかり取り付けてください。
チェーンを使用する際には、次の点にご注意ください。
•ゆっくり運転します。時速 48 km を超えないようにします。•Model S に重量物を積載しないでください (重量物はタイヤとボディ間のクリアランスを減少させる可能性があります)。•タイヤチェーンは状況が許せばただちに取り外してください。
注: タイヤチェーンの使用は一部の地域では禁止されています。タイヤチェーンを取り付ける前に当該地域の法律を確認してください。
注意: 非推奨タイヤチェーンの使用、サイズ違いのタイヤチェーンの使用は、サスペンション、ボディ、ホイール、またはブレーキ ラインを損傷する可能性があります。非推奨タイヤチェーンの使用により発生した損傷は、保証の対象外です。
注意: チェーンがサスペンションコンポーネントやブレーキラインに触れないようにしてください。チェーンから Model S との接触を示す異常なノイズが聞こえたらただちに停車して、確認してください。
タイヤ空気圧監視
タイヤが冷えている状態、および運転席側のドアピラーにあるタイヤの荷重情報ラベルに記載された推奨空気圧の状態で、毎月点検する必要があります(91ページの「タイヤ空気圧の保守」を参照)。車両のラベルまたはタイヤ空気圧ラベルに記載されたサイズと異なるサイズのタイヤが取り付けられている場合は、それらのタイヤの適正空気圧を確認してください。
追加の安全機能として、車両にはタイヤ空気圧監視システム (TPMS) が装備されています。TPMS は、1 本または複数のタイヤの空気圧が著しく低すぎる、または高すぎる場合に、計器パネルに警告(タイヤ空気圧警告)を表示します。これに応じて計器パネル上のタイヤ空気圧インジケーターがタイヤ空気圧の警告を表示する場合は、ただちに停車してタイヤを点検し、適正な空気圧に調整してください(91ページの「タイヤ空気圧の保守」を参照)。タイヤの空気圧が著しく低い状態で運転すると、タイヤが過熱しタイヤの不具合につながる可能性があります。低空気圧は、燃料の効率とタイヤのトレッド寿命に悪影響を与え、車両のハンドリングおよび停止能力にも影響を及ぼす可能性があります。
タイヤ空気圧監視システム(TPMS)が不具合を検出した場合、Model S の電源を入れるたびにこのインジケーターが1分間点滅します。
注: Tesla に承認されていない付属品を取り付けると、TPMS システムが阻害される可能性があります。
警告: TPMS は、タイヤ空気圧の手動による点検およびタイヤの定期検査などのタイヤの適切な保守に代わるものではありません。TPMSが計器パネル上にタイヤ空気圧の警告を表示していない場合でも、常に適正なタイヤ空気圧を維持するようにしてください。
TPMS センサーのリセット
ホイールを 1 本以上交換した場合、TPMSがタイヤ空気圧に関して正確に機能するためには、センサーをリセットする必要があります。ただし、タイヤ交換またはホイールローテーション後にリセットする必要はありません。
注: 21 インチホイールに交換する際 (PerformancePlus モデル)、TPMS が誤った空気圧警告を表示する可能性があります。その場合、より詳細な調整をするために Model S を Tesla サービスセンターにお持ちください。
注: タイヤ空気圧警告をクリアするために、TPMS センサーをリセットしないでください。
タイヤの手入れと保守
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TPMS センサーをリセットするには、次の手順に従ってください。
1.すべてのタイヤを運転席側のドアピラーにあるタイヤ荷重情報ラベルに記載された推奨空気圧にします。2.10 分間運転してから、Model S のタッチスクリーンで、「コントロール」 > 「設定」 > 「車両」 >「タイヤ空気圧モニター」 > 「センサーをリセット」の順にタッチします。3.画面上の指示に従ってください。
タイヤセンサーの交換
タイヤ空気圧警告インジケーターが頻繁に表示される場合は、Tesla に連絡してタイヤセンサーを交換する必要があるかどうかを確認してください。タイヤセンサーは、簡略セットアップを行える Tesla のサービス技術者が交換する必要があります。Tesla以外の修理施設でがタイヤを修理または交換した場合、タイヤセンサーは Tesla がセットアップを実行するまで作動しません。
TPMS 故障
Model S には、システムが正しく作動していないときに知らせる TPMS 故障インジケーターも搭載されています。
TPMS 故障インジケーターは、タイヤ空気圧インジケーターライトに組み込まれています。システムが故障を検出すると、Model S の電源を入れてから約1分間の間インジケーターが点滅し、その後点灯したままの状態になります。このシーケンスは、故障が存在する限りその後も車両を始動するたびに繰り返されます。TPMS 故障インジケーターがオンの状態では、タイヤ空気圧の異常を通常通りに検出できない場合があります。
TPMSの故障は、交換用または代替タイヤまたはホイールの取り付けを含む、TPMSの正しい作動を阻害するさまざまな要因によって発生します。1本または複数のタイヤまたはホイールを交換した後は、必ず TPMS 故障インジケーターをチェックして、交換用または代替のタイヤおよびホイールで TPMSが引き続き正しく機能することを確認してください。
注: Tesla が提供するタイヤシーラントと異なるシーランとを使用してタイヤを交換または修理した後に、低タイヤ空気圧が検出された場合は、タイヤセンサーが損傷している可能性があります。できるだけ早く Tesla に連絡し、修理を依頼してください。
タイヤの手入れと保守
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タイヤ修理キット
Model S にはスペア タイヤが付属していません。Model S を購入した地域の法令に応じて、タイヤ修理キットは付属していることも付属していないこともあります。Model S の納車時にタイヤ修理キットが付属していなかった場合は、Tesla からタイヤ修理キットをご購入できます。
タイヤ修理キットはコンプレッサーとタイヤ シーラント缶 (1 本のタイヤのタイヤ修理に十分な量) から構成されます。シーラントをタイヤに注入すると、6mm 以下の小さい穴からシーラントが浸透し、応急処置が行われます。
注: 6 mmより大きい穴が開いた場合、トレッドがひどく損傷している場合、タイヤが裂けている場合、タイヤがリムから外れている場合は、ロードサイドアシスタンスを呼んでください。
警告: タイヤ修理キットは応急処置のみに利用できます。損傷したタイヤはただちに修理または交換する必要があります。
警告: シーラントで応急処置をしたタイヤで運転する場合は、時速48 km 以下の速度で運転してください。
警告: 修理を始める前に、タイヤ修理キットに関するすべての指示と警告を守ってください。注意: 大きな損傷をきたすことがあるので、タイヤがパンクしたまま運転しないでください。タイヤ シーラント缶
Tesla タイヤ修理キットに含まれているタイヤ シーラントは Model S での使用が承認されており、タイヤ圧監視システム (TPMS) センサーを損傷しないように作られています。したがって、シーラント缶を交換するときは、必ず同じ種類と容量のシーラント缶に交換する必要があります (99ページの「シーラント缶の交換」を参照)。タイヤ シーラント缶は Tesla からご購入できます。
タイヤ シーラントの有効期限は缶の外側に表示されています。有効期限の過ぎたシーラントは本来の性能を発揮できない可能性があります。有効期限の過ぎたタイヤ シーラント缶は必ず交換してください。
警告: Tesla から購入できるもの以外のタイヤシーラントは使用しないでください。他のタイヤ シーラントを使用するとタイヤ圧センサーの故障の原因になります。
警告: シーラント缶に記載されている安全と取り扱いに関する説明を必ず読み、守ってください。
警告: タイヤ シーラントはお子さまの手が届かないところに保管してください。警告: タイヤ シーラントが目に入ったり、タイヤ シーラントを飲み込んだり、吸い込んだりすると、人体に有害な作用をもたらすおそれがあります。シーラントが目に入った場合は、ただちに水で洗い流し、炎症が治まらない場合は、医師の診察を受けてください。飲み込んだ場合は、無理に吐かせようとせずに、ただちに医師の診察を受けてください。吸い込んだ場合は、新鮮な空気を吸ってください。吸い込むと眠気や目まいを起こすことがあります。呼吸に障害が出た場合は、ただちに医師の診察を受けてください。
タイヤの応急修理
96Model S オーナーズ マニュアル

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シーラントと空気でふくらませる
Tesla タイヤ修理キットがある場合は、以下の手順に従って小さいタイヤの穴 (6 mm未満) を応急修理してください。
1.Model S を交通量の少ない安全な場所に止めて、乗員を安全な場所で待機させます。2.ハザード ランプをオンにして、他の車に警告します。3.できれば、穴が下になるようにホイールの位置を調整します。
4.コンプレッサーの背面の電源コネクタを取り外し、センター コンソール前面にある 12V 電源ソケットに接続します。5.タイヤ コンプレッサーから透明なプラスチックのホースを取り外します。
6.赤いキャップを取り外し、ホースの先端をタイヤのバルブにねじ込みます。
7.シーラント キットの黒い空気ホースをシーラントのバルブに取り付け、レバーを押し下げてしっかり固定します。8.コンプレッサーが平らな面に置かれており、手順 5 に示すように圧力ゲージが横を向いていることを確認します。9.コンプレッサーをオンにします。10.推奨空気圧までタイヤをふくらませます。11.コンプレッサーをオフにして、ホースをタイヤのバルブから取り外します。タイヤ バルブやホイール リムからはみ出た余分なシーラントを拭き取ります。12.ただちに 8 km ほど走行してシーラントをタイヤ全体に行き渡らせます。速度を時速 48km以下に抑えてください。13.車を止めてタイヤの空気圧をチェックします。必要に応じて、黒の空気ホースを使用してタイヤをふくらませます。14.なるべく早くタイヤを修理または交換します。15.タイヤ修理シーラント缶を交換します (99ページの「シーラント缶の交換」を参照)。
タイヤの応急修理
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空気でのみふくらませる
Tesla タイヤ修理キットがある場合は、以下の手順に従って空気でタイヤをふくまらせます。
1.コンプレッサーの背面の電源コネクタを取り外し、Model S 前面にある 12V 電源ソケットに接続します。
2.コンプレッサーから黒い空気ホースを取り外します。3.空気ホースをバルブに取り付け、レバーを押し下げてしっかり固定します。
4.コンプレッサーが平らな面に置かれており、空気圧を読めるように圧力ゲージが横を向いていてることを確認します。5.空気を追加するには、コンプレッサーをオンにし、目的の空気圧になるまでタイヤをふくらませます。6.空気を抜くには、コンプレッサーをオフにして、目的の空気圧になるまで赤いボタンを押したままにします。
注: タイヤ修理キットには、タイヤ以外の空気入れに使えるアダプターが含まれています。これらのアダプターはコンプレッサーの後面の仕切りに入っています。
注意: 過熱を防ぐために、コンプレッサーを 8分以上続けて使用しないでください。コンプレッサーを冷ますために、コンプレッサーを使用してから次回使用するまでに 15 分の間隔を置いてください。
注意: 長時間の使用により過熱した場合、コンプレッサーの動作速度が遅くなります。その場合はコンプレッサーをオフにして冷ましてください。タイヤの応急修理
98Model S オーナーズ マニュアル

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シーラント缶の交換
Tesla タイヤ修理キットがある場合は、Tesla から追加または交換用のタイヤ シーラント缶をご購入できます。
Tesla タイヤ修理キットのシーラント缶を交換するには、以下の手順を実行します。
1.透明なホースをコンプレッサーから取り外します。このホースはタイヤ修理シーラント缶に付属しています。2.缶のカバーを上にスライドさせてコンプレッサーから取り外します。
3.缶を取り外します。
4.新しい缶を挿入し、カバーを取り付けます。
タイヤの応急修理
保守99

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外装のクリーニング
腐食性物質 (鳥のフン、樹液、虫の死骸、コールタール、道路塩、大気中降下物など) が付着した場合は、塗装の損傷を防ぐためにただちに除去してください。Model S の次回の洗車時期を待たないようにしてください。必要に応じて変性アルコールを使用してコールタールや頑固な油汚れを除去し、その後ただちに水と中性のの非界面活性剤洗剤でアルコールを除去してください。
Model S の外装を洗うときは以下の手順に従ってください。
1.徹底的に洗い流す
洗車する前に、ホースを使用してボディに付着した汚れや砂粒を洗い流します。異物がたまりやすい場所 (ホイール アーチやパネルの継ぎ目など) にたまっている泥を洗い流します。冬の間など、道路で塩が使用された場合は、車両の下に付着している道路塩をすべて除去します。2.手洗い
やわらかい布と中性の良質のカー シャンプーを加えた冷水またはぬるま湯を使用してModel S を手洗いします。3.清潔な水ですすぐ
洗車した後、洗剤が表面に残ったまま乾かないように清潔な水ですすぎます。4.完全に乾燥させてガラスの外側を拭く
洗車とすすぎが終わったら、セーム革で水分をしっかり拭き取ります。
自動車用のガラス クリーナーで窓ガラスとミラーをクリーニングします。ガラスやミラーの表面を拭くときに、汚れを削り取ったり、研磨洗浄液を使ったりしないでください。
外装のクリーニングに関する注意事項注意: フロントガラスにはっ水処理液を使用しないでください。はっ水処理液を使用すると、ワイパーとフロントガラスとの摩擦によってびびり音が発生することがあります。
注意: 温水と洗剤を使用しないでください。注意: 気温が高いときに直射日光下で洗車しないでください。注意: 高圧洗浄機を使用する場合は、ノズルをModel S の表面から30 cm 以上離してください。ノズルを動かし続け、水流を一箇所に集中させないでください。
注意: ホースの水をウィンドウ シール、ドア シール、ボンネット シールに直接当てたり、ホイールの開口部を通してブレーキ部品に当てたりしないでください。
注意: 洗浄ミットなどの毛羽だった布や目の粗い布を使わないでください。注意: 自動洗車機で洗車する場合は、タッチレス洗車機以外は使用しないでください。タッチレス洗車機は Model S の表面に接触する部分 (ブラシなど) がありません。タッチレス洗車機以外の洗車機を使用すると、保証の対象にならない傷が付くことがあります。
注意: 化学物質系のホイール クリーナーを使用しないでください。ホイールの表面が損傷することがあります。
注意: 高圧洗浄機をリア ビュー カメラやパーキング センサー (装備している場合) に使用しないでください。レンズの表面を傷つけたり損傷したりするおそれのある尖った物や研磨剤でセンサーやカメラのレンズをクリーニングしないでください。
クリーニング
100Model S オーナーズ マニュアル

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