MAZDA MODEL CARROL 2015 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)

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運転するときは/エンジン始動・停止
4-13
4
■ アドバンストキーレスエントリー&キーレスプッシュボタ
ンスタートシステム非装備車
エンジンスイッチを にもどしま
す。
■ アドバンストキーレスエントリー&キーレスプッシュボタ
ンスタートシステム装備車
停車中にエンジンを停止できないとき
は、エンジンスイッチを 3 連打以上、
または 2 秒以上長押ししてください。
この場合、システムの異常が考えられ
ますので、マツダ販売店で点検を受け
てください。
キーを抜くときは
キーを抜くと、ハンドルロックがかかり
ます。
■ オートマチック車
セレクトレバーを に入れ、セレ
クトレバーのボタンから手を離しま
す。
誤操作防止のため、次の条件をみ
たしているときだけキーが抜けま
す。
・セレクトレバーが 位置
・セレクトレバーのボタンから手
を離している
→ 4-20ページ (キーインターロック)
→ 4-25ページ(駐車)
■ マニュアル車
キーを (OFF)にもどして
キーを抜きます。
→(OFF) は、キーを
押し込んでまわします。
64L40170
は走行中、絶対にエン
ジンスイッチを にもどさな
いでください。キーが万一抜けると、
ハンドルがロックされてまわせなくな
り、思わぬ事故につながるおそれがあ
ります。
車両の状態 エンジン停止方法
停車中 エンジンスイッチを
押す
走行中
(緊急時) エンジンスイッチを
3連打以上、または
2秒以上長押しする
ACC
マニュアル車
LOCK
アドバンストキーレスエントリー&キーレス
プッシュボタンスタートシステム非装備車
1P
P
1LOCK
ACCLOCK
000.book 13 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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4
運転するときは/エンジン始動・停止
4-14
■ キー抜き忘れ警告ブザー
キーの抜き忘れを防止するためのブザー
です。
キーを または (OFF)に
したまま運転席ドアを開けると、室内
ブザーが“ ピー、ピー、” と断続的に
鳴ります。
キーを抜くと、室内ブザーが止まります。
エンジンスイッチをもどすと
きは
セレクトレバーを に入れ、セレ
クトレバーのボタンから手を離しま
す。
→ 4-17ページ (セレクトレバーの操作)
エンジンスイッチを押して
(OFF)にもどします。
エンジンスイッチを (OFF)
にもどしていずれかのドアを開閉する
と、ハンドルロックがかかります。
誤操作防止のため、次のようなときは、
エンジンスイッチを (OFF)に
もどせません。
・ セレクトレバーの位置が 以外
・ セレクトレバーの位置が に入っ
ていても、セレクトレバーのボタン
を押しているとき
→ 4-25ページ(駐車)
セレクトレバーの故障などで、エンジ
ンスイッチを (OFF)にもどせ
ないことがあります。マツダ販売店で
点検を受けてください。なお、点検前
には次の作業をしてください。
・盗難を防ぐため、キー操作にてドア
を施錠してください。(リクエスト
スイッチやキーレスエントリーでは
施錠できません)
・鉛バッテリーあがりを防ぐため、 バッテリーのマイナス端子を外して
ください。(10 mm スパナなどの
市販工具が必要です)
■ エンジンスイッチもどし忘れ 警告ブザー
エンジンスイッチのもどし忘れを防止す
るためのブザーです。
エンジンスイッチを にしたま
ま運転席ドアを開けると、室内ブザー
が“ピー、ピー、”と断続的に鳴りま
す。
セレクトレバーを に入れ、セレク
トレバーのボタンから手を離します。
エンジンスイッチを2回押して
(OFF)にもどすと、室内ブザーが止ま ります。
(OFF)にもどさないと、リクエ
ストスイッチや携帯リモコンでドアが施
錠できません。
■ハンドルロック未作動警告ブザー
故障などで、エンジンスイッチを
(OFF)にもどして、いずれかのドアを開 閉してもハンドルがロックされない場
合、運転席ドアを開けると、室内ブザー
が“ピッ、ピッ、”と断続的に鳴ります。
マツダ販売店で点検を受けてください。
ACCLOCK
アドバンストキーレスエントリー&キーレ
スプッシュボタンスタートシステム装備車
1P
2LOCK
LOCK
LOCK
P
P
LOCK
ACC
P
LOCK
LOCK
LOCK
000.book 14 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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運転するときは/パーキングブレーキ
4-15
4
パーキングブレーキは後輪にかかりま
す。駐車するときはパーキングブレーキ
をしっかりとかけてください。
駐車するときは
ボタン(1)を押さずにパーキングブレー
キレバーをいっぱいに引き上げます。
解除するときは
レバーを少し引き上げなが ら(①)レ
バー先端のボタン (1)を押し込み (②)、
そのまま下まで完全におろします
(③)。
坂道発進するときは、パーキングブ
レーキをかけたまま右足でアクセルペ
ダルを慎重に踏み、車が動き出す感触
を確認しながらパーキングブレーキを
解除してください。
71L40081
■ パーキングブレーキ解除忘れ 警告ブザー
パーキングブレーキを解除し忘れたまま
走行すると、室内ブザーが “ ピピピッ、
ピピピッ”と鳴り続けます。
ヒルホールドコントロール装備車の場
合、パーキングブレーキをかけるとヒ
ルホールドコントロールが作動しませ
ん。
→ 4-34ページ
(ヒルホールドコントロール)
ヒルホールドコントロールはアイド
リングストップシステム装備車に装
備されています。(キャロルの場
合)
また、ハンドル右下のアイドリング
ストップシステムOFF スイッチの有
無により、アイドリングストップシ
ステム装備車の識別ができます。
→ 4-55 ページ(アイドリングス
トップシステムOFFスイッチ)
パーキングブレーキ
パーキングブレーキの操作
パーキングブレーキを解除したとき
は、メーター内のブレーキ警告灯が消
灯しているか確認してください。万
一、パーキングブレーキをかけたまま
走行した場合、ブレーキ装置が過熱し
てブレーキが効かなくなるおそれがあ
ります。
→ 3-68ページ(ブレーキ警告灯)
(1)
'
(
)
000.book 15 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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運転するときは/チェンジレバー
4-16
チェンジレバーを操作するときは、ク
ラッチペダルをいっぱいに踏みます。
誤操作防止のため、5速からR(リバー
ス)に直接入れることはできません。
一度 N(ニュートラル)に入れてから
Rへ操作してください。
74P40040
シフトダウンの上限速度
エンジンの過回転を防ぐため、次の表に
示す上限速度以下でシフトダウンしてく
ださい。
※ 走行条件やお車のタイプにより、この 上限速度に達しない場合があります。
チェンジレバーをR(リバース)に入れ
るときは、車を完全に停止させてから
操作してください。完全に停止してい
ない状態で操作すると、トランスミッ
ションが破損する原因となります。
チェンジレバー
チェンジレバーの操作
マニュアル車
シフトダウン 上限速度(km/h)
2速 → 1速 35
3速 → 2速 60
4速 → 3速 100
5速 → 4速 140
上限速度を超えた速度でシフトダウン
しないでください。エンジンの回転が
上がりすぎて、エンジンが故障する原
因となります。
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運転するときは/オートマチック車
4-17
4
※本書で「オートマチック車」と記載されている場合、「CVT車」を示しています。
セレクトレバーの各位置のはたらき
74P40050
オートマチック車
セレクトレバーの操作
オートマチック車
(1) ボタン
(1)
パーキング
駐車するとき、エンジンを始動・停止するとき、アドバンス
トキーレスエントリー&キーレスプッシュボタンスタートシ
ステム非装備車のキーを抜くときの位置
駆動輪(前輪)が固定されます。
リバース
車を後退させるときの位置
室内で警告ブザーが鳴り、運転者にセレクトレバーが
に入っていることを知らせます。
ニュートラル
エンジンの動力が伝わらない状態の位置
エンジンを始動できますが、安全のため 位置で始動し
てください。
ドライブ
通常走行の位置
車の速度とアクセルペダルの踏み込み量により、自動的に
変速され走行できます。
ロー強力なエンジンブレーキを効かせるときなどの位置
急な下り坂を走行するときなどに使用します。
P
RR
NP
D
L
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運転するときは/オートマチック車
4-18
セレクトレバーの動かしかた
74P40060
■ シフトロックシステム
発進するときなどに、セレクトレバーの
誤操作を防ぐシステムです。
エンジンスイッチが でブレーキ
ペダルを踏んでいるときだけ、セレク
トレバーを からほかの位置に動か
せます。
エンジンスイッチが または(OFF)のときは、ブレーキペ
ダルを踏んでいても、セレクトレバー
を からほかの位置に動かせませ
ん。
セレクトレバーのボタンを押してか
ら、ブレーキペダルを踏まないでくだ
さい。シフトロックが解除されないこ
とがあります。
万一、エンジンスイッチを にし
て、ブレーキペダルを踏んでもセレク
トレバーを からほかの位置へ動か
せない場合、次の「 シフトロックの解
除のしかた 」をお読みいただき、シフ
トロックを解除してください。
この場合は、シフトロックシステムな
どの故障が考えられます。ただちにマ
ツダ販売店で点検を受けてください。
ブレーキペダルを踏み、ボ
タンを押したままセレクト
レバーを動かします。
ボタンを押さずにセレクト
レバーを動かします。
ボタンを押したままセレク
トレバーを動かします。
完全に停車させてから、セレクトレ
バーを に入れてください。車が動
いていると、トランスミッションが故
障する原因となります。なお、CVT車
はトランスミッション保護のため、前
進車速が約 10 km/h 以上のときは変
速されません。 (ニュートラルのまま)
の操作は、セレクトレバーのボ
タンを押さない習慣をつけてくださ
い。常にボタンを押して操作している
と、間違って へ入れてしま
うおそれがあります。
R
PRL
セレクトレバー可動部に飲み物などを
こぼしたり、内部に異物が入ったりし
た場合、そのまま使用を続けるとシフ
トロックシステムが正常に機能しなく
なるおそれがありますので、すみやか
にマツダ販売店で点検を受けてくださ
い。
発進するときは、ブレーキペダルを
しっかり踏んだままセレクトレバーを
操作してください。
ON
P
ACC
LOCK
P
ON
P
000.book 18 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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運転するときは/オートマチック車
4-19
4
■ シフトロックの解除のしかた
シフトロックシステムの故障や鉛バッテ
リーあがりなどで、セレクトレバーを
からほかの位置へ動かせないときは、次
の手順でシフトロックを解除します。安全のため、エンジンスイッチを にしてパーキングブレーキ
をしっかりとかけ、ブレーキペダル
を踏んだ状態にします。
セレクトレバーパネルにあるシフト
ロック解除ボタンを押しながら、セ
レクトレバーを操作します。
74P40070
S(スポーツ)モードスイッチ
スイッチを押すごとに、ON と OFF が
切り替わります。
ON のとき、メーター内の S(スポー ツ)モード表示灯が点灯します。
S(スポーツ)モードスイッチは、エンジン始動時にはOFF状態にもどります。
74P40080
■ スイッチがONのとき
坂道や山間路の走行に適しています。
下り坂では、エンジンブレーキがかか
ります。
上り坂や山間路ではエンジン回転数を
高く保ち、エンジン回転の変化が少な
い力強くなめらかな走行ができます。
■ スイッチがOFFのとき
通常走行に適しています。
燃費性能と静粛性の高い走行ができま
す。
■ S(スポーツ)モード表示
74P40090
S(スポーツ)モードスイッチがONのとき、メーターパネル内の S(スポーツ)
モード表示(1)が表示されます。 → 1-10ページ(警告灯・表示灯)
P
1ACC
2
SHIFT
LOCK
(1) S (スポーツ)モードスイッチ
(1)
(1)
000.book 19 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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運転するときは/オートマチック車
4-20
オートマチック車は、クラッチ操作とギ
ヤチェンジから解放されて運転操作が楽
になりますが、オートマチック車特有の
現象や操作上の注意があります。
クリープ現象に注意して
エンジンをかけて停車しているとき、セ
レクトレバーが 以外に入ってい
ると、アクセルペダルを踏まなくても車
がゆっくり動きます。これをクリープ現
象といいます。
キックダウン
走行中(低車速時を除く)にアクセルペ
ダルをいっぱいに踏み込むと、自動的に
シフトダウンしてエンジン回転が上昇し
て、力強い加速ができます。これをキッ
クダウンといいます。
追い越しなどをしたいときは、アクセ
ルペダルをいっぱいに踏み込みます。
キックダウンして力強い加速が得られ
ます。
登降坂変速制御
セレクトレバーが 位置で作動する制
御です。
登坂中と判断するとシフトダウンして
エンジン回転数を高く保ち、少ないアク
セル操作でなめらかな走行ができます。
降坂中と判断するとシフトダウンし、
エンジンブレーキがかかります。
キーインターロック
誤操作防止のため、次の条件をみたして
いるときだけキーが抜けます。これを
キーインターロックといいます。
セレクトレバーが 位置
セレクトレバーのボタンから手を離し
ている
→ 4-13ページ(キーを抜くときは)
セレクトレバーを 以外に入れ
ているときは、ブレーキペダルを
しっかり踏んでください。
エンジン始動直後やエアコン作動時
など、クリープ現象が強くなること
があります。とくにしっかりブレー
キペダルを踏んでください。
CVT車もクリープ現象があります。
オートマチック車の特性
PN
PN
通常の加速をするときは、アクセルペ
ダルをゆっくり踏み込んでください。
いっぱいに踏み込むと、キックダウン
して思わぬ急加速のおそれがあります。
D
アドバンストキーレスエントリー&キーレス
プッシュボタンスタートシステム非装備車
P
000.book 20 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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運転するときは/オートマチック車
4-21
4
トランスミッション警告灯
81M40161
メーターパネル内にあります。
CVT のシステムに異常があると、エンジンスイッチが のときに点灯し
ます。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)
(リバース)ポジション
警告ブザー
セレクトレバーを に入れると室内で
警告ブザーが鳴り、セレクトレバーが に入っていることを運転者に知らせ
ます。
ペダルの踏み間違いに注意
ペダルの踏み間違いを防ぐため、エンジ
ンをかける前にアクセルペダルとブレー
キペダルを実際に足で踏んで、位置を確
認してください。
ブレーキペダルは右足で踏む
64L20140
左足では適切なブレーキ操作ができませ
ん。ブレーキペダルは右足で踏む習慣を
つけてください。
(リバース)ポジション警告ブ
ザーは、車外の人に車の後退を知らせ
るためのものではありません。
オートマチック車を運転するとき
ON
R
R
R
R
アクセルペダルとブレーキペダルを踏
み間違えると、思わぬ事故につながる
おそれがあります。
(1) ブレーキペダル
(2) アクセルペダル
(1)
(2)
000.book 21 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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運転するときは/オートマチック車
4-22
セレクトレバーを操作すると
きは
前進と後退を繰り返すときなどは、セ
レクトレバーを に入れたことを忘
れることがあります。車を後退させた
あとは、すぐに から に入れる
習慣をつけてください。
切り返しなどで前進と後退を繰り返す
ときは、完全に停車してからセレクト
レバーを操作してください。
セレクトレバーの位置は目で
確認
始動時や降車時は 、前進時は 、
後退時は に入っていることを目で確
認してください。
車から離れるときは
74P20010
4-17 ページの「セレクトレバーの操
作 」もあわせてお読みいただき、正しい
取扱いをしてください。
運転席にすわって
ペダルが確実に踏めて、ハンドル操
作が楽に行なえる位置にシートを調
節し、ハンドルを調節(タイプ別装
備)します。
→ 3-28ページ(前席シート)
→ 3-28ページ (チルトステアリング)
アクセルペダル(2)とブレーキペ
ダル(1)の位置を右足で確認しま
す。
64L20140
アクセルペダルを踏んだままセレクト
レバーを操作しないでください。急発
進して事故を起こすおそれがあります。
R
RN
PD
R
エンジンをかけたまま車から離れない
でください。万一、セレクトレバーが 以外に入っていると、車がひとり
でに動き出すおそれがあります。ま
た、車に乗り込むときに誤ってセレク
トレバーを動かしたりアクセルペダル
を踏み込んだりして、思わぬ急発進の
おそれがあります。
P
オートマチック車の運転のしかた
1
2
(1)
(2)
000.book 22 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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