MAZDA MODEL CARROL 2015 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)
MODEL CARROL 2015
MAZDA
MAZDA
https://www.carmanualsonline.info/img/28/13951/w960_13951-0.png
MAZDA MODEL CARROL 2015 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)
Trending: fuses, AUX, radio, clock, airbag, relay, brake
Page 171 of 324
運転するときは/オートマチック車
4-23
4
エンジンの始動
エンジンのかけかたの詳細は、4-9 ペー
ジ の「 エンジンのかけかた 」をお読みく
ださい。
パーキングブレーキをしっかりとか
けます。
セレクトレバーが にあるか確認
します。
74P20010
ブレーキペダルを右足で踏みます。
エンジンを始動します。
発進
■ 通常の発進
ブレーキペダルを右足でしっかり踏
み込みます。
前進時は 、後退時は にセレ
クトレバーを入れ、レバーの位置を
目で確かめます。
パーキングブレーキを解除し、メー
ター内のブレーキ警告灯の消灯を確
認します。
ブレーキペダルからゆっくりと足を
離し、アクセルペダルをゆっくり慎
重に踏んで発進します。
■ 急な上り坂での発進
、は 「通常の発進 」と同じ操作です。
ブレーキペダルからゆっくりと右足
を離し、アクセルペダルを慎重に踏
みます。
車が動き出す感触を確認しながら、
パーキングブレーキレバーをもどし
て発進します。
80J255
セレクトレバーが 位置でもエンジ
ンがかかりますが、安全のため で
エンジンをかけてください。
1
2P
N
P
3
4
1
2DR
3
4
12
3
4
000.book 23 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 172 of 324
4
運転するときは/オートマチック車
4-24
走行
■ 通常走行
セレクトレバーを に入れて発進する
と、走行速度とアクセルペダルの踏み込
み量により、自動的に変速され走行でき
ます。
■ 急加速走行
追い越しなどをしたいときは、アクセル
ペダルをいっぱいに踏み込みます。
キックダウンして力強い加速が得られま
す。
■ 上り坂走行
上り坂を で走行しているときに、ス
ピードを保つためにアクセルペダルを踏
み込んでいくと、キックダウンしてエン
ジンの回転が急に上がることがあります。
坂の勾配に応じて、あらかじめ S(ス
ポーツ)モードスイッチを ON にして
おくと、エンジン回転の変化が少ない
力強くなめらかな走行ができます。
■ 下り坂走行
下り坂を のままで走行すると、エン
ジンブレーキの効きが弱くてスピードが
出すぎてしまうことがあります。
坂の勾配に応じて、あらかじめ S(ス
ポーツ)モードスイッチを ON にして
エンジンブレーキを併用します。
急な下り坂で、強力なエンジンブレー
キが必要なときには に入れます。
ヒルホールドコントロール装備車の場
合、急な上り坂での発進時に車が後退
することを一定時間防ぐ機能がありま
す。
→ 4-34ページ (ヒルホールドコントロール)
緊急時以外は、走行中にセレクトレ
バーを に入れないでください。エ
ンジンブレーキがまったく効かないた
め、思わぬ事故の原因となります。
D
N
急な下り坂や長い下り坂では、エンジ
ンブレーキを併用してください。下り
坂でブレーキペダルを踏み続けると、
ブレーキ装置が過熱してブレーキが効
かなくなるおそれがあります。
→ 2-16 ページ(長い下り坂ではエ ンジンブレーキを使用する)
D
D
L
000.book 24 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 173 of 324
運転するときは/オートマチック車
4-25
4
一時停止
セレクトレバーは走行位置のままで
停車し、ブレーキペダルをしっかり
踏み込みます。
急な坂道で一時停止するときは、
必要に応じてパーキングブレーキ
をかけます。
停車時間が長くなりそうなとき
は、セレクトレバーを に入れ
ます。
再発進するときに間違えないよう、
セレクトレバーの位置とパーキング
ブレーキの解除を目で確かめます。
駐車
車を完全に止めます。
ブレーキペダルを踏んだまま、パー
キングブレーキをしっかりとかけま
す。
セレクトレバーを に入れてから
エンジンを止め、ブレーキペダルか
らゆっくりと足を離します。
セレクトレバーが 位置になっ
ているか目で確かめます。
74P20010
一時停止しているときに、空ぶかしを
しないでください。万一、セレクトレ
バーが 以外に入っていると、
急発進して思わぬ事故につながるおそ
れがあります。
上り坂などで、アクセル操作でバラン
スをとるなどして車を停止させようと
しないでください。トランスミッショ
ンフルードが過熱し、故障の原因とな
ります。
1
N
2
PN
駐車するときは、セレクトレバーを に入れてからエンジンを止めてく
ださい。 以外の位置ではシフト
ロックが作動せず、誤操作などで思わ
ぬ事故につながるおそれがあります。
1
2
3P
P
P
P
000.book 25 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 174 of 324
4
運転するときは/オートマチック車
4-26
エンジンスイッチを (OFF)
にもどします。アドバンストキーレ
スエントリー&キーレスプッシュボ
タンスタートシステム非装備車は、
エンジンスイッチからキーを抜きま
す。
→ 4-13ページ (キーを抜くときは)
→ 4-14 ページ(エンジンスイッ チをもどすときは)
後退
■ 正しい運転姿勢
車を後退させるときは身体をひねった運
転姿勢になり、ペダルが踏みにくくなり
ます。ブレーキペダルやアクセルペダル
が確実に踏める姿勢で運転操作をしてく
ださい。
■ 前進や後退を繰り返すとき
車庫入れなどで前進や後退を繰り返すと
きは、完全に停車させてから、次の前進
あるいは後退の操作を行なってください。
こんなことにも気をつけて
■ 車を少し移動させるとき
少しだけ移動するときでも、ブレーキペ
ダルやアクセルペダルが確実に踏める正
しい運転姿勢をとってください。
80J014
■ 停車するとき
前進と後退を繰り返すときなどは、セ
レクトレバーを に入れていたこと
を忘れることがあります。車を後退さ
せたあとは、すぐに から に入
れる習慣をつけてください。
4LOCK
R
RN
坂道などで、セレクトレバーを前進の
位置( )にしたまま惰性で後
退したり、後退の位置( )にした
まま惰性で前進したりしないでくださ
い。エンストしてブレーキの効きが悪
くなったり、ハンドルが重くなったり
して、思わぬ事故につながるおそれが
あります。また、故障の原因になりま
す。
車が少しでも動いているときは、セレ
クトレバーを に入れないでくださ
い。トランスミッションが故障する原
因となります。
DL
R
P
000.book 26 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 175 of 324
運転するときは/ABS
4-27
4
ABS(アンチロックブレーキ
システム)とは
ブレーキをかけたときのタイヤのロック
を自動的に防止することで、走行安定性
や操舵性を確保しようとする装置です。
制動距離について
ABSは制動距離を短くするものではありません。
常に周囲の状況を確認して、安全運
転に努めてください。ABS による制
御には限界があります。
ABS は、タイヤのグリップ限界を超
えたり、ハイドロプレーニング現象
(※)が起こったりした場合は効果を 発揮できません。
※雨天の高速走行などで、タイヤと 路面の間に水膜が発生し、接地力
を失ってしまう現象
ABS
ABS装備車の取扱い
急ブレーキをかけたときや、滑りや
すい路面でブレーキをかけたときの
制動距離は、ABS がついていない車
と同等です。
次のようなときは、ABS のついてい
ない車より制動距離が長くなること
があります。スピードを控えめにし
て、車間距離を十分にとってくださ
い。
・凸凹道や石だたみなどの悪路
・じゃり道、新雪路
・道路の継ぎ目などの段差を乗り越 えるとき
・マンホールなど鉄板の上を通過す るとき
・タイヤチェーンの装着時
急ブレーキ時には、ポンピングブレー
キ(※)をせずに、ブレーキペダルを
思い切り強く踏み込んでください。 ポ
ンピングブレーキをすると、制動距
離が長くなります。
※ブレーキペダルを数回に分けて小 刻みに踏むブレーキのかけかた
路面の状況によりますが、 約10 km/h
以下ではABSが作動しません。
000.book 27 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 176 of 324
4
運転するときは/ABS
4-28
ABS作動時の振動や音
ブレーキペダルを強く踏むと、ブレーキ
ペダル、ハンドル、車体の小刻みな振動
を感じることがあります。これはABSの
作動によるもので、異常ではありませ
ん。ブレーキペダルをそのまま強く踏み
続けてください。
タイヤについて
ABS は、こんな場合にもブ
レーキをかけると作動するこ
とがあります
滑りやすい路面を走行しているとき
80J1040
80J1041
80J1361
エンジンをかけて発進した直後に、一
時的にモーター音などが聞こえること
があります。これはシステムをチェッ
クしている音で、異常ではありません。
ABS は、各車輪の回転速度をセン
サーで検出しています。タイヤ交換時
は指定のサイズで、4 輪ともサイズ、
銘柄、トレッドパターン(溝模様)が
同一のものを装着してください。ま
た、著しく摩耗状態の異なるタイヤを
使用しないでください。正確な回転速
度が検出できなくなって ABS が正常
に機能しなくなり、思わぬ事故につな
がるおそれがあります。
¨½¥Âµ
~8©AªI
+V]
000.book 28 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 177 of 324
運転するときは/ABS
4-29
4
道路の継ぎ目などの段差を乗り越える
とき
80J1043
80J1044
悪路を走行しているとき
80J1300
80J1046
ABS警告灯
81M40171
メーターパネル内にあります。
ABS の電子制御システムに異常がある
と、エンジンスイッチが のとき
に点灯します。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)
ブレーキアシスト
ブレーキ踏力を補助する装置です。急ブ
レーキをかけたときに、ABSの効果が十
分に発揮されるまでの時間を短縮しま
す。
しっかりとブレーキペダルを踏まない
と、ブレーキアシストは作動しません。
ブレーキアシストは、本来のブレーキ
性能を超えた制御をする装置ではあり
ません。
¬
~
Page 178 of 324
運転するときは/ABS
4-30
4
エマージェンシーストップシグナル(ESS)
ESS とは Emergency Stop Signal(エマージェンシーストップシグナル)の略です。
ESSは次の条件をすべてみたしているときに、非常点滅表示灯を通常よりも速く点滅さ
せることで、後続車へ注意を促す機能です。またその際、メーター内の方向指示器表示
灯もあわせて点滅します。
ブレーキペダルを勢いよく踏み込んだときの車速が約55 km/h以上のとき
ABSが作動しているとき、またはABSが作動するような急ブレーキのとき
74P40170
ESSは次の状態になると機能が停止します。
車速が十分に低下したとき
ブレーキペダルを離したとき
ABSの作動が終了したとき
非常点滅表示灯スイッチの位置を にしたとき
ESS は走行中の急ブレーキ時に、後続車に注意を促すことで追突を軽減する機能
で、すべての追突を防ぐものではありません。減速や停車するときは不要な急ブ
レーキはさけ、常に安全運転に努めてください。
ESSの機能を停止させることはできません。
ESSの機能よりも、非常点滅表示灯スイッチの操作が優先されます。
次のような路面を走行中に、一瞬しか ABS が作動しなかったときは、ESS は作動し
ないことがあります。
・滑りやすい路面を走行しているとき
・道路の継ぎ目などの段差を乗り越えるとき
タイプ別装備
ON
000.book 30 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 179 of 324
運転するときは/DSC&TCS
4-31
4
DSC&TCS は、ABS、ブレーキアシス
ト、TCS(トラクションコントロールシ
ステム)およびDSC(ダイナミック・ス
タビリティ・コントロール)などを総合
的に制御して、車両の走行安定性を補助
しようとするシステムです。
■ ABS(アンチロックブレーキシステム)
4-27ページ をお読みください。
■ ブレーキアシスト
ABSのブレーキアシストと同様です。
■ TCS(トラクションコント
ロールシステム)
滑りやすい路面での発進時や加速時に起
こる駆動輪の過度の空転を、ブレーキ制
御およびエンジン出力制御により防ぎ、
適切な駆動力を確保しようとする補助機
能です。
■ DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)
急激なハンドル操作をしたり、滑りやす
い路面で旋回したりするときの車の横滑
りなどを抑制することで、車両の走行安
定性を補助しようとする機能です。
常に周囲の状況を確認して、安全運転
に努めてください。DSC&TCS によ
る制御には限界があります。
DSC&TCS
DSC&TCS装備車の取扱い
次のことをお守りください。
守らないと DSC&TCS が正常に作動
しなくなったり、誤作動につながっ
たりするおそれがあります。
・タイヤの空気圧を指定空気圧に調
整する
→ 8-5ページ(タイヤの空気圧)
・タイヤ交換時は指定のサイズで、 4 輪ともサイズ、銘柄、トレッドパターン(溝模様)が同一のもの
を装着する
・著しく摩耗状態の異なるタイヤを 使用しない
・サスペンションやブレーキを改造 しない(車高やサスペンションの
硬さ変更など)
・サスペンションやブレーキを著し く劣化した状態で走行しない
・エンジンを改造しない(マフラー の改造など)
・LSD(リミテッドスリップデフ) を装着するなどの改造をしない
タイヤチェーンやスペアタイヤ(市
販品) を装着したときなどには、 DSC
&TCS が正常に作動しない場合があ
ります。
000.book 31 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Page 180 of 324
4
運転するときは/DSC&TCS
4-32
DSC&TCS作動表示灯
65P40080
メーターパネル内にあります。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)
DSC&TCS の電子制御システムに異常
があると、エンジンスイッチが
のときに点灯します。点灯中は次のよ
うになりますので、マツダ販売店で点
検を受けてください。
・次の機能が作動しません。・TCS(トラクションコントロール システム)
・DSC(ダイナミック・スタビリ ティ・コントロール)
・レーダーブレーキサポート (タイプ別装備)
→ 4-36 ページ(レーダーブレー キサポート(RBS))
・誤発進抑制機能 (タイプ別装備)
→ 4-41ページ (誤発進抑制機能)
・アイドリングストップシステム (タイプ別装備)
→ 4-48 ページ(アイドリングス トップシステム)
・ヒルホールドコントロール(タイプ 別装備)も作動しない場合がありま
す。
→ 4-34ページ (ヒルホールドコントロール)
・ABSは作動します。
・ブレーキアシストは、故障状況に よっては作動しない場合がありま
す。
次のような状況になると、0.2秒間隔で
小刻みに点滅します。
・発進時や加速時に TCS(トラクションコントロールシステム)が作動し
ている
・急ハンドル時や旋回時にDSC(ダイ ナミック・スタビリティ・コント
ロール)が作動している
次のような操作をすると、一時的に
モーター音やカチッという音が聞こ
えることがあります。これはシステ
ムをチェックしている音で異常では
ありません。
・エンジンスイッチを にしたとき
・ブレーキペダルを踏んだ状態でエ ンジンスイッチを にし、最初
にブレーキペダルから足を離した
とき
・エンジンをかけたとき
・エンジンをかけ、最初の発進時
エンジン回転が高いときにDSC&TCS
が作動すると、エンジン回転の変動や
車体の振動を感じることがあります
が、異常ではありません。
ON
ON
ON
000.book 32 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分
Trending: airbag, key, isofix, brake, door lock, fuse, lock