MAZDA MODEL CARROL 2015 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)

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運転するときは/アイドリングストップシステム
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※3 アイドリングストップ表示灯(緑色)の点灯後に、エンジン停止を禁止する信号が出ることがあります。この場合、停車時にアイドリングストップ表示灯(緑色)が
消灯し、エンジンは自動停止しません。また、アイドリングストップシステムに影
響をあたえる警告灯や表示灯のいずれかが点灯したときは、エンジンは自動停止し
ません。
■ エンジン自動停止の条件
アイドリングストップ表示灯(緑色)が点灯中に次の条件をすべてみたすと、停車前の
減速時または停車時にエンジンが自動停止します。
※ブレーキペダルの踏みかたが弱い、または強いと、自動停止しない場合があります。停車前の減速時
ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)
車速約13 km/h以下に減速している
ハンドル操作をしていない
アクセルペダルを踏んでいない
急な坂道を走行していない
急減速をしていない
ABSやDSC&TCSが作動していない
ブレーキ倍力装置の負圧が正常である
停車時
ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)
ハンドル操作をしていない
アクセルペダルを踏んでいない
急な坂道で停車していない
停車前に急減速をしていない
ABSやDSC&TCSが作動していない
ブレーキ倍力装置の負圧が正常である
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■ エンジン自動再始動の条件
自動停止中に次のいずれかの操作をすると、または車両がいずれかの状態になると、エ
ンジンが自動で再始動し、アイドリングストップ表示灯(緑色)が消灯します。共通
ブレーキペダルから足を離す(※1)
ハンドル操作をする(※2)
アクセルペダルを踏む
アイドリングストップシステムを停止状態(OFF)にする
→ 4-55ページ(アイドリングストップシステムOFFスイッチ)
セレクトレバーを または に入れる
S(スポーツ)モードスイッチを作動状態(ON)にする
→ 4-19ページ(S(スポーツ)モードスイッチ)
バッテリーの放電が進んだとき(※3)
本システムに関わる異常を検出したとき(※4)
ブレーキ倍力装置の負圧が低下したとき(※3)
<オートエアコン装備車>
自動停止後、エアコンの吹出し口温度が大きく変化し、冷暖房
性能が十分でなくなったとき(※3)
温度調節スイッチを冷房時はCOOL 側、暖房時はHOT 側に大き
く操作したとき(※3)
デフロスタースイッチを作動状態(ON)にしたとき(※3)
→ 5-8ページ(オートエアコン)
減速時
(約13 km/h以下)
ボンネットを開けたとき
セレクトレバーを に入れたとき
道路の勾配が急変したとき
停車時
セレクトレバーを に入れたあと にもどす
運転席シートベルトを外したとき(※3)
運転席ドアを開けたとき(※3)
坂道などで車両が動き出したとき
自動停止してから、しばらく経過したとき(2分程度)(※3)
PRL
N
ND
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※1 ブレーキペダルの踏み込みが弱いと、自動再始動する場合がありま
す。この場合、再びブレーキペダ
ルを踏み込むと自動停止し、アイ
ドリングストップ表示灯(緑色)
が再点灯することがあります。
※2 ハンドル操作時の自動再始動条件 は、操作量ではなく操舵力となり
ます。このため、自動再始動する
ときのハンドル操作量は、路面状
況や乗車人数によって変化する場
合があります。
※3 アイドリングストップ表示灯(緑 色)が点滅し、エンジンが再始動
したあと消灯します。また、アイ
ドリングストップ表示灯の点滅開
始と同時にブザー音が鳴ります。
※4 検出した異常の内容により、通常 の再始動または※3の再始動になり
ます。アイドリングストップシステ
ムOFFスイッチ
アイドリングストップシステムを停止状
態(OFF)にできます。
システムを停止状態にするときは、ア
イドリングストップシステム OFF ス
イッチ(1)を押して、メーター内の
アイドリングストップシステム OFF 表
示灯(2)を点灯させます。
システムを作動可能な状態にもどすと
きは、もう一度スイッチ(1)を押し
て表示灯を消灯させます。
手動でエンジンを停止するたびに、シ
ステムは作動可能な状態にもどり、ア
イドリングストップシステム OFF 表示
灯は消灯します。
74P40290
エンジンの自動停止中にアイドリング
ストップシステム OFF スイッチ(1)
を押すとエンジンが自動再始動し、ア
イドリングストップシステムOFF表示
灯(2)が点灯します。
(2)
(1)
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運転するときは/アイドリングストップシステム
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メーターパネル内のアイドリングス 
トップシステム OFF 表示灯(オレンジ
色)はアイドリングストップシステム
が停止していることをお知らせするだ
けではなく、次のような場合、点灯ま
たは点滅します。点滅した場合は、マ
ツダ販売店で点検を受けてください。
・システムが正常な場合、エンジンスイッチを にしたときに約2秒間
点灯したあと消灯します。
・システムに異常がある、またはエン ジン部品(スターター)やバッテ
リーが交換時期の場合、エンジンス
イッチを にしたときに点滅し
ます。(アイドリングストップシス
テムは正しく作動しません。)
→ 3-77ページ (アイドリングストッ
プシステムOFF表示灯)
81M40181
エネチャージ(減速エネル
ギー回生機構)
エネチャージ(減速エネルギー回生機
構)は、減速時に集中して発電し、鉛
バッテリーおよびリチウムイオンバッテ
リーに充電するシステムです。走行時の
発電量を最小限に抑え、発電が不要なと
きは発電機(オルタネーター)を停止し
てエンジンへの負荷を減らすことがで
き、燃費の向上につながります。
■ ステータスインフォメーショ ンランプ
エネチャージが機能しているときは、ス
ピードメーターの照明が、白色に変化し
ます。
→ 3-60 ページ(ステータスインフォ
メーションランプ)
■ エネルギーフローインジケーター
エネチャージが機能しているかどうか
を、メーター内のエネルギーフローイン
ジケーターで確認できます。
通常の走行時。エネチャージは機能し
ていません。
54M3046
アイドリングストップによるエンジン
自動停止中に点滅すると、エンスト状
態になる場合があります。
ON
ON
図は表示例です
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運転するときは/アイドリングストップシステム
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4
通常走行の減速時に、エネチャージが
機能しているとき。バッテリーへ充電
しています。
54M3047
停車中にエンジンが自動停止している
とき。バッテリーへの充電は行なわ
ず、蓄積した電気をオーディオなどの
電装品に使用しています。
54M3140
バッテリー表示(1)の目盛りは、リチ
ウムイオンバッテリーの充電量の目安を
示します。充電状態によって、表示内の
目盛りが増減します。目盛りがなくなっ
た状態でもアイドリングストップは作動
することがあります。
54M3141
エコクール(蓄冷エバポレー
ター)
エアコンを使用して走行しているとき、
エアコンユニット内の蓄冷材に冷気を蓄
えます。蓄えられた冷気は、アイドリン
グストップによるエンジン自動停止中に
車内に送風されるため、エアコンが作動
していない状態でも車内温度の上昇を抑
えます。
オートエアコン装備車の場合、車内温度
の上昇が抑えられることでエンジン自動
停止の時間が長くなり、燃費の向上につ
ながります。
図は表示例です
図は表示例です
バッテリー表示について
(1)
図は表示例です
エネルギーフローインジケーター表
示は目安です。外気温が低いときな
ど、状況によっては表示が遅れた
り、実際とは異なる表示になったり
する場合があります。
設定の切替え(カスタマイズ)をす
ると、エネルギーフローインジケー
ターを表示させなくすることができ
ます。
→ 3-66ページ(セッティングモード)
走行を開始して間もないときや渋滞中
は、冷気が十分に蓄えられない場合が
あります。また、外気温やエアコンの
設定状態によっては、効果に差があり
ます。
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運転するときは/アイドリングストップシステム
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アイドリングストップ空調設定
アイドリングストップシステムによるエ
ンジン自動停止中の空調設定を「標準」、
「燃費優先」、 「快適優先」から選択できま
す。
→ 3-66ページ(セッティングモード)
「燃費優先」を選択すると、 「標準」に
対して空調によるアイドリングストッ
プ条件が緩和され、エンジン自動停止
になりやすく、自動停止時間も長くな
ります。 (燃料の消費を抑えます。 )
「快適優先」を選択すると、 「標準」に
対して空調によるアイドリングストッ
プ条件が厳しくなり、エンジンが自動
停止しにくく、自動停止時間も短くな
ります。 (快適性が向上します。 )
タイプ別装備
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装備の取扱い
5-1
5. 装備の取扱い
● エアコン、ヒーター
エアコンの吹出し口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-2
マニュアルエアコン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-3
オートエアコン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-8
エアコンの上手な使いかた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-15
● オーディオ
アンテナ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-17
オーディオ機能について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-19
CDプレーヤー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-19
● そのほかの装備
燃料給油口 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5-33
ボンネット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-34
サンバイザー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-37
室内灯 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-38
インパネ収納スペース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-40
ドリンクホルダー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-41
そのほかの装備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5-43
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装備の取扱い/エアコン、ヒーター
5-2
下図は代表例です。お車のタイプにより異なります。
74P50010
中央吹出し口(3)は、ノ ブ(5)を上下に、またはルーバー(6)を左右に動かす
と、風の向きが調節できます。
サイド吹出し口(2)は、凹部(8) を押して開いたルーバー(7)を上下または回転
させると、風の向きが調節できます。
サイド吹出し口は、開閉ができます。
74P50020
(1) デフロスター (2) サイド吹出し口 (3) 中央吹出し口
(4) 足元吹出し口
エアコン、ヒーター
エアコンの吹出し口
(1)
(4)
(4)
(2) (2)
(3)
(3)
中央吹出し口サイド吹出し口
(7)
(7)
(8)
(5)
(6)
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装備の取扱い/エアコン、ヒーター
5-3
74P50360
※リヤデフォッガースイッチについては、3-85ページをお読みください。
運転席や助手席のドアガラスがくもったときは、ドアガラスに風が直接当たるよう
にサイド吹出し口を調節すると、より早くくもりが取れます。
(1) 吹出し口切替えダイヤル (4) ファン (風量)調節ダイヤル
(2) 内外気切替えレバー (5) エアコンスイッチ
(3) 温度調節ダイヤル
マニュアルエアコン
タイプ別装備
0 1
2
3
4
(3)
(4)
(1)
(5) (
† )
(2)
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装備の取扱い/エアコン、ヒーター
5-4
各ダイヤル、スイッチ、レバーの使いかた
■ 吹出し口切替えダイヤル
使用目的にあわせて、吹き出し口切替えダイヤルを左右にまわして切り替えます。

的 上半身に送風したいとき 上半身、足元に送風したいとき








74P50030 74P50040

的足元に送風したいとき 足元への送風と窓ガラスのくもりを
取りたいとき








74P50050 74P50060
000.book 4 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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