MAZDA MODEL CARROL 2015 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)

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万一のとき/パンク
7-11
スペアタイヤ(市販品)が準備できない
場合は、タイヤパンク応急修理セットを
ご使用ください。
→ 7-4ページ(タイヤパンク応急修理セット)
他車に注意をうながすため、非常点
滅表示灯を点滅させます。他車の通
行のじゃまにならず、安全に作業が
でき、地面が硬くて平らな場所に車
を移動します。
パーキングブレーキをしっかりとか
けます。
 はセレクトレ
バーを に入れ、エンジンを止
めます。
 はエンジンを止
め、チェンジレバーを R または 1
速に入れます。
必要に応じて、停止表示板(別売
り)を置きます。
交換するタイヤ(2)と対角線の位
置にあるタイヤの前後に、輪止め
(1)(市販品)を置きます。
80J1245
工具、ジャッキ、スペアタイヤを取
り出します。同乗者がいるときや重
い荷物を載せているときは、車から
降ろします。
万一ジャッキが外れたときに足な
どをはさまないために、取り出し
たスペアタイヤは、交換するタイ
ヤの近くの車体の下に置いてくだ
さい。
80J323
タイヤ交換の準備
1
2
オートマチック車
P
マニュアル車
3
(1) (2)
スペアタイヤを地面に置くときは、ホ
イール表面を上にすると傷つきにくく
なります。
4
000.book 11 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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万一のとき/パンク
7-12
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を外します。
傷つき防止のため、ジャッキバー
(3)の先端に布(4)をあてがっ てホイールとキャップの間に差し
込み、こじって外します。
64L70260
ホイールナットレンチ(5)でホ
イールナット 4 個を反時計方向にま
わし、手でナットが軽くまわるくら
いまでゆるめます。
74P70070
ジャッキアップする前に、パーキングブ
レーキをしっかりとかけてください。
 はセレクトレバー
を に入れ、エンジンを止めてくだ
さい。
 はエンジンを止め、 チェ
ンジレバーをRまたは1速に入れてくだ
さい。
5
(3)
(4)
6
(5)
万一ジャッキが外れると、身体がはさ
まれ重大な傷害を受けたり、車が動き
出して思わぬ事故につながったりする
おそれがあります。ジャッキアップす
るときは次のことをお守りください。
地面が硬くて平らな場所でジャッキ
アップしてください。
ジャッキは、タイヤ交換だけに使用
してください。
ジャッキはこの車に付属のものを使
用し、ほかの車のものは使用しない
でください。また、この車のジャッ
キをほかの車に使用しないでくださ
い。
ジャッキは必ず指定された位置にか
けてください。指定以外の位置に
ジャッキをかけると、ジャッキが外
れたり、車を損傷したりするおそれ
があります。
ジャッキで必要以上に車を持ち上げ
ないでください。
ジャッキで車を持ち上げているとき
は、車の下にもぐったり、エンジン
をかけたり、車をゆすったりしない
でください。
ジャッキアップするときに、ジャッ
キの上や下にものをはさまないでく
ださい。
複数のジャッキを使用して、複数輪
を同時にジャッキアップしないでく
ださい。
ジャッキアップ
オートマチック車
P
マニュアル車
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万一のとき/パンク
7-13
ジャッキバー取り付け部を手でまわ
してジャッキを広げ、ジャッキ頭部
の凹み部を車載ジャッキ指定位置に
軽く接触させます。
ジャッキ頭部を軽くゆすって、
ジャッキ頭部の凹み部が指定位置に
はまっているか確認します。
74P70080
ジャッキに、ジャッキバーとホイー
ルナットレンチを取り付けます。
(次の図参照)
ジャッキバーは次の図のように、
ホイールナットレンチの穴に差し
込みます。
ホイールナットレンチをまわして、
タイヤが地面から少し離れるまで、
車体を慎重に持ち上げます。
74P70090
(1) 車載ジャッキ指定位置
1
2
(1)(1)
(2) ジャッキバー
(3) ホイールナットレンチ
3
4
(3)
(2)
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万一のとき/パンク
7-14
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ガレージジャッキ(市販品)を使用するときは
ガレージジャッキおよびリジッドラック(市販品)の指定位置を下図に示します。詳細
については、マツダ販売店にご相談ください。
フロント側ガレージジャッキ指定位置は、トルクロッド締め付けボルトを目安にしてく
ださい。
74P70320
必ず図に示す指定位置を守ってください。
ジャッキアップした車体を保持する際は、必ずリジッドラックに掛け替えてください。
フロント側またはリヤ側のみをジャッキアップする際は、必ず接地側のタイヤの前
後に輪止め(市販品)を置いてください。
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000.book 14 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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万一のとき/パンク
7-15
ホイールナットを外して、タイヤを
取り外します。外したタイヤは、車
体の下に置きます。
次の場所の汚れや異物を取り除きま
す。
交換するホイールの取り付け面
(1)
車体側の取り付け面(ハブ面) (2)
ボルトやホイールナットの
ネジ部(3)
ホイールナットのテーパー面(4)
ホイール穴のテーパー面(5)
65J4033
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
このとき、ボルトやナットのネジ
部、ホイールのボルト穴につぶれ
や亀裂などの異常がある場合は、
マツダ販売店で点検を受けてくだ
さい。
ホイールナットのテーパー面(4)
が、ホイール穴のテーパー面(5)
に軽く接触するまで、手で時計方向
にまわして締めます。
65P70360
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
タイヤを地面に置くときは、ホイール
表面を上にすると傷つきにくくなりま
す。
タイヤの取り付け・取り外し
1
2
(2)
(4)
(1)
(3)
前記の場所に汚れや異物、つぶれや
亀裂などの異常があると、走行中に
ホイールナットがゆるむことがあり
ます。
ナットやボルトに、オイルやグリス
を付着させないでください。必要以
上にナットを締めすぎて、ボルトが
折れるおそれがあります。
3
スチールホイール装備車
(4) (5)
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万一のとき/パンク
7-16
71L70410
車体の下に置いたタイヤを取り出
し、タイヤが地面に接触するまで
ジャッキを下げます。
ホイールナットレンチを使用して、
ホイールナットを次の図の順序で 2
~3回に分けて締め付けます。締め付けトルク:85 N・m (870 kgf・cm)
ホイールナットレンチの柄の先端
にかかる力は 354 N(36 kgf)
を目安にしてください。
すべてのホイールナットが確実に
締まっていることを確認してくだ
さい。
82K132
フルホイールキャップ(タイプ別装
備)を付けます。
タイヤの空気注入口 (6)とキャッ
プの切り欠き部分をあわせてか
ら、確実に押し込みます。
71L70420
アルミホイール装備車
(4)
(5)
4
5
ホイールナットが確実に締まってい
ないと、ボルトやブレーキ部品を損
傷したり、ホイールが外れたりする
など、思わぬ事故につながるおそれ
があります。トルクレンチ(市販
品)を使用せずにタイヤ交換した場
合は、できるだけ早くマツダ販売店
で締め付けトルクの点検を受けてく
ださい。
ホイールナットレンチを足で踏んだ
り、パイプや棒などを追加して締め
付けたりすると、ナットを締めすぎ
てボルトが損傷し、事故につながる
おそれがあります。
既定の締め付けトルクで締める場合
は、トルクレンチ(市販品)のご使用
をおすすめします。
6
(6)
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万一のとき/バッテリーあがり
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工具とジャッキを所定の位置に収納し
てください。
タイヤを交換してしばらく走行したあ
と、ホイールナットにゆるみがないか
確認してください。
アルミホイール装備車は、タイヤを交
換してから 1,000 km 程度走行したあ
とに、ホイールナットにゆるみがない
か点検してください。
次のようなときは、鉛バッテリーがあ
がっています。
エンジンをかけようとしてもスター
ターがまわらない。または、まわって
も回転が弱くてエンジンがかからな
い。
ヘッドライトが極端に暗かったり、
ホーンの音が小さかったりする。ブースターケーブルと、12 Vバッテリー
を使用しているほかのバッテリー正常車
があれば、エンジンの始動ができます。
1 本目のブースターケーブル(1)
を①→②の順序で接続します。
①バッテリーあがり車の 端子
②バッテリー正常車の 端子
74P70100
タイヤを交換したあと、車体の振動な
どの異常を感じたときは、ただちに安
全な場所に停車し、マツダ販売店にご
連絡ください。
タイヤを交換したあとは
バッテリーあがり
鉛バッテリーあがりとは
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
鉛バッテリーあがりのときは
1
12 V
(2)
((1)
'
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万一のとき/バッテリーあがり
7-18
2 本目のブースターケーブルを③→
④の順序で接続します。
③バッテリー正常車の 端子
④バッテリーあがり車のエンジンマウントのボルト
74P70110
バッテリー正常車のエンジンを始動
し、エンジンの回転を少し高めに保
ちます。
バッテリーあがり車のエンジンを始
動します。
取り付けたときと逆の順序で、ブー
スターケーブルを外します。 お近くのマツダ販売店でバッテリー
を完全充電します。
(1) ブースターケーブル
(2) 正常車の鉛バッテリー
(3) エンジンマウント
2
12 V
(2)
(1)
)
*
(1)
(3)
3
4
5
鉛バッテリーからは水素ガスが発生し
ています。水素ガスは、火気や火花に
引火すると爆発のおそれがありますの
で、次のことをお守りください。
・バッテリーを充電するときやブー スターケーブルをつなぐときは、 必
ずバッテリー液面を確認してくだ
さい。バッテリー液面が下限(2)
以下のままで充電などすると、 バッ
テリーが発熱して爆発のおそれが
あります。また、バッテリーの寿命
を縮めるおそれがあります。
バッテリー補充液を上限(1)まで
補充してから、充電などを行なって
ください。
80J1267
・充電は火気のない風通しの良いと ころで、 すべてのバッテリーキャッ
プを外して行なってください。
・④の接続のときに、バッテリーが あがった車の 端子につながな
いでください。発生した火花が水
素ガスに引火し、爆発のおそれが
あります。バッテリーから離れた
エンジンマウントのボルトに接続
してください。
・乾いた布でバッテリーをふかない でください。静電気が発生して引
火のおそれがあります。
6
(1)
(2)
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万一のとき/バッテリーあがり
7-19
鉛バッテリーを交換するときは
バッテリー液は希硫酸です。目や皮
膚につくと、失明などの重大な傷害
を受けるおそれがあります。万一、
付着したときは、すぐに多量のきれ
いな水で洗浄し、医師の診察を受け
てください。
ブースターケーブルは確実に接続し
てください。エンジン始動時の振動
などでブースターケーブルが外れる
と、ドライブベルトや冷却ファンに
巻き込まれるおそれがあります。
ショート防止のため、ブースター
ケーブルの 端子は、バッテリーの端子以外の部分( 端子、ボ
デー、ブラケットなど)と接触させ
ないでください。
 は押しがけがで
きません。 も安全のため、押し
がけをしないでください。
鉛バッテリーを交換するときは、次の
ことをお守りください。
濡れた手でバッテリーに触れないで
ください。感電のおそれがありま
す。
走行後の場合は、 30分以上放置し、
バッテリーの水素ガスが抜けるのを
待ってから作業を行なってくださ
い。
オートマチック車
マニュアル車
バッテリーを交換するときは、ブレー
キパイプに当たらないように注意し
てください。ブレーキパイプが変形
するおそれがあります。万一、ブレー
キパイプが変形したときは、自分で
直さず、マツダ販売店で点検を受け
てください。
アイドリングストップシステム装備車
は、高性能な専用の鉛バッテリーを使
用していますので、次のことをお守り
ください。守らないとアイドリングス
トップシステムが正常に作動しなく
なったり、バッテリーの寿命が短く
なったりするおそれがあります。
バッテリーを交換するときは、指定
のバッテリーを使用する(指定外の
ものを使用しない)
→ 8-2ページ(サービスデータ)
バッテリー端子から電気製品の電源
をとらない
鉛バッテリー交換の際、バッテリーや
車両の部品を損傷するおそれがありま
すので、マツダ販売店での交換(有
料)をおすすめします。
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万一のとき/バッテリーあがり
7-20
■ 外しかた
エンジンスイッチを (OFF)
にします。アドバンストキーレスエ
ントリー&キーレスプッシュボタン
スタートシステム非装備車は、エン
ジンスイッチからキーを抜きます。
バッテリーケーブルの 側(1)を
外します。
バッテリー端子のナットは、10
mm スパナ(市販品)などでゆる
めます。
74P70120
上図は代表例です。お車のタイプによ
り異なります。
バッテリーケーブルの 側(2)を
外します。
カバーを開け、ナットをゆるめま
す。取り付け金具(3)を外します。
取り付け金具のナットは、8 mm
スパナ(市販品)などでゆるめま
す。
取り付け金具を外すときは、取り
付けるときに位置を間違えないよ
う、あらかじめ両側のフック
(4)がかかっている位置を確認
してください。
74P70131
バッテリーを外します。
バッテリーは重いため、両手で
しっかりと持ってブレーキパイプ
(6)などに当たらないように取
り出します。
74P70140
ショート防止のため、次のことをお守
りください。
側のケーブルから先に外す
金属工具などにより、 端子と
端子とを接触させない
外したケーブルは、交換時にバッテ
リー端子と接触しないよう、バッテ
リーの側面や離れた場所へ動かす
1LOCK
2
(1)
(2)
(3)
3
(5) バッテリーケースのホルダー部
バッテリーを傾けすぎないでくださ
い。液漏れのおそれがあります。
4
(3)(4)
(5)
(5)
(4)
5
(6)
000.book 20 ページ 2014年12月5日 金曜日 午前9時20分

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