MAZDA MODEL CARROL 2013 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)
MODEL CARROL 2013
MAZDA
MAZDA
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MAZDA MODEL CARROL 2013 取扱説明書 (キャロル) (in Japanese)
Trending: lock, USB, airbag, oil, door lock, 4WD, radio
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運転するときは/アイドリングストップシステム
4-29
4
エンジンの自動停止・再始動
のしかた
走行中に、エンジンが自動停止可能
な状態(スタンバイ条件)になると、
メーター内のアイドリングストップ
表示灯(緑色)が点灯します。
→ 3-77ページ (アイドリングストップ表示灯)
→ 4-32ページ(スタンバイ条件)
64L40250
セレクトレバーが のままブレー
キペダルを踏んで減速すると、停車
前(約 13 km/h 以下)にエンジン
が自動停止します。このとき、アイ
ドリングストップ表示灯(緑色)は
点灯したままです。
アイドリングストップ表示灯(緑
色)が点灯した状態でブレーキペ
ダルを踏んで減速しても、エンジ
ン自動停止の条件をすべてみたさ
ないと、エンジンが自動停止しま
せん。
→ 4-33ページ (エンジン自動停止の条件)
自動停止中に安全確保のため、室
内ブザーが鳴ってエンスト状態に
させたり、エンジンを再始動させ
たりする場合があります。
→ 4-31 ページ(エンジン自動停止中はこんなことに気をつ
けて)
64L40191
本システム装備車は、高性能なアイド
リングストップ車専用の鉛バッテリー
を使用していますので、次のことをお
守りください。守らないと本システム
が正常に作動しなくなったり、バッテ
リーの寿命が短くなったりするおそれ
があります。
バッテリーを交換するときは、指定
のバッテリーを使用する(指定外の
ものを使用しない)→ 7-15 ページ(鉛バッテリーを 交換するときは)
→ 8-2ページ(サービスデータ)
バッテリー端子から電気製品の電源
をとらない
1
2D
000- 取扱説明書 .book 29 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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4
運転するときは/アイドリングストップシステム
4-30
停車の前後にかかわらず、ブレーキ
ペダルから足を離すとエンジンが再
始動し、アイドリングストップ表示
灯(緑色)が消灯します。
ブレーキペダルを踏んでいても、
エンジン自動再始動の条件をみた
すと自動的に再始動します。
→ 4-34ページ(エンジン自動再始動の条件)
64L40201
エンジン自動再始動後しばらく走行
して、エンジンが自動停止可能な状
態(スタンバイ条件)になると、ア
イドリングストップ表示灯(緑色)
が点灯します。
ブレーキペダルを踏まずに、エンジ
ンブレーキなどを使用して減速して
も、エンジンは自動停止しません。
停車前(約13 km/h以下)にエンジン
が自動停止しない場合でも、停車時に
エンジンが自動停止する場合があり
ます。
自動停止中でもオーディオなどの電
装品は使用できますが、エアコンは
送風に切り替わります。
エンジン自動再始動のとき、ヒルホー
ルドコントロールが作動します。
→ 4-38ページ (ヒルホールドコントロール)
3
4
000- 取扱説明書 .book 30 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
4-31
4
エンジン自動停止中はこんなことに気をつけて
自動停止中は、次表の操作は行なわないでください。思わぬ事故につながるおそれ
があります。操作/車両の状態 対処方法
ボンネットを開ける
室内ブザーが“ピー、ピー、”と断続的
に鳴ります。
エンジン自動停止状態からエンスト状態
になります。
アイドリングストップ表示灯(緑色)は
消灯します。 エンジンを再始動するときは、次の手順
で対処してください。
①パーキングブレーキをしっかりとか
け、セレクトレバーを に入れます。
②ボンネットを完全に閉めます。
③エンジンスイッチを操作して再始動し
ます。
→ 4-8ページ(エンジンのかけかた)
運転席シートベルトを外す、または運転
席ドアを開ける
室内ブザーが“ピー、ピー、”と断続的
に鳴ります。(約5秒間)
エンジンが自動で再始動します。
アイドリングストップ表示灯(緑色)は
約5秒間点滅したあと消灯します。 発進する前に、ドアを閉め、シートベル
トを着用してください。また、車外に出
るときは、事前に次の手順を実施してく
ださい。
①パーキングブレーキをしっかりとか
け、セレクトレバーを に入れます。
②長時間停車するときや車から離れると きは、エンジンスイッチを操作してエ
ンジンを停止します。
→ 4-11ページ (エンジンを止めるときは)
メーターパネル内の次の警告灯は、エンジンの自動停止中は点灯しませんが、エン
スト状態になると点灯します。
エンジン警告灯、パワーステアリング警告灯、油圧警告灯、充電警告灯
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)
P
P
000- 取扱説明書 .book 31 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
4-32
4
アイドリングストップシステムの作動条件
■ スタンバイ条件
次の条件をすべてみたすと、走行中にアイドリングストップ表示灯(緑色)が点灯し、
エンジンの自動停止が可能な状態になります。
※1 車を長期間使用しなかったときや、エンジン停止中にオーディオなどの電装品を長 時間使用したときなど、バッテリーが放電している状況では、スタンバイ状態にな
るまでに時間がかかることがあります。
※2 セレクトレバーの位置が でもスタンバイ状態になりますが、このときは停車前 の減速時(約13 km/h以下)ではなく、停車時にエンジンが自動停止します。
エンジン始動時
ボンネットが完全に閉まっている状態でエンジンを始動する
走行時
アイドリングストップシステムが停止状態(OFF)になってい
ない
→ 4-35ページ (アイドリングストップシステムOFFスイッチ)
バッテリーが十分に充電されていて、バッテリー内部が所定温
度内にある(※1)
エンジンが十分に暖まっていて、エンジンオイルやエンジン冷
却水、トランスミッションオイルが所定温度内にある
運転席シートベルトを着用している
運転席ドアが完全に閉まっている
ボンネットが完全に閉まっている
セレクトレバーの位置が または である(※2)
S(スポーツ)モードスイッチが停止状態(OFF)になっている
→ 4-18ページ(S(スポーツ)モードスイッチ)
アイドリングストップシステム以外の電子制御システムから、
エンジン停止を禁止する信号が出ていない
次の警告灯・表示灯が点灯していない
・ブレーキ警告灯
・ブレーキシステム警告灯
・ABS警告灯
DN
N
000- 取扱説明書 .book 32 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
4-33
4
■ エンジン自動停止の条件
アイドリングストップ表示灯(緑色)が点灯中に次の条件をすべてみたすと、停車前の
減速時または停車時にエンジンが自動停止します。
※ブレーキペダルの踏みかたが弱い、または強いと、自動停止しない場合があります。停車前の減速時
ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)
車速約13 km/h以下に減速している
ハンドル操作をしていない
アクセルペダルを踏んでいない
急な坂道を走行していない
急減速をしていない
ABSが作動していない
ブレーキ倍力装置の負圧が正常である
停車時
ブレーキペダルを適切に踏んでいる(※)
ハンドル操作をしていない
アクセルペダルを踏んでいない
急な坂道で停車していない
停車前に急減速をしていない
ブレーキ倍力装置の負圧が正常である
000- 取扱説明書 .book 33 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
4-34
4
■ エンジン自動再始動の条件
自動停止中に次のいずれかの操作をすると、または車両がいずれかの状態になると、エ
ンジンが自動で再始動し、アイドリングストップ表示灯(緑色)が消灯します。
※1 ブレーキペダルの踏み込みが弱いと、自動再始動する場合があります。この場合、再びブレーキペダルを踏み込むと自動停止し、アイドリングストップ表示灯
(緑色)が再点灯することがあります。
※2 ハンドル操作時の自動再始動条件は、操作量ではなく操舵力となります。このた め、自動再始動するときのハンドル操作量は、路面状況や乗車人数によって変化
する場合があります。
※3 アイドリングストップ表示灯(緑色)は点滅したあと消灯します。 共通
ブレーキペダルから足を離す(※1)
ハンドル操作をする(※2)
アクセルペダルを踏む
アイドリングストップシステムを停止状態(OFF)にする
→ 4-35ページ
(アイドリングストップシステムOFFスイッチ)
セレクトレバーを または に入れる
S(スポーツ)モードスイッチを作動状態(ON)にする
→ 4-18ページ(S(スポーツ)モードスイッチ)
バッテリーの放電が進んだとき(※3)
本システムに関わる異常を検出したとき(※3)
ブレーキ倍力装置の負圧が低下したとき(※3)
減速時
(約13 km/h以下)
ボンネットを開けたとき
セレクトレバーを に入れたとき
道路の勾配が急変したとき(※3)
停車時
セレクトレバーを に入れたあと にもどす
運転席シートベルトを外したとき(※3)
運転席ドアを開けたとき(※3)
坂道などで車両が動き出したとき(※3)
自動停止してから、しばらく経過したとき(2分程度)(※3)
PRL
N
ND
000- 取扱説明書 .book 34 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
4-35
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アイドリングストップシステ
ムOFFスイッチ
アイドリングストップシステムを停止状
態(OFF)にできます。
システムを停止状態にするときは、ア
イドリングストップシステム OFF ス
イ ッ チ(1)を 押 し て、メ ー タ ー 内 の
アイドリングストップシステム OFF 表
示灯(2)を点灯させます。
システムを作動可能な状態にもどすと
きは、もう一度スイッチ(1)を押し
て表示灯を消灯させます。
手動でエンジンを停止するたびに、シ ステムは作動可能な状態にもどり、ア
イドリングストップシステム OFF 表示
灯は消灯します。
64L40211
■ アイドリングストップシステ ムOFF表示灯(オレンジ色)
72M00159
メーターパネル内にあります。
→ 1-10ページ(警告灯・表示灯)
アイドリングストップシステムが停止
状態(OFF)のときに点灯します。
次のような状況になると、エンジンス
イッチが のときに点滅します。
点滅中はアイドリングストップシステ
ムが正しく作動しません。マツダ販売
店で点検を受けてください。
・本システムに異常があるとき
・エンジン部品(スターター)やバッ
テリーが交換時期であるとき
本システムが正常な場合は、エンジン
スイッチを にしたときに、約2秒
間点灯したあと消灯します。
エンジンの自動停止中にアイドリング
ストップシステム OFF スイッチ(1)
を押すとエンジンが自動再始動し、ア
イドリングストップシステムOFF表示
灯(2)が点灯します。
(2)
(1)
アイドリングストップによるエンジン
自動停止中に点滅すると、エンスト状
態になる場合があります。
ON
ON
000- 取扱説明書 .book 35 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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4
運転するときは/アイドリングストップシステム
4-36
エネチャージ(減速エネルギー
回生機構)
エネチャージ(減速エネルギー回生機
構)は、減速時に集中して発電し、鉛
バッテリーおよびリチウムイオンバッテ
リーに充電するシステムです。走行時の
発電量を最小限に抑え、発電が不要なと
きは発電機(オルタネーター)を停止し
てエンジンへの負荷を減らすことがで
き、燃費の向上につながります。
■ エネチャージインジケーター
エネチャージが機能しているときは、
メーター内のエネチャージインジケー
ター(1)が点灯します。
64L40240
エコクール(蓄冷エバポレー
ター)
エアコンを使用して走行しているとき、
エアコンユニット内の蓄冷材に冷気を蓄
えます。蓄えられた冷気は、アイドリン
グストップによるエンジン自動停止中に
車内に送風されるため、エアコンが作動 していない状態でも車内温度の上昇を抑
えます。
セレクトレバーが のときは点灯
しません。
設定の切替え(カスタマイズ)をすると、点灯しなくすることもできま
す。設定の切替えについては、マツ
ダ販売店にご相談ください。
(1)
N
走行を開始して間もないときや渋滞中は、冷気が十分に蓄えられない場合が
あります。また、外気温やエアコンの
設定状態によっては、効果に差があり
ます。
000- 取扱説明書 .book 36 ページ 2013年5月27日 月曜日 午後1時48分
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運転するときは/アイドリングストップシステム
4-37
4
エコ運転表示機能
エンジンスイッチを (OFF)に
すると、1 回の運転に対するエコ運転の
結果が、マルチインフォメーションディ
スプレイ内に次の図の順に数秒間ずつ表
示されます。
64L40260
上図のように表示されている間、エコド
ライブアシスト照明が点灯します。
照明色は、得点により変化します。得
点が高いほど、より緑色になります。→ 3-60ページ (エコドライブアシスト照明)
■ アイドリングストップ節約燃料
1 回の運転でアイドリングストップに
よって節約された燃料が mL 単位で表示
されます。
■ アイドリングストップ時間
1 回の運転でのアイドリングストップの
合計時間が時、分、秒単位で表示されます。
■ エコスコア
1 回の運転で、燃費効率が良いと判定された割合から、運転内容を採点します。
エコドライブの目安としてお使いくだ
さい。
→ 2-30ページ (エコドライブをしましょう)
設定の切替え(カスタマイズ)をすると、表示させなくすることもでき
ます。設定の切替えについては、マ
ツダ販売店にご相談ください。
LOCK
ln“´½z
ƒ’
®–s
ln“´½z
ƒ’
r}ƒ}l
図の値は表示例です
r}ƒ}l °ý_
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4
運転するときは/アイドリングストップシステム
4-38
ヒルホールドコントロールは、急な上り
坂での発進時に、ブレーキペダルからア
クセルペダルへの踏み替えの間に車が後
退することを一時的に(約 2 秒間)防
ぎ、スムーズな発進を補助するシステム
です。
ヒルホールドコントロールは、坂道で
車を停止させるシステムではありませ ん。
本システムに異常があると、メーター
内の次の警告灯が点灯し、ヒルホールドコントロールが作動しない場合があ
ります。また、アイドリングストップ
システムが作動しません。マツダ販売
店で点検を受けてください。
・ ブレーキシステム警告灯(オレンジ
色)
→ 3-68ページ (警告灯・表示灯の見かた)
64L40270
ヒルホールドコントロール
タイプ別装備常に周囲の状況を確認して、必要に
応じてブレーキペダルを操作して安
全運転に努めてください。ヒルホー
ルドコントロールによる制御には限
界があります。
極端に急な坂道、凍結路、泥道を上
るときや、積載重量によっては、発
進時に車両が後退する場合がありま
す。
ブレーキペダルから足を離したら、
すみやかに発進操作を行なってくだ
さい。ブレーキペダルから足を離し
たまま 2 秒以上たつとヒルホールド
コントロールが解除されるため、勾
配によっては自重で坂道を下り、思
わぬ事故につながるおそれがありま
す。また、エンストしてブレーキを
踏むときに強い力が必要になった
り、ハンドルが重くなったりして思
わぬ事故や故障の原因となるおそれ
があります。
4.fm 38 ページ 2013年5月27 日 月曜日 午後5時3分
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